45 / 138
第一部 幕間:gear
子育てか、もしくは介護か
しおりを挟む
これはまだ、ライゼが魔法学園にいた頃の話。
丁度、ライゼがレーラーの弟子になってからの一幕だ。
その日も、いつも通りライゼは日が昇る前に日が射し込まない地下の研究室で目が覚めた。座る事も寝ることもできる素晴らしいソファーの上で目が覚めた。
それから、ライゼは暗闇の中で、着替えを済まし、〝汚れを落とす魔法〟などで最低限の身支度をした後、俺を起こした。
俺はいつも通り、やる気のない瞼を無理やりこじ開けて起きる。
掌サイズの俺はあくびと共に長い舌をチロチロと出して楔を打った後、ライゼの肩に飛び乗る。
そして、今日もライゼは早朝の配達の仕事へと出かけた。
配達の仕事は、身体を鍛えるにも、魔力を鍛えるにも、魔法を鍛えるにも最適なのだ。
Φ
入り組んだ石畳を駆ける一筋の影がある。
ようやく白み始めた東の空の下で、薄暗い石畳の街中を駆ける影がある。
もちろん、ライゼだ。
配達の仕事には主に二種類ある。
手紙の配達と小包の配達である。
というか、他にも大きな荷物の配達もあるのだが、ライゼは断っている。割に合わないし、ライゼは基本的に自分の得意な範囲の仕事しか受けないようにしているからだ。
そして、ライゼは特に小包の配達において、王都のギルド内からの信用が高い。評価が高い。
何故なら、“空鞄”を使うことによって、運ぶものが生モノであったとしても、新鮮なまま配達することが可能だからだ。
“空鞄”は魔法ポーチとは違い、異空間に仕舞う事によって時間経過を無くすことができる利点がある。
時間経過を遅らせる事も無くすことも今のところは魔道具ではできていない。
ライゼの体内魔力量がもっと大きければ配達産業として巨大な財産を築いていたかもしれないが、残念ながら“空鞄”はライゼの魔力に比例して、容量はそこまで大きくない。
それでも、少し大きめなトランクス鞄並みには容量があるので、個人使用においてはとても重宝しているのだ。
そんな“空鞄”を持つライゼは、冒険者ギルドから預かった生モノの小包を配達している。
ついでに、手紙もだ。
体内魔力を枯渇させ、高熱に魘された状態になりながらも走る。高熱に魘された状態によって虚脱感がライゼを襲っている。
が、それも訓練の一つだ。
虚脱感によってライゼの力は限りなく低くなっている。そのうえで、いつも通りの走りを実現するために、最低限の力で最適な走り方をしている。というか、強制的にそうせざる終えないのだ。
これによって、魔力量が低いライゼが、魔力を使い果たした時でも動けるようになる。戦えるようになる。
また、走りながら、動きながら心身を落ち着かせ、魔力回復速度を上昇させる訓練をしている。
もちろん、最初は動きながら休むなど阿保みたいな事はできなかったが、子鬼人という種族の特性か、四年も続けていると軽い運動中なら、魔力だけだが休息という状態に持ち込む事ができたのだ。
普通に考えておかしいのだが、これくらいしなければ、ライゼが使いたい魔法は使えない。『くだらない魔法』の中には、強大な精神力と体力、魔力が必要になるものもあるのだ。
変人が創り出した変人だけの魔法だ。簡単に使えるもの方が少ない。
そして、ライゼはここ数年間で身に着けた事を、更に最適に無意識に落とし込むために、毎朝、配達の仕事をしながら訓練しているのだ。
それに、配達の仕事はどこから配達すれば最短距離になるかを計算する必要がある。その日の街路の状況や天気、住民の気質によっても最適な順序は変わる。
ライゼは配達をしながら、それを記憶し、考え、行動している。
良い訓練なのだ。
Φ
そんな良い訓練は、朝日が昇りきる頃には終わり、朝食を食べるためにライゼは学園へと戻る。
そして、最初に地下の研究室に行き、温かなシャワーを浴びて、軽く身体を休めた後、研究室に併設されているレーラー専用の寝室に行き、レーラーを無理やり起こす。
「レーラー師匠。朝だよ」
寝室の明かりを付けながら、ライゼはひとまず声をかける。
もちろん、白いシーツの上で真っ白な布団に包まっているレーラーに起きる様子はない。
いつも通りのことだ。ライゼは分かっている。
「レーラー師匠、起きて」
なので、ライゼは布団を奪い取る。レーラーを外気に晒す。
そして、そこには白いネグリジェを身に纏ったレーラーがいた。陶磁器の様に真っ白な肌とネグリジェの境目は分かりづらく、結構はだけている。
もちろん、レーラーは完全なロリ、小学生くらいの背丈と体系だ。エロさは全くもってないが、しかし、神神しさがある。
深き森人であるからして、レーラーの容姿はとても美しい。神の造形物かと思うほど、無機質に完璧で端整だ。
しかし、ライゼはそんなレーラーに見惚れることもしない。慣れたのもあるし、ライゼは巨乳好きなのだ。俺が言うのだから間違いない。
なので、ロリでまな板のレーラーには目を奪われたりしないのだ。心は、ある意味で奪われているかもしれないが。
そして、そんなライゼははだけているレーラーのネグリジェを整えると、未だに寝ているレーラーの身体を無理やり起こす。
それから、黄金に艶めく金髪を櫛で梳かしていく。そのころにはレーラーも重い瞼を若干だけ開け、うつらうつらと首を動かし始める。
寝起き時のレーラーはいつもの無表情ではなく、柔らかな表情である。
そんなレーラーの金髪を梳かしたライゼは、次に枕元においてあった小さな蒼い宝石がついたヘアゴムを掴み、金髪を纏めて、ポニーテールにする。
ただ、たまにライゼの気分によって三つ編みになったり、ツインテールになったりしている。
ライゼは、ここ数ヶ月レーラーの髪を結んできたため、ヘアアレンジ力がとても高くなったのである。
そして、髪型を決めたら〝飲み水を出す魔法〟でレーラーの前に水球を出し、それをレーラーの顔に無理やりつける。
レーラーはそれでもうつらうつらとしている。藻掻くこともしない。
そんなレーラーの顔を濡らしたライゼは、近くにおいてあった清潔なタオルでレーラーの顔を軽く拭く。水を拭き取る。
次に近くの箪笥からグレーに近いオールインワンを取り出し、近くに掛けてあった新緑色のローブも手にもつ。
そして、レーラーのネグリジェを脱がし、オールインワンを着せていく。
ライゼは女性の裸を見ているのに興奮もしない。淡々と作業のように熟していく。
そんなもんだ。見ている俺も何とも思わない。
そういうもんらしい。
最後に新緑ローブを着せていき、少しだけ整えた後、レーラーはようやく完全に目が覚める。
柔らかな無防備な表情から無機質な無表情になる。
「……おはよ、ライゼ」
「おはよ、レーラー師匠。じゃあ、朝食を食べに行こう」
「うん」
そして、学園の食堂へと向かった。
これが毎日である。
丁度、ライゼがレーラーの弟子になってからの一幕だ。
その日も、いつも通りライゼは日が昇る前に日が射し込まない地下の研究室で目が覚めた。座る事も寝ることもできる素晴らしいソファーの上で目が覚めた。
それから、ライゼは暗闇の中で、着替えを済まし、〝汚れを落とす魔法〟などで最低限の身支度をした後、俺を起こした。
俺はいつも通り、やる気のない瞼を無理やりこじ開けて起きる。
掌サイズの俺はあくびと共に長い舌をチロチロと出して楔を打った後、ライゼの肩に飛び乗る。
そして、今日もライゼは早朝の配達の仕事へと出かけた。
配達の仕事は、身体を鍛えるにも、魔力を鍛えるにも、魔法を鍛えるにも最適なのだ。
Φ
入り組んだ石畳を駆ける一筋の影がある。
ようやく白み始めた東の空の下で、薄暗い石畳の街中を駆ける影がある。
もちろん、ライゼだ。
配達の仕事には主に二種類ある。
手紙の配達と小包の配達である。
というか、他にも大きな荷物の配達もあるのだが、ライゼは断っている。割に合わないし、ライゼは基本的に自分の得意な範囲の仕事しか受けないようにしているからだ。
そして、ライゼは特に小包の配達において、王都のギルド内からの信用が高い。評価が高い。
何故なら、“空鞄”を使うことによって、運ぶものが生モノであったとしても、新鮮なまま配達することが可能だからだ。
“空鞄”は魔法ポーチとは違い、異空間に仕舞う事によって時間経過を無くすことができる利点がある。
時間経過を遅らせる事も無くすことも今のところは魔道具ではできていない。
ライゼの体内魔力量がもっと大きければ配達産業として巨大な財産を築いていたかもしれないが、残念ながら“空鞄”はライゼの魔力に比例して、容量はそこまで大きくない。
それでも、少し大きめなトランクス鞄並みには容量があるので、個人使用においてはとても重宝しているのだ。
そんな“空鞄”を持つライゼは、冒険者ギルドから預かった生モノの小包を配達している。
ついでに、手紙もだ。
体内魔力を枯渇させ、高熱に魘された状態になりながらも走る。高熱に魘された状態によって虚脱感がライゼを襲っている。
が、それも訓練の一つだ。
虚脱感によってライゼの力は限りなく低くなっている。そのうえで、いつも通りの走りを実現するために、最低限の力で最適な走り方をしている。というか、強制的にそうせざる終えないのだ。
これによって、魔力量が低いライゼが、魔力を使い果たした時でも動けるようになる。戦えるようになる。
また、走りながら、動きながら心身を落ち着かせ、魔力回復速度を上昇させる訓練をしている。
もちろん、最初は動きながら休むなど阿保みたいな事はできなかったが、子鬼人という種族の特性か、四年も続けていると軽い運動中なら、魔力だけだが休息という状態に持ち込む事ができたのだ。
普通に考えておかしいのだが、これくらいしなければ、ライゼが使いたい魔法は使えない。『くだらない魔法』の中には、強大な精神力と体力、魔力が必要になるものもあるのだ。
変人が創り出した変人だけの魔法だ。簡単に使えるもの方が少ない。
そして、ライゼはここ数年間で身に着けた事を、更に最適に無意識に落とし込むために、毎朝、配達の仕事をしながら訓練しているのだ。
それに、配達の仕事はどこから配達すれば最短距離になるかを計算する必要がある。その日の街路の状況や天気、住民の気質によっても最適な順序は変わる。
ライゼは配達をしながら、それを記憶し、考え、行動している。
良い訓練なのだ。
Φ
そんな良い訓練は、朝日が昇りきる頃には終わり、朝食を食べるためにライゼは学園へと戻る。
そして、最初に地下の研究室に行き、温かなシャワーを浴びて、軽く身体を休めた後、研究室に併設されているレーラー専用の寝室に行き、レーラーを無理やり起こす。
「レーラー師匠。朝だよ」
寝室の明かりを付けながら、ライゼはひとまず声をかける。
もちろん、白いシーツの上で真っ白な布団に包まっているレーラーに起きる様子はない。
いつも通りのことだ。ライゼは分かっている。
「レーラー師匠、起きて」
なので、ライゼは布団を奪い取る。レーラーを外気に晒す。
そして、そこには白いネグリジェを身に纏ったレーラーがいた。陶磁器の様に真っ白な肌とネグリジェの境目は分かりづらく、結構はだけている。
もちろん、レーラーは完全なロリ、小学生くらいの背丈と体系だ。エロさは全くもってないが、しかし、神神しさがある。
深き森人であるからして、レーラーの容姿はとても美しい。神の造形物かと思うほど、無機質に完璧で端整だ。
しかし、ライゼはそんなレーラーに見惚れることもしない。慣れたのもあるし、ライゼは巨乳好きなのだ。俺が言うのだから間違いない。
なので、ロリでまな板のレーラーには目を奪われたりしないのだ。心は、ある意味で奪われているかもしれないが。
そして、そんなライゼははだけているレーラーのネグリジェを整えると、未だに寝ているレーラーの身体を無理やり起こす。
それから、黄金に艶めく金髪を櫛で梳かしていく。そのころにはレーラーも重い瞼を若干だけ開け、うつらうつらと首を動かし始める。
寝起き時のレーラーはいつもの無表情ではなく、柔らかな表情である。
そんなレーラーの金髪を梳かしたライゼは、次に枕元においてあった小さな蒼い宝石がついたヘアゴムを掴み、金髪を纏めて、ポニーテールにする。
ただ、たまにライゼの気分によって三つ編みになったり、ツインテールになったりしている。
ライゼは、ここ数ヶ月レーラーの髪を結んできたため、ヘアアレンジ力がとても高くなったのである。
そして、髪型を決めたら〝飲み水を出す魔法〟でレーラーの前に水球を出し、それをレーラーの顔に無理やりつける。
レーラーはそれでもうつらうつらとしている。藻掻くこともしない。
そんなレーラーの顔を濡らしたライゼは、近くにおいてあった清潔なタオルでレーラーの顔を軽く拭く。水を拭き取る。
次に近くの箪笥からグレーに近いオールインワンを取り出し、近くに掛けてあった新緑色のローブも手にもつ。
そして、レーラーのネグリジェを脱がし、オールインワンを着せていく。
ライゼは女性の裸を見ているのに興奮もしない。淡々と作業のように熟していく。
そんなもんだ。見ている俺も何とも思わない。
そういうもんらしい。
最後に新緑ローブを着せていき、少しだけ整えた後、レーラーはようやく完全に目が覚める。
柔らかな無防備な表情から無機質な無表情になる。
「……おはよ、ライゼ」
「おはよ、レーラー師匠。じゃあ、朝食を食べに行こう」
「うん」
そして、学園の食堂へと向かった。
これが毎日である。
0
お気に入りに追加
39
あなたにおすすめの小説
テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
元剣聖のスケルトンが追放された最弱美少女テイマーのテイムモンスターになって成り上がる
ゆる弥
ファンタジー
転生した体はなんと骨だった。
モンスターに転生してしまった俺は、たまたま助けたテイマーにテイムされる。
実は前世が剣聖の俺。
剣を持てば最強だ。
最弱テイマーにテイムされた最強のスケルトンとの成り上がり物語。
猛焔滅斬の碧刃龍
ガスト
ファンタジー
ある日、背後から何者かに突然刺され死亡した主人公。
目覚めると神様的な存在に『転生』を迫られ 気付けば異世界に!
火を吐くドラゴン、動く大木、ダンジョンに魔王!!
有り触れた世界に転生したけど、身体は竜の姿で⋯!?
仲間と出会い、絆を深め、強敵を倒す⋯単なるファンタジーライフじゃない!
進むに連れて、どんどんおかしな方向に行く主人公の運命!
グルグルと回る世界で、一体どんな事が待ち受けているのか!
読んで観なきゃあ分からない!
異世界転生バトルファンタジー!ここに降臨す!
※「小説家になろう」でも投稿しております。
https://ncode.syosetu.com/n5903ga/
貴族家三男の成り上がりライフ 生まれてすぐに人外認定された少年は異世界を満喫する
美原風香
ファンタジー
「残念ながらあなたはお亡くなりになりました」
御山聖夜はトラックに轢かれそうになった少女を助け、代わりに死んでしまう。しかし、聖夜の心の内の一言を聴いた女神から気に入られ、多くの能力を貰って異世界へ転生した。
ーけれども、彼は知らなかった。数多の神から愛された彼は生まれた時点で人外の能力を持っていたことを。表では貴族として、裏では神々の使徒として、異世界のヒエラルキーを駆け上っていく!これは生まれてすぐに人外認定された少年の最強に無双していく、そんなお話。
✳︎不定期更新です。
21/12/17 1巻発売!
22/05/25 2巻発売!
コミカライズ決定!
20/11/19 HOTランキング1位
ありがとうございます!
辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月 夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる