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 言葉は最後まで告げさせてもらえず、唇が塞がれた。 奪うように唇がこじ開けられ、口内に舌が侵入してくる。 乱暴な様子で擦られ、かき混ぜられ、溢れる唾液がくちゅくちゅと音を立てた。

「うっ、ぁ、あんっ、はぁ……」

 甘い声が唇の端から漏れ出た。
 濡れる唇が舐められ、イヤラシイ唾液が拭われる。

 熱を持った風華のお腹の奥はズキズキと疼き溶けだし、イヤラシイ蜜が溢れ出してきていた。 それを隠すように太腿を閉ざせば、お腹の奥がズキンと鼓動を打ち快楽に身を捩る。

 口づけを交わしながら、玄冥の大きな手が風華の閉ざした太腿が開き、撫で、玄冥の熱い手の熱がうつったように風華の身体が熱く震えた。 ソレがどういう事かは知識で走っていて、熱のこもった視線で、風華は玄冥を見つめ訴える。

「奥が、熱いの……」

 見上げる風華の視線は熱く潤んでいた。

「あぁ、カワイイ……それに、良い匂いだ」

 飲み込まれる唾液。
 玄冥に余裕等欠片も無かった。

 玄冥は深い呼吸を繰り返す。
 狂ってしまいそうだった。
 喰らってしまいたい欲求に身を捩った。

 兄に強引に連れ出され、欲情の先にある行為を見せつけられた。 それを見て、バカバカしいとしか思わなかったが、その時の出来事に今になって感謝した。

「熱いの……」

「あぁ、楽にしてやるから……」

 風華の太ももを撫でていた大きな手がユックリと上に上がって行く。

「ぁ……」

 濡れた欲望に触れられるのだと思えば、風華は羞恥と興奮に心が震えた。 閉ざされた太腿は、触れるだけで簡単に開かれ蜜に湿った足の付け根に触れ、そして触れられ、二人は息を飲む。

「ぁっ……っ、玄冥様、お願い……熱い、の」

 甘い声に招かれた玄冥は、濡れた両足の間を撫でた。 ビクッと風華は身体を震わせれば、玄冥の太指が下着の隙間を割って濡れた肉の花弁を撫で、その裂け目を指で探った。 太い指に蜜がまとわりつき、ぬちゅぬちゅと音を立て動き、蜜壺の入り口へと指を誘った。

 ぬちゅりと太指が侵入すれば、身の内に入り込んだ熱に狂うように身をよじらせた。

「ぁっ、ああ、、」

 甘い声、溢れる熱の匂い……に息を飲みながら玄冥は、蜜壺の中を掻き混ぜ、奥を撫で、温かな肉の感触と、溢れる蜜の匂いに酔いしれていた。

「ぁ、や、ダメ、そんな奥まで、まぜちゃ、ダメ……オカシクなる」

「あぁ、それでいい……。 カワイイよ」

 そう言いながら、玄冥は欲情の匂いを発する花に顔を寄せ、舌を伸ばし、蜜に濡れた快楽の蕾を舐め挙げた。

「ぁっ、あああああーーっ!!」

 風華は全身を揺らしながら、快楽に溺れた身体は弛緩しふわふわとしたとろけるような感触に風華は身を任せた。 それで、収まると思っていた……だけど身体を震わせる熱は収まることなく、いっそう疼きは強まるばかりだった。

 震える身体は左手で抱きしめられ、痙攣する濡れた蜜壺は刺激を続けられていた。 粘着質な水音がびちゃびちゃと響き、快楽に止まぬ刺激に風華の四肢が震えた。

 甘い吐息と、はしたない喘ぎが零れ落ちる。

 苦し気な表情で玄冥は、服を脱ぎ捨て、そして風華の服も乱暴に欲望に任せてはぎ取った。 剥き出しとなった白い肌を隠すように、風華は玄冥の首に両腕を回し引き寄せ口づける。

 触れるだけの口づけが繰り返され、風華は玄冥の唇に甘く噛みつき、唇の中へと舌を入れた。 その瞬間風華の舌はじゅるりと吸われ、舐めとられる。

 絡まる舌はくちゅくちゅと音を立て、玄冥を刺激し……そして両足の間から溢れる蜜壺に乱暴に指が入れられる。 ぐにゅりと濡れた肉を分けられ入れられる指は2本に増やされていた。

「んっぐっ……ぁっ」

「ここが、気持ちいいんだな」

 甘い吐息が零れる中をぐりぐりと刺激しかき回し、肉を抉り、蜜をかきだす。

「ぁ、や、ダメ」

「んっ、ここが……気持ちいいんだ……」

「はぁっ……んふぅ、んっ、私だけが、気持ちよくなるなんて……」

 とぎれとぎれの言葉、熱い息。

 息を飲み上体を起こした玄冥が、ペロリと唇を舐め熱い吐息と共に風華に願った。

「俺のも触って」
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