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一年
閑話5:アイラ
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「アイラ。この後私の執務室に来なさい」
家族が唯一共に過ごせる朝食の時間。昨日の出来事などを話したり、本当に他愛もない会話を家族としながら朝食を終えたアイラは、仕事がある父や母、顔つなぎや内政に忙しい姉や兄たちの邪魔にならないように部屋を去ろうとした。
そしたら父がそんなアイラを呼び止めた。
「……わかりました」
車いすに乗っているアイラは、リーナが反転したことで父、オリバーを閉じた瞳で見つめ、座りながらも上品に頭を下げて頷いた。
「リーナ、頼む」
「かしこまりました、オリバー様」
ここは限られた人間しか入れない食事の間。朝食時だけ使われる家族だけの団欒の場。
であるから、リーナはオリバーを敬称ではなく様付で呼び、頭を軽く下げた。リーナはアイラ専属のメイドであるから、主はアイラなのだ。
まぁ、アイラが雇っているわけではなく父親であるオリバーが雇っているから、雇い主はオリバーであるが。
「……お父様ったら珍しいわね」
アイラは少しだけ不思議そうに首を傾げた。リーナは不思議ではなく不審な表情を浮かべていたが、しかしそれを声には乗せなかった。
「ええ、確かにそうですね」
朝食の間を出たアイラたちはプライベート区域の中を移動し、自室へと戻った。オリバーに執務室に来いと言われたが、そのためには幾つかの準備がある。
オリバーの執務室はプライベート区域ではなく公務区域にある。つまり、今のアイラの格好やら何やらは表の場所に出る服装ではない。
幼子ながらも少しばかりの化粧と美しく気品あるドレス。また、表向きの特別な車いす、朝食後なので口直しなどを少しだけする。
そうして一時間後。アイラたちは公務区域へと出た。
そこは多くの貴族、文官や騎士、女中に執事、商人などが行き交いしていた。もちろん全員走る何てことはせず、落ち着いて上品に歩いていたが、しかしそこでアイラは特異な存在だった。
深淵に吸い込まれる黒のバレッタが彩る月のように淡く儚く輝く銀髪。この世ならざる妖精の如き美しく可愛らしい顔にピクリとも動かない閉じた瞳がその人外さを強調する。
玉の肌は月の化身かと思うほど白くきめ細やかで、しかし美しくゆかしい黒いドレスによってアイラは本当の月のようになる。
しかし、それよりもすれ違う貴族や文官たちなどが目をやる場所は違う。
アイラが乗っている黒の金属で作られた車いす。至るところに宝石や美しい鉱物がちりばめられ、幾何学的な模様を描いている。
それだけではない。ドレスから覗く片足、しかしもう片足は見えない。また、ドレスの袖口から見える手は一つだけ。もう一方の手があるはずの袖は何も入っていないようにだらんとしている。
そして何よりも目を引くのが首元に下げられたペンダント。
見事の一言。
これでもかというほどに細かい金属の線で描かれた意匠。下部には狼と竜と剣がせめぎあい、またそれを調停するようにカンテラが描かれている。
そしてそれは証。すれ違うあらゆる人々がアイラの前に跪き、頭を垂れる証。
リーナはアイラが乗る車いすを押しながら思う。何度見ても思ってしまう。
クソどもがっと。
アイラがその場を通り過ぎた後、頭を上げて立った人々の顔に浮かんだ表情は怯えと侮りと怒りと…………それは人外を見る目。この世ならざる存在を疎む目。
リーナは聞こえる。風の友にして、国内でも片手の指に数えられる魔法使いであるリーナは常に張り巡らせている警戒網からそれを聞く。
噂話。ある事ない事、いやない事ばかりをこそこそと話し、勝手に怯え、恐怖し、排除しようとする噂話。
いつ自分に力が襲い掛かるかと恐怖し、けれど見た目を馬鹿にして、徒党を組んで自身を安堵させるように固まる。そのくせやはり恐怖しているから動くこともせず、淡々と卑屈に傷つける機会を窺っている。
そのくせやっぱり関わろうとはしない。だから、彼らは結局アイラに対して何もしない。表立って、見えるところでは何もしない。
アイラが見えていないと思っているところで、せいぜい汚い言葉を発し、鬱憤晴らしに嫌がらせをするくらい。
そして皮肉を込めてアイラをこう言うのだ。
月銀の妖精と。
この世界で妖精はこの世ならざる存在であり、人類種では敵わない力をもつ存在として一般認知されている。畏怖されている。
大抵はお伽噺に現れ、人々に祝福を与えるがしかし、悪い存在としても語られることがある。
それは鉱物の名を冠した妖精。鉱物の名を冠した妖精は、人に害をなし、毒を持って殺す存在だと言われている。そういうお伽噺である。エレガント王国では有名な話だ。
そして特に星の名を冠した鉱物、つまり月銀を名に持つ妖精は大罪人として、神々の反逆者として使われる。何故なら、星は神々であり、その神々を差し置いて星の名を冠する妖精は神々への反逆者なのだから。
妖精の実態はそうではないが、しかし一般的なこの世界ではそれが常識だ。妖精や精霊などと言葉を交わす存在以外はそれは知らない。
それを言うのだ。アイラが去った後に毎回言うのだ。月銀の妖精と罵るのだ。
魔力が視えるが、人間的な視力ははないからか、聴力がもの凄く発達しているアイラは遠く離れた音すらも正確に聞こえているというのに。
「リーナ」
「っ、はい、アイラ様」
父であり、この敷地内の主であるオリバーがアイラのために階段を少なくし、スロープを張り巡らされあ建物内は十階建てというのにアイラが移動するには苦労しない。
せいぜい、アイラの車いすを押すリーナの腕がほんの少し太くなり、足腰がしっかりしたことくらいである。まぁ武術も得意であるリーナにとって何の問題もないのだが。
丁度、建物内の九階に辿り着き人が少なくなった廊下で、少し身体を捻ったアイラは右手を車いすを押しているリーナの手に添える。少しだけごつごつとした安心する手。身体が不自由で一人では何もできない自分を支えてくれる温かな手。
「いつもありがとうね」
「……」
リーナは何も言えない。ここで「いえ」など否定する言葉はいえない。ありがとうというアイラの感謝の言葉はとても嬉しいから。けど、だからといって素直に受け取るのは難しい。
だから、自分の右手に添えられている可愛らしい幼い手を優しく握り返す。
けれどそれも一瞬。
目的の場所の前に辿り着いたリーナは、オリバーがいるであろう執務室の扉を守護している騎士に目配する。目配せされて騎士は右足を下げ、左胸に右手を添えながら腰に差している騎士剣を左手で鳴らす。
そしてアイラに軽く頭を下げる。
仕える主が違うのだ。また彼らの身分はとても高い。だからアイラ相手であろうと跪くことはしない。
騎士剣が鳴った音を聞いたアイラは、右手でドレスの片側を持ち上品に軽く礼をする。
それを見た騎士は反転してアイラに背を向け、執務室の扉を叩く。
「入れ」
そして少し待った後、中から何も反応はないが騎士は扉を開いてアイラたちを中に入れた。リーナは騎士とすれ違う際に少しだけ目配せする。
そして無表情の仮面を被る。
「来たか」
扉がしまり、羽ペンが紙を走り、金属の駒が金属の板を打つ音だけが響く執務室になった後、部屋の奥で執務室に座っていたオリバーが厳かに顔を上げた。バックは一面ガラスの窓であり、丁度逆光になっている。
部屋にはオリバーのほかに、オリバーの後で微動だにしない騎士が二人に、高貴な服に身を包んだ数人の文官が壁沿いに並べられている机に向かって筆を走らせては、金属の駒を弾いている。
「ただいま参上いたしました、国王陛下」
「うむ」
部屋の中央まで推し進められた車いすの上でアイラはリーナによって仕込まれた最上級の礼をする。銀髪が美しく靡く。
「して、お前を呼んだ理由だが」
オリバーはこの場で絶対的な存在。娘相手に名前を呼ぶことも意外と難しい。未だ何の政務にも関わっておらず、引きこもっているアイラに名前と役職を呼ぶ事は難しいのだ。
特に色々な目がある王城の公務区域では。
「はい」
「お前に家庭教師を付けようと考えている」
オリバーは厳つい表情で有無を言わせぬ声音で言った。
アイラは首を傾げ、リーナは警戒した。
家族が唯一共に過ごせる朝食の時間。昨日の出来事などを話したり、本当に他愛もない会話を家族としながら朝食を終えたアイラは、仕事がある父や母、顔つなぎや内政に忙しい姉や兄たちの邪魔にならないように部屋を去ろうとした。
そしたら父がそんなアイラを呼び止めた。
「……わかりました」
車いすに乗っているアイラは、リーナが反転したことで父、オリバーを閉じた瞳で見つめ、座りながらも上品に頭を下げて頷いた。
「リーナ、頼む」
「かしこまりました、オリバー様」
ここは限られた人間しか入れない食事の間。朝食時だけ使われる家族だけの団欒の場。
であるから、リーナはオリバーを敬称ではなく様付で呼び、頭を軽く下げた。リーナはアイラ専属のメイドであるから、主はアイラなのだ。
まぁ、アイラが雇っているわけではなく父親であるオリバーが雇っているから、雇い主はオリバーであるが。
「……お父様ったら珍しいわね」
アイラは少しだけ不思議そうに首を傾げた。リーナは不思議ではなく不審な表情を浮かべていたが、しかしそれを声には乗せなかった。
「ええ、確かにそうですね」
朝食の間を出たアイラたちはプライベート区域の中を移動し、自室へと戻った。オリバーに執務室に来いと言われたが、そのためには幾つかの準備がある。
オリバーの執務室はプライベート区域ではなく公務区域にある。つまり、今のアイラの格好やら何やらは表の場所に出る服装ではない。
幼子ながらも少しばかりの化粧と美しく気品あるドレス。また、表向きの特別な車いす、朝食後なので口直しなどを少しだけする。
そうして一時間後。アイラたちは公務区域へと出た。
そこは多くの貴族、文官や騎士、女中に執事、商人などが行き交いしていた。もちろん全員走る何てことはせず、落ち着いて上品に歩いていたが、しかしそこでアイラは特異な存在だった。
深淵に吸い込まれる黒のバレッタが彩る月のように淡く儚く輝く銀髪。この世ならざる妖精の如き美しく可愛らしい顔にピクリとも動かない閉じた瞳がその人外さを強調する。
玉の肌は月の化身かと思うほど白くきめ細やかで、しかし美しくゆかしい黒いドレスによってアイラは本当の月のようになる。
しかし、それよりもすれ違う貴族や文官たちなどが目をやる場所は違う。
アイラが乗っている黒の金属で作られた車いす。至るところに宝石や美しい鉱物がちりばめられ、幾何学的な模様を描いている。
それだけではない。ドレスから覗く片足、しかしもう片足は見えない。また、ドレスの袖口から見える手は一つだけ。もう一方の手があるはずの袖は何も入っていないようにだらんとしている。
そして何よりも目を引くのが首元に下げられたペンダント。
見事の一言。
これでもかというほどに細かい金属の線で描かれた意匠。下部には狼と竜と剣がせめぎあい、またそれを調停するようにカンテラが描かれている。
そしてそれは証。すれ違うあらゆる人々がアイラの前に跪き、頭を垂れる証。
リーナはアイラが乗る車いすを押しながら思う。何度見ても思ってしまう。
クソどもがっと。
アイラがその場を通り過ぎた後、頭を上げて立った人々の顔に浮かんだ表情は怯えと侮りと怒りと…………それは人外を見る目。この世ならざる存在を疎む目。
リーナは聞こえる。風の友にして、国内でも片手の指に数えられる魔法使いであるリーナは常に張り巡らせている警戒網からそれを聞く。
噂話。ある事ない事、いやない事ばかりをこそこそと話し、勝手に怯え、恐怖し、排除しようとする噂話。
いつ自分に力が襲い掛かるかと恐怖し、けれど見た目を馬鹿にして、徒党を組んで自身を安堵させるように固まる。そのくせやはり恐怖しているから動くこともせず、淡々と卑屈に傷つける機会を窺っている。
そのくせやっぱり関わろうとはしない。だから、彼らは結局アイラに対して何もしない。表立って、見えるところでは何もしない。
アイラが見えていないと思っているところで、せいぜい汚い言葉を発し、鬱憤晴らしに嫌がらせをするくらい。
そして皮肉を込めてアイラをこう言うのだ。
月銀の妖精と。
この世界で妖精はこの世ならざる存在であり、人類種では敵わない力をもつ存在として一般認知されている。畏怖されている。
大抵はお伽噺に現れ、人々に祝福を与えるがしかし、悪い存在としても語られることがある。
それは鉱物の名を冠した妖精。鉱物の名を冠した妖精は、人に害をなし、毒を持って殺す存在だと言われている。そういうお伽噺である。エレガント王国では有名な話だ。
そして特に星の名を冠した鉱物、つまり月銀を名に持つ妖精は大罪人として、神々の反逆者として使われる。何故なら、星は神々であり、その神々を差し置いて星の名を冠する妖精は神々への反逆者なのだから。
妖精の実態はそうではないが、しかし一般的なこの世界ではそれが常識だ。妖精や精霊などと言葉を交わす存在以外はそれは知らない。
それを言うのだ。アイラが去った後に毎回言うのだ。月銀の妖精と罵るのだ。
魔力が視えるが、人間的な視力ははないからか、聴力がもの凄く発達しているアイラは遠く離れた音すらも正確に聞こえているというのに。
「リーナ」
「っ、はい、アイラ様」
父であり、この敷地内の主であるオリバーがアイラのために階段を少なくし、スロープを張り巡らされあ建物内は十階建てというのにアイラが移動するには苦労しない。
せいぜい、アイラの車いすを押すリーナの腕がほんの少し太くなり、足腰がしっかりしたことくらいである。まぁ武術も得意であるリーナにとって何の問題もないのだが。
丁度、建物内の九階に辿り着き人が少なくなった廊下で、少し身体を捻ったアイラは右手を車いすを押しているリーナの手に添える。少しだけごつごつとした安心する手。身体が不自由で一人では何もできない自分を支えてくれる温かな手。
「いつもありがとうね」
「……」
リーナは何も言えない。ここで「いえ」など否定する言葉はいえない。ありがとうというアイラの感謝の言葉はとても嬉しいから。けど、だからといって素直に受け取るのは難しい。
だから、自分の右手に添えられている可愛らしい幼い手を優しく握り返す。
けれどそれも一瞬。
目的の場所の前に辿り着いたリーナは、オリバーがいるであろう執務室の扉を守護している騎士に目配する。目配せされて騎士は右足を下げ、左胸に右手を添えながら腰に差している騎士剣を左手で鳴らす。
そしてアイラに軽く頭を下げる。
仕える主が違うのだ。また彼らの身分はとても高い。だからアイラ相手であろうと跪くことはしない。
騎士剣が鳴った音を聞いたアイラは、右手でドレスの片側を持ち上品に軽く礼をする。
それを見た騎士は反転してアイラに背を向け、執務室の扉を叩く。
「入れ」
そして少し待った後、中から何も反応はないが騎士は扉を開いてアイラたちを中に入れた。リーナは騎士とすれ違う際に少しだけ目配せする。
そして無表情の仮面を被る。
「来たか」
扉がしまり、羽ペンが紙を走り、金属の駒が金属の板を打つ音だけが響く執務室になった後、部屋の奥で執務室に座っていたオリバーが厳かに顔を上げた。バックは一面ガラスの窓であり、丁度逆光になっている。
部屋にはオリバーのほかに、オリバーの後で微動だにしない騎士が二人に、高貴な服に身を包んだ数人の文官が壁沿いに並べられている机に向かって筆を走らせては、金属の駒を弾いている。
「ただいま参上いたしました、国王陛下」
「うむ」
部屋の中央まで推し進められた車いすの上でアイラはリーナによって仕込まれた最上級の礼をする。銀髪が美しく靡く。
「して、お前を呼んだ理由だが」
オリバーはこの場で絶対的な存在。娘相手に名前を呼ぶことも意外と難しい。未だ何の政務にも関わっておらず、引きこもっているアイラに名前と役職を呼ぶ事は難しいのだ。
特に色々な目がある王城の公務区域では。
「はい」
「お前に家庭教師を付けようと考えている」
オリバーは厳つい表情で有無を言わせぬ声音で言った。
アイラは首を傾げ、リーナは警戒した。
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しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
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『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
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【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
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