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ちょっとした激動の四か月
アル、リュネ、ケン。三人兄弟?:Aruneken
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「……ええっと?」
「アル?」
「リュネ?」
「ケン?」
……現状を受け入れよう。仮称、トリートエウの子はこの根っこ的な不思議な生物だった……らしい。
そうとしか考えられない。受け入れよう。
では、この仮称、トリートエウの子の……ええっと……名前なまえ……
一枚緑葉っぱ……まぁいいや。
「お前は『アル』」
「アル?」
で、二枚黄色葉っぱは……
「お前は『リュネ』」
「リュネ?」
そして三枚紅葉っぱは……
「お前は『ケン』」
「ケン?」
仮称、トリートエウの子改め、仮称、アリュネケンの名前は決まった。うん、これくらいシンプルの方が分かりやすい。
……考えるのが面倒だったというよりも、あまりの現状に頭が働いていないし、そのうえ高度な名前を考えるとかあれだし……
「アル! アル!」
「リュネ! リュネ!」
「ケン! ケン!」
まぁけど、三匹が各々の色違いの葉っぱを揺さぶってはしゃいでいるし、名前は気に入ってくれたらしい。うん、ならよかった。問題はなかった。
うん。
……で、これからどうするか。
現状は飲み込んで、そのついでに名前も付けた。喜んでくれているようだし、よかったのだと思う。
……まずは、アテナ母さんかレモンに報告かな。
今、家にいて暇しているのはその二人だけだと思うし。アランとユナさん、マリーさんは厨房やらなんやらで忙しくしているようだし、他は久しぶりに晴れたから外での仕事や訓練をしに行ったし。
あと、二カ月近くで死之行進があるらしいし、その前に死之行進に及ばないものの、魔物が襲ってくるタンピードもあるらしい。何でも前兆みたいなものだそうだ。
まぁスタンピードは、死之行進がなくとも俺が知らないだけで一年に一回程度起こっているらしいが。去年はたまたまユキの母親である冬雪亀が、冬を早く齎しすぎたのと、死之行進が迫っていたせいでなかったらしいが。
と、そんなことはどうでもいい。
俺は二人の気配を探りながらも、中身がいなくなった植木鉢を“宝物袋”に入れようとして――
「アルアルアル」
「リュネー!」
「ケンっ!」
――アルたちに止められた。
「ちょ、痛い。分かったから、仕舞わないから!」
アルが俺の右肩に、リュネが俺の左肩にその小さな体でスルリとのぼり、根っこの腕で俺の耳を引っ張った。どうやって掴んでいるのか分からないが痛い。
ついでにケンは、三つの植木鉢を守ろうと立ち塞がる。
「……アル?」
「……リュネー?」
「……ケン?」
俺は肩に乗っている二匹が落ちないように立ち上がり、けれど斜めになっている地面、というか屋根なので少しだけつんのめる。
「本当だって。手で運ぶよ。……運ぶのはいいでしょ?」
それを踏ん張り、植木鉢の前でしゃがんで三匹に訊ねた。
「アルっ!」
「リュネっ!」
「ケン!」
三匹はワイワイと根っこの手を万歳しながら飛び跳ねて頷いた。
……やっぱり俺の言葉が分かっているんだな……と想いながらも、俺は小さな四歳児の手で何とか三つの植木鉢を抱きかかえる。もしかしたら、これってベッドか住処かなと思ったので、中の土をひっくり返さないようにする。
そして、〝念動〟で斜めの天井窓を開け、靴を無造作に脱ぎ捨て“宝物袋”に仕舞う。開いた天井窓に飛び込み、ベッドに着地した後、ステステとベッドの足元に置いてあったうち履きを履く。
「ここにおいても大丈夫?」
「アル!」
興味深そうに部屋を見渡している三匹に問いかけたが、返事したのはアルだけだった。他に二匹は返事もせずにワイのワイのと俺から飛び降りて部屋中を駆け回る。
なんかそれが無性に微笑ましくて、なんというか愛おしさというかなんというか、どっちにしろ目を細めながら植木鉢三つを階段箪笥に置き、アルを指先で撫でた。
「アルー」
アルがクレヨンで描いたような深緑の目を細め、気持ちよさそうな様子だった。
「リュネっ!? リュネ、リュネ!」
「ケン!」
と、一通りはしゃぎ終わり、その手のひらサイズの体でどうやって上ったかは分からないが、ベッドの上でトランポリンをしていた二匹が慌てるように、ベッドから飛び降りて俺の腕に昇る。
「わかった。わかったから、それちょっとやめて。伸びちゃうから!」
「リュネ!」
「ケン!」
服の腕にぶら下がったり、袖にぶら下がったりしていたリュネとケンは、嬉々と声を上げ、撫でられるために頭を差し出した。目を瞑っていて、口の線は緩んでいるような感じで、思わず頬が緩む。
それを自覚しながら、俺は三匹の頭を交互に撫で続けた。
撫で続けながら移動する。〝念動〟で扉を開け、屋根裏部屋であるから扉の一歩先はほぼ梯子の階段があり、そこを滑り降りる。
三匹はキャッキャッとはしゃぐ。
未だにこの三匹がいるのが、夢か現か分かってはいないが、それでもなぜかものの数分でその三匹が自分の体のあちこちではしゃいでいるのに馴染んでいる自分に驚いていない。
自然なこととして受け入れていた。
そういう感覚というか、なんというか。
「う~ん」
……母性?
「いやいやいや」
違う違う。けど、それに近いような、出会って直ぐなのに、いや育てていたから出会って直ぐではないが、一年以上芽がでることなくて、それでもめげずに水やりも魔力やり等々を続けて。
愛着が湧いて。芽が出て。そして三匹が誕生した。
赤ちゃんがお腹の中にいて、生まれてきたような……前世も今世も男で、子供など持ったことは一切ないが、たぶんそれに近いような気がする。
あくまで気がするッという感じだが。
「百面相して突っ立ていらして、どうしたの……って、その生物? いや植物? どっちにしろどうしたんですか、それ」
「うわぁっ!」
「アルー!」
「リュネー!」
「ケンー!」
と、いつの間にか思考に没頭していたらしい。
神聖魔力の解析等々が進んできた今、“解析者”と“魔力感知”を併用した簡易の悪意感知ができるようになり、そしてそれを“研究室”に任せてしまっているため、俺自身の警戒が若干緩んでいる。
どっちにしろ、思考に没頭する癖が加速しているのは気のせいではないだろう。
まぁそれはそうとして。
「大丈夫ですか、セオ様」
「あ、うん。大丈夫だよ、レモン」
思考に没頭していたせいで、レモンの登場に尻もちをついてしまった俺は、一緒に飛び上がり尻もちをついてしまったアル、リュネ、ケンに手を差し伸べながら、もう一方の手で差し出されたレモンの手を掴む。
「それで、それ……いつ捕まえてきたんですか? アダド森林には入っていませんよね?」
「うん、当たり前じゃん。魔物がうじゃうじゃいるし……」
「そうですか、では?」
脅威や悪意がないことが分かったのか、リュネが興味深そうにレモンを見つめ、そして飛び乗った。レモンは少しだけ驚いた様子だったが、リュネの可愛らしさみたいなものに頬を緩め、二枚の黄色の葉っぱを撫でた。
レモンの頭の上に乗っていたユキが、真っ白な体とは正反対の漆黒な瞳でリュネを睨み、ヌーヌーと抗議していた。レモンは、もうしょうがないな、というような甘い物を頬張ったような表情をして、頭の上のユキを撫でた。
「俺もハッキリとは……だから、アテナ母さんに確認したいんだ」
「そうですか」
レモンは隣に並びながら先導するように俺の歩幅に合わせて歩く。やっぱりここら辺を見ると、レモンって凄いんだよな。幼児の俺に歩調を合わせながら、決して俺の前に歩くでもなく、自然と俺がそっちへ足を運ぶように誘導しながら歩く。
これがメイドか、と何度も感心してしまう。
まぁけど、ユキとリュネを交互に撫でながら、小麦色の狐耳をピコピコと動かし、艶やかな狐尻尾をブンブンと揺らしている様子からは全く想像できないが。
にしても、やっぱりレモンってこういった表情が自然で魅力だなと想ったりする。こう、自由に楽しんでいるような。
……絶対に言わないが。
「アル?」
「リュネ?」
「ケン?」
……現状を受け入れよう。仮称、トリートエウの子はこの根っこ的な不思議な生物だった……らしい。
そうとしか考えられない。受け入れよう。
では、この仮称、トリートエウの子の……ええっと……名前なまえ……
一枚緑葉っぱ……まぁいいや。
「お前は『アル』」
「アル?」
で、二枚黄色葉っぱは……
「お前は『リュネ』」
「リュネ?」
そして三枚紅葉っぱは……
「お前は『ケン』」
「ケン?」
仮称、トリートエウの子改め、仮称、アリュネケンの名前は決まった。うん、これくらいシンプルの方が分かりやすい。
……考えるのが面倒だったというよりも、あまりの現状に頭が働いていないし、そのうえ高度な名前を考えるとかあれだし……
「アル! アル!」
「リュネ! リュネ!」
「ケン! ケン!」
まぁけど、三匹が各々の色違いの葉っぱを揺さぶってはしゃいでいるし、名前は気に入ってくれたらしい。うん、ならよかった。問題はなかった。
うん。
……で、これからどうするか。
現状は飲み込んで、そのついでに名前も付けた。喜んでくれているようだし、よかったのだと思う。
……まずは、アテナ母さんかレモンに報告かな。
今、家にいて暇しているのはその二人だけだと思うし。アランとユナさん、マリーさんは厨房やらなんやらで忙しくしているようだし、他は久しぶりに晴れたから外での仕事や訓練をしに行ったし。
あと、二カ月近くで死之行進があるらしいし、その前に死之行進に及ばないものの、魔物が襲ってくるタンピードもあるらしい。何でも前兆みたいなものだそうだ。
まぁスタンピードは、死之行進がなくとも俺が知らないだけで一年に一回程度起こっているらしいが。去年はたまたまユキの母親である冬雪亀が、冬を早く齎しすぎたのと、死之行進が迫っていたせいでなかったらしいが。
と、そんなことはどうでもいい。
俺は二人の気配を探りながらも、中身がいなくなった植木鉢を“宝物袋”に入れようとして――
「アルアルアル」
「リュネー!」
「ケンっ!」
――アルたちに止められた。
「ちょ、痛い。分かったから、仕舞わないから!」
アルが俺の右肩に、リュネが俺の左肩にその小さな体でスルリとのぼり、根っこの腕で俺の耳を引っ張った。どうやって掴んでいるのか分からないが痛い。
ついでにケンは、三つの植木鉢を守ろうと立ち塞がる。
「……アル?」
「……リュネー?」
「……ケン?」
俺は肩に乗っている二匹が落ちないように立ち上がり、けれど斜めになっている地面、というか屋根なので少しだけつんのめる。
「本当だって。手で運ぶよ。……運ぶのはいいでしょ?」
それを踏ん張り、植木鉢の前でしゃがんで三匹に訊ねた。
「アルっ!」
「リュネっ!」
「ケン!」
三匹はワイワイと根っこの手を万歳しながら飛び跳ねて頷いた。
……やっぱり俺の言葉が分かっているんだな……と想いながらも、俺は小さな四歳児の手で何とか三つの植木鉢を抱きかかえる。もしかしたら、これってベッドか住処かなと思ったので、中の土をひっくり返さないようにする。
そして、〝念動〟で斜めの天井窓を開け、靴を無造作に脱ぎ捨て“宝物袋”に仕舞う。開いた天井窓に飛び込み、ベッドに着地した後、ステステとベッドの足元に置いてあったうち履きを履く。
「ここにおいても大丈夫?」
「アル!」
興味深そうに部屋を見渡している三匹に問いかけたが、返事したのはアルだけだった。他に二匹は返事もせずにワイのワイのと俺から飛び降りて部屋中を駆け回る。
なんかそれが無性に微笑ましくて、なんというか愛おしさというかなんというか、どっちにしろ目を細めながら植木鉢三つを階段箪笥に置き、アルを指先で撫でた。
「アルー」
アルがクレヨンで描いたような深緑の目を細め、気持ちよさそうな様子だった。
「リュネっ!? リュネ、リュネ!」
「ケン!」
と、一通りはしゃぎ終わり、その手のひらサイズの体でどうやって上ったかは分からないが、ベッドの上でトランポリンをしていた二匹が慌てるように、ベッドから飛び降りて俺の腕に昇る。
「わかった。わかったから、それちょっとやめて。伸びちゃうから!」
「リュネ!」
「ケン!」
服の腕にぶら下がったり、袖にぶら下がったりしていたリュネとケンは、嬉々と声を上げ、撫でられるために頭を差し出した。目を瞑っていて、口の線は緩んでいるような感じで、思わず頬が緩む。
それを自覚しながら、俺は三匹の頭を交互に撫で続けた。
撫で続けながら移動する。〝念動〟で扉を開け、屋根裏部屋であるから扉の一歩先はほぼ梯子の階段があり、そこを滑り降りる。
三匹はキャッキャッとはしゃぐ。
未だにこの三匹がいるのが、夢か現か分かってはいないが、それでもなぜかものの数分でその三匹が自分の体のあちこちではしゃいでいるのに馴染んでいる自分に驚いていない。
自然なこととして受け入れていた。
そういう感覚というか、なんというか。
「う~ん」
……母性?
「いやいやいや」
違う違う。けど、それに近いような、出会って直ぐなのに、いや育てていたから出会って直ぐではないが、一年以上芽がでることなくて、それでもめげずに水やりも魔力やり等々を続けて。
愛着が湧いて。芽が出て。そして三匹が誕生した。
赤ちゃんがお腹の中にいて、生まれてきたような……前世も今世も男で、子供など持ったことは一切ないが、たぶんそれに近いような気がする。
あくまで気がするッという感じだが。
「百面相して突っ立ていらして、どうしたの……って、その生物? いや植物? どっちにしろどうしたんですか、それ」
「うわぁっ!」
「アルー!」
「リュネー!」
「ケンー!」
と、いつの間にか思考に没頭していたらしい。
神聖魔力の解析等々が進んできた今、“解析者”と“魔力感知”を併用した簡易の悪意感知ができるようになり、そしてそれを“研究室”に任せてしまっているため、俺自身の警戒が若干緩んでいる。
どっちにしろ、思考に没頭する癖が加速しているのは気のせいではないだろう。
まぁそれはそうとして。
「大丈夫ですか、セオ様」
「あ、うん。大丈夫だよ、レモン」
思考に没頭していたせいで、レモンの登場に尻もちをついてしまった俺は、一緒に飛び上がり尻もちをついてしまったアル、リュネ、ケンに手を差し伸べながら、もう一方の手で差し出されたレモンの手を掴む。
「それで、それ……いつ捕まえてきたんですか? アダド森林には入っていませんよね?」
「うん、当たり前じゃん。魔物がうじゃうじゃいるし……」
「そうですか、では?」
脅威や悪意がないことが分かったのか、リュネが興味深そうにレモンを見つめ、そして飛び乗った。レモンは少しだけ驚いた様子だったが、リュネの可愛らしさみたいなものに頬を緩め、二枚の黄色の葉っぱを撫でた。
レモンの頭の上に乗っていたユキが、真っ白な体とは正反対の漆黒な瞳でリュネを睨み、ヌーヌーと抗議していた。レモンは、もうしょうがないな、というような甘い物を頬張ったような表情をして、頭の上のユキを撫でた。
「俺もハッキリとは……だから、アテナ母さんに確認したいんだ」
「そうですか」
レモンは隣に並びながら先導するように俺の歩幅に合わせて歩く。やっぱりここら辺を見ると、レモンって凄いんだよな。幼児の俺に歩調を合わせながら、決して俺の前に歩くでもなく、自然と俺がそっちへ足を運ぶように誘導しながら歩く。
これがメイドか、と何度も感心してしまう。
まぁけど、ユキとリュネを交互に撫でながら、小麦色の狐耳をピコピコと動かし、艶やかな狐尻尾をブンブンと揺らしている様子からは全く想像できないが。
にしても、やっぱりレモンってこういった表情が自然で魅力だなと想ったりする。こう、自由に楽しんでいるような。
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