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物語
32.恋は変化をもたらす? 03
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快楽に至らない口づけは角度を変え、幾度となくティアに繰り返される。
あぁ、なんて……もどかしい。
不満気に見上げるティアの顔。
ふふ~んっと満足げに金色の瞳の主は見つめ問いかける。
「どうした?」
2人の頬と頬が触れ合い、アルファの甘い声と吐息がティアの耳に触れた。
そのもどかしさが、ティアの両足の間をざわつかせる。
「んっ……」
「さぁ、どうして欲しい?」
「ぁ……」
望みを口にするのは恥ずかしく、どう誤魔化そうかと考える。 考えて、考えていたけれど、もどかしさゆえに考えられない……ティアの頬に触れるアルファの手が心地よくもムズムズと甘く疼く。
甘い視線をティアはアルファに向け、溜息交じりに呟くのだ。
「あぁ……好きよ」
甘く蕩けるような声で言えば、アルファは息を飲み、目を見開き、ティアをその腕に抱く。
「ズルイなぁ……」
触れるティアの唇が甘く舐められ、舌先が唇をこじ開け割ってきたアルファの舌先に絡めとられる。 抱き寄せてくる左手、そして逆の右手はティアの胸を揉んでくる。
手の平に包み込むように、柔らかな肉が揉まれ、敏感な胸の頂きを指と指の間に挟みこみ、そして……アルファの手の平の動きに合わせるようにティアに刺激が与え続けられる。
期待は欲望。
渇求していた甘い刺激。
願うのはただ1つの愛。
唇が離れた瞬間、はぁ……とティアは吐息をつき、熱い切望を写した瞳のままにティアはもう一度囁く。
「好き、好きよ」
「あぁ、俺も好きだ」
視線を合わせる事を拒否するかのようにアルファはティアを抱きしめながら甘く囁く。 そっと盗み見るようにティアがアルファを見れば、耳が赤く染まっていた。
……嬉しい……。
ティアの鼓動が早く……心が満たされる。
魔力等でも奇跡でも……ない……。
いえ、やっぱり奇跡なのかもしれない。
そう思えば、ティアは笑っていた。
「なんだよ。 真剣に言っているんだぞ」
「私だってそうよ」
それでもティアは笑う。 クスクスと笑うティアに、苦々しくアルファは笑い、そして……2人は額をコツンと合わせ合いながら声に出して笑い……ユックリと口づける。
チュッと触れる唇は、強く、深く重なりあい。 どちらからともなく舌を絡めた。 くちゅくちゅと求めあう音が部屋に響く。
欲望が……高まる。
鼓動が……早まる。
熱が上がる。
ティアの肌は……触れられる肌は敏感過ぎて、布地が擦れるだけでも優しく心地よい快楽に繋がる刺激となった。 抱きしめてくるアルファの腕が背中を強く抱かれ、そんな事すら強い快楽となって頭の奥が蕩けそうになってくる。
淡い金色の輝きが暗闇に2人を包み込めば、魔法薬以上の快楽と欲求を突き上げる。
「んっ、ぁあっ……!!」
全身を快楽が突き抜け、弛緩する身の奥から快楽が広がり、両足の間から熱が滴りおちてくる。
「可愛い人だ……初めて見た君は、その青い瞳で空を眺め、虚空に消えそうな繊細さに不安を覚えたものだ。 掴んでおかなければ消えてしまうのでは? ずっと不安だった……身を焦がすほどの思いを隠し、ずっと見ていた」
金色の瞳が熱を持ったように光を増す。
自嘲気味な声でティアは苦々しく笑い言う。
「その見た目は随分と代わってしまいましたけど。 それでも……良いのですか?」
「ティアは変わらない。 むしろ……俺の色に変わったティアにどれほど胸が満たされているか、ティア……君は、分かってくれないのだろうか?」
チュッと唇を反らした位置に触れる唇は、優しく撫でるようだった。
「俺が愛し……受け入れてくれたからこその変化。 今も……この思い熱情は、君に影響を与えているようなのが……俺は嬉しい」
顎から喉元、胸元へと滑るように唇で撫でていく。
「ぁっ」
心地よい刺激と共に胸がまさぐられ……寝間着が両手で勢いよく引き裂かれた。
「ぇっ……」
破られるネグリジェ。 下着をつけていない肌が剥き出しとなり、今も変わらぬ白さを保つ肌は快楽への希望と、甘い刺激に淫猥に色づいている。
両手が両のふくらみを包み込むように触れたアルファの顔が寄せられ、唾液に濡れた舌が白く柔らかな肉のふくらみを這いまわる。 強く、舐めまわされた胸はその肉の形を変え、唾液に濡れ、淫猥な様を露わにする。
「ぁ、っ……ゃ……焦らしちゃダメぇ……吸って……」
