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6章

62.欲望のままに

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 寝室へと連れていかれた私は、ベッドの縁に座ったコウの両足の間に立たされ服を脱がされていく。 手もとで服を脱がせながら、チュッチュと何度となく軽いキスが唇におとされる。

「ねぇ……本当にするの?」

 まだ、明るい時間で……周囲に「あぁ、今やっているんだな」などと思われるのを考えれば、それはとても恥ずかしいことで……戸惑いがちに聞けば、

「ズイブンと、我慢させられたからな……」

 脱がすのも面倒だと、シャツのボタンを引きちぎるかのように乱暴に、服の前をはだけさせた。 左手で胸を揉みしだき、右手で唇をなぞり、そっと口の中へと指を差し入れてくる。

「舐めて」

 そう言えば、混乱ばかりで熱の持たぬ私の胸をコウは甘くふくんできた。 舌先で先端部分を突かれれば、容易に甘い疼きを身体に感じる。 混乱する思考のまま、口の中で舌を刺激してくる指先を戸惑いながら舐めていれば、感じやすい胸の先端をチュクチュクと吸われ舌先で舐められる。

「んっ……ふぅっ……」

「ほら、舌が休んでいる。 唾液を絡めて舐めるんだ」

 言われて、指の付け根から唾液を付けて舐めれば、

「いい子だ。 ご褒美に、もっと乱暴にしてやろう」

 強く揉み指先で先端を摘み、こりこりとこすり引っ張る。

「んっ、あぁあ」

「悪い奴だ、すぐに休もうとする……全くいつも自分だけが気持ちよくなって、ワガママな奴だ」

 口の中に入れられていた指先が抜かれたかと思えば、肉の花弁を割って指が突き入れられた。 濡れた音と共にアッサリと奥深くへと突き立てられた指、呼吸をするのも忘れて突然に与えられた感覚に身体が痙攣すれば、中からトロトロと蜜が沸きだした。

「こんなに濡れやすいなら……指を舐めさせる必要なんてなかったな」

 グッタリとした私の身体を支えるコウが言い、軽々と身体が持ち上げられ、コウの両足を跨ぎヒザで立ちるように言われた。

「やっ……」

「何がさ」

「ズボン……濡らしちゃう」

「あぁ~、エッチな液でシミになるかもな」

 そういいながら、花弁の出入り口を指先で弄られれば、小さく喘ぎ逃げるようにコウの身体にしがみ付く。 コウの身体に身を預け座り込むように腰を落とせば、太く硬いものが花弁にあてがわれた。 コウの大きくなった先端を咥え込む。

「んっ……」

 突然に大きなモノをねじ込まれ、息を止めた瞬間、肩を抑えるように抱きしめられた。

「あぁあああああああ」

 全てを中に納めたまま、倒れそうになる私の身体を支えながら

「そんな締め付けなくても」

 コウの声が甘く、息が荒くなっていた。

「キツイな……中がヒクヒクしているのまで分かる」

「うっ、ふぅ……んっぐ……」

 痛みを伴う強烈な快楽は後を引き、呼吸を整えるのに時間がかかる。 少しでも痛みが少ないようにと身体を動かせば、圧迫されすぎた蜜壺の中は容易に快楽をあたえられる。

「ぁ、んっ……」

「そんなに欲しがらなくても、イヤって程与えてやる」

 その言葉通りに下から突き上げられ、逃れようとする身体を押さえつけ、首筋に歯があてられた。

「ぁあああ」

 簡単にイッテしまう身体は、自分でも大きなものを締めあげているというのが分かる。何度となく突き上げられ、甘い痛みに意識を失いそうになれば、そのたびに遠慮なく、首筋、胸と噛みつかれ、爪先で薄く傷をつけられる。 繰り返しイクたびにコウのモノを締め付け吸い上げるように痙攣すれば、やがて大きなモノが熱い精を吐き出した。

 グッタリとコウの身体に倒れ込み、呼吸を整えるようにすれば、耳元で囁かれる。

「コレで終わりだと思うな、オレはもうオマエしか抱かないと、あの再会した日に決めたんだからな」

 それは喜ぶべきことなのか? 蜜壺の中を圧迫するソレは、未だに小さくなる様子はなかった。 不敵に向けられる笑み。 決して半魔と化している訳ではないのに、背筋にゾワリと冷たいものが走った。 思わず身体が逃げようとすれば、そのままベッドの上にうつ伏せに抑えつけられる。

「ぇ……」

「まぁ……こういうのも嫌いじゃないが……」

 そう楽しそうに言われれば、後ろからユックリと中をかき混ぜ突き付けられれば、ぐちゅぐちゅと濡れた中をかき混ぜる音が、部屋中に響き渡る。 打たれるたびに零れ落ちる蜜がタラリと太ももを流れる。

「ぁっ、もうダメ……」

「んっ?」

「か……身体……が……」

「あぁ」

 そう言ったかと思うと、勢いよく大きなものが私の中から抜かれた。 ソレすら快楽となり、軽く到達する。 支えていた手が腰から離れればガクンとベッドの上に崩れ落ちた。 その背に優しく何度も口づけられた。 終わったのかとホッとした……。

「身体もキツイだろうし、オレもリリアの苦痛に歪む顔が見れないのは寂しいからな」

 耳元で囁かれ、仰向けにされたかと思えば、もう一度ぐちゅりとねじ込むように中へと突き立てられた。



「リリア……愛している……オレのモノになれ……」

 中を激しく擦り突かれながら言われれば、卑怯だと思った。 卑怯だと思ったが……他に頼る者もおらず、

「もっと……愛して……」

 私はコウを求めた。
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