188 / 316
さて準備かな
ハリガネムシという寄生虫がいます:emulate
しおりを挟む
翌朝。
山と山の狭間、谷にいるためまだ辺りは明るくない。けれど、空を見上げれば、星々は隠れ去り、澄んだ青空のヴェールが装飾されていた。
昨日、あれだけ騒いでいたのにも関わらず、冒険者たちは淡々と朝食や午前の行動の準備をしている。
後、意外と身だしなみは気を付けているらしい。冷たい沢の水で顔を洗い、剃刀でひげを剃っていた。
そして、テント内で着替えた俺とライン兄さんは互いの顔を見合った後、そろりそろりと近づく。
「あ、あの」
「そ、その」
数十本の短剣や矢の矢じりの整備をしているソフィアが、そこにはいた。
ソフィアが振り返る。嬉しそうな、けれど申し訳なさそうな、それでいて優しい表情を浮かべていた。
「セオ君、ライン君、よく眠れた?」
「う、うん」
「ま、まぁ」
ソフィアは昨日の事なんてなかったかのように、快活に尋ねてくる。
「ならよかった。冒険者でもテント内で寝れない子もいるからね」
「よし、これで大丈夫」と、水で濡らしたきめ細やかな布で拭いていた数十本もの短剣を懐にしまったソフィアは、困ったように眉を八の字にする。
「……アラン君から余計な事を聞いたかも知れないけど、気にしなくていいからね。嫌なことをした。事実だしさ」
「で、でもっ!」
「だけど、僕たちっ!」
ソフィアが首を横に振る。
「子供は子供らしく自分の感情に素直でいいんだよ。そう気を使うのはもう少し先でいい。その素直さが誰かを救うのだしね」
「なら、俺は違うっ! ライン兄さんは兎も角、俺はっ! ごめんなさいっ! 嫌いとか言って、何も考えずに傷つけてっ!」
「僕もごめんなさいっ! 僕だって、それくらい考えれば分かったのに、気づくのに、ソフィアを傷つけて……」
頭を下げる。俺は大人だ。俺の浅慮でソフィアを傷つけたのならば、謝る。当たり前だ。昨日はソフィアが寝ちゃって、起こすのは駄目だから朝に回したけど、謝るのは絶対だ。
ソフィアが溜息を吐いた。
「……仕方ない。受け取るよ。けど、君たちはもういいんだよ。自分の行動が誰かを傷つけたと自覚できたなら、もういいんだよ。誰かに指摘されて自覚できてもだ。そこで反省できるかどうかは、個人だから」
それに、とソフィアは続ける。
「人はね、往々に生きているだけで誰かを傷つける。それだけじゃない。誰かを喜ばすこともできるし、楽しませたり、悲しませたりする事もできる。けれど、それが自覚できるのは、その相手が大切だったりするからなんだ」
ソフィアが照れくさそうに笑う。俺たちの頭を撫でる。
「だから、君たちがボクを傷つけた。そう思ってくれたなら、もう嬉しいんだよ」
……卑怯だ。なんというか、卑怯で駄目な考え方だ。それは人をドロドロと甘やかすような考えだと思う。
けれど、
「はい。しめっぽい話はおしまい。朝食だってもうすぐできるんだ。そのだらしない顔を洗ってきなさい」
「……はい」
「……うん」
なんというか、ソフィアの顔が恥ずかしくて見れなかった。同時に、悔しいなぁと思ってしまう。
次は、傷つけないようにしよう。
Φ
二十八の山々が連なって形成されているバラサリア山脈。山脈であるから、頂上が繋がっている。
基本的に山脈は火山活動ではなく、幾つかのプレートの相互作用で出来上がる。例えば、一枚の紙を両側から手で内側へずらすと、中央が隆起する。その隆起した部分が山脈だ。
なので、プレートの動きにもよるが、ある程度大雑把に見れば直線、もしくは緩やかな曲線を描く場合が殆どだ。
しかしながらバラサリア山脈は違う。
蛇の字ともいえばいいのか、九十度にいきなり曲がったかと思えば、直線に連なり、さらに九十度曲がってコの字になったり。ぐるぐる三周し、交差しながら連なったり。
山脈の始まり、中心、終わりだけを見れば緩やか曲線になっているかもしれないが、しかしながら大雑把に見ようにも無視できないほど無秩序に連なりすぎている。
それに普通の山にも囲まれている。連なっていない山が幾つも周囲に乱立しているのだ。
そのためか、草木や水にある程度恵まれていながらもここは過酷な環境に近い。あと、何故か一部だけ草木が一つも生えないところがあったり、熱帯雨林よりも蒸し暑いところがあったり。
風や太陽の当たり具合が複雑な相互作用を引き起こし、様々な環境が隣接している。さらにアダド森林と隣接している。
つまるところ、動植物に魔物などが特異な進化を遂げていたりするのだ。
そしてその全容はまだ明かされていない。奥に行けば行くほど環境が過酷になるのもあるのだが、固有種が多く、特異的な能力を持っていることもあって人が簡単に足を踏み入れられないのだ。
そんなところに、五歳児と七歳児が足を踏み入れている。
異常だ。
「これを見て」
けれど、ソフィアはそんな事を気にせず、立ち止まって自分の足元を指さした。
そこには鬼灯《ほおずき》のような袋を下げた小さな草があった。
「これは踏むと粉が舞い上がってね。呼吸と共に体内に入るとその対象の思考の一部を乗っとる寄生型植物。名前はジェームズ。昔、ジェームズっていう冒険者集団、つまりクランが一斉に池に飛びこんだのに由来しているね」
「なにそれ、怖っ。っというか、なんで池?」
「移動性の植物でね。最初は水生植物なんだ。で、動物に極端に水辺に行って水を飲むような思考を植え付けるんだよ。で、おぼれた動物の体を養分として成長して、陸地に移動するんだ」
「へぇ、カッコいいっ!」
「カッコいいのっ!?」
ライン兄さんが感動したようにキラキラと目を輝かせる。その感性は分からないが、まぁ琴線に触れるものでもあったのだろう。
……けど、やっぱり怖い。恐ろしい。
そんな植物がある山道を俺たちは歩いているのだ。ヤバい。
「大丈夫。昨日の感覚を意識して、魔力感知してみて。寄生型や毒を持っている植物は、そういう魔力の雰囲気を持ってるから」
「………………あ、なんとなく分かったかも」
こう妙に優しいというか、アレだ。美辞麗句を並べるカルトや詐欺団体みたいな感じだ。無害や優しさを偽っている感じの雰囲気があるのだ。
「うん。その顔をみれば分かる。生理的な嫌悪感を感じないんだよね、こういう魔力って。ボクたちも無意識的に魔力感知を行ってるから、コロリと騙されちゃうんだ。それでライン君はどう?」
「…………………………う~ん。微妙。なんか、分かったような分からなかったような……」
ライン兄さんが唸る。「あともう少しで分かりそう、分かりそう」と呟く。
ソフィアが爛漫に頷く。
「なるほど。なら、もう一押しだね」
「ちょっ、そふぃ――」
そしてソフィアはジェームズを踏みつけた。粉が舞い上がる。
ふぁっ!?
吹き飛ばさなきゃっ! 風魔術、風魔術っ!
「はい。キャンセル」
「ちょ、ソフィア。なんっ!」
なのに、ソフィアは俺の魔術を妨害した。緻密な魔力操作で魔術陣の核を破壊したのだ。ヤバい、息止めて――
「分かった?」
「うんっ!」
と、思ったらいくら経っても粉がこちらに向かってくることはなかった。不自然なほどにその場に浮いている。
ソフィアを見やる。
「昨日の応用さ。他人の魔力を操作できるんだよ。魂魄すらもっていない植物の魔力を操作するなんて造作もない。それに――」
ソフィアがフィンガースナップをする。炎が舞い上がり、粉を全て焼き尽くす。
「君たちを危険にさらすわけないでしょ?」
「……まぁ、そうだけど……びっくりするじゃんっ!」
「アハハ、確かにそうだね。そこはごめん」
びっくりしすぎて未だに膝が少し笑っている俺は、キッとソフィアを睨む。ソフィアは軽快に謝る。
……まぁ、いいか。
「それにしてもライン君は驚かなかったね」
「あ、そういえばそうだったかも。感知するのに集中してて、気にならなかった」
「……ライン兄さん。火事になったら逃げてよ。本読んでたり、絵描いていたりして気が付かなかったなんて事はやめてよ」
「確かに、ライン君だとありそうだね。学者とか芸術家だとそれなりにいるからね。それで亡くなった人」
ライン兄さんは苦笑する。
「流石にそれはないよ。今は、ソフィアやセオがいるから、安心して集中しているわけだし。万が一の際に助けてくれる人がいない限りはそれなりに注意するって」
「……それでも『それなり』になんだね」
「まぁ、完全に注意するなんて無理だからね」
「……はぁ」
そういうライン兄さんに少し呆れる。すると、ソフィアが俺の頬を人差し指でプニプニしてきた。
「そういうセオ君も、集中するとまわりが見えなくなるからね。人のこと言えないよ」
「いや、俺は大丈夫だし」
「……はぁ」
なんだよ、俺は大丈夫だぞ。本当に、問題ないぞ。
ソフィアが心底呆れたように顔を顰めたのだった。
山と山の狭間、谷にいるためまだ辺りは明るくない。けれど、空を見上げれば、星々は隠れ去り、澄んだ青空のヴェールが装飾されていた。
昨日、あれだけ騒いでいたのにも関わらず、冒険者たちは淡々と朝食や午前の行動の準備をしている。
後、意外と身だしなみは気を付けているらしい。冷たい沢の水で顔を洗い、剃刀でひげを剃っていた。
そして、テント内で着替えた俺とライン兄さんは互いの顔を見合った後、そろりそろりと近づく。
「あ、あの」
「そ、その」
数十本の短剣や矢の矢じりの整備をしているソフィアが、そこにはいた。
ソフィアが振り返る。嬉しそうな、けれど申し訳なさそうな、それでいて優しい表情を浮かべていた。
「セオ君、ライン君、よく眠れた?」
「う、うん」
「ま、まぁ」
ソフィアは昨日の事なんてなかったかのように、快活に尋ねてくる。
「ならよかった。冒険者でもテント内で寝れない子もいるからね」
「よし、これで大丈夫」と、水で濡らしたきめ細やかな布で拭いていた数十本もの短剣を懐にしまったソフィアは、困ったように眉を八の字にする。
「……アラン君から余計な事を聞いたかも知れないけど、気にしなくていいからね。嫌なことをした。事実だしさ」
「で、でもっ!」
「だけど、僕たちっ!」
ソフィアが首を横に振る。
「子供は子供らしく自分の感情に素直でいいんだよ。そう気を使うのはもう少し先でいい。その素直さが誰かを救うのだしね」
「なら、俺は違うっ! ライン兄さんは兎も角、俺はっ! ごめんなさいっ! 嫌いとか言って、何も考えずに傷つけてっ!」
「僕もごめんなさいっ! 僕だって、それくらい考えれば分かったのに、気づくのに、ソフィアを傷つけて……」
頭を下げる。俺は大人だ。俺の浅慮でソフィアを傷つけたのならば、謝る。当たり前だ。昨日はソフィアが寝ちゃって、起こすのは駄目だから朝に回したけど、謝るのは絶対だ。
ソフィアが溜息を吐いた。
「……仕方ない。受け取るよ。けど、君たちはもういいんだよ。自分の行動が誰かを傷つけたと自覚できたなら、もういいんだよ。誰かに指摘されて自覚できてもだ。そこで反省できるかどうかは、個人だから」
それに、とソフィアは続ける。
「人はね、往々に生きているだけで誰かを傷つける。それだけじゃない。誰かを喜ばすこともできるし、楽しませたり、悲しませたりする事もできる。けれど、それが自覚できるのは、その相手が大切だったりするからなんだ」
ソフィアが照れくさそうに笑う。俺たちの頭を撫でる。
「だから、君たちがボクを傷つけた。そう思ってくれたなら、もう嬉しいんだよ」
……卑怯だ。なんというか、卑怯で駄目な考え方だ。それは人をドロドロと甘やかすような考えだと思う。
けれど、
「はい。しめっぽい話はおしまい。朝食だってもうすぐできるんだ。そのだらしない顔を洗ってきなさい」
「……はい」
「……うん」
なんというか、ソフィアの顔が恥ずかしくて見れなかった。同時に、悔しいなぁと思ってしまう。
次は、傷つけないようにしよう。
Φ
二十八の山々が連なって形成されているバラサリア山脈。山脈であるから、頂上が繋がっている。
基本的に山脈は火山活動ではなく、幾つかのプレートの相互作用で出来上がる。例えば、一枚の紙を両側から手で内側へずらすと、中央が隆起する。その隆起した部分が山脈だ。
なので、プレートの動きにもよるが、ある程度大雑把に見れば直線、もしくは緩やかな曲線を描く場合が殆どだ。
しかしながらバラサリア山脈は違う。
蛇の字ともいえばいいのか、九十度にいきなり曲がったかと思えば、直線に連なり、さらに九十度曲がってコの字になったり。ぐるぐる三周し、交差しながら連なったり。
山脈の始まり、中心、終わりだけを見れば緩やか曲線になっているかもしれないが、しかしながら大雑把に見ようにも無視できないほど無秩序に連なりすぎている。
それに普通の山にも囲まれている。連なっていない山が幾つも周囲に乱立しているのだ。
そのためか、草木や水にある程度恵まれていながらもここは過酷な環境に近い。あと、何故か一部だけ草木が一つも生えないところがあったり、熱帯雨林よりも蒸し暑いところがあったり。
風や太陽の当たり具合が複雑な相互作用を引き起こし、様々な環境が隣接している。さらにアダド森林と隣接している。
つまるところ、動植物に魔物などが特異な進化を遂げていたりするのだ。
そしてその全容はまだ明かされていない。奥に行けば行くほど環境が過酷になるのもあるのだが、固有種が多く、特異的な能力を持っていることもあって人が簡単に足を踏み入れられないのだ。
そんなところに、五歳児と七歳児が足を踏み入れている。
異常だ。
「これを見て」
けれど、ソフィアはそんな事を気にせず、立ち止まって自分の足元を指さした。
そこには鬼灯《ほおずき》のような袋を下げた小さな草があった。
「これは踏むと粉が舞い上がってね。呼吸と共に体内に入るとその対象の思考の一部を乗っとる寄生型植物。名前はジェームズ。昔、ジェームズっていう冒険者集団、つまりクランが一斉に池に飛びこんだのに由来しているね」
「なにそれ、怖っ。っというか、なんで池?」
「移動性の植物でね。最初は水生植物なんだ。で、動物に極端に水辺に行って水を飲むような思考を植え付けるんだよ。で、おぼれた動物の体を養分として成長して、陸地に移動するんだ」
「へぇ、カッコいいっ!」
「カッコいいのっ!?」
ライン兄さんが感動したようにキラキラと目を輝かせる。その感性は分からないが、まぁ琴線に触れるものでもあったのだろう。
……けど、やっぱり怖い。恐ろしい。
そんな植物がある山道を俺たちは歩いているのだ。ヤバい。
「大丈夫。昨日の感覚を意識して、魔力感知してみて。寄生型や毒を持っている植物は、そういう魔力の雰囲気を持ってるから」
「………………あ、なんとなく分かったかも」
こう妙に優しいというか、アレだ。美辞麗句を並べるカルトや詐欺団体みたいな感じだ。無害や優しさを偽っている感じの雰囲気があるのだ。
「うん。その顔をみれば分かる。生理的な嫌悪感を感じないんだよね、こういう魔力って。ボクたちも無意識的に魔力感知を行ってるから、コロリと騙されちゃうんだ。それでライン君はどう?」
「…………………………う~ん。微妙。なんか、分かったような分からなかったような……」
ライン兄さんが唸る。「あともう少しで分かりそう、分かりそう」と呟く。
ソフィアが爛漫に頷く。
「なるほど。なら、もう一押しだね」
「ちょっ、そふぃ――」
そしてソフィアはジェームズを踏みつけた。粉が舞い上がる。
ふぁっ!?
吹き飛ばさなきゃっ! 風魔術、風魔術っ!
「はい。キャンセル」
「ちょ、ソフィア。なんっ!」
なのに、ソフィアは俺の魔術を妨害した。緻密な魔力操作で魔術陣の核を破壊したのだ。ヤバい、息止めて――
「分かった?」
「うんっ!」
と、思ったらいくら経っても粉がこちらに向かってくることはなかった。不自然なほどにその場に浮いている。
ソフィアを見やる。
「昨日の応用さ。他人の魔力を操作できるんだよ。魂魄すらもっていない植物の魔力を操作するなんて造作もない。それに――」
ソフィアがフィンガースナップをする。炎が舞い上がり、粉を全て焼き尽くす。
「君たちを危険にさらすわけないでしょ?」
「……まぁ、そうだけど……びっくりするじゃんっ!」
「アハハ、確かにそうだね。そこはごめん」
びっくりしすぎて未だに膝が少し笑っている俺は、キッとソフィアを睨む。ソフィアは軽快に謝る。
……まぁ、いいか。
「それにしてもライン君は驚かなかったね」
「あ、そういえばそうだったかも。感知するのに集中してて、気にならなかった」
「……ライン兄さん。火事になったら逃げてよ。本読んでたり、絵描いていたりして気が付かなかったなんて事はやめてよ」
「確かに、ライン君だとありそうだね。学者とか芸術家だとそれなりにいるからね。それで亡くなった人」
ライン兄さんは苦笑する。
「流石にそれはないよ。今は、ソフィアやセオがいるから、安心して集中しているわけだし。万が一の際に助けてくれる人がいない限りはそれなりに注意するって」
「……それでも『それなり』になんだね」
「まぁ、完全に注意するなんて無理だからね」
「……はぁ」
そういうライン兄さんに少し呆れる。すると、ソフィアが俺の頬を人差し指でプニプニしてきた。
「そういうセオ君も、集中するとまわりが見えなくなるからね。人のこと言えないよ」
「いや、俺は大丈夫だし」
「……はぁ」
なんだよ、俺は大丈夫だぞ。本当に、問題ないぞ。
ソフィアが心底呆れたように顔を顰めたのだった。
24
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。

[完結]前世引きこもりの私が異世界転生して異世界で新しく人生やり直します
mikadozero
ファンタジー
私は、鈴木凛21歳。自分で言うのはなんだが可愛い名前をしている。だがこんなに可愛い名前をしていても現実は甘くなかった。
中高と私はクラスの隅で一人ぼっちで生きてきた。だから、コミュニケーション家族以外とは話せない。
私は社会では生きていけないほどダメ人間になっていた。
そんな私はもう人生が嫌だと思い…私は命を絶った。
自分はこんな世界で良かったのだろうかと少し後悔したが遅かった。次に目が覚めた時は暗闇の世界だった。私は死後の世界かと思ったが違かった。
目の前に女神が現れて言う。
「あなたは命を絶ってしまった。まだ若いもう一度チャンスを与えましょう」
そう言われて私は首を傾げる。
「神様…私もう一回人生やり直してもまた同じですよ?」
そう言うが神は聞く耳を持たない。私は神に対して呆れた。
神は書類を提示させてきて言う。
「これに書いてくれ」と言われて私は書く。
「鈴木凛」と署名する。そして、神は書いた紙を見て言う。
「鈴木凛…次の名前はソフィとかどう?」
私は頷くと神は笑顔で言う。
「次の人生頑張ってください」とそう言われて私の視界は白い世界に包まれた。
ーーーーーーーーー
毎話1500文字程度目安に書きます。
たまに2000文字が出るかもです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる