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早春
猫かぶり。悪い事じゃない。むしろいい!:sprout
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「セオ、なかなか面白かったぞ!」
「そう、ならよかったよ」
絵本を朗読してもらったおっちゃんに気持ちよく礼を言ったエイダンは、手をわちゃわちゃと動かして喜びを表現しながらこっちへやってきた。
俺はそんなエイダンを微笑ましく思いながら嬉しそうに微笑んで、また、おっちゃんに少しだけ頭を下げた。向こうも軽く頭を下げた。
向こうは俺がセオドラーであることは知ってるのだろう。だって、前に何度か話したことあるし。まぁ、それでも簡単な挨拶だけで済むからこの町の居心地はいい。
こういう場所を無くさないように、そして発展させたいとは少なからず思うので、俺が騒動に巻き込まれない感じには頑張ろうと思った。
まぁ、筆記ギルドの件で、少なからず『ツクル』という偽名の存在として騒動に巻き込まれているが。でも、それもソフィアが監督してくれてるからあんまり問題ない。
「なぁ、セオ。これって貰っていいのか?」
と、絵本をパタンと閉じ、表紙に描かれた狼と天使の絵を眺めていたカーターが不意に顔を上げて俺に訊ねてきた。
「普通に売ったら結構な芸術品だろ、これ。それに本っていったら安い奴で大銀貨二十枚で、高い奴だと大金貨までいくんだろ」
「うん、まぁそうなんだけど大丈夫だよ。俺達の仲でしょ」
「……そうか、ありがとな、セオ」
カーターは少しだけ恥ずかしそうにそっぽを向ていポソポソと礼を言った。俺は嬉しくていい気分になった。
「どういたしまして、カーター。それと、今後もちょくちょく渡すから感想をくれると嬉しいな」
「ああ、分かった」
カーターは更に頬を赤くして、鋭い藍色の瞳を伏せ、肩まで伸ばしているサラサラな藍の髪をくるくるといじっている。なるほど、カーターはこう言うのに弱いから率直で気持ちのいいエイダンと一緒にいるのか。
「ん? 何だ、二人とも、そんな変な感じで。セオ、俺も、俺も感想言うぞ!」
そしてそんなエイダンは実に気持ちよい爛漫にニカッと笑い、俺の肩を叩いた。
「うん、エイダンもよろしくね」
それから俺はエイダンたちに絵本の感想何かを聞いた。そして、町の外れにある森緑公園にやってきた。
Φ
うん、森緑公園にやってきたはいいものの何だ、これは。
俺は少しばかり目を見張りながら、目の前の光景に呆れる。
森緑公園は名前に『森』とついているが、大して大きな公園ではなくせいぜい体育館二つ分くらいの大きさに、十数本程度の巨木が生えている場所である。
一応ここは外れとは言え町中であり、そもそも町を少し出れば比較的安全なラハム山という山がある。
まぁ、トリートエウの丘を大回りして行かなければならないので時間がかかるから、町の外れにこんな公園を作ったらしいのだが。町人が勝手に巨木を植えて作ったらしい。
まぁ、それが目の前の光景と関係あるわけではないが、しかしそう考えて自身の心を落ち着かせなければならない。
「……何、この戦場みたいな雪合戦」
ここから見える人影は大体おっさん。青年、中年。まぁ、町の比較的若いと分類されるような大人がピッチャー顔負けの豪速で雪玉を投げている。巨木にぶつかり、バスンと普通雪玉ではあり得ないような低く唸るような轟音が響き渡っている。
ってか、俺の見間違えじゃねぇよな。雪合戦している大人たちの中にユリシア姉さんが混じってるんだけど。ついでにクラリスさんも混ざってる。
「なぁ、エイダン、カーター。いつもこんな感じなのか?」
「そういえば、母さんたちの集会があるんだよ。だから暇なおっさんたちがこうして集まってるんだと思う」
「そうだな。あそこにいるの、ハイターのおっさんだし、暇を持て余したんだろ」
カーターとエイダンが何でもなさそうに俺の問いを返してくれた。
でも、ごめん。俺が聞きたかった事はそれじゃない。いや、おっさんたちが年甲斐もなく雪合戦で罵りあっているのも気になるのだが、そうじゃなくて何であんな一発当たったら死ぬ感じの雪合戦が行われているかだ。
そう思って、俺が聞こうとしたらエイダンが両手を上げて叫んだ。
「おーい、ハイターのおっさん!」
「……何だー!」
すると、巨木の上でスナイパーの如くむさくるしいおっさんたちを攻撃しては影に隠れるという猿みたいなことをしていた深緑の髪ののおっさんが飛び下りてきた。もの凄いジャンプ力だ。
ズドン、と少しだけ地面が揺れる。
「なぁ、ハイターのおっさん。俺達も混ぜてくれよ」
「……ふむ、いいぞ。それと俺の事はお兄さんと呼べと何度言ったら――」
……めっちゃぬぼっとしてる。眠そうな深緑の目に、所々跳ねているだらしない深緑の髪。
「――おお、これはセオ様ではありませんか。セオ様も雪合戦に?」
そんなハイターが俺に気が付いたらしい。そして俺が雪合戦に参加したいと勘違いしたらしい。嫌だよ、あんな殺し合い的な雪合戦。
けど、ここは頷いておいた方がいい。だって、こっちに気が付いたユリシア姉さんが面白い玩具を見つけたって感じに蒼穹の瞳を輝かせてるから。逃げると余計面倒そうだ。
「うん、参加したいんだけど、駄目かな。えっと――」
「ハイターと申します。どうぞ、ハイターと呼び捨てで」
「うん、わかった。ハイター、参加できる?」
家族以外あんまり会話していなかったが、問題なく会話できるようだ。引きこもっていても問題はなさそうである。
「ええ、もちろん。おい、みんな!」
ハイターが声を張り上げると、こっちを少しだけ窺っていたおっさんたちが全員瞬間移動と見間違うほどの速さで集まってきた。身体能力高すぎじゃね?
