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16.皇帝陛下の暴走
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どこからともなくベントソン伯爵夫人の妊娠は世間に広まり、医療宮で手厚く保護されているベントソン伯爵夫人は、ランヴァルドとの間に真実の愛を実らせたと噂となった。
お子が生まれた暁には、どうしようか?
皇都の民は囁きあう。
祝いをしよう。
皇都に花を舞わせよう。
歌を歌おう。
音楽を奏でよう。
皇都の民は子の誕生を心待ちにしていた。
皇帝が常にヴィヴィを側に置くようになったことに対して民はこう語った、放っておけば子を身ごもった愛妾に危害を与えてしまう事を危惧したから側で管理している。
悪意ある噂は、何時もならヴィヴィの元から隠され、良い噂へと塗り替えられていたのだけれど、ランヴァルドと共に公務を行いだした今のヴィヴィは奥宮に留まることは無く、自然と自分を悪く言う言葉を耳にした。
何しろ奥宮から出る事も無かったし、これがツガイ様だと世間に公開されてもいないのだから、横を歩いていても人は噂話を辞めることはない。
その噂を耳にしたヴィヴィは、面白がった。
誤解を嫌いランヴァルドは鬱陶しいほどに愛情を語るし、ランヴァルドを拒絶するような願いでない限りは無茶もよく効いてくれた。
「そんな噂よりも、陛下の言葉を信用していますから、気にしないでください」
「そういうが……」
ベントソン伯爵夫人が医療宮で拘束し、奇病により虚言と暴力を繰り返すため治療が必要だと言う嘘は半年が経過した今も続いている。 医療宮はそもそも王族専用の医療機関、場所は奥宮にあるためベントソン伯爵夫人に面会する者は殆ど居ないし、いても記録は医療宮に残されている。 噂に関与しているとは考えられなかった。
噂を覆そうと、酒を飲みに歩く医療宮の者に接触を図ってくるジャーなりリスト相手に、妊娠のためではなく奇病のために拘束されていると言うネタは伝えているのだが、世間の噂が余りにも愛妾派であるため、奇病ネタは広めるに広められずにいるらしい。
「仕方がありませんよ。 私は民の前に出た事がないのですから。 それに比べベントソン伯爵夫人は社交界で影響力を持たれていた方、寒い季節には貧民街の炊き出しに出ていたそうではありませんか」
あとくされなく遊ぶには丁度良いからだろうと言う言葉をランヴァルドは控えた。 ベントソン伯爵夫人の調査をさせた中には、貧民街の若い男を連れ出し、身だしなみを整えさせ、シバラク愛人として利用した後、人手を求める地域に斡旋していたとされているが、実際には美しく身だしなみを整えた後は、他国に売り払われていたと言うものもあった。
この国の法に反する行為ではあるが、罪は小出しにするより一気に出す方が効果的だと、今は全ての裏取りを行わせている。
「それはそうだが……、だが、ヴィヴィを否定すると言うことは、ツガイとしてヴィヴィを遣わした神を否定することだ、ソレは民にとっても良くないことだ」
「だからと言って、見せしめに民を処罰すると言うのはあんまりですわ。 神殿で神を疑う事がないよう説いていただくのはどうでしょうか?」
「その程度であれば、常に神官達は動いているさ。 彼等にとってヴィヴィは神から授けられた至宝なのだから」
「大げさですよね。 私は特別な事など何も出来ない小娘だと言うのに」
「俺には、生まれたヴィヴィが生まれた瞬間から特別だったよ」
愛されている実感を持つヴィヴィには余裕があった。
愛されなくなるのでは?と言う不安を抱えるランヴァルドには余裕がなかった。 馬鹿げた噂を呪いの言葉とする自らの民を、皇子を望み祝いに浮かれる民の住む都に、火の粛清を行いたいほどにまで苛立っていた。
「陛下……」
チュッと唇に柔らかなヴィヴィの唇が触れる。
「ヴィヴィ……」
恥ずかしそうな視線で見上げてくる。
「もう、お仕事の時間は終わりですよ」
今もランヴァルドは、ヴィヴィの寝室で共に休んでいて、侍女達が控えることもなくなっていた。 信頼されてと言うよりも、子を作る営みがどういうことか知ったヴィヴィに対して陛下が衝動的に行動をした場合であっても、いじめられた、虐待されたと誤解をすることは無いだろうと判断したためである。
「ヴィヴィ、俺の可愛い人」
口づけを返しながら、ランヴァルドはヴィヴィの身体を抱き寄せ、寝間着の下の柔らかで滑らかな肌に手を滑らせた。 その手はただ背を撫で、腹を撫で、時折くすぐったがるだろう腋をいたずらに触れて戯れる。
ヴィヴィは寝間着を着て眠るようになったが、逆にランヴァルドは上着を脱いで寝るようになっていた。 その方がヴィヴィの体温を感じられるからと……少しでも本番となった時に、抵抗を感じさせないため。
まぁ、実際には抵抗を感じるよりも、興味深そうに身体に撫でてきて、口づけしてくるのが、欲望を刺激されやばくもあるのだが。
「ヴィヴィさん、そろそろやめませんかね?」
それほどガッツリと鍛えている訳ではないが、ランヴァルドの肉体は戦うのに適した身体であり、ヴィヴィは楽しそうに触れてくる。
「くすぐったい?」
「それもあるが……仕返ししたくなる」
軽々とヴィヴィの身体を抑え込み、寝間着を捲り上げ、柔らかな腹を舌先で押すように舐めて見せる。 クスクスと笑いくすぐったそうに身をよじれば、両胸の膨らみが揺れた。 膨らみの先端が愛らしく膨らみを帯び、チュッと啄むような口づけをしたかと思えば上体をヴィヴィから離す。
大きく深呼吸するようにランヴァルドは溜息をつき、捲った服を治して服の上から柔らかな胸を手のひらで覆いつくしながらそっと撫で揉んだ。 愛らしい感触を手で楽しみながらランヴァルドはヴィヴィに口づけた。
甘く開いたヴィヴィの唇から、小さく舌が差し出されており、舌先をくすぐるように舐めてチュッと吸って顔を離せば、ヴィヴィが少しだけ不満そうに見えたのは、多分きっと気のせい……そういう事にしよう……こちらにも事情があって……天罰は避けなければ国が潰れる……かもしれないし……。
「陛下は、お胸がすきだよね」
「ヴィヴィが好きで、お胸も好きだな」
そう笑う。 心の中で嘆きながら。
実際に性的趣向だけで言えば、幼いヴィヴィの身体よりも、胸も尻も肉付きの良い女性を魅力的だと思うのだから、あくまでもヴィヴィが好きという前提があっての欲情なのだ。
とは言え、自分の欲情なら幾らでも我慢するが、ヴィヴィの身体を煽るだけ煽って、放置するのは可哀そうだからと、ヴィヴィに触れる手は程々で控えられていた。
子供に手を出さないのがこの国のルールだからというのではなく、婚姻まで繁殖行為を禁止すると言うのが、神との間に定められた決まりなのだから仕方がない……。
はぁ……どこまでセーフなのか、神に直接問うてみたいものだ。
「ちょ、ヴィヴィさん? 何をするんですか」
「なぜ、敬語?」
「いやいやいやいや、なぜってソレはコチラのセリフで……」
「だって、大きくなっていて可哀そうだから。 ナデナデしてあげているの」
「うん、やめて……もっと、大きくなっちゃう」
「ぇ?」
「……」
「コレ、本当に私の中に入るのかなぁ?」
しくしくとランヴァルドは、好奇心のままに引っ張りだされた己の欲情の変化から視線を背けて嘆いた。 竿の部分を手で優しく握りこまれ、張り詰めたようになっているてっぺんを、優しく撫でてくる。
「いいこいいこ」
「違うから……辞めて、刺激しないで……」
チュッと口づけをされてしまえば、ビクンと跳ねた。
「おぉ……」
ヴィヴィが楽しそうに声をあげ、ピンクの舌がのばされれば
「ま、待ったまった!!」
ランヴァルドはヴィヴィを抱き上げた。
「なぜ?」
「我慢できなくなるから辞めて……」
「でも、可哀そう」
「こういうのは、はてればいいっていうのではなくてな……そのヴィヴィが自分の腕の中で気持ちいいと喜ぶ姿とセットな訳だ。 で、それは」
「知ってる、神様に禁じられている」
「そう、だから刺激しないで……」
情けなく呟いた翌日……ランヴァルドは一人神殿に向かい、セーフラインをたずねた。 まぁ、問われた神官長も困った訳で。
「あと、半年我慢なさってください」
半年たてばヴィヴィも成人で、同時に婚姻の誓いが神の前でなされるのだからと、神官長は視線を伏せながら静かに告げたと言う。
「せめて、入れなければセーフとか、指までならOKとか」
そう尋ねるランヴァルドを神官達が引きずり神殿から追いした事には、神殿内で誓いの契約書を使ってまで箝口令が敷かれたのだった……。
お子が生まれた暁には、どうしようか?
皇都の民は囁きあう。
祝いをしよう。
皇都に花を舞わせよう。
歌を歌おう。
音楽を奏でよう。
皇都の民は子の誕生を心待ちにしていた。
皇帝が常にヴィヴィを側に置くようになったことに対して民はこう語った、放っておけば子を身ごもった愛妾に危害を与えてしまう事を危惧したから側で管理している。
悪意ある噂は、何時もならヴィヴィの元から隠され、良い噂へと塗り替えられていたのだけれど、ランヴァルドと共に公務を行いだした今のヴィヴィは奥宮に留まることは無く、自然と自分を悪く言う言葉を耳にした。
何しろ奥宮から出る事も無かったし、これがツガイ様だと世間に公開されてもいないのだから、横を歩いていても人は噂話を辞めることはない。
その噂を耳にしたヴィヴィは、面白がった。
誤解を嫌いランヴァルドは鬱陶しいほどに愛情を語るし、ランヴァルドを拒絶するような願いでない限りは無茶もよく効いてくれた。
「そんな噂よりも、陛下の言葉を信用していますから、気にしないでください」
「そういうが……」
ベントソン伯爵夫人が医療宮で拘束し、奇病により虚言と暴力を繰り返すため治療が必要だと言う嘘は半年が経過した今も続いている。 医療宮はそもそも王族専用の医療機関、場所は奥宮にあるためベントソン伯爵夫人に面会する者は殆ど居ないし、いても記録は医療宮に残されている。 噂に関与しているとは考えられなかった。
噂を覆そうと、酒を飲みに歩く医療宮の者に接触を図ってくるジャーなりリスト相手に、妊娠のためではなく奇病のために拘束されていると言うネタは伝えているのだが、世間の噂が余りにも愛妾派であるため、奇病ネタは広めるに広められずにいるらしい。
「仕方がありませんよ。 私は民の前に出た事がないのですから。 それに比べベントソン伯爵夫人は社交界で影響力を持たれていた方、寒い季節には貧民街の炊き出しに出ていたそうではありませんか」
あとくされなく遊ぶには丁度良いからだろうと言う言葉をランヴァルドは控えた。 ベントソン伯爵夫人の調査をさせた中には、貧民街の若い男を連れ出し、身だしなみを整えさせ、シバラク愛人として利用した後、人手を求める地域に斡旋していたとされているが、実際には美しく身だしなみを整えた後は、他国に売り払われていたと言うものもあった。
この国の法に反する行為ではあるが、罪は小出しにするより一気に出す方が効果的だと、今は全ての裏取りを行わせている。
「それはそうだが……、だが、ヴィヴィを否定すると言うことは、ツガイとしてヴィヴィを遣わした神を否定することだ、ソレは民にとっても良くないことだ」
「だからと言って、見せしめに民を処罰すると言うのはあんまりですわ。 神殿で神を疑う事がないよう説いていただくのはどうでしょうか?」
「その程度であれば、常に神官達は動いているさ。 彼等にとってヴィヴィは神から授けられた至宝なのだから」
「大げさですよね。 私は特別な事など何も出来ない小娘だと言うのに」
「俺には、生まれたヴィヴィが生まれた瞬間から特別だったよ」
愛されている実感を持つヴィヴィには余裕があった。
愛されなくなるのでは?と言う不安を抱えるランヴァルドには余裕がなかった。 馬鹿げた噂を呪いの言葉とする自らの民を、皇子を望み祝いに浮かれる民の住む都に、火の粛清を行いたいほどにまで苛立っていた。
「陛下……」
チュッと唇に柔らかなヴィヴィの唇が触れる。
「ヴィヴィ……」
恥ずかしそうな視線で見上げてくる。
「もう、お仕事の時間は終わりですよ」
今もランヴァルドは、ヴィヴィの寝室で共に休んでいて、侍女達が控えることもなくなっていた。 信頼されてと言うよりも、子を作る営みがどういうことか知ったヴィヴィに対して陛下が衝動的に行動をした場合であっても、いじめられた、虐待されたと誤解をすることは無いだろうと判断したためである。
「ヴィヴィ、俺の可愛い人」
口づけを返しながら、ランヴァルドはヴィヴィの身体を抱き寄せ、寝間着の下の柔らかで滑らかな肌に手を滑らせた。 その手はただ背を撫で、腹を撫で、時折くすぐったがるだろう腋をいたずらに触れて戯れる。
ヴィヴィは寝間着を着て眠るようになったが、逆にランヴァルドは上着を脱いで寝るようになっていた。 その方がヴィヴィの体温を感じられるからと……少しでも本番となった時に、抵抗を感じさせないため。
まぁ、実際には抵抗を感じるよりも、興味深そうに身体に撫でてきて、口づけしてくるのが、欲望を刺激されやばくもあるのだが。
「ヴィヴィさん、そろそろやめませんかね?」
それほどガッツリと鍛えている訳ではないが、ランヴァルドの肉体は戦うのに適した身体であり、ヴィヴィは楽しそうに触れてくる。
「くすぐったい?」
「それもあるが……仕返ししたくなる」
軽々とヴィヴィの身体を抑え込み、寝間着を捲り上げ、柔らかな腹を舌先で押すように舐めて見せる。 クスクスと笑いくすぐったそうに身をよじれば、両胸の膨らみが揺れた。 膨らみの先端が愛らしく膨らみを帯び、チュッと啄むような口づけをしたかと思えば上体をヴィヴィから離す。
大きく深呼吸するようにランヴァルドは溜息をつき、捲った服を治して服の上から柔らかな胸を手のひらで覆いつくしながらそっと撫で揉んだ。 愛らしい感触を手で楽しみながらランヴァルドはヴィヴィに口づけた。
甘く開いたヴィヴィの唇から、小さく舌が差し出されており、舌先をくすぐるように舐めてチュッと吸って顔を離せば、ヴィヴィが少しだけ不満そうに見えたのは、多分きっと気のせい……そういう事にしよう……こちらにも事情があって……天罰は避けなければ国が潰れる……かもしれないし……。
「陛下は、お胸がすきだよね」
「ヴィヴィが好きで、お胸も好きだな」
そう笑う。 心の中で嘆きながら。
実際に性的趣向だけで言えば、幼いヴィヴィの身体よりも、胸も尻も肉付きの良い女性を魅力的だと思うのだから、あくまでもヴィヴィが好きという前提があっての欲情なのだ。
とは言え、自分の欲情なら幾らでも我慢するが、ヴィヴィの身体を煽るだけ煽って、放置するのは可哀そうだからと、ヴィヴィに触れる手は程々で控えられていた。
子供に手を出さないのがこの国のルールだからというのではなく、婚姻まで繁殖行為を禁止すると言うのが、神との間に定められた決まりなのだから仕方がない……。
はぁ……どこまでセーフなのか、神に直接問うてみたいものだ。
「ちょ、ヴィヴィさん? 何をするんですか」
「なぜ、敬語?」
「いやいやいやいや、なぜってソレはコチラのセリフで……」
「だって、大きくなっていて可哀そうだから。 ナデナデしてあげているの」
「うん、やめて……もっと、大きくなっちゃう」
「ぇ?」
「……」
「コレ、本当に私の中に入るのかなぁ?」
しくしくとランヴァルドは、好奇心のままに引っ張りだされた己の欲情の変化から視線を背けて嘆いた。 竿の部分を手で優しく握りこまれ、張り詰めたようになっているてっぺんを、優しく撫でてくる。
「いいこいいこ」
「違うから……辞めて、刺激しないで……」
チュッと口づけをされてしまえば、ビクンと跳ねた。
「おぉ……」
ヴィヴィが楽しそうに声をあげ、ピンクの舌がのばされれば
「ま、待ったまった!!」
ランヴァルドはヴィヴィを抱き上げた。
「なぜ?」
「我慢できなくなるから辞めて……」
「でも、可哀そう」
「こういうのは、はてればいいっていうのではなくてな……そのヴィヴィが自分の腕の中で気持ちいいと喜ぶ姿とセットな訳だ。 で、それは」
「知ってる、神様に禁じられている」
「そう、だから刺激しないで……」
情けなく呟いた翌日……ランヴァルドは一人神殿に向かい、セーフラインをたずねた。 まぁ、問われた神官長も困った訳で。
「あと、半年我慢なさってください」
半年たてばヴィヴィも成人で、同時に婚姻の誓いが神の前でなされるのだからと、神官長は視線を伏せながら静かに告げたと言う。
「せめて、入れなければセーフとか、指までならOKとか」
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