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王都邂逅
邪魔するピエロ。でも、そっちが巻き込んだのが悪い。:First encounter
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傍迷惑な鬼ごっこ。
そんなのを路地でやるからして、俺たちも逃げざるを得ない。
「ああ、もうっ! 何なんだよ、あれ!」
「僕だって知らないよ! あ、セオ。次、左に曲がるよ!」
「あい!」
俺とライン兄さん、赤紫髪の少年、五人の大男の順番で俺たちは路地を走り回っていた。
かれこれ数分だ。
裏路地は結構複雑な構造をしている。
何度も何度も分かれ道を曲がっているのだが、赤紫髪の少年は俺たちと同じルートを選ぶのだ。
必然的に大男たちも付いてくる。
「ねぇ、もしかしてアイツ、俺たちの姿見えてるの!?」
「そうなんじゃない! だって、明らかにこっちを見てるし」
「だよね!」
魔力偽装は隠密に向いているかと言われれば、少しばかり首を傾げることになる。
だがしかし、それでも一般人レベル相手なら、自然魔力に近いように偽装すれば、特段姿を隠さずとも認識できなくなるはずなのだ。この世界の人間が直感的に感じる魔力に結構頼っているから。
それにプラスして俺は隠密のスペシャリストの“隠者”を使っている。ライン兄さんにも効果が及ぶようにしているから、どのみち俺たちを認識できないはずなのだ。
なのに、赤紫髪の少年は俺たちを意識している。少し後ろを走る大男たちは俺たちの存在になど全くもって気が付いていないのに。
「ほら、また追ってきた!」
「次、右!」
「へい!」
分かれ道に分かれ道。短いスパンで何度も何度も曲がる。曲がった姿すら見えなくなるまで曲がる。
それでも。
「なんで!?」
「大男の人たちは残り一人なのに!?」
魔力感知で確認した感じ、赤紫髪の少年は俺たちの姿が見えていない。何度も角を曲がったおかげで、それなりに引き離せた。
しかしながら、赤紫髪の少年は俺たちが通ったルートを迷いなく移動しているのだ。赤紫髪の少年を追っていた五人の大男の内、四人は既に赤紫髪の少年を見失っていたのにも関わらず。
だいたい、アイツ。身長からして俺と同じ年くらいだろ!? なんで身体強化して走っている俺たちを普通に追ってこれるんだよ!?
「ねぇ、もうアイツを追ってる男を撒いた方がよくない!?」
「だね!」
結局、赤紫髪の少年が俺たちを追えてる理由が分からない。魔力の気配だって自然魔力に近いから、感じ取れるわけないし……
なので、赤紫髪の少年を追っている大男たちが赤紫髪の少年を見失うようにする。赤紫髪の少年は俺たちと変わらない速さで俺たちが通ったルートを走るのだ。
行動の制御はできる。
っということで、
「ライン兄さんは誘導をお願い。俺は妨害してくる!」
「分かった!」
俺は無属性魔法で足元に小さな障壁を張り、空に出る。
どうやら、最後に残った大男は魔力感知や気配感知で赤紫髪の少年を追っているらしい。赤紫髪の少年とは違うルートを使って赤紫髪の少年を追っているからだ。
ならば、効果範囲から赤紫髪の少年を出してやればいい。
つまり、大男の方を足止めすればいい。
っということで、俺は大男の方へ空を駆ける。
「あ、いた」
ちょうど、上空からでも見える路地を走っていた。
俺はフードを被る。
「ちょっと暴れるからしっかりしがみついててね」
「アル!」
「リュネ!」
「ケン!」
頭の中に隠れているアルたちにそういった後、俺は急降下する。同時に“宝物袋”からとあるお面を取り出す。ピエロのお面だ。
変身系の幻術を見せる魔道具だ。俺はローブを羽織った謎のピエロになるのだ。大人の姿になるのだ。ついでに放出魔力も新たに偽装して、俺の魔力特徴とは全く別のものにする。
着地する。
「どいてくれ!」
「まぁまぁ落ち着きましょうよ、旦那様」
「ッ!」
俺に突撃しようとしてきた大男は急激に停止する。火魔術で火の玉をお手玉しているのだ。もちろん、魔術陣は見えないように偽装してある。まだ発表していない技術だからな。
大男は歯噛みすると踵を返す。別の道から進むつもりなのだろう。
だがしかし、
「「何をそんなに焦っているのですか?」」
「なんだとっ!?」
大男の背後に分身体を二体召喚。もちろん、そいつらもピエロのお面をしているし、同じように魔力を偽装してある。
そいつらは水の玉と雷の玉をお手玉している。
「「「我ら旅芸人、“一時の幸せよ”でございます」」」
「うるさい! どけ!」
「いいえ、どきません。旦那様は今、心が穏やかではありませんね」
「お前らのせいでな!」
そう怒鳴った大男は懐から麻袋を取り出す。それを俺に投げつける。
「金が欲しいんだろ! やるから早くどけ!」
「「「いえ、我らは金のために芸をしているわけではありません」」」
俺は〝念動〟を使って硬貨が入った麻袋を浮き上がらせると、紐口を引っ張って中の硬貨を出す。そのまま、それを男の周りに浮かせて回す。
まるで生きているかの如くその硬貨たちは、やがて蛇のような容を取っていく。そう俺が操作しているのだ。
そしてその硬貨の蛇は大男の懐に飛び込んだ。
「ぬわっ! なんだ、これは!」
「「「受け取れぬので返したまでです、旦那様」」」
大男は服の中に入ってきた硬貨に驚き慌てふためく。
だが、直ぐに。
「クソッ、見失った! 仕方ない。そこの旅芸人。お前をバールクこう――」
魔力感知と気配感知外に赤紫髪の少年は逃げたようである。そしてその腹いせとして俺を捕まえる気なのだろう。
ならば、
「「「では、楽しい一時はこれで閉幕でございます、旦那様!」」」
「不愉快にしただけの一時だろ! こほっ、こほっ!」
懐から煙玉を取り出し、地面に叩きつける。煙が充満する。
そのすきに俺はピエロの仮面を外し、放出魔力をまた、違う感じに偽装する。“隠者”を発動する。
そして障壁を足元に張って、上空へ出る。
屋根の影に隠れる。
「クソ、どこまでも人を虚仮にしやがって!」
どうやら、俺の隠密を見破ることはできないらしい。大男は赤紫髪の少年が逃げた方向とは別方向へ走り出していった。
それを確認した俺はそのままライン兄さんの方へ空を駆ける。〝念話〟を発動させる。
『撒けたよ』
『のわっ! ……セオの〝念話〟か。急にしないでよ。驚いたじゃん』
『ごめん』
『それで撒けたの?』
『うん。全く違う方向に走っていったよ』
『分かった』
ライン兄さんが足を止めた。俺の魔力感知範囲はあの大男よりも断然広いので、今も大男の位置も、ライン兄さんの位置も補足できている。
そして、
『まだ付いてきてるの?』
『そうみたい。たぶん、あの大男の人たちの様子を感知できていないんだよ』
『じゃあ、なんで俺たちを追ってこれたんだか……』
益々不思議である。
まぁいいや。
『ライン兄さん、もう空に上がってきてよ。……あっ、というか、最初からこうすれば良かったよね』
『あ、確かに。流石に空中には追ってこれないじゃん』
ライン兄さんはどんよりと疲れたような溜息を漏らした。うん、分かる。最初の最初から空に逃げればよかったんだよ。今までの苦労は徒労だったわけである。
まぁ、悔やんでも仕方ない
『じゃあ、あの一段と高い緑の塔の上で集合。分かる?』
『時計塔の近くでしょ?』
『うん』
そう〝念話〟で集合場所を決定し、俺は南地区にほど近い場所に立っている緑の塔へ空を走る。一応、周りの人に姿が見えないように“隠者”などは発動しぱなっしだ。
あ、ライン兄さんの方が先についてる。
俺は緑の塔の屋根の上に降り立つ。
「お疲れ様、ライン兄さん」
「うわっ! もう、びっくりするじゃん。急に声かけないで、ワンクッションなにかおいてよ」
「今度からそうするよ」
「絶対しないでしょ、それ」
王都の向こうに沈む夕日を眺めながら、ライン兄さんは唇を尖らせる。
それから溜息を吐く。
「ねぇ、セオ。僕ってさ、まぁまぁ特殊だと思ってるの。流石に七歳の子供が風魔法で空を跳ぶなんて事ができるのは稀だと思っているんだよ?」
「……そうだね」
俺は頭痛が痛い、と言った様子で下を見た。
「お前ら、スゲェな!」
赤紫髪の少年が空を走っていた。魔法というよりは、多分能力だろう、アレ。