それとユリシア姉さんにクラリスさん、後は幾人かの子供たちが遅れてやってきた。……この子たち、豪速の雪玉に当たって怪我しないのかな。
「おい、何だ、ハイター」
「セオ様たちが参加したいんだと。膠着状態になってたし、一回ルールも簡単にして仕切り直ししようぜ」
スキンヘッドの強面のおっさんがハイターに話かける。ユリシア姉さんは子供たちの面倒を見ているのか、こっちには近づいてこない。
それよりもクラリスさんがこっちにやってきた。
「セオ、お主が外に出るなど珍しい、うん? そっちの坊たちは確か……」
やかましい。いいだろ、外に出てたって。おかしくないだろ。
と思ったら、クラリスさんがエイダンたちを見て首を傾げた。ああ、収穫祭の時に見たから見覚えがあるんだよな。
「あ、俺、エイダンって言います!」
「僕はカーターです」
そして首を傾げているクラリスさんにエイダンたちが元気に自己紹介する。いや、ホント、気のいい奴らだよな。
「うむ、儂はクラリス。よろしくの、エイダン、カーター」
「……ああ!」
「……はい!」
クラリスさんもエイダンたちの感じの良さに快くしたのか、聖母のような微笑みで自己紹介していた。嫋やかな金髪を靡かせ、包み込むような優しい金の瞳を下げた。
エイダンたちが一瞬惚けて、直ぐに顔を少しだけ赤くしながら元気よく返事を返した。
そうか、これが孤児院を追い出された理由か。確かに目に毒だな。クラリスさん、めっちゃヤバいし。
そして子供たちの監督をしながらもそれを見ていたユリシア姉さんがクラリスさんと二人の間に入ってきた。
……外だと気が利いてるんだな。
「エイダンにカーターね。いつもセオと仲良くしてくれてありがとう」
と、少しだけ気が利いてると思ったのだが完全に猫を被ってるじゃねぇか。誰だよあれ。昨日、エドガー兄さんと汚い罵りあいをして怒られてたやんちゃっ子じゃねぇぞ。
誰だ、あれ。エイダンたちに上品な所作で頭を下げてるのは誰だ!?
「は、はい。こちらこそセオくんとはいつも仲良くさせて貰ってて」
「いえいえ、本当にこっちがよくしてもらってて」
クラリスさんに見惚れていたエイダンたちは次にユリシア姉さんに見惚れてた。しかも、ユリシア姉さんは年が近い分、そしてクラリスさんみたいな神秘性がない分、二人が余計もじもじしてた。
おい、騙されれるな。目の前にいるのは暴力大好きな口汚い――
「セオ」
「は、はい!」
――あ、やばい。ユリシア姉さんの蒼穹の瞳がアテナ母さんみたいに凍える感じの瞳になってる。顔が怖い。いい笑顔なのに、家では見せない上品な笑顔だからこそ余計怖い。
「何か?」
「いえ、何でもありません、お姉さま!」
ユリシア姉さんの後にいるクラリスさんが呆れた表情と憐憫な瞳を俺に向けてきた。……お姉さまとか、やばい。恥ずかしすぎて死ねる。
でも、その言葉にユリシア姉さんは満足したらしい。
エイダンたちにもう一回微笑んで、再び子供たちの面倒を見始めた。また、丁度俺達がそんなやり取りをしているあいだにハイターたちのおっさん会議が終わったらしく、雪合戦のルール説明がされ、雪合戦が開始した。
「そう、ならよかったよ」
絵本を朗読してもらったおっちゃんに気持ちよく礼を言ったエイダンは、手をわちゃわちゃと動かして喜びを表現しながらこっちへやってきた。
俺はそんなエイダンを微笑ましく思いながら嬉しそうに微笑んで、また、おっちゃんに少しだけ頭を下げた。向こうも軽く頭を下げた。
向こうは俺がセオドラーであることは知ってるのだろう。だって、前に何度か話したことあるし。まぁ、それでも簡単な挨拶だけで済むからこの町の居心地はいい。
こういう場所を無くさないように、そして発展させたいとは少なからず思うので、俺が騒動に巻き込まれない感じには頑張ろうと思った。
まぁ、筆記ギルドの件で、少なからず『ツクル』という偽名の存在として騒動に巻き込まれているが。でも、それもソフィアが監督してくれてるからあんまり問題ない。
「なぁ、セオ。これって貰っていいのか?」
と、絵本をパタンと閉じ、表紙に描かれた狼と天使の絵を眺めていたカーターが不意に顔を上げて俺に訊ねてきた。
「普通に売ったら結構な芸術品だろ、これ。それに本っていったら安い奴で大銀貨二十枚で、高い奴だと大金貨までいくんだろ」
「うん、まぁそうなんだけど大丈夫だよ。俺達の仲でしょ」
「……そうか、ありがとな、セオ」
カーターは少しだけ恥ずかしそうにそっぽを向ていポソポソと礼を言った。俺は嬉しくていい気分になった。
「どういたしまして、カーター。それと、今後もちょくちょく渡すから感想をくれると嬉しいな」
「ああ、分かった」
カーターは更に頬を赤くして、鋭い藍色の瞳を伏せ、肩まで伸ばしているサラサラな藍の髪をくるくるといじっている。なるほど、カーターはこう言うのに弱いから率直で気持ちのいいエイダンと一緒にいるのか。
「ん? 何だ、二人とも、そんな変な感じで。セオ、俺も、俺も感想言うぞ!」
そしてそんなエイダンは実に気持ちよい爛漫にニカッと笑い、俺の肩を叩いた。
「うん、エイダンもよろしくね」
それから俺はエイダンたちに絵本の感想何かを聞いた。そして、町の外れにある森緑公園にやってきた。
Φ
うん、森緑公園にやってきたはいいものの何だ、これは。
俺は少しばかり目を見張りながら、目の前の光景に呆れる。
森緑公園は名前に『森』とついているが、大して大きな公園ではなくせいぜい体育館二つ分くらいの大きさに、十数本程度の巨木が生えている場所である。
一応ここは外れとは言え町中であり、そもそも町を少し出れば比較的安全なラハム山という山がある。
まぁ、トリートエウの丘を大回りして行かなければならないので時間がかかるから、町の外れにこんな公園を作ったらしいのだが。町人が勝手に巨木を植えて作ったらしい。
まぁ、それが目の前の光景と関係あるわけではないが、しかしそう考えて自身の心を落ち着かせなければならない。
「……何、この戦場みたいな雪合戦」
ここから見える人影は大体おっさん。青年、中年。まぁ、町の比較的若いと分類されるような大人がピッチャー顔負けの豪速で雪玉を投げている。巨木にぶつかり、バスンと普通雪玉ではあり得ないような低く唸るような轟音が響き渡っている。
ってか、俺の見間違えじゃねぇよな。雪合戦している大人たちの中にユリシア姉さんが混じってるんだけど。ついでにクラリスさんも混ざってる。
「なぁ、エイダン、カーター。いつもこんな感じなのか?」
「そういえば、母さんたちの集会があるんだよ。だから暇なおっさんたちがこうして集まってるんだと思う」
「そうだな。あそこにいるの、ハイターのおっさんだし、暇を持て余したんだろ」
カーターとエイダンが何でもなさそうに俺の問いを返してくれた。
でも、ごめん。俺が聞きたかった事はそれじゃない。いや、おっさんたちが年甲斐もなく雪合戦で罵りあっているのも気になるのだが、そうじゃなくて何であんな一発当たったら死ぬ感じの雪合戦が行われているかだ。
そう思って、俺が聞こうとしたらエイダンが両手を上げて叫んだ。
「おーい、ハイターのおっさん!」
「……何だー!」
すると、巨木の上でスナイパーの如くむさくるしいおっさんたちを攻撃しては影に隠れるという猿みたいなことをしていた深緑の髪ののおっさんが飛び下りてきた。もの凄いジャンプ力だ。
ズドン、と少しだけ地面が揺れる。
「なぁ、ハイターのおっさん。俺達も混ぜてくれよ」
「……ふむ、いいぞ。それと俺の事はお兄さんと呼べと何度言ったら――」
……めっちゃぬぼっとしてる。眠そうな深緑の目に、所々跳ねているだらしない深緑の髪。
「――おお、これはセオ様ではありませんか。セオ様も雪合戦に?」
そんなハイターが俺に気が付いたらしい。そして俺が雪合戦に参加したいと勘違いしたらしい。嫌だよ、あんな殺し合い的な雪合戦。
けど、ここは頷いておいた方がいい。だって、こっちに気が付いたユリシア姉さんが面白い玩具を見つけたって感じに蒼穹の瞳を輝かせてるから。逃げると余計面倒そうだ。
「うん、参加したいんだけど、駄目かな。えっと――」
「ハイターと申します。どうぞ、ハイターと呼び捨てで」
「うん、わかった。ハイター、参加できる?」
家族以外あんまり会話していなかったが、問題なく会話できるようだ。引きこもっていても問題はなさそうである。
「ええ、もちろん。おい、みんな!」
ハイターが声を張り上げると、こっちを少しだけ窺っていたおっさんたちが全員瞬間移動と見間違うほどの速さで集まってきた。身体能力高すぎじゃね?
それとユリシア姉さんにクラリスさん、後は幾人かの子供たちが遅れてやってきた。……この子たち、豪速の雪玉に当たって怪我しないのかな。
「おい、何だ、ハイター」
「セオ様たちが参加したいんだと。膠着状態になってたし、一回ルールも簡単にして仕切り直ししようぜ」
スキンヘッドの強面のおっさんがハイターに話かける。ユリシア姉さんは子供たちの面倒を見ているのか、こっちには近づいてこない。
それよりもクラリスさんがこっちにやってきた。
「セオ、お主が外に出るなど珍しい、うん? そっちの坊たちは確か……」
やかましい。いいだろ、外に出てたって。おかしくないだろ。
と思ったら、クラリスさんがエイダンたちを見て首を傾げた。ああ、収穫祭の時に見たから見覚えがあるんだよな。
「あ、俺、エイダンって言います!」
「僕はカーターです」
そして首を傾げているクラリスさんにエイダンたちが元気に自己紹介する。いや、ホント、気のいい奴らだよな。
「うむ、儂はクラリス。よろしくの、エイダン、カーター」
「……ああ!」
「……はい!」
クラリスさんもエイダンたちの感じの良さに快くしたのか、聖母のような微笑みで自己紹介していた。嫋やかな金髪を靡かせ、包み込むような優しい金の瞳を下げた。
エイダンたちが一瞬惚けて、直ぐに顔を少しだけ赤くしながら元気よく返事を返した。
そうか、これが孤児院を追い出された理由か。確かに目に毒だな。クラリスさん、めっちゃヤバいし。
そして子供たちの監督をしながらもそれを見ていたユリシア姉さんがクラリスさんと二人の間に入ってきた。
……外だと気が利いてるんだな。
「エイダンにカーターね。いつもセオと仲良くしてくれてありがとう」
と、少しだけ気が利いてると思ったのだが完全に猫を被ってるじゃねぇか。誰だよあれ。昨日、エドガー兄さんと汚い罵りあいをして怒られてたやんちゃっ子じゃねぇぞ。
誰だ、あれ。エイダンたちに上品な所作で頭を下げてるのは誰だ!?
「は、はい。こちらこそセオくんとはいつも仲良くさせて貰ってて」
「いえいえ、本当にこっちがよくしてもらってて」
クラリスさんに見惚れていたエイダンたちは次にユリシア姉さんに見惚れてた。しかも、ユリシア姉さんは年が近い分、そしてクラリスさんみたいな神秘性がない分、二人が余計もじもじしてた。
おい、騙されれるな。目の前にいるのは暴力大好きな口汚い――
「セオ」
「は、はい!」
――あ、やばい。ユリシア姉さんの蒼穹の瞳がアテナ母さんみたいに凍える感じの瞳になってる。顔が怖い。いい笑顔なのに、家では見せない上品な笑顔だからこそ余計怖い。
「何か?」
「いえ、何でもありません、お姉さま!」
ユリシア姉さんの後にいるクラリスさんが呆れた表情と憐憫な瞳を俺に向けてきた。……お姉さまとか、やばい。恥ずかしすぎて死ねる。
でも、その言葉にユリシア姉さんは満足したらしい。
エイダンたちにもう一回微笑んで、再び子供たちの面倒を見始めた。また、丁度俺達がそんなやり取りをしているあいだにハイターたちのおっさん会議が終わったらしく、雪合戦のルール説明がされ、雪合戦が開始した。
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