26 / 316
一年
魔法稽古後編:this spring
しおりを挟む
「ちょっ、セオ! 流石にやり過ぎだよ!」
煌めく星々が埋め尽くす天を仰いだロイス父さんが制止の言葉をかけるが、今更やめるつもりはない。
「大丈夫。ユリシア姉さん以外には中てるつもり無いから」
まぁ、ユリシア姉さんにも中てるつもりはない。流石に星と謳う魔法をを中てるのは可哀想である。
……。
いや、訂正。ロイス父さんとアテナ母さんには一発くらい中てる。
なので。
「――〝流星雨〟」
自分の手を指揮者の如く振り下ろす。そして指揮者の命に従って流星が降る注ぐのである。
流星雨は風切る音を数々と奏でる。オーケストラとしても恥ずかしくないほどのオーケストラ力で会場を震撼させる。まぁ、全て風魔術で鳴らしているんだが。
ドゴーン。
一つの星が地面へ着弾する。
それがフィナーレの始まりである。
爆音と爆炎が舞い狂い、躍り出す星々は酔いつぶれて土へと消えていく。
「きゃあ!」
「痛い!」
何か悲鳴が聞こえるが無視である。物凄い殺気が俺に向かって放たれているが無視である。
あとが怖いが無視である。
なので、ユリシア姉さんの方へ意識を戻す。
「まぁ、流石にユリシア姉さんも……、えっ!」
驚きべく光景が目の前にあった。
「シャラァー!!」
〝流星雨〟を漆黒の片手剣でぶった切っているユリシア姉さんがいた。
鬼気とした表情で死に物狂いに片手剣を星に滑らせ、星と踊っていた。天焦がす蒼天の光を身に纏い、夜の星々と決して出会う事のない空を瞳に宿し戦っていた。
あれ。一応、ユリシア姉さんに中てないように術式を組んでおいた筈なんだが。各魔力反応によって自動で彩弾が誘導され中らないようにしているのだ。もちろんアテナ母さんたちには中てるように誘導している。
……、っていうか何かエドガー兄さんもユリシア姉さんと同じ事やってないか。金色の光を身に纏い、深海を覗く瞳が静かに星を射抜き、自身と同等以上の大きさの漆黒の斧を振り回している。
ライン兄さんは……、うん。大丈夫だな。ちゃんと避難している。感心顔で夜空を見上げている。
でも……、あれ? これじゃあエドガー兄さんとユリシア姉さんをコテンパにする事はできてないのでは? 一応、エドガー兄さんはライン兄さんに負けたはずだけど、何かパワーアップしてるし。
っというか、ユリシア姉さんも同様で魔力の質や能力の格が一段と違うような感じなんだよな。
“研究室”に解析をお願いするか。
――了解しました――
矛盾するが無機質で優しい声音が頭の中に響く。
でも、了解してくれたらしい。
最近は魔術の研究で忙しかったから、返事されるのが久しぶりで嬉しい。
ああ、でも最近か。会話というか応答ができるようになったのは。“解析者”が俺と、俺と融合する予定だった魂と連結してしまったおかげで、面倒な仕組みになってしまったんだよな。
元はなかった“研究室”がいつの間にか“解析者”に存在してたし……。
まぁ、いいか。
「それにしても……」
俺は縦横無尽に動き舞う二人を見て、溜息を漏らす。
「やっぱり意味がなかったな。ていうか、二人の生存本能みたいなものを刺激してしまった感じだよな」
二人の鼻っぱしを折り、魔法や武術に対して改めの意識を持って欲しかったんだが、それどころか、二人の心を、姿勢を強気にしてしまった感じがする。
天を嗤い、星を睨む二人を見ているとそう思ってしまう。
「はぁ。……ねぇ、アテナ母さん、ロイス父さん。聞こえてるんでしょ」
相変わらず轟音が満たす場で、しかしアテナ母さんやロイス父さん並みの人間が俺の小さな呟きを聞き逃すわけがない。
「何かしら、セオ」
「何だい、セオ」
物理的に無視した声が耳の近くから聞こえてくる。本人たちは少し離れた所にいるはずなのに。風魔法かな。
「ねぇ、あれってさ、余計増長しちゃうんじゃないの。ほら、実質負けてないとも言い張れるしさ。魔術だって『卑怯だ』とでも言えば、虚勢は張れるじゃん。二人とも負けず嫌いだからさ。ホント、誰の血筋何だか」
「それはアテナだよ(ロイスよ)」
夫婦が互いを指す。一瞬にして睨み合う。遠目からでもはっきり見れる。
「二人とも、喧嘩するなら後にして。っていうか、ホントどうするの? 早いうちに対処しないと、パワーアップしちゃったから大人でも勝てる人少ないんでしょ」
また、喧嘩になりそうだったので話を逸らす。
「いや、まぁ、エドガー達に勝つだけなら守護兵団の人たちでも問題ないんだけどさ、その後、上手く指導するっていうとなかなか難しくてね。僕の場合は二人の中では勝てない存在になってるからね。それもどうにかしなければならないんだけどさ」
「なるほど」
俺は〝流星雨〟を操作しながら、アテナ母さんたちの方へ歩く。いつまでも、幽霊に囁かれる会話はごめんだからな。精神的に疲れる。
でも、エドガー兄さんたちの成長のための指導か。二人を上手に考えさせ、成長させるっていうのは確かに難しいな。特に技術に関しては、なまじ二人の素養が高すぎるから難しい。
「……、ねぇ、レモンとアランに頼むのはどうかしら?」
アテナ母さんが妙案を出した。
ああ。確かに。
二人ともとても強いしな。実際に戦闘しているところを見たことはないが、魔力の質とかでもそのレベルの高さが窺える。それにエドガー兄さんたちはまだ、魔力の質とかハッキリ判るわけではないからな。二人の感覚からしたら、気のいい料理人のおっちゃんとさぼり癖があるメイドっていう感覚だろうし。
というかホント、アランは良いとして、何でレモンがあんなにヤバそうなんだろう。一回だけ見た戦闘装備は全て秘宝級だったし、それを身に着けられるだけで、レベルの高さが窺えるんだが、ホント謎。
「んーー、でもなーー」
けれどロイス父さんは渋っていた。アラン達なら適任の筈なんだが。
「二人じゃ、駄目なのかしら」
「いや、駄目ではないんだけどさ。実力的に十分だし、二人とも目もいいからさ」
「じゃあ、何故渋っているの?」
アテナ母さんの素朴な質問に、ロイス父さんは眉を思いっ切る歪ませた。
「二人にあれ以上の仕事を頼むはどうなんだろうな、と思って」
丁度、二人の前に立った俺の頭に?が浮かぶ。
「ほら、アランに料理人と庭師の仕事、それにアダド森林の調査とマキーナルト領の作物の管理もやって貰ってるでしょ。レモンには領地に入ってくる不審者や諜報員とかの監視やアダト森林とバラサリア山脈の魔物の間引きもやって貰ってるし。特に、レモンはラインとセオの護衛も頼んでるしね」
え! そんなに仕事をしてたの!?
「確かにそうね。アランは料理人と庭師に関しては趣味みたいなものだけれども、レモンの方は完全に仕事。最近までは夜の護衛もお願いしてたし……」
頬に手を当てて、困った表情をするアテナ母さん。様になっている。
ってそうじゃない。
「レモンって不眠不休だったの! っていうか護衛って何!」
「あら、気づいてなかったの? ほら私達って、まぁ強いでしょ。それでね、色々厄介な人たちがくるのよ。まぁ、痛い目を見せたから、エレガント王国の貴族たちにはそんな人いないのだけれどね。それにさっきも言ったけど私達って強いから、その子供であるアナタたちは高い素養を持っているのよ。それで、子供の時に力が暴走したら、命の危険もあるから護衛を頼んでたのよ」
なるほど。前者に関してはあんまりピンとこないが、後者はわかる。
そうか、レモンはそんな辛い仕事をしてたのか。これからはとても優しくしよ。
感謝しまくろう。
「だとすると、これ以上は過労になっちゃうよね。というか、もう十分過労だし。ねぇロイス父さん。アラン達のアフターケアとかしっかりしてるの? 二人とも丈夫だと思って、そういうところ疎かにしたら、あとで痛いしっぺ返しが待ってるんだよ。休暇は? 給料は? 大丈夫?」
前世では過労に過労を重ねたからな。とても辛いのだ。隣でアテナ母さんが天を仰いでる。
「……。確かに、二人に甘えすぎてたかもしれないな」
ロイス父さんも神妙に頷いている。
「給料はもう少し増やした方が良いわよね」
「確かに給料は倍にしようか……、でもな……」
二人とも直ぐに検討に入っている。
そう言えば、アラン達ってどれくらい給与を貰ってるんーー
「いや、いらないぞ」
「はい、いりません」
――急に声が聞こえた。
「きゃ!」
「え!」
「おわ!」
アテナ母さんとロイス父さんと俺は驚愕の声を上げ、腰を少し抜かした。
「何でいるの!?」
ロイス父さんが動揺を直ぐに立て直し、アランに訊ねる。
「いや、それより早くあれをどうにかしないといけないんじゃないか?」
「あっ、確かに」
アランが指さした先には、いつの間にか止んでいた〝流星雨〟によって、闘争本能がむき出しになっているエドガー兄さんとユリシア姉さんがいた。
二人とも少し正気を失っていた。そういう目だった。
煌めく星々が埋め尽くす天を仰いだロイス父さんが制止の言葉をかけるが、今更やめるつもりはない。
「大丈夫。ユリシア姉さん以外には中てるつもり無いから」
まぁ、ユリシア姉さんにも中てるつもりはない。流石に星と謳う魔法をを中てるのは可哀想である。
……。
いや、訂正。ロイス父さんとアテナ母さんには一発くらい中てる。
なので。
「――〝流星雨〟」
自分の手を指揮者の如く振り下ろす。そして指揮者の命に従って流星が降る注ぐのである。
流星雨は風切る音を数々と奏でる。オーケストラとしても恥ずかしくないほどのオーケストラ力で会場を震撼させる。まぁ、全て風魔術で鳴らしているんだが。
ドゴーン。
一つの星が地面へ着弾する。
それがフィナーレの始まりである。
爆音と爆炎が舞い狂い、躍り出す星々は酔いつぶれて土へと消えていく。
「きゃあ!」
「痛い!」
何か悲鳴が聞こえるが無視である。物凄い殺気が俺に向かって放たれているが無視である。
あとが怖いが無視である。
なので、ユリシア姉さんの方へ意識を戻す。
「まぁ、流石にユリシア姉さんも……、えっ!」
驚きべく光景が目の前にあった。
「シャラァー!!」
〝流星雨〟を漆黒の片手剣でぶった切っているユリシア姉さんがいた。
鬼気とした表情で死に物狂いに片手剣を星に滑らせ、星と踊っていた。天焦がす蒼天の光を身に纏い、夜の星々と決して出会う事のない空を瞳に宿し戦っていた。
あれ。一応、ユリシア姉さんに中てないように術式を組んでおいた筈なんだが。各魔力反応によって自動で彩弾が誘導され中らないようにしているのだ。もちろんアテナ母さんたちには中てるように誘導している。
……、っていうか何かエドガー兄さんもユリシア姉さんと同じ事やってないか。金色の光を身に纏い、深海を覗く瞳が静かに星を射抜き、自身と同等以上の大きさの漆黒の斧を振り回している。
ライン兄さんは……、うん。大丈夫だな。ちゃんと避難している。感心顔で夜空を見上げている。
でも……、あれ? これじゃあエドガー兄さんとユリシア姉さんをコテンパにする事はできてないのでは? 一応、エドガー兄さんはライン兄さんに負けたはずだけど、何かパワーアップしてるし。
っというか、ユリシア姉さんも同様で魔力の質や能力の格が一段と違うような感じなんだよな。
“研究室”に解析をお願いするか。
――了解しました――
矛盾するが無機質で優しい声音が頭の中に響く。
でも、了解してくれたらしい。
最近は魔術の研究で忙しかったから、返事されるのが久しぶりで嬉しい。
ああ、でも最近か。会話というか応答ができるようになったのは。“解析者”が俺と、俺と融合する予定だった魂と連結してしまったおかげで、面倒な仕組みになってしまったんだよな。
元はなかった“研究室”がいつの間にか“解析者”に存在してたし……。
まぁ、いいか。
「それにしても……」
俺は縦横無尽に動き舞う二人を見て、溜息を漏らす。
「やっぱり意味がなかったな。ていうか、二人の生存本能みたいなものを刺激してしまった感じだよな」
二人の鼻っぱしを折り、魔法や武術に対して改めの意識を持って欲しかったんだが、それどころか、二人の心を、姿勢を強気にしてしまった感じがする。
天を嗤い、星を睨む二人を見ているとそう思ってしまう。
「はぁ。……ねぇ、アテナ母さん、ロイス父さん。聞こえてるんでしょ」
相変わらず轟音が満たす場で、しかしアテナ母さんやロイス父さん並みの人間が俺の小さな呟きを聞き逃すわけがない。
「何かしら、セオ」
「何だい、セオ」
物理的に無視した声が耳の近くから聞こえてくる。本人たちは少し離れた所にいるはずなのに。風魔法かな。
「ねぇ、あれってさ、余計増長しちゃうんじゃないの。ほら、実質負けてないとも言い張れるしさ。魔術だって『卑怯だ』とでも言えば、虚勢は張れるじゃん。二人とも負けず嫌いだからさ。ホント、誰の血筋何だか」
「それはアテナだよ(ロイスよ)」
夫婦が互いを指す。一瞬にして睨み合う。遠目からでもはっきり見れる。
「二人とも、喧嘩するなら後にして。っていうか、ホントどうするの? 早いうちに対処しないと、パワーアップしちゃったから大人でも勝てる人少ないんでしょ」
また、喧嘩になりそうだったので話を逸らす。
「いや、まぁ、エドガー達に勝つだけなら守護兵団の人たちでも問題ないんだけどさ、その後、上手く指導するっていうとなかなか難しくてね。僕の場合は二人の中では勝てない存在になってるからね。それもどうにかしなければならないんだけどさ」
「なるほど」
俺は〝流星雨〟を操作しながら、アテナ母さんたちの方へ歩く。いつまでも、幽霊に囁かれる会話はごめんだからな。精神的に疲れる。
でも、エドガー兄さんたちの成長のための指導か。二人を上手に考えさせ、成長させるっていうのは確かに難しいな。特に技術に関しては、なまじ二人の素養が高すぎるから難しい。
「……、ねぇ、レモンとアランに頼むのはどうかしら?」
アテナ母さんが妙案を出した。
ああ。確かに。
二人ともとても強いしな。実際に戦闘しているところを見たことはないが、魔力の質とかでもそのレベルの高さが窺える。それにエドガー兄さんたちはまだ、魔力の質とかハッキリ判るわけではないからな。二人の感覚からしたら、気のいい料理人のおっちゃんとさぼり癖があるメイドっていう感覚だろうし。
というかホント、アランは良いとして、何でレモンがあんなにヤバそうなんだろう。一回だけ見た戦闘装備は全て秘宝級だったし、それを身に着けられるだけで、レベルの高さが窺えるんだが、ホント謎。
「んーー、でもなーー」
けれどロイス父さんは渋っていた。アラン達なら適任の筈なんだが。
「二人じゃ、駄目なのかしら」
「いや、駄目ではないんだけどさ。実力的に十分だし、二人とも目もいいからさ」
「じゃあ、何故渋っているの?」
アテナ母さんの素朴な質問に、ロイス父さんは眉を思いっ切る歪ませた。
「二人にあれ以上の仕事を頼むはどうなんだろうな、と思って」
丁度、二人の前に立った俺の頭に?が浮かぶ。
「ほら、アランに料理人と庭師の仕事、それにアダド森林の調査とマキーナルト領の作物の管理もやって貰ってるでしょ。レモンには領地に入ってくる不審者や諜報員とかの監視やアダト森林とバラサリア山脈の魔物の間引きもやって貰ってるし。特に、レモンはラインとセオの護衛も頼んでるしね」
え! そんなに仕事をしてたの!?
「確かにそうね。アランは料理人と庭師に関しては趣味みたいなものだけれども、レモンの方は完全に仕事。最近までは夜の護衛もお願いしてたし……」
頬に手を当てて、困った表情をするアテナ母さん。様になっている。
ってそうじゃない。
「レモンって不眠不休だったの! っていうか護衛って何!」
「あら、気づいてなかったの? ほら私達って、まぁ強いでしょ。それでね、色々厄介な人たちがくるのよ。まぁ、痛い目を見せたから、エレガント王国の貴族たちにはそんな人いないのだけれどね。それにさっきも言ったけど私達って強いから、その子供であるアナタたちは高い素養を持っているのよ。それで、子供の時に力が暴走したら、命の危険もあるから護衛を頼んでたのよ」
なるほど。前者に関してはあんまりピンとこないが、後者はわかる。
そうか、レモンはそんな辛い仕事をしてたのか。これからはとても優しくしよ。
感謝しまくろう。
「だとすると、これ以上は過労になっちゃうよね。というか、もう十分過労だし。ねぇロイス父さん。アラン達のアフターケアとかしっかりしてるの? 二人とも丈夫だと思って、そういうところ疎かにしたら、あとで痛いしっぺ返しが待ってるんだよ。休暇は? 給料は? 大丈夫?」
前世では過労に過労を重ねたからな。とても辛いのだ。隣でアテナ母さんが天を仰いでる。
「……。確かに、二人に甘えすぎてたかもしれないな」
ロイス父さんも神妙に頷いている。
「給料はもう少し増やした方が良いわよね」
「確かに給料は倍にしようか……、でもな……」
二人とも直ぐに検討に入っている。
そう言えば、アラン達ってどれくらい給与を貰ってるんーー
「いや、いらないぞ」
「はい、いりません」
――急に声が聞こえた。
「きゃ!」
「え!」
「おわ!」
アテナ母さんとロイス父さんと俺は驚愕の声を上げ、腰を少し抜かした。
「何でいるの!?」
ロイス父さんが動揺を直ぐに立て直し、アランに訊ねる。
「いや、それより早くあれをどうにかしないといけないんじゃないか?」
「あっ、確かに」
アランが指さした先には、いつの間にか止んでいた〝流星雨〟によって、闘争本能がむき出しになっているエドガー兄さんとユリシア姉さんがいた。
二人とも少し正気を失っていた。そういう目だった。
98
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる