97 / 316
一年
寛ぎの場で:this winter
しおりを挟む
ライン兄さんが絵本を作っているのを知ってから一週間後。
マキーナルト領は雪に包まれていた。
ロイス父さんやアテナ母さん、バトラ爺たちは冬支度が全く済んでいないマキーナルト領の領民に緊急用の支給品を配ったり、なんだかんだと忙しい一週間だった。
そしてようやくマキーナルト領全体の冬支度が終わった。
一週間で領全体の冬支度を終わらせるロイス父さんたちは凄いと思った。
そして、そんな凄い家族や使用人たちは、レンガの大きな暖炉があるリビングで寛いでいた。
というか、豪雪の中、熱量の節約という事もあり、屋敷中の皆がリビングに集まっていたのだ。
ロイス父さんとアテナ母さんはアンティークの机で温かな紅茶を飲みながら、取り留めもなく言葉を交わしている。
また、それにアランやユナなども楽しそうに混じっている。
暖炉の近くでは、ロッキングチェアに座ったクラリスさんがエドガー兄さんとユリシア姉さんに炉辺談話というか、色々なお伽噺を語っていた。ついでにバトラ爺とマリーさんも、コーヒーを片手にそれを聞いていた。
いや、クラリスさんのお話に夢中になって聞いているエドガー兄さんとユリシア姉さんを好々爺の如くだらしなく微笑みながら見ていた。完全に孫を見る目である。
そして、レモンは高級ソファーの上で惰眠を貪っているかと思えば違う。
ソファーに座り、艶やかな小麦色の狐尻尾をぶんぶんと振り回し、美少女というか美女然の美しき顔を本当にだらしなく、というか気持ち悪く歪め、膝の上にいる小さな白い亀を撫でている。
白い亀はもちろん冬雪亀の子供であり、名前はユキである。レモンが名付けた。
三日前に、契約やら自由ギルド、エレガント王国などとの手続きというか交渉というか、色々と厄介な面倒事が終わり、ようやく家に招き入れたのだ。
そして、レモンはメイドの仕事もほっぽりだしてユキにべったりである。流石にそれだと困ったので、ユキに頼んでレモンに仕事をさせた。ユキは契約者でない俺達の言葉を聞いてくれた。
当たり前というか、意外にもというべきか、ユキは俺達の言葉を理解していた。なので、こっちが頼めば簡単だった。ユキに「レモンが働いてるところ、見たい」と言ってもらったのだ。
そしたら、いつも以上にテキパキとできる女性というか、メイドの仕事以外の仕事すら完璧に熟していた。
けど、キャーキャーとか、デュフとか撫でるたびにそんな気持ち悪い笑い声が漏れている。大丈夫だろうか。捕まりそうで怖い。
そして俺とライン兄さんはソファーの上で、肩を寄せ合い、こそこそと話を進めていた。計画を進めていた。近くにロイス父さんたちがいるが、話しに夢中でこっちの話は聞いていない。
筈だ。
「で、セオ、量産はできないの? 計画通り、多くの人に読んでもらいたいんだけどさ」
俺は手元の絵本を見る。ライン兄さんが描いただけあって、製本はされていないが、絵本の完成度はとても高い。
まぁ、色合いから考えると子供用とは言えないが。複雑な色や淡い色が多いから、五、六歳以上から読める絵本だ。幼子は色をハッキリと認識できなかったはずだ。
それに内容も複雑だ。『旅の蜥蜴』は文字がある程度読めるようになった貴族の子供たち、つまり、ライン兄さんよりも少し年上が読む童話だ。子供が理解しにくい。単純で奥が深い話ではない。
「……どうなんだろ。印刷技術はある程度あるのは知ってるけど」
この世界は地域に差はあれど、少なくともエレガント王国の印刷技術は高い筈である。その筈だ。今まであんまり考えた事はなかった。
けど、アカサが惜しげもなく紙を使っていたし、屋敷に紙は多くある。自由ギルドが新聞みたいな情報雑誌をよく格安で売っていたし、ラート町には本の数もある。
……いや、本は全て手書きだったような……。魔法でどうにかした感が……
だけど、印刷技術は兎も角、製紙技術は優れていたはずだ。
動物紙だけでなく、植物紙、果てには魔法紙という特別な紙もある。また、薄い紙や堅い紙、燃えにくい紙なども多い。まぁ、魔法などで作ってるから安いわけではない。
ただ、インクが分からない。そして、やっぱり印刷技術も分からない。
「……そもそも、どうやって本を印刷してるか知らないんだよ。手書きなのか、それとも本当に印刷なのか」
そう、思い返してみれば、筆を動かしたりする魔法もあったはずだし、念写というおかしな魔法もある。印刷技術なしでもそれっぽいことはできているはずだ。
読んできた本が専門書というか魔法本が多かったこともあり、全て手書きだったからあまり気にしていなかったが、もしかしたらこの世界は手書きで量産しているかもしれない。
という事は、色がついている絵本、つまり芸術にも近い本を量産は難しかもしれない。
「父さんに聞いてみよっか」
「うん」
という事で、俺達はソファーから飛び降り、あらあらうふふと、または、うんうんニコニコとしているアテナ母さんたちのところに移動して、椅子に跳び乗る。
俺は手も持っていた絵本を後に隠す。“隠者”なども使う。“宝物袋”を使うと魔力反応で怪しまれる。ソファーにおいておくべきだった。
「ん? どうしたんだい?」
と、微笑ましく温かい話しに興じていたロイス父さんがそんな俺達に顔を向ける。
アテナ母さんたちも話を一旦止め、俺達の方を見る。
「ねぇ、ロイス父さん。本ってどうやって書かれてるの? 手書き? それとも印刷機で刷ってるの?」
ロイス父さんは俺とライン兄さん二人を警戒しながら見て、顎に手を当てて答える。さっきまで、こそこそと小さな声で何か話していたのに、急にこっちにきて本について聞いているのだ。警戒する。
「……手書きもあれば、魔法で書いてる場合もあるよ。それより印刷機って確か」
「ええ、クラリスが作ったあれよね」
アテナ母さんとロイス父さんがチラリと暖炉の傍で物語を語っているクラリスさんを見る。また、アランが少し考え込んだ後。
「あれだろ、念写の魔法よりも魔力を消費するのに、念写より精度が低い魔道具だったはずだ」
魔道具なのか。うん? つまり、魔法を使っている感じか。じゃあ、俺が知っている印刷機とは違うな。
「……思い出しました。確か、数百年前に作られた骨董品でしたっけ? でも、あれってルール・エドガリスって方では……」
そしてその言葉にユナが疑問を持つ。アランは、あっという感じに呟き、チラリとロイス父さんを見た後、溜息を吐いて、話している。
そうしてユナはクラリスさんがルール・エドガリスである事を知った。ライン兄さんも知った。
まぁ、それは置いといて、やっぱり魔法の方でどうにかしていたのか。
確かに無属性魔法と魔力操作の技術がある程度あれば、念写という頭の中に思い浮かべた文字を書き込む魔法は誰だって使えるし、そっちが主流になったんだろう。
それに筆を事前に設定して自動的に動かす魔法や能力があったはずだし、そっちでやっているのか。紙自体が安いから、流通はそれですると。
でも、両方とも色付きは無理なんだよな。色を付けるとなると、もう二段階以上レベルの高い魔法が必要になる。
絵本には向かない。
いや、絵を量産するに向かない。白黒の絵すら量産できない。
「……ライン兄さん。絵本計画の前に、先に印刷機を作るところから始めないと駄目らしいよ」
「分かった。そっちはセオの領分だから任せるね。それより、僕はその間に何をした方がいい?」
「ライン兄さんが絵を書く際に使う絵具の中で、大量生産しやすくて、乾いても水に溶けにくくて、剥がれにくいやつない?」
「……手元にはないね。知り合いの冒険者に頼んで、アダド森林で原材料を集めて貰ってるから、全て量産には向かない……いや、黒の絵具なら――」
