70 / 316
一年
ロマンと言ったらロマン:this fall
しおりを挟む
「ていうか、もう既に起こってるんでしょ、それ」
「うん、そうなんだよね。全てここ数日の事なんだけど。ホント、彼らって何でこう早く詐欺の手口を考え付くんだろう」
「そう言う人たちなんじゃない? まぁ、分かったよ。偽名ね、偽名」
名前を残すことが嫌だったのだがしょうがない。俺は良さそうな名前を考える。
うーん。名前ね。こう、何か考えるとあまり思いつかない。
………………
もういいや。
「ツクル。ツクルっていう名前で登録する」
前世の名前でいい。何か色々と思いついたけど、厨二っぽくていやだし、俺が覚えづらいのもいやだ。なら、前世の名前でいいだろう。
「ツクルね。わかったわ。ソフィアに連絡しておくわ」
「よろしく、アテナ母さん」
ロイス父さんは別の用事が入っているのかアテナ母さんがソフィアに報告するようだ。
「でも、後から名前って入れられるの?」
「そこらへんは問題ないわ」
「うん、そうだね。自由ギルドと掛け合ったから問題ないよ」
「……ありがとうございます」
俺は頭を下げる。掛け合ったといったが面倒をかけてしまったのは間違いない。
と、そう思ったら下げた頭がわしゃわしゃと撫でられた。くすぐったい。
「お礼なんていいのよ」
「そうだよ。でも、どういたしまして」
顔を上げればロイス父さんとアテナ母さんが綺麗な笑顔を浮かべていた。
……何か恥ずかしくなってきた。照れくさい。そう思った。
Φ
数日後、俺は町に出ていた。ようやく、貴族たちへの返事を書き終えたのだ。エドガー兄さんやライン兄さんがラブレターの返信を嫌がっていたのが分かった。
とても面倒くさいのだ。貴族に対しての手紙は遠回しに回りくどく根回しを。まぁ、同じ意味を三回も使ってしまうくらいややこしいのだ。形式が重要でまた、送る相手ごとに言い回しを変えなければならない。とてつもなく面倒くさかった。
しかし、それももう終わった。今頃は自由ギルドの貴族連絡網の波に乗っかり、手紙が輸送されているだろう。昔から自由ギルドと密の関係を結んでいるエレガント王国は自由ギルドから貴族用の速達連絡網システムを買っているのだ。
なので、エレガント王国内においての貴族たちの情報収集速度はとても速かったりする。
こう考えると自由ギルドって凄いよなと思ったりもする。
まぁ、それはおいといて、俺は賑やかで慌ただしい町のするすると歩いていく。例の騒動があったので“隠者”を使い気配やら何やらは隠している。見つかると面倒だしな。
それから町の中央広場に出る。そこには既に多くの屋台が立ち並び美味しそうな料理の匂いが漂っている。また、吟遊詩人の歌や音楽、酔っぱらって踊っている冒険者、あちらこちらでは喧嘩や賭博の掛け声も響いている。
収穫祭が始まるまでまだ二日あるのだが、抑えきれないのだろう。特に問題があるわけでもないので、このままでもいいだろう。
俺は少し嬉しい思いでそれを見ながら、自由ギルドに入っていく。それから、受付嬢に用を話し、紹介された個室へと向かう。
そしてその個室にはフード付きのマントを身に着けた白髪の老人が、四角いテーブルに腕を突っ伏しながら座っていた。俺はその正面に座る。
「どう、調子は?」
「おかげさまで良好です」
俺の呼びかけに起き上がった彼はガビド。元冒険者の魔法使いであり、今は俺の魔道具制作の協力者である。
「それと、いつも通りのを頼んでおきました」
「ありがとう、ガビド」
長髪の白髪が少し目にかかって鬱陶しそうである。前にも切ったらといったのだが、どうにもこっちの方がカッコいいからと切らない。
「もう一度言うけど、その前髪、切ったら?」
「いえいえ、私のトレードマークを切るなどとんでもございません。むしろ、セオ様こそ、その”白尋の目”を首からかけるのは御止めになった方がよろしいかと。いつか、首をしめますよ」
おっと。それはノーコメントだ。ぶっちゃけここ数か月間、“白尋の目”を首から下げていないと落ち着かないのだ。それに何か首から鈍い光を放つゴーグルを下げるってかっこいいし。
まぁつまりお互い様である。
そうして、お約束の様にいつものやり取りをしていたら、個室に給仕姿の男性が入って来た。
「ご注文の品です」
「ありがとう」
「ありがとう」
俺とガビドは俺達の前にコップを置いた給仕人にお礼を言う。
俺のは甘々のコーヒー。残念ながら練乳はない。ガビドのはここで給仕される中でも高級な部類に入る紅茶。その紅茶の優しい香りとコーヒーの炒った香りが混ざりあい、なんとも言えない匂いが俺の鼻孔をくすぐる。何か嫌だ。
なので、瞬時に風魔術でコーヒーと紅茶の匂いが混ざらないような対流を作る。因みに、ガビドは俺の研究協力者なので契約の元、魔術についてはあらまし話している。ソフィアたちの推薦なので問題はないだろう。
そうして互いに満足がいく空間の中で互いが好きな茶を楽しむ。コーヒーは茶かどうかは知らないが。
うん。やっぱり甘いコーヒーは旨い。苦いのも好きだけどやはり慣れ親しんだ甘いコーヒーは最高である。ここに練乳が入っていれば前世での鉱物と同じになるのだが、生憎色々あって入手ができていない。
「さて、では今回の報告書です」
と、一息ついたガビドが上品にティーカップを机に置き、隣に置いてあったカバンから紙の束を出してきた。
「うん。確かに受け取ったよ」
俺はそれを受け取りパラパラとめくって目を通す。
「……やっぱり凡庸性には欠けるのか」
「ええ、はい。日常生活全般においての加減が難しいです。私も魔力操作には自信がありましたがそれでもほんの一滴程度の魔力量でも力が変わってしまいます」
そうか、極小の魔力でも差が出てしまうとは。
「とすると、魔力伝達効率を下げた方が良さそうかな」
「確かに。魔力効率は落ちると思いますが……いや、しかしそれだと操作性が落ちるやもしれません」
「そうなんだよね。結局、緻密な操作性を必要とするから魔力が滞るとそれもできなくなるしなぁ」
やはりそこら辺の調整で詰まってくるか。
「まぁ、そこはおいおいだね。それより間接の方はどう? 関節の場合はある程度大雑把でも調整は利くから、球体から歯車の方に変えたんだけど」
球体だと精密性が上がるが、魔力操作の精度がかなり必要となってくるのだ。
「ええ、こっちの方が使いやすいです。歯車を多重構造にしたおかげで、かなりの精密性を出せますし、魔力での直接操作をする必要はないので、意識もそこまで使いません。ある程度自由に曲げ伸ばしができます」
やはりか。間接の場合は筋を引っ張るか引っ張らないかで曲がったり伸びたりするようにしたからな。一応、人体もそんな感じだし。
「ただ、感覚的ですが少しだけカクンカクンしていると言いますか、スムーズではないですね」
「うん、それは歯車の調整をするよ。それで、現状では実用化は難しそうかな?」
「……私レベルの魔力操作ができるのであれば、それなりには使えると思います。しかし――」
「――そうなんだよね。結局、そこまでの腕がある魔法使いなら別の手段で解決できるからね」
そもそも、ガビドは冒険者ランクが金の魔法使いである。数が少ない。
「と、軽い情報交換はここまでにして点検と改良をしていくよ」
「ええ、お願いいたします」
今日の目的は経過情報を手に入れることだけじゃない。点検もあるのだ。
なので、俺はガビドの右隣に行く。ガビドは右腕の服をたくし上げる。
「じゃあ、外していくよ」
「よろしくお願いします」
ガビドの右腕は義手であった。鈍く光る深緑色の金属がマテリアルチックに輝いている。
俺は首から下げていたゴーグルを顔にかけ、“宝物袋”から取り出した工具を使って、ガビドの右腕にある義手を取り外していくのだった。
俺は今、義肢の制作に乗り出している。全ては男のロマン、メイドゴーレムを作るために。
「うん、そうなんだよね。全てここ数日の事なんだけど。ホント、彼らって何でこう早く詐欺の手口を考え付くんだろう」
「そう言う人たちなんじゃない? まぁ、分かったよ。偽名ね、偽名」
名前を残すことが嫌だったのだがしょうがない。俺は良さそうな名前を考える。
うーん。名前ね。こう、何か考えるとあまり思いつかない。
………………
もういいや。
「ツクル。ツクルっていう名前で登録する」
前世の名前でいい。何か色々と思いついたけど、厨二っぽくていやだし、俺が覚えづらいのもいやだ。なら、前世の名前でいいだろう。
「ツクルね。わかったわ。ソフィアに連絡しておくわ」
「よろしく、アテナ母さん」
ロイス父さんは別の用事が入っているのかアテナ母さんがソフィアに報告するようだ。
「でも、後から名前って入れられるの?」
「そこらへんは問題ないわ」
「うん、そうだね。自由ギルドと掛け合ったから問題ないよ」
「……ありがとうございます」
俺は頭を下げる。掛け合ったといったが面倒をかけてしまったのは間違いない。
と、そう思ったら下げた頭がわしゃわしゃと撫でられた。くすぐったい。
「お礼なんていいのよ」
「そうだよ。でも、どういたしまして」
顔を上げればロイス父さんとアテナ母さんが綺麗な笑顔を浮かべていた。
……何か恥ずかしくなってきた。照れくさい。そう思った。
Φ
数日後、俺は町に出ていた。ようやく、貴族たちへの返事を書き終えたのだ。エドガー兄さんやライン兄さんがラブレターの返信を嫌がっていたのが分かった。
とても面倒くさいのだ。貴族に対しての手紙は遠回しに回りくどく根回しを。まぁ、同じ意味を三回も使ってしまうくらいややこしいのだ。形式が重要でまた、送る相手ごとに言い回しを変えなければならない。とてつもなく面倒くさかった。
しかし、それももう終わった。今頃は自由ギルドの貴族連絡網の波に乗っかり、手紙が輸送されているだろう。昔から自由ギルドと密の関係を結んでいるエレガント王国は自由ギルドから貴族用の速達連絡網システムを買っているのだ。
なので、エレガント王国内においての貴族たちの情報収集速度はとても速かったりする。
こう考えると自由ギルドって凄いよなと思ったりもする。
まぁ、それはおいといて、俺は賑やかで慌ただしい町のするすると歩いていく。例の騒動があったので“隠者”を使い気配やら何やらは隠している。見つかると面倒だしな。
それから町の中央広場に出る。そこには既に多くの屋台が立ち並び美味しそうな料理の匂いが漂っている。また、吟遊詩人の歌や音楽、酔っぱらって踊っている冒険者、あちらこちらでは喧嘩や賭博の掛け声も響いている。
収穫祭が始まるまでまだ二日あるのだが、抑えきれないのだろう。特に問題があるわけでもないので、このままでもいいだろう。
俺は少し嬉しい思いでそれを見ながら、自由ギルドに入っていく。それから、受付嬢に用を話し、紹介された個室へと向かう。
そしてその個室にはフード付きのマントを身に着けた白髪の老人が、四角いテーブルに腕を突っ伏しながら座っていた。俺はその正面に座る。
「どう、調子は?」
「おかげさまで良好です」
俺の呼びかけに起き上がった彼はガビド。元冒険者の魔法使いであり、今は俺の魔道具制作の協力者である。
「それと、いつも通りのを頼んでおきました」
「ありがとう、ガビド」
長髪の白髪が少し目にかかって鬱陶しそうである。前にも切ったらといったのだが、どうにもこっちの方がカッコいいからと切らない。
「もう一度言うけど、その前髪、切ったら?」
「いえいえ、私のトレードマークを切るなどとんでもございません。むしろ、セオ様こそ、その”白尋の目”を首からかけるのは御止めになった方がよろしいかと。いつか、首をしめますよ」
おっと。それはノーコメントだ。ぶっちゃけここ数か月間、“白尋の目”を首から下げていないと落ち着かないのだ。それに何か首から鈍い光を放つゴーグルを下げるってかっこいいし。
まぁつまりお互い様である。
そうして、お約束の様にいつものやり取りをしていたら、個室に給仕姿の男性が入って来た。
「ご注文の品です」
「ありがとう」
「ありがとう」
俺とガビドは俺達の前にコップを置いた給仕人にお礼を言う。
俺のは甘々のコーヒー。残念ながら練乳はない。ガビドのはここで給仕される中でも高級な部類に入る紅茶。その紅茶の優しい香りとコーヒーの炒った香りが混ざりあい、なんとも言えない匂いが俺の鼻孔をくすぐる。何か嫌だ。
なので、瞬時に風魔術でコーヒーと紅茶の匂いが混ざらないような対流を作る。因みに、ガビドは俺の研究協力者なので契約の元、魔術についてはあらまし話している。ソフィアたちの推薦なので問題はないだろう。
そうして互いに満足がいく空間の中で互いが好きな茶を楽しむ。コーヒーは茶かどうかは知らないが。
うん。やっぱり甘いコーヒーは旨い。苦いのも好きだけどやはり慣れ親しんだ甘いコーヒーは最高である。ここに練乳が入っていれば前世での鉱物と同じになるのだが、生憎色々あって入手ができていない。
「さて、では今回の報告書です」
と、一息ついたガビドが上品にティーカップを机に置き、隣に置いてあったカバンから紙の束を出してきた。
「うん。確かに受け取ったよ」
俺はそれを受け取りパラパラとめくって目を通す。
「……やっぱり凡庸性には欠けるのか」
「ええ、はい。日常生活全般においての加減が難しいです。私も魔力操作には自信がありましたがそれでもほんの一滴程度の魔力量でも力が変わってしまいます」
そうか、極小の魔力でも差が出てしまうとは。
「とすると、魔力伝達効率を下げた方が良さそうかな」
「確かに。魔力効率は落ちると思いますが……いや、しかしそれだと操作性が落ちるやもしれません」
「そうなんだよね。結局、緻密な操作性を必要とするから魔力が滞るとそれもできなくなるしなぁ」
やはりそこら辺の調整で詰まってくるか。
「まぁ、そこはおいおいだね。それより間接の方はどう? 関節の場合はある程度大雑把でも調整は利くから、球体から歯車の方に変えたんだけど」
球体だと精密性が上がるが、魔力操作の精度がかなり必要となってくるのだ。
「ええ、こっちの方が使いやすいです。歯車を多重構造にしたおかげで、かなりの精密性を出せますし、魔力での直接操作をする必要はないので、意識もそこまで使いません。ある程度自由に曲げ伸ばしができます」
やはりか。間接の場合は筋を引っ張るか引っ張らないかで曲がったり伸びたりするようにしたからな。一応、人体もそんな感じだし。
「ただ、感覚的ですが少しだけカクンカクンしていると言いますか、スムーズではないですね」
「うん、それは歯車の調整をするよ。それで、現状では実用化は難しそうかな?」
「……私レベルの魔力操作ができるのであれば、それなりには使えると思います。しかし――」
「――そうなんだよね。結局、そこまでの腕がある魔法使いなら別の手段で解決できるからね」
そもそも、ガビドは冒険者ランクが金の魔法使いである。数が少ない。
「と、軽い情報交換はここまでにして点検と改良をしていくよ」
「ええ、お願いいたします」
今日の目的は経過情報を手に入れることだけじゃない。点検もあるのだ。
なので、俺はガビドの右隣に行く。ガビドは右腕の服をたくし上げる。
「じゃあ、外していくよ」
「よろしくお願いします」
ガビドの右腕は義手であった。鈍く光る深緑色の金属がマテリアルチックに輝いている。
俺は首から下げていたゴーグルを顔にかけ、“宝物袋”から取り出した工具を使って、ガビドの右腕にある義手を取り外していくのだった。
俺は今、義肢の制作に乗り出している。全ては男のロマン、メイドゴーレムを作るために。
63
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!

無能と呼ばれたレベル0の転生者は、効果がチートだったスキル限界突破の力で最強を目指す
紅月シン
ファンタジー
七歳の誕生日を迎えたその日に、レオン・ハーヴェイの全ては一変することになった。
才能限界0。
それが、その日レオンという少年に下されたその身の価値であった。
レベルが存在するその世界で、才能限界とはレベルの成長限界を意味する。
つまりは、レベルが0のまま一生変わらない――未来永劫一般人であることが確定してしまったのだ。
だがそんなことは、レオンにはどうでもいいことでもあった。
その結果として実家の公爵家を追放されたことも。
同日に前世の記憶を思い出したことも。
一つの出会いに比べれば、全ては些事に過ぎなかったからだ。
その出会いの果てに誓いを立てた少年は、その世界で役立たずとされているものに目を付ける。
スキル。
そして、自らのスキルである限界突破。
やがてそのスキルの意味を理解した時、少年は誓いを果たすため、世界最強を目指すことを決意するのであった。
※小説家になろう様にも投稿しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる