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09.朝食は招かざる客人と 02
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バルテルス帝国では、現在次期皇帝位をかけて派閥争いが行われている。
第一皇子ライオネル。
四大貴族の1つガムルステット公爵家を生家とするアメリアが母。
四大貴族の1つラシーヌ公爵家の次男に母アメリアが嫁いでいる。
四大貴族の1つから妻を娶り、最後の1つには妹が嫁いでいた。
こうしてライオネルは、貴族に強い影響力を持っていたはずだった。
第五皇子サリオン。
現皇帝とその神に定められた(とされる)ツガイの子。
現皇帝、神殿、弱小貴族が後ろ盾となり新しい派閥を作っていた。
外交・金融・インフラにおいて数多くの成功を収めている。
妻は、四大貴族のラシーヌ公爵家の娘ラケシス。
愛妾(予定)は、大将軍リンスの愛娘マロリー。
第一皇子としては、サリオンと皇帝陛下の国政を成功へと導いている外交マニュアル・金融マニュアル・インフラマニュアルを作成しているラケシスを確保したいと考えているのだが、ラケシス自身はその事実をダグラスから知らされてはおらず、今は……夫と初めて共にする朝食に戸惑っていた。
き、緊張して味が分からない……。
ラケシスが起きる直前、サリオン様はお茶を飲んでいた訳で……まさか、本当に朝食を一緒に食べるとは思っていませんでした……。
小さくパンをちぎり口に入れ、スープを飲む。 何時もよりコクのある手間がかけられたスープは美味しい……はず……なのですが、それを味わう余裕等、私にあろうはずがありません。 怒られない程度に行儀良く、そして早く食べ終えて仕事をしよう。 ただ、それだけを考えていた。
「そんなに急いで食べては、喉につかえますよ」
ニッコリ微笑むサリオン様は麗しい……筈……だと言うのに、今の私は、夫の美貌を眺めウットリするような心の余裕はありません。 ただ、石のように固まるだけです。 少しの間と、スプーンを置き、私はうつむいて訴える事にしました。
半年前の私なら、この状況を喜べたのでしょうか? そう考えながら。
「……緊張して、上手く食べられません。 このような気まぐれは困ります。 これからは今までのように一人で食事をさせてください」
「……それは、困りましたね。 余り一緒にいる事の出来ないアナタとの時間を、私は大切にしたいと考えているのですよ?」
「その時間は、マロリー様と使ってください」
「まだ拗ねているのですか? 私にとって彼女も重要な人ではありますが、アナタとは違い彼女は代わりが幾らでもいる存在なんですよ。 アナタは私の1番大切な人なのだと自覚を持ってください」
「そこに!!」
愛情や誠実さはないのかと言いそうになったけれど、皇家の婚姻等、政略的なものなのだから、言うだけ無駄なのかもしれないと黙ることに……した……というか、黙る事ができました。
声をあげる私にサリオン様は驚き、黙る私に少しだけ考えこみ、何も聞かなかった事にしたようです。 サリオン様は唇をユックリと舐め潤し、私に微笑みを向けこう言ったのです。
「これからは、誤解を生まないようラケシスと一緒の時間をなるべく多く作りましょう。 今日の予定は?」
何を言われているか理解できないままに返事をしてしまったのは、不覚としか言いようがありません。
「ぁ、えっと……陛下から依頼されたお仕事をする予定です」
「では、空いている時間に手伝いましょう」
「仕事は……仕事も食事も、一人の方がいいです」
「荷物運びぐらいは出来ますし、口に食事を運ぶ事もできますよ?」
クスッと笑ったサリオン様は、菫の砂糖漬けを私の口元に差し出してくる。
以前であったら、きっとすごく嬉しかったと思う。 嬉々として口を開いたと思う。 でも、今は、そういうのは全部嘘って知ってしまったから。
「マドラがいるので大丈夫です。 あと、やっぱり、そういうのはマロリー様としてください」
「……はぁ、アナタに相談せずに愛妾を決めてしまったのは、申し訳ないと思っているのですよ? ですが、そう怒らないでください。 彼女は私にとって必要だと言うだけなのですから」
声にイライラが混ざれば、私はどうすればいいか分からなくなった。 黙り込み途方に暮れていれば、サリオン様は、乱暴に席を立った。
テーブルの上の飲み物が波打ち、私はギュッと目をつぶったのだが、気付けば抱き上げられていて……
吐きそうになった。
怖くて……。
「お、おおおおろしてぇええええ。 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。 ちゃんとご飯を食べますから、下ろしてください」
気づけば錯乱と共に泣いていて、サリオン様は溜息をつく。
「……わかりました。 では、仕事の場を見学させて頂けたなら、今日の所は許しましょう」
私は、煩いだろう泣き声を上げてしまわないように、両手で口を押さえながら必死に首を上下に振れば、膝の上から解放してもらえ、行儀が悪いがそのままご馳走様でしたと頭を下げ、逃げるように食堂を後にし、仕事場へと移動したのだった。
「仕事……」
休養地へと急ぎたいから、依頼された仕事は昨年までのものを参考に手を加え、早く仕上げるようにとダグラス兄様に言われており、私は……サリオン様が本当に仕事場にやってくるなどとは考えて等いなかったけど、資料集めを必死に行い執務室へと運びだす。
持ち過ぎて落としそうになれば、秘書の人が手を貸してくれました。 マドラはまだ戻って来ていないので。
「お手伝い、いたしましょうか?」
執事に言われ、私はコクコクと頷いた。
「お願いします」
わずかの間……そして私は、湧き上がる思いを堪える事が出来ずに聞いてしまった。
「なぜ、サリオン様は、食事を一緒にするんですか? 私に触れるんですか? 口に食べ物を運ぼうと、仕事場にまで顔を出そうとするんですか?」
「……そうですね……間違っていたと、感じられたからではないでしょうか? 奥様もおっしゃっていたでしょう? マロリー様を優先するようにと。 そうやって、自分から離れていかれるのを恐れていらっしゃるのですよ。 あれほど後をついて歩いていたラケシス様が、自分を避けるなんて考えもしていなかったのでしょうね」
「よく……分かりません。 でも、不誠実なのは嫌いです」
私はポソリと言った。
そして、午前中サリオン様は現れる事無くホッとしていれば、午後にはマロリー様を伴い現れたのでした。
第一皇子ライオネル。
四大貴族の1つガムルステット公爵家を生家とするアメリアが母。
四大貴族の1つラシーヌ公爵家の次男に母アメリアが嫁いでいる。
四大貴族の1つから妻を娶り、最後の1つには妹が嫁いでいた。
こうしてライオネルは、貴族に強い影響力を持っていたはずだった。
第五皇子サリオン。
現皇帝とその神に定められた(とされる)ツガイの子。
現皇帝、神殿、弱小貴族が後ろ盾となり新しい派閥を作っていた。
外交・金融・インフラにおいて数多くの成功を収めている。
妻は、四大貴族のラシーヌ公爵家の娘ラケシス。
愛妾(予定)は、大将軍リンスの愛娘マロリー。
第一皇子としては、サリオンと皇帝陛下の国政を成功へと導いている外交マニュアル・金融マニュアル・インフラマニュアルを作成しているラケシスを確保したいと考えているのだが、ラケシス自身はその事実をダグラスから知らされてはおらず、今は……夫と初めて共にする朝食に戸惑っていた。
き、緊張して味が分からない……。
ラケシスが起きる直前、サリオン様はお茶を飲んでいた訳で……まさか、本当に朝食を一緒に食べるとは思っていませんでした……。
小さくパンをちぎり口に入れ、スープを飲む。 何時もよりコクのある手間がかけられたスープは美味しい……はず……なのですが、それを味わう余裕等、私にあろうはずがありません。 怒られない程度に行儀良く、そして早く食べ終えて仕事をしよう。 ただ、それだけを考えていた。
「そんなに急いで食べては、喉につかえますよ」
ニッコリ微笑むサリオン様は麗しい……筈……だと言うのに、今の私は、夫の美貌を眺めウットリするような心の余裕はありません。 ただ、石のように固まるだけです。 少しの間と、スプーンを置き、私はうつむいて訴える事にしました。
半年前の私なら、この状況を喜べたのでしょうか? そう考えながら。
「……緊張して、上手く食べられません。 このような気まぐれは困ります。 これからは今までのように一人で食事をさせてください」
「……それは、困りましたね。 余り一緒にいる事の出来ないアナタとの時間を、私は大切にしたいと考えているのですよ?」
「その時間は、マロリー様と使ってください」
「まだ拗ねているのですか? 私にとって彼女も重要な人ではありますが、アナタとは違い彼女は代わりが幾らでもいる存在なんですよ。 アナタは私の1番大切な人なのだと自覚を持ってください」
「そこに!!」
愛情や誠実さはないのかと言いそうになったけれど、皇家の婚姻等、政略的なものなのだから、言うだけ無駄なのかもしれないと黙ることに……した……というか、黙る事ができました。
声をあげる私にサリオン様は驚き、黙る私に少しだけ考えこみ、何も聞かなかった事にしたようです。 サリオン様は唇をユックリと舐め潤し、私に微笑みを向けこう言ったのです。
「これからは、誤解を生まないようラケシスと一緒の時間をなるべく多く作りましょう。 今日の予定は?」
何を言われているか理解できないままに返事をしてしまったのは、不覚としか言いようがありません。
「ぁ、えっと……陛下から依頼されたお仕事をする予定です」
「では、空いている時間に手伝いましょう」
「仕事は……仕事も食事も、一人の方がいいです」
「荷物運びぐらいは出来ますし、口に食事を運ぶ事もできますよ?」
クスッと笑ったサリオン様は、菫の砂糖漬けを私の口元に差し出してくる。
以前であったら、きっとすごく嬉しかったと思う。 嬉々として口を開いたと思う。 でも、今は、そういうのは全部嘘って知ってしまったから。
「マドラがいるので大丈夫です。 あと、やっぱり、そういうのはマロリー様としてください」
「……はぁ、アナタに相談せずに愛妾を決めてしまったのは、申し訳ないと思っているのですよ? ですが、そう怒らないでください。 彼女は私にとって必要だと言うだけなのですから」
声にイライラが混ざれば、私はどうすればいいか分からなくなった。 黙り込み途方に暮れていれば、サリオン様は、乱暴に席を立った。
テーブルの上の飲み物が波打ち、私はギュッと目をつぶったのだが、気付けば抱き上げられていて……
吐きそうになった。
怖くて……。
「お、おおおおろしてぇええええ。 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。 ちゃんとご飯を食べますから、下ろしてください」
気づけば錯乱と共に泣いていて、サリオン様は溜息をつく。
「……わかりました。 では、仕事の場を見学させて頂けたなら、今日の所は許しましょう」
私は、煩いだろう泣き声を上げてしまわないように、両手で口を押さえながら必死に首を上下に振れば、膝の上から解放してもらえ、行儀が悪いがそのままご馳走様でしたと頭を下げ、逃げるように食堂を後にし、仕事場へと移動したのだった。
「仕事……」
休養地へと急ぎたいから、依頼された仕事は昨年までのものを参考に手を加え、早く仕上げるようにとダグラス兄様に言われており、私は……サリオン様が本当に仕事場にやってくるなどとは考えて等いなかったけど、資料集めを必死に行い執務室へと運びだす。
持ち過ぎて落としそうになれば、秘書の人が手を貸してくれました。 マドラはまだ戻って来ていないので。
「お手伝い、いたしましょうか?」
執事に言われ、私はコクコクと頷いた。
「お願いします」
わずかの間……そして私は、湧き上がる思いを堪える事が出来ずに聞いてしまった。
「なぜ、サリオン様は、食事を一緒にするんですか? 私に触れるんですか? 口に食べ物を運ぼうと、仕事場にまで顔を出そうとするんですか?」
「……そうですね……間違っていたと、感じられたからではないでしょうか? 奥様もおっしゃっていたでしょう? マロリー様を優先するようにと。 そうやって、自分から離れていかれるのを恐れていらっしゃるのですよ。 あれほど後をついて歩いていたラケシス様が、自分を避けるなんて考えもしていなかったのでしょうね」
「よく……分かりません。 でも、不誠実なのは嫌いです」
私はポソリと言った。
そして、午前中サリオン様は現れる事無くホッとしていれば、午後にはマロリー様を伴い現れたのでした。
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