俺とライン兄さんはロイス父さんたちの前で情報を交換し始める。俺達は今、共通の目標を持って、計画を立てているのだ。周りはあんまり見えていない。
だから。
「――ちょ、二人とも。何をしようとしてるの? ねぇ」
うっかりしていた。クラリスさんにはバラしていたが、ロイス父さんたちにはまだ話しているない。面倒だったからだ。
それに、俺が色々とやっているのもあり、また、今年の異常気象などもあってロイス父さんたちは忙しい。だから、そうすると、これを事業として計画を起こそうとしている俺とライン兄さんの計画は一時的に凍結される。
それ故に不穏な空気を感じ取ったのか、ロイス父さんが俺達の話を遮った。嫌な予感が的中したという顔をしていた。
「い、いや、何でもないよ。ねぇ、ライン兄さん」
「うん。そうだよ、父さん。ちょっと僕の絵についてセオに講評して――」
いつの間にか俺に後にはアテナ母さんが立っていた。
「――絵ってこれの事かしら。セオったら、何で隠して……これって絵のついた本かしら?」
そしてアテナ母さんは絵本をパラパラと捲って首を捻りながら俺達に聞いた。
マキーナルト領は雪に包まれていた。
ロイス父さんやアテナ母さん、バトラ爺たちは冬支度が全く済んでいないマキーナルト領の領民に緊急用の支給品を配ったり、なんだかんだと忙しい一週間だった。
そしてようやくマキーナルト領全体の冬支度が終わった。
一週間で領全体の冬支度を終わらせるロイス父さんたちは凄いと思った。
そして、そんな凄い家族や使用人たちは、レンガの大きな暖炉があるリビングで寛いでいた。
というか、豪雪の中、熱量の節約という事もあり、屋敷中の皆がリビングに集まっていたのだ。
ロイス父さんとアテナ母さんはアンティークの机で温かな紅茶を飲みながら、取り留めもなく言葉を交わしている。
また、それにアランやユナなども楽しそうに混じっている。
暖炉の近くでは、ロッキングチェアに座ったクラリスさんがエドガー兄さんとユリシア姉さんに炉辺談話というか、色々なお伽噺を語っていた。ついでにバトラ爺とマリーさんも、コーヒーを片手にそれを聞いていた。
いや、クラリスさんのお話に夢中になって聞いているエドガー兄さんとユリシア姉さんを好々爺の如くだらしなく微笑みながら見ていた。完全に孫を見る目である。
そして、レモンは高級ソファーの上で惰眠を貪っているかと思えば違う。
ソファーに座り、艶やかな小麦色の狐尻尾をぶんぶんと振り回し、美少女というか美女然の美しき顔を本当にだらしなく、というか気持ち悪く歪め、膝の上にいる小さな白い亀を撫でている。
白い亀はもちろん冬雪亀の子供であり、名前はユキである。レモンが名付けた。
三日前に、契約やら自由ギルド、エレガント王国などとの手続きというか交渉というか、色々と厄介な面倒事が終わり、ようやく家に招き入れたのだ。
そして、レモンはメイドの仕事もほっぽりだしてユキにべったりである。流石にそれだと困ったので、ユキに頼んでレモンに仕事をさせた。ユキは契約者でない俺達の言葉を聞いてくれた。
当たり前というか、意外にもというべきか、ユキは俺達の言葉を理解していた。なので、こっちが頼めば簡単だった。ユキに「レモンが働いてるところ、見たい」と言ってもらったのだ。
そしたら、いつも以上にテキパキとできる女性というか、メイドの仕事以外の仕事すら完璧に熟していた。
けど、キャーキャーとか、デュフとか撫でるたびにそんな気持ち悪い笑い声が漏れている。大丈夫だろうか。捕まりそうで怖い。
そして俺とライン兄さんはソファーの上で、肩を寄せ合い、こそこそと話を進めていた。計画を進めていた。近くにロイス父さんたちがいるが、話しに夢中でこっちの話は聞いていない。
筈だ。
「で、セオ、量産はできないの? 計画通り、多くの人に読んでもらいたいんだけどさ」
俺は手元の絵本を見る。ライン兄さんが描いただけあって、製本はされていないが、絵本の完成度はとても高い。
まぁ、色合いから考えると子供用とは言えないが。複雑な色や淡い色が多いから、五、六歳以上から読める絵本だ。幼子は色をハッキリと認識できなかったはずだ。
それに内容も複雑だ。『旅の蜥蜴』は文字がある程度読めるようになった貴族の子供たち、つまり、ライン兄さんよりも少し年上が読む童話だ。子供が理解しにくい。単純で奥が深い話ではない。
「……どうなんだろ。印刷技術はある程度あるのは知ってるけど」
この世界は地域に差はあれど、少なくともエレガント王国の印刷技術は高い筈である。その筈だ。今まであんまり考えた事はなかった。
けど、アカサが惜しげもなく紙を使っていたし、屋敷に紙は多くある。自由ギルドが新聞みたいな情報雑誌をよく格安で売っていたし、ラート町には本の数もある。
……いや、本は全て手書きだったような……。魔法でどうにかした感が……
だけど、印刷技術は兎も角、製紙技術は優れていたはずだ。
動物紙だけでなく、植物紙、果てには魔法紙という特別な紙もある。また、薄い紙や堅い紙、燃えにくい紙なども多い。まぁ、魔法などで作ってるから安いわけではない。
ただ、インクが分からない。そして、やっぱり印刷技術も分からない。
「……そもそも、どうやって本を印刷してるか知らないんだよ。手書きなのか、それとも本当に印刷なのか」
そう、思い返してみれば、筆を動かしたりする魔法もあったはずだし、念写というおかしな魔法もある。印刷技術なしでもそれっぽいことはできているはずだ。
読んできた本が専門書というか魔法本が多かったこともあり、全て手書きだったからあまり気にしていなかったが、もしかしたらこの世界は手書きで量産しているかもしれない。
という事は、色がついている絵本、つまり芸術にも近い本を量産は難しかもしれない。
「父さんに聞いてみよっか」
「うん」
という事で、俺達はソファーから飛び降り、あらあらうふふと、または、うんうんニコニコとしているアテナ母さんたちのところに移動して、椅子に跳び乗る。
俺は手も持っていた絵本を後に隠す。“隠者”なども使う。“宝物袋”を使うと魔力反応で怪しまれる。ソファーにおいておくべきだった。
「ん? どうしたんだい?」
と、微笑ましく温かい話しに興じていたロイス父さんがそんな俺達に顔を向ける。
アテナ母さんたちも話を一旦止め、俺達の方を見る。
「ねぇ、ロイス父さん。本ってどうやって書かれてるの? 手書き? それとも印刷機で刷ってるの?」
ロイス父さんは俺とライン兄さん二人を警戒しながら見て、顎に手を当てて答える。さっきまで、こそこそと小さな声で何か話していたのに、急にこっちにきて本について聞いているのだ。警戒する。
「……手書きもあれば、魔法で書いてる場合もあるよ。それより印刷機って確か」
「ええ、クラリスが作ったあれよね」
アテナ母さんとロイス父さんがチラリと暖炉の傍で物語を語っているクラリスさんを見る。また、アランが少し考え込んだ後。
「あれだろ、念写の魔法よりも魔力を消費するのに、念写より精度が低い魔道具だったはずだ」
魔道具なのか。うん? つまり、魔法を使っている感じか。じゃあ、俺が知っている印刷機とは違うな。
「……思い出しました。確か、数百年前に作られた骨董品でしたっけ? でも、あれってルール・エドガリスって方では……」
そしてその言葉にユナが疑問を持つ。アランは、あっという感じに呟き、チラリとロイス父さんを見た後、溜息を吐いて、話している。
そうしてユナはクラリスさんがルール・エドガリスである事を知った。ライン兄さんも知った。
まぁ、それは置いといて、やっぱり魔法の方でどうにかしていたのか。