快楽を求めるティア。
涙に濡れた瞳で求めれば、アルファは愉悦に笑う。
快楽に硬く主張するティアの赤い果実にアルファは貪りつく。 舐めて擦って吸って、揉んで、つまんで、捻って……唾液と共に捏ねて、吸い上げる。
「ぁは、んんっ、キモチいい」
快楽に甘い声を漏らしティアは身体を震わせる。
摘まんで捏ねて、舐めて吸って甘く噛みつかれティアは快楽に甘く喜びすすり泣き、身体を震わせ、アルファの頭を抱きしめた。
白く柔らかな肉を頬張ったアルファは、強く、だけど、その肉を食いちぎる事無く、痛みすら快楽にするだろう加減で噛みついてくる。
「ふっぁ」
弓なりにティアの身体が反れ震える。
奪うようにアルファはティアの唇を塞ぎ、甘く唇に噛みつき、唇を舌先で割り、食らうように唇を重ね。 ティアの口内深くに舌を絡め舐め、吸い上げ、自らの口内に招き吸って、舐めて、絡めとる。
アルファの腕の中でティアが見悶えし快楽の吐息を漏らすたび、アルファの興奮と欲情と所有欲が増していく。
「ティア、ティア……全てが終わったら、俺の妻となってくれ……頼む……他は考えられない。 お願いだ……」
必死な視線が餌を見つけた獣のようにティアを見つめていた。
「ぁ……私の一存では……」
その言葉に苛立つように、胸が乱暴に掴まれ、敏感な果実がツマミ擦られ、首筋に歯があてられた。
「ぅ、あっ、んん。 だっ、て。 かってに」
「俺が知りたいのは、ティアの気持ちだ。 俺の妻になりたいと思ってくれるか?」
痛みと快楽。
身体の中に蜜が沸くのが分かった。
「好き、好きよ。 アルフぁあ」
「あぁ、俺も好きだ」
胸を揉んでいた手、背を抱いていた手、その両の手が脇を掴み、撫でさすり、腰へと降りればビクッと身体が震え、そしてその擽ったい快楽はアッサリと通りすぎ、太腿まで到達する。
「ひゃぁっ」
叫びのようなティアの声は一瞬で、荒れた呼吸音が暗闇に響く。 震えるティアの身体の片足が手に取られ、膝を立て両太ももが広げられる。
ジワリと……期待に蜜が増し溢れ出る。
「ぁっ……」
焦らすようにアルファは太腿を撫でる。
「どうして欲しい。 言ってごらん?」
繰り返し、繰り返し撫でられる刺激。
淡い疼きは、鈍く、欲しい快楽にまで至らない。
「ぁ……ちょう、だい……」
潤んだ瞳でティアが、求め……そして、アルファは満足そうに笑うのだ。
あぁ、なんて……もどかしい。
不満気に見上げるティアの顔。
ふふ~んっと満足げに金色の瞳の主は見つめ問いかける。
「どうした?」
2人の頬と頬が触れ合い、アルファの甘い声と吐息がティアの耳に触れた。
そのもどかしさが、ティアの両足の間をざわつかせる。
「んっ……」
「さぁ、どうして欲しい?」
「ぁ……」
望みを口にするのは恥ずかしく、どう誤魔化そうかと考える。 考えて、考えていたけれど、もどかしさゆえに考えられない……ティアの頬に触れるアルファの手が心地よくもムズムズと甘く疼く。
甘い視線をティアはアルファに向け、溜息交じりに呟くのだ。
「あぁ……好きよ」
甘く蕩けるような声で言えば、アルファは息を飲み、目を見開き、ティアをその腕に抱く。
「ズルイなぁ……」
触れるティアの唇が甘く舐められ、舌先が唇をこじ開け割ってきたアルファの舌先に絡めとられる。 抱き寄せてくる左手、そして逆の右手はティアの胸を揉んでくる。
手の平に包み込むように、柔らかな肉が揉まれ、敏感な胸の頂きを指と指の間に挟みこみ、そして……アルファの手の平の動きに合わせるようにティアに刺激が与え続けられる。
期待は欲望。
渇求していた甘い刺激。
願うのはただ1つの愛。
唇が離れた瞬間、はぁ……とティアは吐息をつき、熱い切望を写した瞳のままにティアはもう一度囁く。
「好き、好きよ」
「あぁ、俺も好きだ」
視線を合わせる事を拒否するかのようにアルファはティアを抱きしめながら甘く囁く。 そっと盗み見るようにティアがアルファを見れば、耳が赤く染まっていた。
……嬉しい……。
ティアの鼓動が早く……心が満たされる。
魔力等でも奇跡でも……ない……。
いえ、やっぱり奇跡なのかもしれない。
そう思えば、ティアは笑っていた。
「なんだよ。 真剣に言っているんだぞ」
「私だってそうよ」
それでもティアは笑う。 クスクスと笑うティアに、苦々しくアルファは笑い、そして……2人は額をコツンと合わせ合いながら声に出して笑い……ユックリと口づける。
チュッと触れる唇は、強く、深く重なりあい。 どちらからともなく舌を絡めた。 くちゅくちゅと求めあう音が部屋に響く。
欲望が……高まる。
鼓動が……早まる。
熱が上がる。
ティアの肌は……触れられる肌は敏感過ぎて、布地が擦れるだけでも優しく心地よい快楽に繋がる刺激となった。 抱きしめてくるアルファの腕が背中を強く抱かれ、そんな事すら強い快楽となって頭の奥が蕩けそうになってくる。
淡い金色の輝きが暗闇に2人を包み込めば、魔法薬以上の快楽と欲求を突き上げる。
「んっ、ぁあっ……!!」
全身を快楽が突き抜け、弛緩する身の奥から快楽が広がり、両足の間から熱が滴りおちてくる。
「可愛い人だ……初めて見た君は、その青い瞳で空を眺め、虚空に消えそうな繊細さに不安を覚えたものだ。 掴んでおかなければ消えてしまうのでは? ずっと不安だった……身を焦がすほどの思いを隠し、ずっと見ていた」
金色の瞳が熱を持ったように光を増す。
自嘲気味な声でティアは苦々しく笑い言う。
「その見た目は随分と代わってしまいましたけど。 それでも……良いのですか?」
「ティアは変わらない。 むしろ……俺の色に変わったティアにどれほど胸が満たされているか、ティア……君は、分かってくれないのだろうか?」
チュッと唇を反らした位置に触れる唇は、優しく撫でるようだった。
「俺が愛し……受け入れてくれたからこその変化。 今も……この思い熱情は、君に影響を与えているようなのが……俺は嬉しい」
顎から喉元、胸元へと滑るように唇で撫でていく。
「ぁっ」
心地よい刺激と共に胸がまさぐられ……寝間着が両手で勢いよく引き裂かれた。
「ぇっ……」
破られるネグリジェ。 下着をつけていない肌が剥き出しとなり、今も変わらぬ白さを保つ肌は快楽への希望と、甘い刺激に淫猥に色づいている。
両手が両のふくらみを包み込むように触れたアルファの顔が寄せられ、唾液に濡れた舌が白く柔らかな肉のふくらみを這いまわる。 強く、舐めまわされた胸はその肉の形を変え、唾液に濡れ、淫猥な様を露わにする。
「ぁ、っ……ゃ……焦らしちゃダメぇ……吸って……」
快楽を求めるティア。
涙に濡れた瞳で求めれば、アルファは愉悦に笑う。
快楽に硬く主張するティアの赤い果実にアルファは貪りつく。 舐めて擦って吸って、揉んで、つまんで、捻って……唾液と共に捏ねて、吸い上げる。
「ぁは、んんっ、キモチいい」
快楽に甘い声を漏らしティアは身体を震わせる。
摘まんで捏ねて、舐めて吸って甘く噛みつかれティアは快楽に甘く喜びすすり泣き、身体を震わせ、アルファの頭を抱きしめた。
白く柔らかな肉を頬張ったアルファは、強く、だけど、その肉を食いちぎる事無く、痛みすら快楽にするだろう加減で噛みついてくる。
「ふっぁ」
弓なりにティアの身体が反れ震える。
奪うようにアルファはティアの唇を塞ぎ、甘く唇に噛みつき、唇を舌先で割り、食らうように唇を重ね。 ティアの口内深くに舌を絡め舐め、吸い上げ、自らの口内に招き吸って、舐めて、絡めとる。
アルファの腕の中でティアが見悶えし快楽の吐息を漏らすたび、アルファの興奮と欲情と所有欲が増していく。
「ティア、ティア……全てが終わったら、俺の妻となってくれ……頼む……他は考えられない。 お願いだ……」
必死な視線が餌を見つけた獣のようにティアを見つめていた。
「ぁ……私の一存では……」
その言葉に苛立つように、胸が乱暴に掴まれ、敏感な果実がツマミ擦られ、首筋に歯があてられた。
「ぅ、あっ、んん。 だっ、て。 かってに」
「俺が知りたいのは、ティアの気持ちだ。 俺の妻になりたいと思ってくれるか?」
痛みと快楽。
身体の中に蜜が沸くのが分かった。
「好き、好きよ。 アルフぁあ」
「あぁ、俺も好きだ」
胸を揉んでいた手、背を抱いていた手、その両の手が脇を掴み、撫でさすり、腰へと降りればビクッと身体が震え、そしてその擽ったい快楽はアッサリと通りすぎ、太腿まで到達する。
「ひゃぁっ」
叫びのようなティアの声は一瞬で、荒れた呼吸音が暗闇に響く。 震えるティアの身体の片足が手に取られ、膝を立て両太ももが広げられる。
ジワリと……期待に蜜が増し溢れ出る。
「ぁっ……」
焦らすようにアルファは太腿を撫でる。
「どうして欲しい。 言ってごらん?」
繰り返し、繰り返し撫でられる刺激。
淡い疼きは、鈍く、欲しい快楽にまで至らない。
「ぁ……ちょう、だい……」
潤んだ瞳でティアが、求め……そして、アルファは満足そうに笑うのだ。
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