そんなのを路地でやるからして、俺たちも逃げざるを得ない。
「ああ、もうっ! 何なんだよ、あれ!」
「僕だって知らないよ! あ、セオ。次、左に曲がるよ!」
「あい!」
俺とライン兄さん、赤紫髪の少年、五人の大男の順番で俺たちは路地を走り回っていた。
かれこれ数分だ。
裏路地は結構複雑な構造をしている。
何度も何度も分かれ道を曲がっているのだが、赤紫髪の少年は俺たちと同じルートを選ぶのだ。
必然的に大男たちも付いてくる。
「ねぇ、もしかしてアイツ、俺たちの姿見えてるの!?」
「そうなんじゃない! だって、明らかにこっちを見てるし」
「だよね!」
魔力偽装は隠密に向いているかと言われれば、少しばかり首を傾げることになる。
だがしかし、それでも一般人レベル相手なら、自然魔力に近いように偽装すれば、特段姿を隠さずとも認識できなくなるはずなのだ。この世界の人間が直感的に感じる魔力に結構頼っているから。
それにプラスして俺は隠密のスペシャリストの“隠者”を使っている。ライン兄さんにも効果が及ぶようにしているから、どのみち俺たちを認識できないはずなのだ。
なのに、赤紫髪の少年は俺たちを意識している。少し後ろを走る大男たちは俺たちの存在になど全くもって気が付いていないのに。
「ほら、また追ってきた!」
「次、右!」
「へい!」
分かれ道に分かれ道。短いスパンで何度も何度も曲がる。曲がった姿すら見えなくなるまで曲がる。
それでも。
「なんで!?」
「大男の人たちは残り一人なのに!?」
魔力感知で確認した感じ、赤紫髪の少年は俺たちの姿が見えていない。何度も角を曲がったおかげで、それなりに引き離せた。
しかしながら、赤紫髪の少年は俺たちが通ったルートを迷いなく移動しているのだ。赤紫髪の少年を追っていた五人の大男の内、四人は既に赤紫髪の少年を見失っていたのにも関わらず。
だいたい、アイツ。身長からして俺と同じ年くらいだろ!? なんで身体強化して走っている俺たちを普通に追ってこれるんだよ!?
「ねぇ、もうアイツを追ってる男を撒いた方がよくない!?」
「だね!」
結局、赤紫髪の少年が俺たちを追えてる理由が分からない。魔力の気配だって自然魔力に近いから、感じ取れるわけないし……
なので、赤紫髪の少年を追っている大男たちが赤紫髪の少年を見失うようにする。赤紫髪の少年は俺たちと変わらない速さで俺たちが通ったルートを走るのだ。
行動の制御はできる。
っということで、
「ライン兄さんは誘導をお願い。俺は妨害してくる!」
「分かった!」
俺は無属性魔法で足元に小さな障壁を張り、空に出る。
どうやら、最後に残った大男は魔力感知や気配感知で赤紫髪の少年を追っているらしい。赤紫髪の少年とは違うルートを使って赤紫髪の少年を追っているからだ。
ならば、効果範囲から赤紫髪の少年を出してやればいい。
つまり、大男の方を足止めすればいい。
っということで、俺は大男の方へ空を駆ける。
「あ、いた」
ちょうど、上空からでも見える路地を走っていた。
俺はフードを被る。
「ちょっと暴れるからしっかりしがみついててね」
「アル!」
「リュネ!」
「ケン!」
頭の中に隠れているアルたちにそういった後、俺は急降下する。同時に“宝物袋”からとあるお面を取り出す。ピエロのお面だ。
変身系の幻術を見せる魔道具だ。俺はローブを羽織った謎のピエロになるのだ。大人の姿になるのだ。ついでに放出魔力も新たに偽装して、俺の魔力特徴とは全く別のものにする。
着地する。
「どいてくれ!」
「まぁまぁ落ち着きましょうよ、旦那様」
「ッ!」
俺に突撃しようとしてきた大男は急激に停止する。火魔術で火の玉をお手玉しているのだ。もちろん、魔術陣は見えないように偽装してある。まだ発表していない技術だからな。
大男は歯噛みすると踵を返す。別の道から進むつもりなのだろう。
だがしかし、
「「何をそんなに焦っているのですか?」」
「なんだとっ!?」
大男の背後に分身体を二体召喚。もちろん、そいつらもピエロのお面をしているし、同じように魔力を偽装してある。
そいつらは水の玉と雷の玉をお手玉している。
「「「我ら旅芸人、“一時の幸せよ”でございます」」」
「うるさい! どけ!」
「いいえ、どきません。旦那様は今、心が穏やかではありませんね」
「お前らのせいでな!」
そう怒鳴った大男は懐から麻袋を取り出す。それを俺に投げつける。
「金が欲しいんだろ! やるから早くどけ!」
「「「いえ、我らは金のために芸をしているわけではありません」」」
俺は〝念動〟を使って硬貨が入った麻袋を浮き上がらせると、紐口を引っ張って中の硬貨を出す。そのまま、それを男の周りに浮かせて回す。
まるで生きているかの如くその硬貨たちは、やがて蛇のような容を取っていく。そう俺が操作しているのだ。
そしてその硬貨の蛇は大男の懐に飛び込んだ。
「ぬわっ! なんだ、これは!」
「「「受け取れぬので返したまでです、旦那様」」」
大男は服の中に入ってきた硬貨に驚き慌てふためく。
だが、直ぐに。
「クソッ、見失った! 仕方ない。そこの旅芸人。お前をバールクこう――」
魔力感知と気配感知外に赤紫髪の少年は逃げたようである。そしてその腹いせとして俺を捕まえる気なのだろう。
ならば、
「「「では、楽しい一時はこれで閉幕でございます、旦那様!」」」
「不愉快にしただけの一時だろ! こほっ、こほっ!」
懐から煙玉を取り出し、地面に叩きつける。煙が充満する。
そのすきに俺はピエロの仮面を外し、放出魔力をまた、違う感じに偽装する。“隠者”を発動する。
そして障壁を足元に張って、上空へ出る。
屋根の影に隠れる。
「クソ、どこまでも人を虚仮にしやがって!」
どうやら、俺の隠密を見破ることはできないらしい。大男は赤紫髪の少年が逃げた方向とは別方向へ走り出していった。
それを確認した俺はそのままライン兄さんの方へ空を駆ける。〝念話〟を発動させる。
『撒けたよ』
『のわっ! ……セオの〝念話〟か。急にしないでよ。驚いたじゃん』
『ごめん』
『それで撒けたの?』
『うん。全く違う方向に走っていったよ』
『分かった』
ライン兄さんが足を止めた。俺の魔力感知範囲はあの大男よりも断然広いので、今も大男の位置も、ライン兄さんの位置も補足できている。
そして、
『まだ付いてきてるの?』
『そうみたい。たぶん、あの大男の人たちの様子を感知できていないんだよ』
『じゃあ、なんで俺たちを追ってこれたんだか……』
益々不思議である。
まぁいいや。
『ライン兄さん、もう空に上がってきてよ。……あっ、というか、最初からこうすれば良かったよね』
『あ、確かに。流石に空中には追ってこれないじゃん』
ライン兄さんはどんよりと疲れたような溜息を漏らした。うん、分かる。最初の最初から空に逃げればよかったんだよ。今までの苦労は徒労だったわけである。
まぁ、悔やんでも仕方ない
『じゃあ、あの一段と高い緑の塔の上で集合。分かる?』
『時計塔の近くでしょ?』
『うん』
そう〝念話〟で集合場所を決定し、俺は南地区にほど近い場所に立っている緑の塔へ空を走る。一応、周りの人に姿が見えないように“隠者”などは発動しぱなっしだ。
あ、ライン兄さんの方が先についてる。
俺は緑の塔の屋根の上に降り立つ。
「お疲れ様、ライン兄さん」
「うわっ! もう、びっくりするじゃん。急に声かけないで、ワンクッションなにかおいてよ」
「今度からそうするよ」
「絶対しないでしょ、それ」
王都の向こうに沈む夕日を眺めながら、ライン兄さんは唇を尖らせる。
それから溜息を吐く。
「ねぇ、セオ。僕ってさ、まぁまぁ特殊だと思ってるの。流石に七歳の子供が風魔法で空を跳ぶなんて事ができるのは稀だと思っているんだよ?」
「……そうだね」
俺は頭痛が痛い、と言った様子で下を見た。
「お前ら、スゲェな!」
赤紫髪の少年が空を走っていた。魔法というよりは、多分能力だろう、アレ。
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他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
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