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後編
おわり
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マーティス・ブライトには、もう一人出会わなければいけない人がいた。
彼は応接室で隣国での講義内容を考えながら彼女を待っていた。
長くブライト家に仕える執事がお茶を淹れティスの前に置く。
大抵の事は一人でこなす事が出来るティスだが、今日だけは執事を側に置いた。 彼女には不貞の前科があったから……ようやく結ばれた婚約者に誤解をさせるような事は避けたいと言う気遣いである。
ノックの音が響き、執事がチラリとティスを見ればティスは頷いた。
執事がドアを開けば、お腹の大きくなったアンジェと彼女のために雇った侍女の姿が見えた。
「ジェシカに会わせて!!」
駆け出そうと足を踏み出せば躓き、そして侍女に支えられる。
ティスは顔を顰める。
「お久しぶりですね。 どうぞ席にお座り下さい」
アンジェは勧められたソファに腰を下ろす事もせず訴え続ける。
「ジェシカに会わせてよ」
「行儀が悪いですよ。 そして、興奮しない方がいい」
「ジェシカに会いたいの!!」
「アンジェ、あなたはジェシカを裏切った。 それも1度や2度では済まない。 ジェシカが友達を得る機会を奪った。 ジェシカとマーティンを結婚させるために画策した。 あなたはジェシカが他の男と付き合ってしまえば、自分の入り込む余地は失われると考えたのでしょう。 ですが……マーティンの我の強さは、他者を不幸にする。 あなたなら分かっていたはずですよ。 そして、最後に……ジェシカの夫の子を身籠った。 どんな顔をしてジェシカと会うつもりなのですか?」
「わ、私は……ただ、彼女が大切だっただけ……悪気は無いもの……きっと許してくれているはずよ」
声は震えていたが、語りと共に自分に暗示をかけるように声が滑らかになり、アンジェの中でその行為は正当化されたらしい。 そして言葉は続く。
「だって、私達は家族ですもの……。 私達の関係は特別なの。 姉であり妹であり、母であり娘。 私は許されるわ」
「……本当に、そう思うのですか? あなたは彼女を理想化し過ぎてはいませんか?」
「どうかしら? でも、そんな事どうでもいいわ。 私は彼女の側にいたいだけだもの。 マーティス兄様なら分かるでしょう」
「そうですね……。 そして勝負には私が勝ちました。 内々ではありますが先日彼女と婚約しました」
「そう、おめでとう」
「おや、祝って下さるのですか?」
「ジェシカの事は好きだけど、彼女を束縛する気はないもの。 なら、私が側にいれる相手がいいわ。 マーティス兄様とジェシカが結婚し、私とマーティンが結婚する。 私達は家族になれるわ」
「あなたは、マーティンとは結婚出来ない」
クスッとティスは笑った。
「どういう事よ!!」
マーティンのお守り等御免被ると思ってはいたけれど、マーティスとジェシカが結婚するなら話は別だ。 アンジェはジェシカの家族になりたいのだから。
「なに? ジェシカを奪われるのが怖いの?」
「まさか……そんなマヌケな事はしませんよ。 マーティンはね……女性になったんです」
「はぁ?」
訳が分からないと言う顔だが、それは仕方のない事だろう。
「性別を変える魔法薬を作りました。 欲しいですか?」
「いいえ」
「それは、意外でした」
「そうかしら? 私は自分が女であることが好きなの。 そして同じ女であるからこそジェシカが好きなの。 兄様にはわからないわ」
「そのようですね」
予想外の答えに、ティスには考える時間が必要となった。
わずかな間ではあったが……。
「では、あなたは何を望みます?」
「ジェシカに会わせて。 彼女の側にいたいの」
「無理です。 彼女は未来の侯爵夫人ですからね。 あなたのような人を側に置く訳にはいきません」
「私は!! ただ、側に居たいだけなのよ!!」
狂的ともいえる思い……放っておけばいつか問題を起こすだろう。 選ぶのは殺す、閉じ込める、管理する。 アンジェがやった事は身勝手で独善的ではあったけれど、全ては私によって都合が良かった……。 それに、ジェシカに嫌われる事はしたくない……。
「条件を出します。 マーティンを支配してくだされば友人として文通を許しましょう。 母を奪ったと言う罪悪感から、マーティンはあなたにだけは強く出る事ができませんからね。 常に見張り暴走を抑え、女性となったマーティンを導いて下さい。 そして報告書を送る。 そうすれば……そうですね。 結婚式では友人として招待をしますし、その時マーティンと築いている関係によって……ジェシカとの変化を決める。 それこそ、あなた達が良い夫婦となれば、先ほど言っていた義弟の嫁と言う立ち場も許可し……あなたが、彼女の生む子供を叔母としてかかわる事も許しましょう」
もし〇〇なら……もし当主に相応しい人間になれたなら……それが呆気なく崩壊したように、アンジェに見せたのは比較的甘い未来。 それが何時どんな条件で崩れるか分からない不確かな約束。
「なぜ、すぐに会わせてくれないの!! なぜ、文通なのよ!!」
「仕事の関係ですよ。 国を出ます。 何しろ、あなたのした事が原因で、ジェシカは夫を寝取られた女だと広く噂されてしまいましたからね。 同情する人もいますが、あなた達二人の恋仲を邪魔したなどと言う不届きな噂も多い。 傷つくのは彼女ですし……故意に傷つけようとする人もいるでしょう」
「な、何とかしなさいよ!!」
「えぇ、ですから彼女と共に国を離れます」
「では、ジェシカとは……」
「文通は許して差し上げますよ」
彼女が選ぶ答えは1つしかない。
「わかったわ……」
複雑そうなアンジェに、ティスは満面の笑みをむけるのだった。
ティスはアンジェとの会話を、ジェシカに包み隠さず告げた。 ジェシカを使い脅してはみたが、アンジェが手のひらを返し、出し抜こうとするか分からなかったから。
「そう……」
「勝手に決めた事、怒っていますか?」
「いいえ、私には友達と呼べる人は結局彼女しかいませんでしたから……それでも、やっぱり彼女のしたことは複雑で……ちょうど良かったと思います」
「今は、私がいます。 それでは、足りませんか?」
ティスはあの日自室にジェシカを連れ帰ったものの、その後すぐにジェシカのための新しい部屋を準備した。 数多くある部屋の中に紛れたように存在する決して広くも豪華でもない部屋。
今のマーティンは性別が変化したショックから立ち直れては居ないし、アンジェは元々の運動神経の鈍さが妊娠によってカタツムリも顔負けの動きになっている。 警備も増やした今、隣国へ出発するまでの間、やっかい者を近寄せないぐらいはできるだろう。
ティスはジェシカの返事を待つことなく、啄むような口づけから、深く唇を重ね……そして抱き上げベッドへと運ぶ。
「ま、待ってください。 まだ明るい時間です!!」
「もう長く待ち過ぎましたから」
「いえ、ですが、それとこれは別だと思います」
ティスは笑って見った。
幸福な未来だけを夢見て……。
隣国での講師機関は5年。 国に戻る頃には質の悪い噂も消え大々的に結婚式を挙げる事もできるだろう。 5年後、帰国のパーティと共に婚姻のお披露目をして、籍を入れるのはもっと早い方がいいだろう。
「何を考えているんですか?」
ティスの真剣な顔にジェシカは不安を覚え尋ねたのだが、返されるのは微笑みだけ。
「子供が出来る前に籍は入れて置いた方がいいので、結婚式やお披露目は後日となりますが出国する前に籍だけ入れませんか?」
「こ、こど、も?!」
突然の言葉にジェシカは真っ赤になって戸惑う。
だけど、ティスは難しい顔を共に前言撤回をした。
「やはり、もう少しイチャイチャしていたいので……子供はもう少し後にしましょうか?」
「ティス!!」
「そう照れなくても……それとも、嫌ですか?」
「ぇ?! いえ……イチャイチャするのも、ティスの子も……その、良いと思いますよ!!」
ティスは幸福に笑い。
ジェシカは、そんなティスにつられて微笑む。
見つめあい微笑み、そして口づけを交わす。
甘く柔らかで穏やかな。
幸福に微笑み。
そしてゆっくりと熱を確かめ合うように身体に触れ合い抱きしめ合った。
外からは、面会が、仕事が、色んな都合で人々はティスを探すが……長い年月休む事無く働いて来たのだから、少しばかり寄り道をするぐらい許されるはずと微笑んだ。
「呼んでいる声がする」
「気のせいです」
「でも……」
「今は、私だけの声を聞いていて下さい。 愛しています」
今でもなれない愛の言葉に、ジェシカは頬を赤らめて返事を返す。
「ぇ、あ……その、私も……愛しています」
諦めばかりだった2人。
だからこそ、ようやく手に入れた幸福を手放す事はないだろう。
おわり
彼は応接室で隣国での講義内容を考えながら彼女を待っていた。
長くブライト家に仕える執事がお茶を淹れティスの前に置く。
大抵の事は一人でこなす事が出来るティスだが、今日だけは執事を側に置いた。 彼女には不貞の前科があったから……ようやく結ばれた婚約者に誤解をさせるような事は避けたいと言う気遣いである。
ノックの音が響き、執事がチラリとティスを見ればティスは頷いた。
執事がドアを開けば、お腹の大きくなったアンジェと彼女のために雇った侍女の姿が見えた。
「ジェシカに会わせて!!」
駆け出そうと足を踏み出せば躓き、そして侍女に支えられる。
ティスは顔を顰める。
「お久しぶりですね。 どうぞ席にお座り下さい」
アンジェは勧められたソファに腰を下ろす事もせず訴え続ける。
「ジェシカに会わせてよ」
「行儀が悪いですよ。 そして、興奮しない方がいい」
「ジェシカに会いたいの!!」
「アンジェ、あなたはジェシカを裏切った。 それも1度や2度では済まない。 ジェシカが友達を得る機会を奪った。 ジェシカとマーティンを結婚させるために画策した。 あなたはジェシカが他の男と付き合ってしまえば、自分の入り込む余地は失われると考えたのでしょう。 ですが……マーティンの我の強さは、他者を不幸にする。 あなたなら分かっていたはずですよ。 そして、最後に……ジェシカの夫の子を身籠った。 どんな顔をしてジェシカと会うつもりなのですか?」
「わ、私は……ただ、彼女が大切だっただけ……悪気は無いもの……きっと許してくれているはずよ」
声は震えていたが、語りと共に自分に暗示をかけるように声が滑らかになり、アンジェの中でその行為は正当化されたらしい。 そして言葉は続く。
「だって、私達は家族ですもの……。 私達の関係は特別なの。 姉であり妹であり、母であり娘。 私は許されるわ」
「……本当に、そう思うのですか? あなたは彼女を理想化し過ぎてはいませんか?」
「どうかしら? でも、そんな事どうでもいいわ。 私は彼女の側にいたいだけだもの。 マーティス兄様なら分かるでしょう」
「そうですね……。 そして勝負には私が勝ちました。 内々ではありますが先日彼女と婚約しました」
「そう、おめでとう」
「おや、祝って下さるのですか?」
「ジェシカの事は好きだけど、彼女を束縛する気はないもの。 なら、私が側にいれる相手がいいわ。 マーティス兄様とジェシカが結婚し、私とマーティンが結婚する。 私達は家族になれるわ」
「あなたは、マーティンとは結婚出来ない」
クスッとティスは笑った。
「どういう事よ!!」
マーティンのお守り等御免被ると思ってはいたけれど、マーティスとジェシカが結婚するなら話は別だ。 アンジェはジェシカの家族になりたいのだから。
「なに? ジェシカを奪われるのが怖いの?」
「まさか……そんなマヌケな事はしませんよ。 マーティンはね……女性になったんです」
「はぁ?」
訳が分からないと言う顔だが、それは仕方のない事だろう。
「性別を変える魔法薬を作りました。 欲しいですか?」
「いいえ」
「それは、意外でした」
「そうかしら? 私は自分が女であることが好きなの。 そして同じ女であるからこそジェシカが好きなの。 兄様にはわからないわ」
「そのようですね」
予想外の答えに、ティスには考える時間が必要となった。
わずかな間ではあったが……。
「では、あなたは何を望みます?」
「ジェシカに会わせて。 彼女の側にいたいの」
「無理です。 彼女は未来の侯爵夫人ですからね。 あなたのような人を側に置く訳にはいきません」
「私は!! ただ、側に居たいだけなのよ!!」
狂的ともいえる思い……放っておけばいつか問題を起こすだろう。 選ぶのは殺す、閉じ込める、管理する。 アンジェがやった事は身勝手で独善的ではあったけれど、全ては私によって都合が良かった……。 それに、ジェシカに嫌われる事はしたくない……。
「条件を出します。 マーティンを支配してくだされば友人として文通を許しましょう。 母を奪ったと言う罪悪感から、マーティンはあなたにだけは強く出る事ができませんからね。 常に見張り暴走を抑え、女性となったマーティンを導いて下さい。 そして報告書を送る。 そうすれば……そうですね。 結婚式では友人として招待をしますし、その時マーティンと築いている関係によって……ジェシカとの変化を決める。 それこそ、あなた達が良い夫婦となれば、先ほど言っていた義弟の嫁と言う立ち場も許可し……あなたが、彼女の生む子供を叔母としてかかわる事も許しましょう」
もし〇〇なら……もし当主に相応しい人間になれたなら……それが呆気なく崩壊したように、アンジェに見せたのは比較的甘い未来。 それが何時どんな条件で崩れるか分からない不確かな約束。
「なぜ、すぐに会わせてくれないの!! なぜ、文通なのよ!!」
「仕事の関係ですよ。 国を出ます。 何しろ、あなたのした事が原因で、ジェシカは夫を寝取られた女だと広く噂されてしまいましたからね。 同情する人もいますが、あなた達二人の恋仲を邪魔したなどと言う不届きな噂も多い。 傷つくのは彼女ですし……故意に傷つけようとする人もいるでしょう」
「な、何とかしなさいよ!!」
「えぇ、ですから彼女と共に国を離れます」
「では、ジェシカとは……」
「文通は許して差し上げますよ」
彼女が選ぶ答えは1つしかない。
「わかったわ……」
複雑そうなアンジェに、ティスは満面の笑みをむけるのだった。
ティスはアンジェとの会話を、ジェシカに包み隠さず告げた。 ジェシカを使い脅してはみたが、アンジェが手のひらを返し、出し抜こうとするか分からなかったから。
「そう……」
「勝手に決めた事、怒っていますか?」
「いいえ、私には友達と呼べる人は結局彼女しかいませんでしたから……それでも、やっぱり彼女のしたことは複雑で……ちょうど良かったと思います」
「今は、私がいます。 それでは、足りませんか?」
ティスはあの日自室にジェシカを連れ帰ったものの、その後すぐにジェシカのための新しい部屋を準備した。 数多くある部屋の中に紛れたように存在する決して広くも豪華でもない部屋。
今のマーティンは性別が変化したショックから立ち直れては居ないし、アンジェは元々の運動神経の鈍さが妊娠によってカタツムリも顔負けの動きになっている。 警備も増やした今、隣国へ出発するまでの間、やっかい者を近寄せないぐらいはできるだろう。
ティスはジェシカの返事を待つことなく、啄むような口づけから、深く唇を重ね……そして抱き上げベッドへと運ぶ。
「ま、待ってください。 まだ明るい時間です!!」
「もう長く待ち過ぎましたから」
「いえ、ですが、それとこれは別だと思います」
ティスは笑って見った。
幸福な未来だけを夢見て……。
隣国での講師機関は5年。 国に戻る頃には質の悪い噂も消え大々的に結婚式を挙げる事もできるだろう。 5年後、帰国のパーティと共に婚姻のお披露目をして、籍を入れるのはもっと早い方がいいだろう。
「何を考えているんですか?」
ティスの真剣な顔にジェシカは不安を覚え尋ねたのだが、返されるのは微笑みだけ。
「子供が出来る前に籍は入れて置いた方がいいので、結婚式やお披露目は後日となりますが出国する前に籍だけ入れませんか?」
「こ、こど、も?!」
突然の言葉にジェシカは真っ赤になって戸惑う。
だけど、ティスは難しい顔を共に前言撤回をした。
「やはり、もう少しイチャイチャしていたいので……子供はもう少し後にしましょうか?」
「ティス!!」
「そう照れなくても……それとも、嫌ですか?」
「ぇ?! いえ……イチャイチャするのも、ティスの子も……その、良いと思いますよ!!」
ティスは幸福に笑い。
ジェシカは、そんなティスにつられて微笑む。
見つめあい微笑み、そして口づけを交わす。
甘く柔らかで穏やかな。
幸福に微笑み。
そしてゆっくりと熱を確かめ合うように身体に触れ合い抱きしめ合った。
外からは、面会が、仕事が、色んな都合で人々はティスを探すが……長い年月休む事無く働いて来たのだから、少しばかり寄り道をするぐらい許されるはずと微笑んだ。
「呼んでいる声がする」
「気のせいです」
「でも……」
「今は、私だけの声を聞いていて下さい。 愛しています」
今でもなれない愛の言葉に、ジェシカは頬を赤らめて返事を返す。
「ぇ、あ……その、私も……愛しています」
諦めばかりだった2人。
だからこそ、ようやく手に入れた幸福を手放す事はないだろう。
おわり
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