確かに無属性魔法と魔力操作の技術がある程度あれば、念写という頭の中に思い浮かべた文字を書き込む魔法は誰だって使えるし、そっちが主流になったんだろう。
それに筆を事前に設定して自動的に動かす魔法や能力があったはずだし、そっちでやっているのか。紙自体が安いから、流通はそれですると。
でも、両方とも色付きは無理なんだよな。色を付けるとなると、もう二段階以上レベルの高い魔法が必要になる。
絵本には向かない。
いや、絵を量産するに向かない。白黒の絵すら量産できない。
「……ライン兄さん。絵本計画の前に、先に印刷機を作るところから始めないと駄目らしいよ」
「分かった。そっちはセオの領分だから任せるね。それより、僕はその間に何をした方がいい?」
「ライン兄さんが絵を書く際に使う絵具の中で、大量生産しやすくて、乾いても水に溶けにくくて、剥がれにくいやつない?」
「……手元にはないね。知り合いの冒険者に頼んで、アダド森林で原材料を集めて貰ってるから、全て量産には向かない……いや、黒の絵具なら――」
俺とライン兄さんはロイス父さんたちの前で情報を交換し始める。俺達は今、共通の目標を持って、計画を立てているのだ。周りはあんまり見えていない。
だから。
「――ちょ、二人とも。何をしようとしてるの? ねぇ」
うっかりしていた。クラリスさんにはバラしていたが、ロイス父さんたちにはまだ話しているない。面倒だったからだ。
それに、俺が色々とやっているのもあり、また、今年の異常気象などもあってロイス父さんたちは忙しい。だから、そうすると、これを事業として計画を起こそうとしている俺とライン兄さんの計画は一時的に凍結される。
それ故に不穏な空気を感じ取ったのか、ロイス父さんが俺達の話を遮った。嫌な予感が的中したという顔をしていた。
「い、いや、何でもないよ。ねぇ、ライン兄さん」
「うん。そうだよ、父さん。ちょっと僕の絵についてセオに講評して――」
いつの間にか俺に後にはアテナ母さんが立っていた。
「――絵ってこれの事かしら。セオったら、何で隠して……これって絵のついた本かしら?」
そしてアテナ母さんは絵本をパラパラと捲って首を捻りながら俺達に聞いた。
30
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

異世界でリサイクルショップ!俺の高価買取り!
理太郎
ファンタジー
坂木 新はリサイクルショップの店員だ。
ある日、買い取りで査定に不満を持った客に恨みを持たれてしまう。
仕事帰りに襲われて、気が付くと見知らぬ世界のベッドの上だった。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

生活魔法しか使えない少年、浄化(クリーン)を極めて無双します(仮)(習作3)
田中寿郎
ファンタジー
壁しか見えない街(城郭都市)の中は嫌いだ。孤児院でイジメに遭い、無実の罪を着せられた幼い少年は、街を抜け出し、一人森の中で生きる事を選んだ。武器は生活魔法の浄化(クリーン)と乾燥(ドライ)。浄化と乾燥だけでも極めれば結構役に立ちますよ?
コメントはたまに気まぐれに返す事がありますが、全レスは致しません。悪しからずご了承願います。
(あと、敬語が使えない呪いに掛かっているので言葉遣いに粗いところがあってもご容赦をw)
台本風(セリフの前に名前が入る)です、これに関しては助言は無用です、そういうスタイルだと思ってあきらめてください。
読みにくい、面白くないという方は、フォローを外してそっ閉じをお願いします。
(カクヨムにも投稿しております)

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる