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第二部 二章:独りはあっても孤独はない
五話 〝魔法を宝石にする魔法〟
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最初に“森顎”についてだ。
まず、“森顎”の形状は深緑色の棒みたいな感じだ。通常の銃の様にグリップが斜めになっているわけではない。
長さは短刀ほどだ。
グリップ部分は短刀の柄と同等の大きさで、形も同様だ。また、銃身は刀身と同じ大きさで、形は四角。通常のハンド銃みたいな形だ。長さは大体二十五センチ前後だろうか。
また、その両者を繋ぐ部分には小さな溝が幾つか走っている。それは、“森顎”を可変するための機構だ。ギミックがあるのだ。
“森顎”は一応、銃である。銃としての構造を持っているため、銃弾を射撃する際、棒状だと使い辛い。なので、グリップ部が通常の銃の様に可動できるようにしてあるのだ。
しかも、可動範囲は一定方向だけでなく、約270度可動するようにしている。
だが、だからと言って耐久度が低いわけではなく、衝撃を吸収したり、反動を少なくしたりする特殊な鉱石や魔道具をこれでもかと組み込み、柔軟性と硬度を高め、強度をとても高くしている。レーラーにも手伝ってもらった。
たぶん、“森顎”の部位の中で一番丈夫だろう。
次に、“森顎”にはトリガーはない。
その代わりに、グリップの広い面の表裏に大きな紅い宝石が埋め込まれている。表の紅い宝石はひし形で、裏の方は円である。どちらも滑らないように幾つかの細工などは施してある。
またグリップの狭い面には形の違う小さな紅い宝石を幾つか埋め込んである。
これがトリガーの、また“森顎”のギミックを全て操るスイッチである。魔力を精密に注ぐことによって発動する。
一応、少量の魔力でギミックが発動する様にしているので、魔力回復速度が早いライゼにとっては、魔力が枯渇しても直ぐに使えるようにしている。
だが念のために、ギミックを発動させる専用の“魔倉の腕輪”と同じような非常用の内蔵魔力もある。
万が一の時は、その中に溜めてあるライゼの魔力を操作すればいい。
また、“森顎”で使う魔力は大抵、内蔵されている魔力庫の魔力を消費する。魔道具なのでライゼの魔力じゃなくても魔法を発動できるのだ。実際、内蔵魔力で発動させる魔道具も多い。
なので、そのグリップ部のスイッチ以外は基本的に内蔵魔力で駆動する様にしてある。
また、それらは微量だが空気中から魔力を吸い上げる機構があり、それで魔力を補っている。まぁ、俺が点検時に魔力を補充しているのもあるのだが。
この内蔵魔力機構は“森彩”も同様である。
次に銃身であるが、銃身は基本的に深緑色の四角い金属が二つ重なる感じで構成されている。所々に紅い宝石が埋め込まれていてる。
また、銃身には〝魔力を刃にする魔法〟という魔力量よりも技術に依存する魔法が組み込まれており、術者の魔力操作技術などによって刃の形が決まる。
そして〝魔力を刃にする魔法〟は物質系の魔法であるから、上位の魔物の魔法耐性を突破できなくとも、物理耐性を突破できる
もちろん、物理耐性を突破するには相応の技術やら威力やらが必要になるが。
だが、身体が小さく闘気を持たないライゼは技術はあっても威力は出せない。
また、戦いを極めようとは思っていないため、結局〝魔力を刃にする魔法〟では物理耐性を突破することは難しい。
けれど、牽制や防御には使えるし、完全に傷を付けられなくとも、少しくらいは傷つけられる。
また、刃と言うが、簡単に言えば剣である。自由な剣を創り出せるのだ。そして主軸を銃身にする事によって、〝魔力を刃にする魔法〟のある程度の固定化を図っている。
だが、その剣の大きさや形などは自由で、ライゼは使い慣れた短刀を創り出している。また、短刀の刃の向きなどもその都度変えられる。
つまり、“森顎”をどう持とうが、問題ないのだ。
因みにここまでの性能や構造の殆どは“森彩”も同様である。
違うのは銃口である。
“森顎”は銃口を上下に、つまり二つあるのだ。
そして共に口径はとても大きく、俺が記憶している口径の数値が正しければ、上の銃口が四十四口径で、下の銃口は四十八口径だ。
だから、『顎』という名前を入れた。
まず、上側の銃口から説明していく。
こっちは、〝魔法を宝石にする魔法〟によって創り出された“宝石銃弾”が射出される銃口である。
と、銃口の説明の前に〝魔法を宝石にする魔法〟と、“宝石銃弾”について説明しておく。
この〝魔法を宝石にする魔法〟は、ある一つの魔法を宝石として封印する魔法だ。この時の宝石の形は術者のイメージによって代わる。そして、好きな時に解放すると、封じられていた魔法が解放される。
そして封じられた魔法が消えた瞬間、宝石は宙に溶ける。
魔法が消える時間は、封じられた魔法の種類と込められた魔力量によって決まる。外部からの干渉によって消えた場合には、その時点で宝石は消える。
またそれ以外にも、解放してから、数秒後に魔法が展開されるような遅延発動や条件によって魔法が展開される条件発動が可能だったりする。
自由度は高いのだ。ただし、卓越した魔法技術と魔力操作技術が必要になるが。
〝魔法を宝石にする魔法〟は魔力量よりも技術に依る魔法である。だが、込める魔法自体は別である。
そして先程言った通り、〝魔法を宝石にする魔法〟で創り出す宝石の形は自由である。硬さも込める魔力量や魔力操作によって自由に決められる。
なので、銃弾の形や硬度をそれで創り出している。
ただし、“宝石銃弾”を作る際使っている魔法は〝魔法を宝石にする魔法〟だけではない。宝石を融合させたり、接合させたり、圧縮させたりする魔法を使い、何種類かの魔法が封印されている一つの宝石の弾丸を作り上げる。融合させているため一つの宝石として扱われる。
そして“宝石銃弾”を作る専用の魔道具は別に作っている。
と、それはさておき、“宝石銃弾”には、一つの自由な魔法と銃弾として成り立たせるための基本魔法が幾つか封印してある。
そして、トリガー代わりのギミックを発動させることによって、装填されている“宝石銃弾”に封印されている全ての魔法が、解放される仕組みだ。
因みに、自由な魔法は“宝石銃弾”を創る術者が使える魔法なら本当になんでもよく、打ちぬいた時に毒が身体に回ったり、炎を纏ったりと様々である。無くても問題ない。
また、自由な魔法は基本的に条件発動型で、対象を貫いた時に発動するとかにしてある。それ以外もある。
だが、自由な魔法より重要なのは銃弾として成り立たせるための、上位の魔物相手でも問題なく通用する威力を出すための基本魔法だ。
まず、“森顎”の形状は深緑色の棒みたいな感じだ。通常の銃の様にグリップが斜めになっているわけではない。
長さは短刀ほどだ。
グリップ部分は短刀の柄と同等の大きさで、形も同様だ。また、銃身は刀身と同じ大きさで、形は四角。通常のハンド銃みたいな形だ。長さは大体二十五センチ前後だろうか。
また、その両者を繋ぐ部分には小さな溝が幾つか走っている。それは、“森顎”を可変するための機構だ。ギミックがあるのだ。
“森顎”は一応、銃である。銃としての構造を持っているため、銃弾を射撃する際、棒状だと使い辛い。なので、グリップ部が通常の銃の様に可動できるようにしてあるのだ。
しかも、可動範囲は一定方向だけでなく、約270度可動するようにしている。
だが、だからと言って耐久度が低いわけではなく、衝撃を吸収したり、反動を少なくしたりする特殊な鉱石や魔道具をこれでもかと組み込み、柔軟性と硬度を高め、強度をとても高くしている。レーラーにも手伝ってもらった。
たぶん、“森顎”の部位の中で一番丈夫だろう。
次に、“森顎”にはトリガーはない。
その代わりに、グリップの広い面の表裏に大きな紅い宝石が埋め込まれている。表の紅い宝石はひし形で、裏の方は円である。どちらも滑らないように幾つかの細工などは施してある。
またグリップの狭い面には形の違う小さな紅い宝石を幾つか埋め込んである。
これがトリガーの、また“森顎”のギミックを全て操るスイッチである。魔力を精密に注ぐことによって発動する。
一応、少量の魔力でギミックが発動する様にしているので、魔力回復速度が早いライゼにとっては、魔力が枯渇しても直ぐに使えるようにしている。
だが念のために、ギミックを発動させる専用の“魔倉の腕輪”と同じような非常用の内蔵魔力もある。
万が一の時は、その中に溜めてあるライゼの魔力を操作すればいい。
また、“森顎”で使う魔力は大抵、内蔵されている魔力庫の魔力を消費する。魔道具なのでライゼの魔力じゃなくても魔法を発動できるのだ。実際、内蔵魔力で発動させる魔道具も多い。
なので、そのグリップ部のスイッチ以外は基本的に内蔵魔力で駆動する様にしてある。
また、それらは微量だが空気中から魔力を吸い上げる機構があり、それで魔力を補っている。まぁ、俺が点検時に魔力を補充しているのもあるのだが。
この内蔵魔力機構は“森彩”も同様である。
次に銃身であるが、銃身は基本的に深緑色の四角い金属が二つ重なる感じで構成されている。所々に紅い宝石が埋め込まれていてる。
また、銃身には〝魔力を刃にする魔法〟という魔力量よりも技術に依存する魔法が組み込まれており、術者の魔力操作技術などによって刃の形が決まる。
そして〝魔力を刃にする魔法〟は物質系の魔法であるから、上位の魔物の魔法耐性を突破できなくとも、物理耐性を突破できる
もちろん、物理耐性を突破するには相応の技術やら威力やらが必要になるが。
だが、身体が小さく闘気を持たないライゼは技術はあっても威力は出せない。
また、戦いを極めようとは思っていないため、結局〝魔力を刃にする魔法〟では物理耐性を突破することは難しい。
けれど、牽制や防御には使えるし、完全に傷を付けられなくとも、少しくらいは傷つけられる。
また、刃と言うが、簡単に言えば剣である。自由な剣を創り出せるのだ。そして主軸を銃身にする事によって、〝魔力を刃にする魔法〟のある程度の固定化を図っている。
だが、その剣の大きさや形などは自由で、ライゼは使い慣れた短刀を創り出している。また、短刀の刃の向きなどもその都度変えられる。
つまり、“森顎”をどう持とうが、問題ないのだ。
因みにここまでの性能や構造の殆どは“森彩”も同様である。
違うのは銃口である。
“森顎”は銃口を上下に、つまり二つあるのだ。
そして共に口径はとても大きく、俺が記憶している口径の数値が正しければ、上の銃口が四十四口径で、下の銃口は四十八口径だ。
だから、『顎』という名前を入れた。
まず、上側の銃口から説明していく。
こっちは、〝魔法を宝石にする魔法〟によって創り出された“宝石銃弾”が射出される銃口である。
と、銃口の説明の前に〝魔法を宝石にする魔法〟と、“宝石銃弾”について説明しておく。
この〝魔法を宝石にする魔法〟は、ある一つの魔法を宝石として封印する魔法だ。この時の宝石の形は術者のイメージによって代わる。そして、好きな時に解放すると、封じられていた魔法が解放される。
そして封じられた魔法が消えた瞬間、宝石は宙に溶ける。
魔法が消える時間は、封じられた魔法の種類と込められた魔力量によって決まる。外部からの干渉によって消えた場合には、その時点で宝石は消える。
またそれ以外にも、解放してから、数秒後に魔法が展開されるような遅延発動や条件によって魔法が展開される条件発動が可能だったりする。
自由度は高いのだ。ただし、卓越した魔法技術と魔力操作技術が必要になるが。
〝魔法を宝石にする魔法〟は魔力量よりも技術に依る魔法である。だが、込める魔法自体は別である。
そして先程言った通り、〝魔法を宝石にする魔法〟で創り出す宝石の形は自由である。硬さも込める魔力量や魔力操作によって自由に決められる。
なので、銃弾の形や硬度をそれで創り出している。
ただし、“宝石銃弾”を作る際使っている魔法は〝魔法を宝石にする魔法〟だけではない。宝石を融合させたり、接合させたり、圧縮させたりする魔法を使い、何種類かの魔法が封印されている一つの宝石の弾丸を作り上げる。融合させているため一つの宝石として扱われる。
そして“宝石銃弾”を作る専用の魔道具は別に作っている。
と、それはさておき、“宝石銃弾”には、一つの自由な魔法と銃弾として成り立たせるための基本魔法が幾つか封印してある。
そして、トリガー代わりのギミックを発動させることによって、装填されている“宝石銃弾”に封印されている全ての魔法が、解放される仕組みだ。
因みに、自由な魔法は“宝石銃弾”を創る術者が使える魔法なら本当になんでもよく、打ちぬいた時に毒が身体に回ったり、炎を纏ったりと様々である。無くても問題ない。
また、自由な魔法は基本的に条件発動型で、対象を貫いた時に発動するとかにしてある。それ以外もある。
だが、自由な魔法より重要なのは銃弾として成り立たせるための、上位の魔物相手でも問題なく通用する威力を出すための基本魔法だ。
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