18 / 316
一年
シロポポ講義その2:this spring
しおりを挟む
「先ずだけどね、“改変”という特性は有機物の変質、つまり性質や構成の変化を行う、という性質を持っているんだ」
「それが魔法薬と何の関係が?」
「それはね、魔法薬は回復魔法の様に即効に治癒が行われる。これが一般的な薬の治癒薬との大きな違いだ。そして、魔法薬を作るときシロポポを入れなければ、全て治癒薬になってしまう」
「まぁ、そうだね」
何となく、言いたいことが分かってきた。
「と、ここで回復魔法は何故、即効で治癒が行われると考える? セオ」
「それ、俺に聞く? まぁ、いいや。回復魔法の根本的な魔法概念は“魔力による有機物質の創造”、分かりやすく言うと、回復魔法をある対象に使うと、その対象が記憶している健康を創造するんだ。それに付随して肉体の活性化をし、自己治癒を促す。後は、浄化や異物の排除とかもある。
まぁ、回復魔法は幻想魔法の搾りカスみたいなものだから、“魔力による有機物質の創造”なんて、大それたことはできないんだが」
俺がそう言うとライン兄さんが驚いたように目を開く。
「何で聞いてきたライン兄さんが驚いてるの?」
問われたライン兄さんは、あはは、と頬を掻く。
「いや、ボクはそこまで知らなくてさ。回復魔法が幻想魔法を源流として持っている事も知らなかったし、何より魔法概念っていう言葉を初めて聞いたんだよね」
「じゃぁ、どんな答えが出てくると思ったの?」
「いやー、ボクが知っていたのは回復魔法によって魔力が、一時的に怪我した部分を肩代わりしたり、病原を浄化するとしか知らなくさ。それが出てくると思ったんだよ」
ライン兄さんは苦笑する。
俺はその様子を見ながら納得する。それを知ってたら、俺に教えて貰わなくとも、独力で魔術を使えるだろうしな。
「まぁ、そこの詳しい事は魔術と一緒に教えるよ」
「! ありがとう、セオ!」
ライン兄さんは歓喜する。ライン兄さんの周りにキラキラした光のエフェクトが踊り散る。
「じゃあ、続けて。まぁ、言いたいことは大体解ったけど」
「おっ、流石。では、お言葉に甘えて続けるよ」
頷く。
「お察しの通り、ボクはシロポポの“改変”が回復魔法の、そのセオが言う“健康の創造”と同等の働きをすると考えている。具体的にはシロポポを含んだ魔法薬が肉体に取り込まれると、魔法薬自体を構成している有機物を肉体の有機物へと性質や構成を変えて、怪我や病気を治す感じ。
あと、魔法薬に使われている“治癒”などが“改変”の方向性を定めていると、ボクは考えている」
……。まぁ、納得できる。細かいところが気になるが、今日は要約だからこの程度だろう。
「細かいところや実験データを見てないから断言できないけど、たぶんそれで合ってると思うよ」
「まぁ、そうだよね。細かいデータとかは明日とかにまとめて出すよ。と言ってもいくつかの実験は終わってないから、来週くらいまでかかりそうなんだけどね」
まだ実験が終わってない?
……。ああ、“緑霊眼”か。あれで、直接解析したのか。
「解析系のアーティファクトってこういう時、使い勝手悪いよね。何故が分からないからさ」
「そう? 結果だけでも分かっていると、実験も定めやすいから便利だと思うんだけど。というか、解析系のアーティファクトと能力を共に持っているセオには言われたくないんだけど」
まぁ、それもそうか。
「ごめん。話を脱線させた。じゃあ、今、分かっている限りで良いから、シロポポが何故、“改変”を持っているかという根拠を教えて下さい」
「では、説明するよ」
そう言って、ライン兄さんはシロポポが描かれた黒板に目を向けた。
「先ずだけど、植物が持つ特性はその植物が必要とするから獲得したものでしょ」
「そうだね。鉱物とかはまた別だけど」
俺の一言に相槌を打ちながら、ライン兄さんは手に持っているチョークを文字列が並ぶ黒板へと指す。
「セオ。これを見て、何か思わない?」
ライン兄さんって質問形式好きだよな。ここはキチンと乗るべきだよな。
「生息地域が多種多様」
答えがお気に召したのか、大いに頷くライン兄さん。
「そう! そして、ここが一番重要なんだけどね、どの地域に存在するシロポポは全て同一種なんだ! と、ここで疑問がある。あらゆる環境に存在する万能な能力をもった草木など存在するのか? という事だ」
「だからこその“改変”だと?」
「そうだよ。シロポポはあらゆる環境で生存できるように、各環境に適した耐性と繁殖をその時獲得できるように、“改変”が備わったんだ」
と、声を張り上げたせいで疲れたのか、ライン兄さんはウエストポーチから金属製の水筒を取り出し、キャップを外して口をつけ、一息つく。
「ふぅ。中断してごめん、セオ」
「問題ないよ」
「ありがとう。じゃあ、続けるよ」
俺は頷く。
「でね、そもそもだけどね、シロポポは“改変”が無くても魔境とか生物が生きるのに適していない場所以外はどこにでも生存できるんだ」
そう言って、ライン兄さんはチョークをシロポポが描かれている黒板に向ける。
「先ずは根」
次に、チョークで根の絵を指し、そこに線を引っ張る。
「根は岩などといった堅い土壌や、逆に脆過ぎる土壌になどに対して、十分に土台としての役割が果たせるように強く逞しい性質を持っている。また、水や栄養を多量に吸収するために根には細かな毛やその他諸々がたくさんある。それに、いざとなったら根から消化液みたいなものを出して周りの土壌を溶かし、それを栄養分とするんだ」
黒板に根の能力を軽くまとめたのを書きながら、目をキラキラさせて語るライン兄さんに、少し変態性を感じた。
「次に茎」
茎の絵にチョークを向け、線を引っ張る。
「茎はとても頑丈で柔らかいんだよ。どんなに踏まれて潰れても、折られたりしても一日も経たずに元通り。それにもし欠損しても修復能力が高いから問題がない。また、もしシロポポの上に障害物があれば、それを突き破る勢いで伸びたり、日照によっては、茎の長さが短くもなるし長くもなる」
ライン兄さんはカツカツと音を立てながら、黒板に書き込んでいく。
「次は葉」
同様に葉を指す。
「葉はそこまで特別な構造をしていない。しいて言えば、葉っぱ同士が重ならないように生えていることぐらいだね。それと、乾燥に強く、また葉が腐りにくいことぐらいだね」
それって特殊な構造なんじゃ……。
ライン兄さんは俺の内心をよそに、同様に書いていく。
「次に花」
同様に(以下略)
「花も大して他の植物と変わらないね。普通に特殊な構造をしているだけだよ。なので省略するね。セオも分かっていると思うから」
特殊な匂いと光の反射で動物や虫を吸引する花の構造を省略か。
……。
「……ねぇ、ライン兄さん疲れてきたの?」
「あはは」
ライン兄さんは頬を掻く。
「だって、セオはこれくらい分かっているだろうしなぁ、と思って」
「でも、確認は大事でしょ?」
「まぁ、そうなんだけどね」
やれやれ、まだまだ子供だな。飽きやすい。
「ほら、残り少しでしょ。頑張って」
ライン兄さんはその言葉でやる気を取り戻したのか、頬をパシンと叩く。
「よし。頑張るよ!」
「それが魔法薬と何の関係が?」
「それはね、魔法薬は回復魔法の様に即効に治癒が行われる。これが一般的な薬の治癒薬との大きな違いだ。そして、魔法薬を作るときシロポポを入れなければ、全て治癒薬になってしまう」
「まぁ、そうだね」
何となく、言いたいことが分かってきた。
「と、ここで回復魔法は何故、即効で治癒が行われると考える? セオ」
「それ、俺に聞く? まぁ、いいや。回復魔法の根本的な魔法概念は“魔力による有機物質の創造”、分かりやすく言うと、回復魔法をある対象に使うと、その対象が記憶している健康を創造するんだ。それに付随して肉体の活性化をし、自己治癒を促す。後は、浄化や異物の排除とかもある。
まぁ、回復魔法は幻想魔法の搾りカスみたいなものだから、“魔力による有機物質の創造”なんて、大それたことはできないんだが」
俺がそう言うとライン兄さんが驚いたように目を開く。
「何で聞いてきたライン兄さんが驚いてるの?」
問われたライン兄さんは、あはは、と頬を掻く。
「いや、ボクはそこまで知らなくてさ。回復魔法が幻想魔法を源流として持っている事も知らなかったし、何より魔法概念っていう言葉を初めて聞いたんだよね」
「じゃぁ、どんな答えが出てくると思ったの?」
「いやー、ボクが知っていたのは回復魔法によって魔力が、一時的に怪我した部分を肩代わりしたり、病原を浄化するとしか知らなくさ。それが出てくると思ったんだよ」
ライン兄さんは苦笑する。
俺はその様子を見ながら納得する。それを知ってたら、俺に教えて貰わなくとも、独力で魔術を使えるだろうしな。
「まぁ、そこの詳しい事は魔術と一緒に教えるよ」
「! ありがとう、セオ!」
ライン兄さんは歓喜する。ライン兄さんの周りにキラキラした光のエフェクトが踊り散る。
「じゃあ、続けて。まぁ、言いたいことは大体解ったけど」
「おっ、流石。では、お言葉に甘えて続けるよ」
頷く。
「お察しの通り、ボクはシロポポの“改変”が回復魔法の、そのセオが言う“健康の創造”と同等の働きをすると考えている。具体的にはシロポポを含んだ魔法薬が肉体に取り込まれると、魔法薬自体を構成している有機物を肉体の有機物へと性質や構成を変えて、怪我や病気を治す感じ。
あと、魔法薬に使われている“治癒”などが“改変”の方向性を定めていると、ボクは考えている」
……。まぁ、納得できる。細かいところが気になるが、今日は要約だからこの程度だろう。
「細かいところや実験データを見てないから断言できないけど、たぶんそれで合ってると思うよ」
「まぁ、そうだよね。細かいデータとかは明日とかにまとめて出すよ。と言ってもいくつかの実験は終わってないから、来週くらいまでかかりそうなんだけどね」
まだ実験が終わってない?
……。ああ、“緑霊眼”か。あれで、直接解析したのか。
「解析系のアーティファクトってこういう時、使い勝手悪いよね。何故が分からないからさ」
「そう? 結果だけでも分かっていると、実験も定めやすいから便利だと思うんだけど。というか、解析系のアーティファクトと能力を共に持っているセオには言われたくないんだけど」
まぁ、それもそうか。
「ごめん。話を脱線させた。じゃあ、今、分かっている限りで良いから、シロポポが何故、“改変”を持っているかという根拠を教えて下さい」
「では、説明するよ」
そう言って、ライン兄さんはシロポポが描かれた黒板に目を向けた。
「先ずだけど、植物が持つ特性はその植物が必要とするから獲得したものでしょ」
「そうだね。鉱物とかはまた別だけど」
俺の一言に相槌を打ちながら、ライン兄さんは手に持っているチョークを文字列が並ぶ黒板へと指す。
「セオ。これを見て、何か思わない?」
ライン兄さんって質問形式好きだよな。ここはキチンと乗るべきだよな。
「生息地域が多種多様」
答えがお気に召したのか、大いに頷くライン兄さん。
「そう! そして、ここが一番重要なんだけどね、どの地域に存在するシロポポは全て同一種なんだ! と、ここで疑問がある。あらゆる環境に存在する万能な能力をもった草木など存在するのか? という事だ」
「だからこその“改変”だと?」
「そうだよ。シロポポはあらゆる環境で生存できるように、各環境に適した耐性と繁殖をその時獲得できるように、“改変”が備わったんだ」
と、声を張り上げたせいで疲れたのか、ライン兄さんはウエストポーチから金属製の水筒を取り出し、キャップを外して口をつけ、一息つく。
「ふぅ。中断してごめん、セオ」
「問題ないよ」
「ありがとう。じゃあ、続けるよ」
俺は頷く。
「でね、そもそもだけどね、シロポポは“改変”が無くても魔境とか生物が生きるのに適していない場所以外はどこにでも生存できるんだ」
そう言って、ライン兄さんはチョークをシロポポが描かれている黒板に向ける。
「先ずは根」
次に、チョークで根の絵を指し、そこに線を引っ張る。
「根は岩などといった堅い土壌や、逆に脆過ぎる土壌になどに対して、十分に土台としての役割が果たせるように強く逞しい性質を持っている。また、水や栄養を多量に吸収するために根には細かな毛やその他諸々がたくさんある。それに、いざとなったら根から消化液みたいなものを出して周りの土壌を溶かし、それを栄養分とするんだ」
黒板に根の能力を軽くまとめたのを書きながら、目をキラキラさせて語るライン兄さんに、少し変態性を感じた。
「次に茎」
茎の絵にチョークを向け、線を引っ張る。
「茎はとても頑丈で柔らかいんだよ。どんなに踏まれて潰れても、折られたりしても一日も経たずに元通り。それにもし欠損しても修復能力が高いから問題がない。また、もしシロポポの上に障害物があれば、それを突き破る勢いで伸びたり、日照によっては、茎の長さが短くもなるし長くもなる」
ライン兄さんはカツカツと音を立てながら、黒板に書き込んでいく。
「次は葉」
同様に葉を指す。
「葉はそこまで特別な構造をしていない。しいて言えば、葉っぱ同士が重ならないように生えていることぐらいだね。それと、乾燥に強く、また葉が腐りにくいことぐらいだね」
それって特殊な構造なんじゃ……。
ライン兄さんは俺の内心をよそに、同様に書いていく。
「次に花」
同様に(以下略)
「花も大して他の植物と変わらないね。普通に特殊な構造をしているだけだよ。なので省略するね。セオも分かっていると思うから」
特殊な匂いと光の反射で動物や虫を吸引する花の構造を省略か。
……。
「……ねぇ、ライン兄さん疲れてきたの?」
「あはは」
ライン兄さんは頬を掻く。
「だって、セオはこれくらい分かっているだろうしなぁ、と思って」
「でも、確認は大事でしょ?」
「まぁ、そうなんだけどね」
やれやれ、まだまだ子供だな。飽きやすい。
「ほら、残り少しでしょ。頑張って」
ライン兄さんはその言葉でやる気を取り戻したのか、頬をパシンと叩く。
「よし。頑張るよ!」
111
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
チート薬学で成り上がり! 伯爵家から放逐されたけど優しい子爵家の養子になりました!
芽狐@書籍発売中
ファンタジー
⭐️チート薬学3巻発売中⭐️
ブラック企業勤めの37歳の高橋 渉(わたる)は、過労で倒れ会社をクビになる。
嫌なことを忘れようと、異世界のアニメを見ていて、ふと「異世界に行きたい」と口に出したことが、始まりで女神によって死にかけている体に転生させられる!
転生先は、スキルないも魔法も使えないアレクを家族は他人のように扱い、使用人すらも見下した態度で接する伯爵家だった。
新しく生まれ変わったアレク(渉)は、この最悪な現状をどう打破して幸せになっていくのか??
更新予定:なるべく毎日19時にアップします! アップされなければ、多忙とお考え下さい!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる