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てんやわんやの新たな日常
友達の親の前だと大人しくなる子、絶対にいる:Resistance
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「静かにね」
「おお、分かってる!」
「分かってないだろ、お前」
「うるせい、カーター」
ブラウが寝ている部屋。そんなやり取りをしながら、レモンが開けた扉をくぐる。
カーターはエイダンが絶対に騒ぐと思ったのか、いつの間にか意思疎通までできるほどに仲良くなったミズチに騒いだら口をふさぐんだぞ、と伝えていた。ミズチはシャーと頷き、エイダンの肩に乗った。
エイダンはうおっと驚いたものの、バッと口を両手でふさぐ。
……カーターったらエイダンを疑いすぎなんだ。エイダンはいいやつだ。素直だし正直だし。ただ少しバカなだけで。
まぁ兎も角。
「……ぅ?」
ベビーベッドにいたブラウが小さな声を上げる。
「お、起きたのかっ?」
「たぶん。あと、耳ふさいだ方がいいよ」
「あん、どう――」
「はぁ? セオ、どうい――」
エイダンとカーターが耳を抑える俺に首をかしげようとした瞬間。
「うぃ、ひぃ、びえぇぇぇーーーーーーーーー!!!」
「「うっ」」
ブラウが大声で泣き出した。それはもうすごい大声だ。その小さくて弱弱しい体からどうやってそんな声量が出てくるのか不思議に思うぐらい大泣きする。
これが正常だ。
「セオ様、たぶんおむつの取り換えですね」
「臭い的に普通のおしっこ?」
「はい。あと、少し暖かくしすぎたのか寝汗をかいていたようですので」
「分かった。あ、ブランケットは?」
「このままで。もうすぐ夕方ですので気温も下がりますし」
「分かった」
もう慣れている。なので俺はレモンと手短に情報交換した後、部屋の箪笥から俺が作ったブラウ専用の服と布おむつを取り出す。あと、体を優しく拭くタオル。
取り出したらレモンに渡す。
レモンは手際よくスナップボタンを外していく。
そのまま布おむつを外していき、タオルで股とお尻を二、三回拭きとった後、手早く布おむつを付けていく。そして受け取った服を付ける。一日に三回くらい取り替えるのだ。なんか、そうなった。
まぁ兎も角、ブラウが大声で泣く中、ものの数分もせずに基本的に取り換えは終わった。俺は使用済みの布おむつと服を“宝物袋”に放り込む。
けど、ブラウはまだ泣き止まない。
「お、おい、セオ。大丈夫なのかっ、これ!」
「大丈夫、エイダン。いつも通りだから。大体このくらいになると理由なく泣くことも多いし」
「そ、そうなのか」
エイダンが耳を抑えながら頷いた。
かと思ったのだが。
「本当に大丈夫なのかっ!? おいっ! なぁっ!」
「エイダン、落ち着け。僕まで……」
二人ともブラウの泣き声につられ、目端に涙を溜めていた。
そういえばというほどそういえばではないが、エイダンもカーターも五歳児だ。近くで大泣きが聞こえたら、それは不安になる。
……どうしよ。なんかエイダンたちも泣きそうなんだけど……
なんか俺も不安になってきた。いつもなら大丈夫なのだが、あれ……
「っと、皆様お疲れだったようですね。……ふむ。リビングに移動しましょうか。アテナ様も昇ってきそうですし」
「うわっ」
「おおっ」
「へっ」
ふわふわだ。
いつの間にかレモンの狐尻尾は三つに増えていて、俺たちはそれぞれで抱きかかえられていた。
落ち着く。落ち着いた。
レモンはそれを確認することなく、ブラウを抱きかかえながら部屋を出て、器用に扉を閉めた。
それからゆったりとしたリズムで歩き出す。まだブラウは泣いているが、それでも泣き叫んでいるわけではなく、ぐずりに近くなっていた。
……それはそうと。
「ちょ、レモン。大丈夫だって。自分で歩けるよ」
「いえ、面倒ですのでこのまま運びます。エイダン様、カーター様。不躾ですがすこし我慢してください」
「はぃ」
「は、はい」
エイダンはしょぼしょぼと、カーターは少しどもりながら頷いた。
……あ、エイダン、すごい顔が赤い。めっちゃ赤い。
……ああ、なるほど。数時間前にぼーっとしてたのはレモンを見たからか。いや、確かにレモンって見た目は美人だし、今も、うん、なんか凄い抱擁感があって美人だ。
憧れのお姉さん的な……いや、サボり癖があるし、あこが……? いやいや、エイダンは知らないのか。
どうしよ。
いや、どうするもなにも泳がせるか。うん、楽しそうだ。
このできるお姉さん感が台無しになるくらいの残念っぷりを見た時が楽しみ――
「……セオ様。明日の朝稽古は私が相手をしましょうか?」
「い、いや、大丈夫ですっ!」
「そうですか? けど、いつでも相手しますからね」
す、鋭い。
と、レモンは階段を降り始めた。それと同時に、エイダンがぼそぼそと尋ねる。
「あ、あの。朝稽古って剣かっ……ですか?」
「そうですよ、エイダン様。あとは魔法も入りますね」
尻尾に包まれたエイダンはグッとこぶしを握って、少し振り返って頷いたレモンに声を上げる。
「こ、今度っ! 剣の稽古してくれっ……ませんか」
「そうですね。……いいですよ」
「よ、よっしゃっ!」
エイダンはグッとこぶしを突き上げる。
積極的だな、エイダン。けど、シュールなんだよな。だって、レモンの尻尾に包まれているんだし。
「ププ」
「ププ」
だからか、俺とカーターは示し合わせたように笑い合う。もちろん、小さな声で。
と、その時。
「レモン、ブラウは?」
緑がかった金髪を乱したアテナ母さんが少し息を切らしながら、階段で出くわす。少しだけぐずっているブラウを見て、安堵が半分、心配が半分といった具合の表情をする。
レモンは溜息を吐きながら、ブラウをアテナ母さんに渡す。
「大丈夫ですよ、アテナ様。それよりも少し待つことを覚えてください。芸ができない飢狼でもないのですし」
「けど、それでも――」
体を小刻みに揺らしブラウをあやしながら、アテナ母さんが餓狼といわれ、むすっとする。けど、分からなくもない。髪はひどく乱れているし、疲れているせいで目つきも少し悪い。たぶん、寝起きなのだろう。酷い顔だ。
けど、レモンはそんなアテナ母さんを諫める。三つの尻尾を動かして、俺たちを自分の胸の当たり前で持ち上げる。
「アテナ様、客人の前ですので、身だしなみに気を付けてください」
「あっ、ご、ごめんなさいね、こんなひどい格好で。ええっと、エイダン君とカーター君だったかしら?」
「は、はいっ! あ、アテナ様っ!」
「そうですっ! あ、アテナ様っ!」
……面白い。
エイダンとカーターがものすごく背筋を伸ばしている。まるで、決してお目にかかれない有名人を相手にしたかのように、緊張している。けど、やっぱりレモンのモフモフの狐尻尾に包まれてるんだよな。俺もだけど。
階段を下り、リビングに向かう廊下を歩きながらアテナ母さんはそんなエイダンたちに微笑む。けど、少し疲れた感じだ。
「そんなに緊張しないでちょうだい」
「はい。……けど、大丈夫か……ですか? アテナ様……」
「そうですっ、とても疲れている様子で。こいつが悪さをして迷惑をかけているんですかっ?」
「確かにセオが何かしているのではっ?」
「おいっ、カーター、エイダン。俺はめっちゃいい子だぞっ」
俺は二人の頭を叩く。二人は何すんだよっと睨む。
と、それを見ていたアテナ母さんは嬉しそうに微笑んだ。疲れた様子はあまり見えなかった。
「フフっ。ありがとうね、エイダン君、カーター君。いつもセオと仲良くしてくれて」
「い、いえ。年が近いですし、ぬぼっとしてるからほっとけねぇんだ……です」
「そうです、当然です。それより、僕たちこそセオ君と仲良くさせて――おい、なんだよその顔」
「気持ち悪い。セオ君とかいうな」
「んなっ!」
カーターがキィッと歯を食いしばって俺を睨む。
いや、だって、普通にセオ君とか気持ち悪いし。ってか、エイダンが年上面するのもなんか気持ち悪い。
と、思った瞬間。
「そこまで元気があるのでしたら、もうご自分で歩けますね」
レモンが俺たちを床におろした。ちょうどリビングの前だった。
そして俺たちは小突き合った。
どをお願いします。モチベーションや投稿継続に繋がります。よろしくお願いいたします。
「おお、分かってる!」
「分かってないだろ、お前」
「うるせい、カーター」
ブラウが寝ている部屋。そんなやり取りをしながら、レモンが開けた扉をくぐる。
カーターはエイダンが絶対に騒ぐと思ったのか、いつの間にか意思疎通までできるほどに仲良くなったミズチに騒いだら口をふさぐんだぞ、と伝えていた。ミズチはシャーと頷き、エイダンの肩に乗った。
エイダンはうおっと驚いたものの、バッと口を両手でふさぐ。
……カーターったらエイダンを疑いすぎなんだ。エイダンはいいやつだ。素直だし正直だし。ただ少しバカなだけで。
まぁ兎も角。
「……ぅ?」
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「お、起きたのかっ?」
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「あん、どう――」
「はぁ? セオ、どうい――」
エイダンとカーターが耳を抑える俺に首をかしげようとした瞬間。
「うぃ、ひぃ、びえぇぇぇーーーーーーーーー!!!」
「「うっ」」
ブラウが大声で泣き出した。それはもうすごい大声だ。その小さくて弱弱しい体からどうやってそんな声量が出てくるのか不思議に思うぐらい大泣きする。
これが正常だ。
「セオ様、たぶんおむつの取り換えですね」
「臭い的に普通のおしっこ?」
「はい。あと、少し暖かくしすぎたのか寝汗をかいていたようですので」
「分かった。あ、ブランケットは?」
「このままで。もうすぐ夕方ですので気温も下がりますし」
「分かった」
もう慣れている。なので俺はレモンと手短に情報交換した後、部屋の箪笥から俺が作ったブラウ専用の服と布おむつを取り出す。あと、体を優しく拭くタオル。
取り出したらレモンに渡す。
レモンは手際よくスナップボタンを外していく。
そのまま布おむつを外していき、タオルで股とお尻を二、三回拭きとった後、手早く布おむつを付けていく。そして受け取った服を付ける。一日に三回くらい取り替えるのだ。なんか、そうなった。
まぁ兎も角、ブラウが大声で泣く中、ものの数分もせずに基本的に取り換えは終わった。俺は使用済みの布おむつと服を“宝物袋”に放り込む。
けど、ブラウはまだ泣き止まない。
「お、おい、セオ。大丈夫なのかっ、これ!」
「大丈夫、エイダン。いつも通りだから。大体このくらいになると理由なく泣くことも多いし」
「そ、そうなのか」
エイダンが耳を抑えながら頷いた。
かと思ったのだが。
「本当に大丈夫なのかっ!? おいっ! なぁっ!」
「エイダン、落ち着け。僕まで……」
二人ともブラウの泣き声につられ、目端に涙を溜めていた。
そういえばというほどそういえばではないが、エイダンもカーターも五歳児だ。近くで大泣きが聞こえたら、それは不安になる。
……どうしよ。なんかエイダンたちも泣きそうなんだけど……
なんか俺も不安になってきた。いつもなら大丈夫なのだが、あれ……
「っと、皆様お疲れだったようですね。……ふむ。リビングに移動しましょうか。アテナ様も昇ってきそうですし」
「うわっ」
「おおっ」
「へっ」
ふわふわだ。
いつの間にかレモンの狐尻尾は三つに増えていて、俺たちはそれぞれで抱きかかえられていた。
落ち着く。落ち着いた。
レモンはそれを確認することなく、ブラウを抱きかかえながら部屋を出て、器用に扉を閉めた。
それからゆったりとしたリズムで歩き出す。まだブラウは泣いているが、それでも泣き叫んでいるわけではなく、ぐずりに近くなっていた。
……それはそうと。
「ちょ、レモン。大丈夫だって。自分で歩けるよ」
「いえ、面倒ですのでこのまま運びます。エイダン様、カーター様。不躾ですがすこし我慢してください」
「はぃ」
「は、はい」
エイダンはしょぼしょぼと、カーターは少しどもりながら頷いた。
……あ、エイダン、すごい顔が赤い。めっちゃ赤い。
……ああ、なるほど。数時間前にぼーっとしてたのはレモンを見たからか。いや、確かにレモンって見た目は美人だし、今も、うん、なんか凄い抱擁感があって美人だ。
憧れのお姉さん的な……いや、サボり癖があるし、あこが……? いやいや、エイダンは知らないのか。
どうしよ。
いや、どうするもなにも泳がせるか。うん、楽しそうだ。
このできるお姉さん感が台無しになるくらいの残念っぷりを見た時が楽しみ――
「……セオ様。明日の朝稽古は私が相手をしましょうか?」
「い、いや、大丈夫ですっ!」
「そうですか? けど、いつでも相手しますからね」
す、鋭い。
と、レモンは階段を降り始めた。それと同時に、エイダンがぼそぼそと尋ねる。
「あ、あの。朝稽古って剣かっ……ですか?」
「そうですよ、エイダン様。あとは魔法も入りますね」
尻尾に包まれたエイダンはグッとこぶしを握って、少し振り返って頷いたレモンに声を上げる。
「こ、今度っ! 剣の稽古してくれっ……ませんか」
「そうですね。……いいですよ」
「よ、よっしゃっ!」
エイダンはグッとこぶしを突き上げる。
積極的だな、エイダン。けど、シュールなんだよな。だって、レモンの尻尾に包まれているんだし。
「ププ」
「ププ」
だからか、俺とカーターは示し合わせたように笑い合う。もちろん、小さな声で。
と、その時。
「レモン、ブラウは?」
緑がかった金髪を乱したアテナ母さんが少し息を切らしながら、階段で出くわす。少しだけぐずっているブラウを見て、安堵が半分、心配が半分といった具合の表情をする。
レモンは溜息を吐きながら、ブラウをアテナ母さんに渡す。
「大丈夫ですよ、アテナ様。それよりも少し待つことを覚えてください。芸ができない飢狼でもないのですし」
「けど、それでも――」
体を小刻みに揺らしブラウをあやしながら、アテナ母さんが餓狼といわれ、むすっとする。けど、分からなくもない。髪はひどく乱れているし、疲れているせいで目つきも少し悪い。たぶん、寝起きなのだろう。酷い顔だ。
けど、レモンはそんなアテナ母さんを諫める。三つの尻尾を動かして、俺たちを自分の胸の当たり前で持ち上げる。
「アテナ様、客人の前ですので、身だしなみに気を付けてください」
「あっ、ご、ごめんなさいね、こんなひどい格好で。ええっと、エイダン君とカーター君だったかしら?」
「は、はいっ! あ、アテナ様っ!」
「そうですっ! あ、アテナ様っ!」
……面白い。
エイダンとカーターがものすごく背筋を伸ばしている。まるで、決してお目にかかれない有名人を相手にしたかのように、緊張している。けど、やっぱりレモンのモフモフの狐尻尾に包まれてるんだよな。俺もだけど。
階段を下り、リビングに向かう廊下を歩きながらアテナ母さんはそんなエイダンたちに微笑む。けど、少し疲れた感じだ。
「そんなに緊張しないでちょうだい」
「はい。……けど、大丈夫か……ですか? アテナ様……」
「そうですっ、とても疲れている様子で。こいつが悪さをして迷惑をかけているんですかっ?」
「確かにセオが何かしているのではっ?」
「おいっ、カーター、エイダン。俺はめっちゃいい子だぞっ」
俺は二人の頭を叩く。二人は何すんだよっと睨む。
と、それを見ていたアテナ母さんは嬉しそうに微笑んだ。疲れた様子はあまり見えなかった。
「フフっ。ありがとうね、エイダン君、カーター君。いつもセオと仲良くしてくれて」
「い、いえ。年が近いですし、ぬぼっとしてるからほっとけねぇんだ……です」
「そうです、当然です。それより、僕たちこそセオ君と仲良くさせて――おい、なんだよその顔」
「気持ち悪い。セオ君とかいうな」
「んなっ!」
カーターがキィッと歯を食いしばって俺を睨む。
いや、だって、普通にセオ君とか気持ち悪いし。ってか、エイダンが年上面するのもなんか気持ち悪い。
と、思った瞬間。
「そこまで元気があるのでしたら、もうご自分で歩けますね」
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