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プロローグ

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 「死なないで! お願いだから! ひとりにしないで!」 
 
 巨大な ナニカ が砂浜に向けて歩を進める度に、波が激しくなってくる。それと連動するように私の中の不安も大きくなっていく。
 
 倒れている仲間たちの怪我に対する医療の知識なんて、私は持っていない。

 それでも、治療しなきゃ……!


 焦って頭が真っ白になる今までの私になったらダメだ。

 ここで3人がいなくなってしまうのだったら、出来るだけのことをする。
 それが間違っていたとしても!

 








 クトゥルフ神話TRPG【?????】     


 ただいまよりセッションを開始いたします。
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