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ちょっとした激動の四か月
パチンパチンと:Land god
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「……セオドラー。セオドラー。……セオ!」
「はっ」
あれ、ここはどこだ。
……家、ああ、トリートエウの中か。いつの間に移動していたんだろう。確か、ロン爺がいなくて、でもエウが出てきて……
「うん?」
あ、エウが目の前にいた。いつもみたいに静寂の緑の瞳が俺を射貫いているが、なんかいつもと違う。
いつもなら、ジト目に侮蔑か嫌悪が混じっているのだが、今は呆れだけだ。
……あれ?
「ええっと、エウ? その、えっと……」
「……こっちに来て」
細い美麗な首にミズチを巻いたエウが、スタスタと歩き始める。新緑の長髪が生きているが如く嫋やかに波打ち、たなびく。エウの神性さ故か、何度もそれを見ても目を奪われる。
けれど、今はそれより気になることがある。あいまいだった記憶が戻ってきた。
アレは何だったんだろう? エウが俺の頭を撫でる。ましてや額にき、キス……
やめようやめよう。たぶん、夢だったんだろう。そうでなければ、たぶんエウが俺を揶揄うためにしたんだろう。
だってあれだけ嫌われていたんだし。なんかの気まぐれだろう。
そもそもエウは神霊なのだ。俺の価値観で測れるとは思わないことだ。まぁ、測ろうとする事はやめてはいけないが。
けれど、そんな事を考える暇がない。エウの歩く速度が早いのだ。
トリートエウの中は、基本的に部屋数は少ない。調度品と家具の数も少ない。けれど、通路はとても多い。
それだけでなく、エウが歩くたびに木の壁が蠢き、形を変える。そうしながら俺たちは最上部へと向かっていった。
いつもは、エレベーター的な木の昇降で移動するのだが、今はらせん状の緩やかな木の坂を移動している。
……疲れる。途中から身体強化をしているから、まだましなのだが、もう数十分近く歩いていて、本当に疲れる。
それに、会話もない。内部は灯りはないのに、微妙に明るく、けれど薄暗い通路を歩くエウの後影が少しだけ恐ろしい。
後ろ姿でも分かるくらい人外並みの美しさがあるからだと思う。そして、纏う雰囲気がとても奇麗なのだ。
そんな事を考えながら、必死に先を歩くエウについていった。ついていって、ついていって。
ようやく、柔らかい雨音が響く空へと辿り着いた。
体育館程度の広さ。しっとりと濡れたコケや低い草木が生い茂り、そこから円状の水路が覗く。天は晴れていて、けれど横を見ると命の恵みをもたらす雲と雫が見える。
相も変わらず摩訶不思議な空間だった。
「……こっち」
「あ」
そんな空間に見惚れていた俺に、エウは手を引く。
そうすると、床に茂っているコケや低い草木が花を咲かせる。エウが足を踏み入れた所を起点に、花畑が広がっている。
そうやって手を引かれ、木製の丸机と椅子が置いてある中央に辿り着くころには、その天の空間には花筵が広がっていた。
色とりどりの花々。俺が見たこともない花が多く、キョロキョロと見渡していたら、エウが虚空から何かを取り出した。
「……座って」
「……うん」
ロン爺に渡した将棋盤だった。駒が入っている木箱も一緒だ。
手紙を渡しに来ただけなのだが、まぁ付き合ったほうがいいだろう。それに、エウがこんな事誘うのは初めてだし、なんかうれしい。
そして、俺とエウは無言のまま将棋盤に駒を並べていった。ミズチは、すっかりエウの首元が気に入ったのか、目を細めながら眠っている。
……なんかお似合いだな。光にあたると玉虫色に輝く純白の鱗を持つ白蛇。纏う雰囲気は清涼的で、エウの神性さに相まって、御使いみたいだ。
「……表、裏、どっち?」
「あ、えっと裏」
「分かった」
と、そんなエウとミズチに見惚れていたら、エウが将棋の『金』に相当する駒を見せてきた。
この世界に将棋を導入する際、流石に漢字はなかったし、それに将棋の駒の文化も微妙に違う。
まだチェスの方が近いので、それを参考にエルフ語を使った駒を作ったのだ。
そして、エウはその『金』の駒を親指で弾く。
「……私が先手」
「分かったよ」
表が出たので、エウが先手になった。
まぁエウ相手だし、“解析者”を使うからちょっとしたハンデは必要か。まぁチェスならともかく、将棋の場合は先手後手の有利不利はあまり意味がないのだが。
そしてパチという将棋盤を打つ音が聞こえる。
……さてどこに打つか。エウとは初めて将棋を打つし、会話もさほどしていない。大抵俺の前にはでてこないし、でてきたとしても憎まれ口を叩かれるだけだ。
だから、手癖はあまり分かっていない。エウの将棋のレベルの高さも。
どれくらいの駆け引きが通用するか。そもそも、もしかしたら心を読めるかもしれないし、どうかも分からない。
まぁ、いっか。堅実に進めて、途中途中で修正していけばいいかな。
「はい」
ということで、いつも通りの手癖で打つ。パチンと音が響く。
すると、エウは躊躇いもなくパチンと打った。思考する事もない。俺が弱いのか、エウが考えていないのか。
これも後に分かるだろう。
なので、俺も直ぐにパチンと音を響かせる。そして直ぐにエウも将棋盤を打つ音を鳴らす。
それが三十分くらい続いた。
「……どうしよっか」
そして俺は熟考していた。エウの手が上手いのだ。一応、今でも勝ち筋は見えているのだが、それでも長考しなければならないほどだ。
“解析者”が持つ演算能力をフル活用して、想像できるできる手数を片っ端から〇×する。
しかも問題なのは、エウの将棋の打ち方に癖がないのだ。臨機応変に打ち方や攻め方を躊躇いなく滑らかに変えるのだ。
だから、駆け引きがしにくい。
……というのがさっきまで。
エウの癖のない打ち方の癖が読めてきたのだ。臨機応変に攻め方を変えるといっても、つまりそれは対応しているという事。
ならば、俺の打ち方一つでエウのその対応の仕方を変えることができる。
……よし。これなら、エウを長考へ追いやれるはずだ。
「はい」
「……ちょっと待ってて」
よっしゃあ。今の今までエウは俺が打ったら直ぐに打ち返してきたのだ。長考時間は一応測っているが、それが意味がないくらいだ。
そのエウが打つのをためらったのだ。その陶磁のように真っ白な頬を歪ませ、眉間にしわを寄せている。
うんうん。めっちゃ考えてるな。
…………あれ、結構経った。考えすぎでは。
と、思っていたら、エウがポツリと呟いた。
「……大魔境については聞いた?」
「え……う、うん。……どうしたの急に?」
その呟きは将棋とは全く関係なくて、そしてエウがそれと同時に打ってきたので、反応に困る。
けれど、何とか“解析者”を併用して、会話と将棋の思考を切り離す。
「……私の事は?」
「聞いたよ。瘴気を抑えるため、クロノス爺から守護者の任を賜ったとか」
「……そう」
エウが、物憂げに細い眉を下げる。
俺はそれを見ながら、パチリと雨の柔らかな匂いが漂う空間に響かせる。
「……六人いるの」
「守護者の任を賜った神霊が?」
そしたら、エウはコクリと頷きながらパチと音を響かせ、ついでに俺の『歩』を奪っていった。
「……けれど、ちょっと前までは七人いたの」
「……それは」
それはここ数ヶ月、気になったけど聞くに聞けなかったことだ。一応、家にある歴史書などを引っぱり出したり、自由ギルドの保管図書を見せてもらったりしていたが、やっぱり分からなかった事。
魔王城の傍にあったであろうトリートエウとその神霊がどうなったかについて。
「……全ては、一人の青年。愚かな人の子」
ミコチっていうのは、たぶん神霊の名前だったのだろう。美しい東風か、もしくは巫女の地で、ミコチかな。優しい神霊だったのだろ――
「――アナタと同じ魔力を持つ青年が始まり」
――……そういう事だったのか。
「はっ」
あれ、ここはどこだ。
……家、ああ、トリートエウの中か。いつの間に移動していたんだろう。確か、ロン爺がいなくて、でもエウが出てきて……
「うん?」
あ、エウが目の前にいた。いつもみたいに静寂の緑の瞳が俺を射貫いているが、なんかいつもと違う。
いつもなら、ジト目に侮蔑か嫌悪が混じっているのだが、今は呆れだけだ。
……あれ?
「ええっと、エウ? その、えっと……」
「……こっちに来て」
細い美麗な首にミズチを巻いたエウが、スタスタと歩き始める。新緑の長髪が生きているが如く嫋やかに波打ち、たなびく。エウの神性さ故か、何度もそれを見ても目を奪われる。
けれど、今はそれより気になることがある。あいまいだった記憶が戻ってきた。
アレは何だったんだろう? エウが俺の頭を撫でる。ましてや額にき、キス……
やめようやめよう。たぶん、夢だったんだろう。そうでなければ、たぶんエウが俺を揶揄うためにしたんだろう。
だってあれだけ嫌われていたんだし。なんかの気まぐれだろう。
そもそもエウは神霊なのだ。俺の価値観で測れるとは思わないことだ。まぁ、測ろうとする事はやめてはいけないが。
けれど、そんな事を考える暇がない。エウの歩く速度が早いのだ。
トリートエウの中は、基本的に部屋数は少ない。調度品と家具の数も少ない。けれど、通路はとても多い。
それだけでなく、エウが歩くたびに木の壁が蠢き、形を変える。そうしながら俺たちは最上部へと向かっていった。
いつもは、エレベーター的な木の昇降で移動するのだが、今はらせん状の緩やかな木の坂を移動している。
……疲れる。途中から身体強化をしているから、まだましなのだが、もう数十分近く歩いていて、本当に疲れる。
それに、会話もない。内部は灯りはないのに、微妙に明るく、けれど薄暗い通路を歩くエウの後影が少しだけ恐ろしい。
後ろ姿でも分かるくらい人外並みの美しさがあるからだと思う。そして、纏う雰囲気がとても奇麗なのだ。
そんな事を考えながら、必死に先を歩くエウについていった。ついていって、ついていって。
ようやく、柔らかい雨音が響く空へと辿り着いた。
体育館程度の広さ。しっとりと濡れたコケや低い草木が生い茂り、そこから円状の水路が覗く。天は晴れていて、けれど横を見ると命の恵みをもたらす雲と雫が見える。
相も変わらず摩訶不思議な空間だった。
「……こっち」
「あ」
そんな空間に見惚れていた俺に、エウは手を引く。
そうすると、床に茂っているコケや低い草木が花を咲かせる。エウが足を踏み入れた所を起点に、花畑が広がっている。
そうやって手を引かれ、木製の丸机と椅子が置いてある中央に辿り着くころには、その天の空間には花筵が広がっていた。
色とりどりの花々。俺が見たこともない花が多く、キョロキョロと見渡していたら、エウが虚空から何かを取り出した。
「……座って」
「……うん」
ロン爺に渡した将棋盤だった。駒が入っている木箱も一緒だ。
手紙を渡しに来ただけなのだが、まぁ付き合ったほうがいいだろう。それに、エウがこんな事誘うのは初めてだし、なんかうれしい。
そして、俺とエウは無言のまま将棋盤に駒を並べていった。ミズチは、すっかりエウの首元が気に入ったのか、目を細めながら眠っている。
……なんかお似合いだな。光にあたると玉虫色に輝く純白の鱗を持つ白蛇。纏う雰囲気は清涼的で、エウの神性さに相まって、御使いみたいだ。
「……表、裏、どっち?」
「あ、えっと裏」
「分かった」
と、そんなエウとミズチに見惚れていたら、エウが将棋の『金』に相当する駒を見せてきた。
この世界に将棋を導入する際、流石に漢字はなかったし、それに将棋の駒の文化も微妙に違う。
まだチェスの方が近いので、それを参考にエルフ語を使った駒を作ったのだ。
そして、エウはその『金』の駒を親指で弾く。
「……私が先手」
「分かったよ」
表が出たので、エウが先手になった。
まぁエウ相手だし、“解析者”を使うからちょっとしたハンデは必要か。まぁチェスならともかく、将棋の場合は先手後手の有利不利はあまり意味がないのだが。
そしてパチという将棋盤を打つ音が聞こえる。
……さてどこに打つか。エウとは初めて将棋を打つし、会話もさほどしていない。大抵俺の前にはでてこないし、でてきたとしても憎まれ口を叩かれるだけだ。
だから、手癖はあまり分かっていない。エウの将棋のレベルの高さも。
どれくらいの駆け引きが通用するか。そもそも、もしかしたら心を読めるかもしれないし、どうかも分からない。
まぁ、いっか。堅実に進めて、途中途中で修正していけばいいかな。
「はい」
ということで、いつも通りの手癖で打つ。パチンと音が響く。
すると、エウは躊躇いもなくパチンと打った。思考する事もない。俺が弱いのか、エウが考えていないのか。
これも後に分かるだろう。
なので、俺も直ぐにパチンと音を響かせる。そして直ぐにエウも将棋盤を打つ音を鳴らす。
それが三十分くらい続いた。
「……どうしよっか」
そして俺は熟考していた。エウの手が上手いのだ。一応、今でも勝ち筋は見えているのだが、それでも長考しなければならないほどだ。
“解析者”が持つ演算能力をフル活用して、想像できるできる手数を片っ端から〇×する。
しかも問題なのは、エウの将棋の打ち方に癖がないのだ。臨機応変に打ち方や攻め方を躊躇いなく滑らかに変えるのだ。
だから、駆け引きがしにくい。
……というのがさっきまで。
エウの癖のない打ち方の癖が読めてきたのだ。臨機応変に攻め方を変えるといっても、つまりそれは対応しているという事。
ならば、俺の打ち方一つでエウのその対応の仕方を変えることができる。
……よし。これなら、エウを長考へ追いやれるはずだ。
「はい」
「……ちょっと待ってて」
よっしゃあ。今の今までエウは俺が打ったら直ぐに打ち返してきたのだ。長考時間は一応測っているが、それが意味がないくらいだ。
そのエウが打つのをためらったのだ。その陶磁のように真っ白な頬を歪ませ、眉間にしわを寄せている。
うんうん。めっちゃ考えてるな。
…………あれ、結構経った。考えすぎでは。
と、思っていたら、エウがポツリと呟いた。
「……大魔境については聞いた?」
「え……う、うん。……どうしたの急に?」
その呟きは将棋とは全く関係なくて、そしてエウがそれと同時に打ってきたので、反応に困る。
けれど、何とか“解析者”を併用して、会話と将棋の思考を切り離す。
「……私の事は?」
「聞いたよ。瘴気を抑えるため、クロノス爺から守護者の任を賜ったとか」
「……そう」
エウが、物憂げに細い眉を下げる。
俺はそれを見ながら、パチリと雨の柔らかな匂いが漂う空間に響かせる。
「……六人いるの」
「守護者の任を賜った神霊が?」
そしたら、エウはコクリと頷きながらパチと音を響かせ、ついでに俺の『歩』を奪っていった。
「……けれど、ちょっと前までは七人いたの」
「……それは」
それはここ数ヶ月、気になったけど聞くに聞けなかったことだ。一応、家にある歴史書などを引っぱり出したり、自由ギルドの保管図書を見せてもらったりしていたが、やっぱり分からなかった事。
魔王城の傍にあったであろうトリートエウとその神霊がどうなったかについて。
「……全ては、一人の青年。愚かな人の子」
ミコチっていうのは、たぶん神霊の名前だったのだろう。美しい東風か、もしくは巫女の地で、ミコチかな。優しい神霊だったのだろ――
「――アナタと同じ魔力を持つ青年が始まり」
――……そういう事だったのか。
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読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
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しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
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『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
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