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13.お風呂で…… 02
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身体から始まる恋もある。
報われない恋心を相談し、無理やり身体の関係に持ち込むのはどうかしら? そう、私の恋心に進言した者もいた。
だけど!!
今の私は……お風呂に漬けられている。
温い湯につけられ、冷えた果実酒を水で薄めたものを与えられ……なぜか、身体を洗うブラッドリーを見ていた。
古い傷、新しい傷……。
「傷だらけね」
「ご不快にさせたくありませんと言っていたのに、一緒に済ませるようおっしゃったのはお嬢様ですよ」
「別に不快だなんて言っていないわ。 私を守ってできたと思えば、美しくすら感じるものよ」
「……変わっておりますね」
アナタだからよ。
そう言葉にすれば、諦めた心が……戻って来て。 絶対降伏状態で負けを認めるような気がして言葉を飲み込んだ。
「傷、痛む?」
先日……雨の中、公爵の別荘……例の本家のお嬢様に特別な品を届けた帰り、雨に濡れた崖路を走る馬車が野盗に襲われた。 もし雨でなければ、一方が断崖絶壁の崖で無ければ、護衛をもっと連れていれば、攻撃魔法を覚えていれば……多くの不幸が重なる中で、私達は襲われ……そしてブラドリーは命懸けで敵を倒した。 御者は既に絶命していたが馬も馬車も無事だったのが幸運と言えた。
必死になって屋敷に戻ったのは記憶に新しい。
指を伸ばし、真新しい傷に触れる。
「もう平気ですよ」
呆れ交じりの溜息と共に言われれば、本気で私に興味がないのかと切なくなる。
「ねぇ」
「なんでございましょう」
「あの人達は、アナタの復讐の相手?」
死にかけの青年を拾ったのは、もう10年も前だろうか? もし復讐の相手だと言うなら……今回の出来事も納得がいく。
「そう言う訳ではありませんが?」
アッサリと言われ、私は困惑を覚え苛立ちを必死に抑えて言った。
「そう言う訳ではないのに、殺してしまうんだ」
「そうしなければ、アナタを無事に連れ戻る事は出来ませんでしたからね。 第一王子……次期国王となるあの方の悪名は尽きる事はありませんでした。 そして彼の支援を受けている司祭たちによって多くの者が罠にかけられ地獄におとされております。 お嬢様の言動一つで、アナタの両親……下手をすれば反第一王子派とされる公爵家がどのような影響を受けたか」
耳が非常に痛いのですが……。
「で、でも……本家のお嬢様があの会場にいたわ。 それで私がダメって言うのもオカシクはないかしら?」
そう言えば、深い溜息が追加された。
「本家の中にも派閥と言うものが存在しております。 第三王子を押す公爵、次期公爵の派閥。 そして第一王子を押していた令嬢。 夫人は第四王子を押しておりましたし、他のご兄弟もソレゾレ支持される方々は違っております」
「ややこしいわね」
「えぇ」
「う~ん、と言う事は、本家のお嬢様はあの王子が好みでしたの?? 余りにも特殊な趣味のように思われましたが?」
「……別に自分が相手をせずとも、王子好みの女性を貢げばよいだけの事……。 特に……蹴落としたい娘を差し出せば、気に入られても、機嫌を損ねても、その家は終わりとなるのですよ」
チラリと向けられた視線が、冷ややかで痛い……。
「自分が、何をしたかご理解されましたか?」
「で、でも!!」
アンディとカールが、イベントコンサルタントが開く小さな成人の祝いだから問題ないだろうって……と言えなかったのは、2人が後でどんな罰を受けるかわからなかったから。
だけれど、そんなラナの顔色を読んだブラッドリーは、
「レンタルドレス部門にいる従業員の身元、交流を調べ上げる必要がありますね」
と……。 流石にそこまで言われれば、私だって自分の予定がどのように漏洩したのかぐらい想像できた。
「ところで……」
「何よ」
「先ほどから、何処を凝視されているんですか……」
何処までも呆れた声だった。
「目線の先?」
散々人の身体を触り倒しておいて、ふにゃんとしたままのイチモツ? とハッキリと言ったら、また怒られるでしょうし、ここで視線を背けては負けのような気がして……いっそ微笑んで見せようと思った。
「勉強に仕事、お忙しい方が突然にそのような事に興味を持たれる。 と言う事も、世の中にはあるでしょう。 しかし、淑女としてどうかと如何な者でしょう? 男を見てはそのようにイヤラシイ視線を向けていては、仕事に差し支えるとか、婚約者に誘いをかけてきて困っているとか、侍女達から苦情が来ているのですが?」
「そんな、ありえないわ!!」
私が興味あるのは、目の前のブラッドリーだけなのですから。
「本当に?」
「当たり前よ。 私よりも侍女を信用する訳」
「ここ最近の行動を見れば、そのようにしか思われませんが?」
「……それは……」
髪と身体を洗い終えたブラッドリーは、何時もは整えられ後ろに上げられた前髪がおり水雫を落とし色っぽくて……なんとなく恥ずかしくなって視線をそらした」
「前髪を降ろして眼鏡を取ると随分と印象が変わるのね」
「そうですか」
流石にお風呂で眼鏡はかけはしないが、乱雑に前髪をかき上げ、広い湯舟に入ってきた。
「飲む?」
果実酒の入った瓶を差し出せば、頷きそのまま瓶に口をつける。
「行儀が悪いわ」
「流石に今回の件、私にも思うところがございまして、飲まずにはいられない精神状態なのですよ」
それは……とんでもない大罪を自分の軽率な行動で犯させたと思えば……反論の言葉等出る訳もなく、そうすると僅かな間と共に苦言が述べられた訳。
「身体が疼くからと、男を求め徘徊されてはかないません」
「相手をしてくれる気になった?」
今回のような危険を考えれば、もう、体裁なんてどうでもいい……ドサクサ紛れにでも相手をさせ、束縛してしまうのもありなのではないだろうか? そんな風に考えてしまう訳だ。
「……自分で処理する事を覚えてくださいませ」
「……主に向かって最悪ね、そこは、私がお手伝いさせて頂きますぐらい言えないの?」
「そのような事を、あの2人に言わせようと考えていらっしゃるのですか? 呆れて空いた口が塞がりませんよ。 ソレではあの王子と何が違うと言うんですか!!」
珍しく荒げられる声に、イラっとした。
「アナタが!! 私に興味を持たないのが悪いんでしょう!! ブラッドリー、アナタが相手をしてくれれば、ソレで済んだことを、全部アナタが悪いんだから!! でも、仕方ないわね……たたないんなら。 2人に相手をしてもらう事にするわ」
「……分かりました……お相手すればよろしいのですね」
「たたない癖に……」
無表情がデフォなブラッドリーがフッと口元を緩ませて見せた。
「お子様なアナタではねぇ……。 相手をしてほしければ、私を興奮させてみてはいかがですか?」
報われない恋心を相談し、無理やり身体の関係に持ち込むのはどうかしら? そう、私の恋心に進言した者もいた。
だけど!!
今の私は……お風呂に漬けられている。
温い湯につけられ、冷えた果実酒を水で薄めたものを与えられ……なぜか、身体を洗うブラッドリーを見ていた。
古い傷、新しい傷……。
「傷だらけね」
「ご不快にさせたくありませんと言っていたのに、一緒に済ませるようおっしゃったのはお嬢様ですよ」
「別に不快だなんて言っていないわ。 私を守ってできたと思えば、美しくすら感じるものよ」
「……変わっておりますね」
アナタだからよ。
そう言葉にすれば、諦めた心が……戻って来て。 絶対降伏状態で負けを認めるような気がして言葉を飲み込んだ。
「傷、痛む?」
先日……雨の中、公爵の別荘……例の本家のお嬢様に特別な品を届けた帰り、雨に濡れた崖路を走る馬車が野盗に襲われた。 もし雨でなければ、一方が断崖絶壁の崖で無ければ、護衛をもっと連れていれば、攻撃魔法を覚えていれば……多くの不幸が重なる中で、私達は襲われ……そしてブラドリーは命懸けで敵を倒した。 御者は既に絶命していたが馬も馬車も無事だったのが幸運と言えた。
必死になって屋敷に戻ったのは記憶に新しい。
指を伸ばし、真新しい傷に触れる。
「もう平気ですよ」
呆れ交じりの溜息と共に言われれば、本気で私に興味がないのかと切なくなる。
「ねぇ」
「なんでございましょう」
「あの人達は、アナタの復讐の相手?」
死にかけの青年を拾ったのは、もう10年も前だろうか? もし復讐の相手だと言うなら……今回の出来事も納得がいく。
「そう言う訳ではありませんが?」
アッサリと言われ、私は困惑を覚え苛立ちを必死に抑えて言った。
「そう言う訳ではないのに、殺してしまうんだ」
「そうしなければ、アナタを無事に連れ戻る事は出来ませんでしたからね。 第一王子……次期国王となるあの方の悪名は尽きる事はありませんでした。 そして彼の支援を受けている司祭たちによって多くの者が罠にかけられ地獄におとされております。 お嬢様の言動一つで、アナタの両親……下手をすれば反第一王子派とされる公爵家がどのような影響を受けたか」
耳が非常に痛いのですが……。
「で、でも……本家のお嬢様があの会場にいたわ。 それで私がダメって言うのもオカシクはないかしら?」
そう言えば、深い溜息が追加された。
「本家の中にも派閥と言うものが存在しております。 第三王子を押す公爵、次期公爵の派閥。 そして第一王子を押していた令嬢。 夫人は第四王子を押しておりましたし、他のご兄弟もソレゾレ支持される方々は違っております」
「ややこしいわね」
「えぇ」
「う~ん、と言う事は、本家のお嬢様はあの王子が好みでしたの?? 余りにも特殊な趣味のように思われましたが?」
「……別に自分が相手をせずとも、王子好みの女性を貢げばよいだけの事……。 特に……蹴落としたい娘を差し出せば、気に入られても、機嫌を損ねても、その家は終わりとなるのですよ」
チラリと向けられた視線が、冷ややかで痛い……。
「自分が、何をしたかご理解されましたか?」
「で、でも!!」
アンディとカールが、イベントコンサルタントが開く小さな成人の祝いだから問題ないだろうって……と言えなかったのは、2人が後でどんな罰を受けるかわからなかったから。
だけれど、そんなラナの顔色を読んだブラッドリーは、
「レンタルドレス部門にいる従業員の身元、交流を調べ上げる必要がありますね」
と……。 流石にそこまで言われれば、私だって自分の予定がどのように漏洩したのかぐらい想像できた。
「ところで……」
「何よ」
「先ほどから、何処を凝視されているんですか……」
何処までも呆れた声だった。
「目線の先?」
散々人の身体を触り倒しておいて、ふにゃんとしたままのイチモツ? とハッキリと言ったら、また怒られるでしょうし、ここで視線を背けては負けのような気がして……いっそ微笑んで見せようと思った。
「勉強に仕事、お忙しい方が突然にそのような事に興味を持たれる。 と言う事も、世の中にはあるでしょう。 しかし、淑女としてどうかと如何な者でしょう? 男を見てはそのようにイヤラシイ視線を向けていては、仕事に差し支えるとか、婚約者に誘いをかけてきて困っているとか、侍女達から苦情が来ているのですが?」
「そんな、ありえないわ!!」
私が興味あるのは、目の前のブラッドリーだけなのですから。
「本当に?」
「当たり前よ。 私よりも侍女を信用する訳」
「ここ最近の行動を見れば、そのようにしか思われませんが?」
「……それは……」
髪と身体を洗い終えたブラッドリーは、何時もは整えられ後ろに上げられた前髪がおり水雫を落とし色っぽくて……なんとなく恥ずかしくなって視線をそらした」
「前髪を降ろして眼鏡を取ると随分と印象が変わるのね」
「そうですか」
流石にお風呂で眼鏡はかけはしないが、乱雑に前髪をかき上げ、広い湯舟に入ってきた。
「飲む?」
果実酒の入った瓶を差し出せば、頷きそのまま瓶に口をつける。
「行儀が悪いわ」
「流石に今回の件、私にも思うところがございまして、飲まずにはいられない精神状態なのですよ」
それは……とんでもない大罪を自分の軽率な行動で犯させたと思えば……反論の言葉等出る訳もなく、そうすると僅かな間と共に苦言が述べられた訳。
「身体が疼くからと、男を求め徘徊されてはかないません」
「相手をしてくれる気になった?」
今回のような危険を考えれば、もう、体裁なんてどうでもいい……ドサクサ紛れにでも相手をさせ、束縛してしまうのもありなのではないだろうか? そんな風に考えてしまう訳だ。
「……自分で処理する事を覚えてくださいませ」
「……主に向かって最悪ね、そこは、私がお手伝いさせて頂きますぐらい言えないの?」
「そのような事を、あの2人に言わせようと考えていらっしゃるのですか? 呆れて空いた口が塞がりませんよ。 ソレではあの王子と何が違うと言うんですか!!」
珍しく荒げられる声に、イラっとした。
「アナタが!! 私に興味を持たないのが悪いんでしょう!! ブラッドリー、アナタが相手をしてくれれば、ソレで済んだことを、全部アナタが悪いんだから!! でも、仕方ないわね……たたないんなら。 2人に相手をしてもらう事にするわ」
「……分かりました……お相手すればよろしいのですね」
「たたない癖に……」
無表情がデフォなブラッドリーがフッと口元を緩ませて見せた。
「お子様なアナタではねぇ……。 相手をしてほしければ、私を興奮させてみてはいかがですか?」
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