【R18】王太子殿下が他国の将軍の婚約者を孕ませたからって、婚約者の私が責任を問われるのは間違ってはいませんか?【完結】

神に支配された世界に私『リエル』は生まれた。
神のいない世界で生きた前世の知識を持って。

その知識を見込まれ、田舎娘は王太子殿下『カイン』の婚約者となったのだけど、その王太子殿下が軍事国家最狂最悪と言われる将軍『ゼル・ブラッド』の婚約者と関係を持ち、あまつさえ孕ませてしまったと言う。

「王太子の婚約者を妻として差し出すなら、不問するよう将軍に命じよう」

そう爽やかに提案したのは、将軍の上司(?)であるオルグレン国の国王陛下。

そうして私は、王太子殿下の後始末を押し付けられる。
私を待っていたのは不器用な将軍と、したたかな国王陛下からの下心満載の奉仕的な愛情だった。



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