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番外(こんな未来もあるかもしれない)
番外α 終わり
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親良の息が敏感な肌に触れる。
濡れた花弁が震え、雫から甘い声が漏れた。
「んっ、ふぅっ」
両足を閉ざそうとしたが……その怪力ゆえに恐れられ捨てられたような男を自由にできる訳がない。 足を掴まれ、腰を浮かされ、親良の熱い息が近づいてくる。
肉花に口づける親良。
舌先を押し込むように割れ目に沿って舐めあげられる。
晃と交わし合っていた口づけが停止し、フルリと身体が震えて身体が硬直し……力が抜け、お腹の奥がキュってなって、蜜が溢れ出た。
動きを止めた口づけ。
晃の唇を塞ぐのを止めた。
逆らう事は無いと思ったのでしょうか?
雫はもう否定の言葉は吐く事はないだろう。
親良は、雫の甘い否定に行為を止める事はないだろう。
もう口をふさぐ必要はないと思ったのでしょうか?
雫から溢れ出る蜜は、花の香りを纏っている。
比喩ではない……。
血が傷を治し、病を治し、命をとどめる。
唾液が簡単な傷を治す。
なら……愛を交わし合うものだけが得る事が出来る蜜こそが特別なモノ。
「蜜を食らうといい。 それは特別なものだ。 雫の気持ちが、俺の許しが特別にしている」
晃が王のごとく傲慢に笑えば、親良もまた微笑みを浮かべた。
「では、遠慮なく……」
親良は……快楽の蕾にユックリと顔を寄せ口づけ、舌先で優しく舐め挙げた。
「ひっ、ぁっ……」
雫は悲鳴のような声と共にその身体を震わせる。
腰が引けながらも、雫のお腹の奥は震え、太腿の筋肉が緊張し、緊張が全身を走り身体が強張り……そして力が抜け……晃の腕に支えられた。
晃は耳側で甘くカラカウように言う。
「安い女になるなよ」
「……ごめんなさい……」
「謝る必要等ありませんよ。 ココが敏感なのか雫ちゃんだけではありません」
そう言って舌先でそっと触れ舐めてくる。
そのたびに身体がビクビクと震えてしまう。
「余り意地悪を言うものではありませんよ」
「オマエが意地悪をしているんだろう」
「おや、すみません。 では、ココは?」
てかてかと蜜で濡れた肉花をネットリと抉るように親良は舌先で舐めてきた。 ジワリとした、押し上げるような優しい刺激が与えられ……雫は甘い息を漏らしてしまう。
晃は首筋を舐め、吸い付き、甘く噛みながら、白く滑らかで控えめな乳房の周りを指先で擽るように撫で始める。
親良はユックリ、ネットリと肉花をいたぶり蜜を舐め尽くせば、両手でそっと肉花を触れ広げ、濡れた蜜口を露わにし、ふぅうっと息を吹きかけてきた。
二人が雫に与えるのは、直接的な刺激ではない。
それでも、単調な影の触手とは違い……、雫を追い詰めようとする2人の意志は、じわじわと雫を追い上げてくる。
「ぁ、あぁあああっ」
雫は甘い声を漏らしながら、身体を小刻みに震えさせた。
控えめな膨らみを彩る果実が快楽に熟していく。
それでも、晃は直接触れない。
滑らかな肌を撫でまわし、首筋、肩、背中へと唇を落とす。
親良は蜜口に舌を押し付け、押し広げ、蜜をまとわりつかせたヒダを舌先で堪能していた。 甘い匂いが親良の鼻孔を口内をしめていた。
雫が、実験体として使われていた幼い頃。
未成熟な身体に、玩具をぶち込まれ、泣き叫び、血を流していた頃を親良は知っている……。
だからこそ親良は丁寧に、唾液と蜜を交わし、中を丁寧に舐めていく。
雫は……この快楽の蜜は特別なもの……。
親良は恍惚と共に味わい、身体を震わせる。
もし、居場所を切望し、感情を殺し、仕事をしていた去年なら、迷う事無く、目の前に次々と溢れ出す蜜を瓶にでも詰めこみ提出していたかもしれない。
今は……そんな風には欠片も思えず……自分の中の変化に笑いそうになっていた。
晃の気持ち。
親良の気持ち。
2人の気持ちに関係なく……雫は快楽を求めていた。
「ぁあっ、ダメ、もっと……もっと、頂戴、身体がゾクゾクとするの、熱がくすぶっているの。 お願い、助けて」
「どうして欲しいんだ? 可愛い俺の雛鳥」
「中をかき混ぜて欲しいの、中がジリジリとするの」
「だそうだ……指で良くして、かき混ぜ、かきだし、食らうといい……」
「では……」
ネットリと指が柔らかな肉を押し広げていく。
濡れて脈打つ中を、指先で探るようにユックリと触れれば、親良の指を締め付ける。
晃は快楽に実った果実にようやく触れ、首筋に甘く噛みついた。
「あぁあああっ」
晃は、雫の固い果実を指先でひっかき、押し付け、摘まみ上げる。
親良は、中を探るのを止め……雫の良い部分を狙い、抉るように肉の壁をに触れた。
「ぁっ、ぁっ、ぁあっ、もっと、もっと……」
雫の腰は、強い絶頂を求めて腰を揺らしていた。
「限界でしょう。 まだまだ子供ですね」
親良が言えば、晃は溜息交じりに言う。
「全く、こらえ性の無い……」
馬鹿にしているようだが、声は甘く愛おしいと語っている。
「お願い、もう、……我慢できないよぉ」
「そんなに簡単に陥落してどうする。 他の男の手でも容易に落ちるつもりか?」
そう言いながら、晃は雫の髪を撫でる。
「他の人は嫌なの……」
「だが、親良を受け入れている。 腰まで揺らして……いやらしい」
にやりと笑うような軽蔑混ざりのカラカウ声。
「違う、晃が、晃がいるから!! お願い、捨てないで!!」
私は必死にしがみつく……。
晃が与えてくれるのは快楽と愛情……。
そこに乱暴な動作があっても、冷ややかな言葉があっても……晃に愛されている事に雫は疑うつもりはない。
「お願い……」
懇願に満足そうに晃は口元を歪め笑う。
「親良、そこをどけ、中に精を放つ事だけは許さない。 その代わり、その精をカワイイ口の中に吐きだすぐらいは許してやるよ」
親良は苦笑交じりに言う。
「寛容な方だ……」
晃と親良の位置が変えられ、雫が四つん這いにさせられた。
「雫……気持ちよくしてくれた親良に、ちゃんとお礼をするんだ。 舐めてやれ」
「舐める、舐めるから……ぁあっ……もう、お願い……我慢できないの、中に入れてグチャグチャにして、」
雫が必死に訴えれば……。
満足そうに晃は口元を歪め笑う。
そして……その限界を迎えるまで、晃と親良は雫の身に何度も精を放つ。
こんな未来も存在するかもしれない。
もしもの物語。
濡れた花弁が震え、雫から甘い声が漏れた。
「んっ、ふぅっ」
両足を閉ざそうとしたが……その怪力ゆえに恐れられ捨てられたような男を自由にできる訳がない。 足を掴まれ、腰を浮かされ、親良の熱い息が近づいてくる。
肉花に口づける親良。
舌先を押し込むように割れ目に沿って舐めあげられる。
晃と交わし合っていた口づけが停止し、フルリと身体が震えて身体が硬直し……力が抜け、お腹の奥がキュってなって、蜜が溢れ出た。
動きを止めた口づけ。
晃の唇を塞ぐのを止めた。
逆らう事は無いと思ったのでしょうか?
雫はもう否定の言葉は吐く事はないだろう。
親良は、雫の甘い否定に行為を止める事はないだろう。
もう口をふさぐ必要はないと思ったのでしょうか?
雫から溢れ出る蜜は、花の香りを纏っている。
比喩ではない……。
血が傷を治し、病を治し、命をとどめる。
唾液が簡単な傷を治す。
なら……愛を交わし合うものだけが得る事が出来る蜜こそが特別なモノ。
「蜜を食らうといい。 それは特別なものだ。 雫の気持ちが、俺の許しが特別にしている」
晃が王のごとく傲慢に笑えば、親良もまた微笑みを浮かべた。
「では、遠慮なく……」
親良は……快楽の蕾にユックリと顔を寄せ口づけ、舌先で優しく舐め挙げた。
「ひっ、ぁっ……」
雫は悲鳴のような声と共にその身体を震わせる。
腰が引けながらも、雫のお腹の奥は震え、太腿の筋肉が緊張し、緊張が全身を走り身体が強張り……そして力が抜け……晃の腕に支えられた。
晃は耳側で甘くカラカウように言う。
「安い女になるなよ」
「……ごめんなさい……」
「謝る必要等ありませんよ。 ココが敏感なのか雫ちゃんだけではありません」
そう言って舌先でそっと触れ舐めてくる。
そのたびに身体がビクビクと震えてしまう。
「余り意地悪を言うものではありませんよ」
「オマエが意地悪をしているんだろう」
「おや、すみません。 では、ココは?」
てかてかと蜜で濡れた肉花をネットリと抉るように親良は舌先で舐めてきた。 ジワリとした、押し上げるような優しい刺激が与えられ……雫は甘い息を漏らしてしまう。
晃は首筋を舐め、吸い付き、甘く噛みながら、白く滑らかで控えめな乳房の周りを指先で擽るように撫で始める。
親良はユックリ、ネットリと肉花をいたぶり蜜を舐め尽くせば、両手でそっと肉花を触れ広げ、濡れた蜜口を露わにし、ふぅうっと息を吹きかけてきた。
二人が雫に与えるのは、直接的な刺激ではない。
それでも、単調な影の触手とは違い……、雫を追い詰めようとする2人の意志は、じわじわと雫を追い上げてくる。
「ぁ、あぁあああっ」
雫は甘い声を漏らしながら、身体を小刻みに震えさせた。
控えめな膨らみを彩る果実が快楽に熟していく。
それでも、晃は直接触れない。
滑らかな肌を撫でまわし、首筋、肩、背中へと唇を落とす。
親良は蜜口に舌を押し付け、押し広げ、蜜をまとわりつかせたヒダを舌先で堪能していた。 甘い匂いが親良の鼻孔を口内をしめていた。
雫が、実験体として使われていた幼い頃。
未成熟な身体に、玩具をぶち込まれ、泣き叫び、血を流していた頃を親良は知っている……。
だからこそ親良は丁寧に、唾液と蜜を交わし、中を丁寧に舐めていく。
雫は……この快楽の蜜は特別なもの……。
親良は恍惚と共に味わい、身体を震わせる。
もし、居場所を切望し、感情を殺し、仕事をしていた去年なら、迷う事無く、目の前に次々と溢れ出す蜜を瓶にでも詰めこみ提出していたかもしれない。
今は……そんな風には欠片も思えず……自分の中の変化に笑いそうになっていた。
晃の気持ち。
親良の気持ち。
2人の気持ちに関係なく……雫は快楽を求めていた。
「ぁあっ、ダメ、もっと……もっと、頂戴、身体がゾクゾクとするの、熱がくすぶっているの。 お願い、助けて」
「どうして欲しいんだ? 可愛い俺の雛鳥」
「中をかき混ぜて欲しいの、中がジリジリとするの」
「だそうだ……指で良くして、かき混ぜ、かきだし、食らうといい……」
「では……」
ネットリと指が柔らかな肉を押し広げていく。
濡れて脈打つ中を、指先で探るようにユックリと触れれば、親良の指を締め付ける。
晃は快楽に実った果実にようやく触れ、首筋に甘く噛みついた。
「あぁあああっ」
晃は、雫の固い果実を指先でひっかき、押し付け、摘まみ上げる。
親良は、中を探るのを止め……雫の良い部分を狙い、抉るように肉の壁をに触れた。
「ぁっ、ぁっ、ぁあっ、もっと、もっと……」
雫の腰は、強い絶頂を求めて腰を揺らしていた。
「限界でしょう。 まだまだ子供ですね」
親良が言えば、晃は溜息交じりに言う。
「全く、こらえ性の無い……」
馬鹿にしているようだが、声は甘く愛おしいと語っている。
「お願い、もう、……我慢できないよぉ」
「そんなに簡単に陥落してどうする。 他の男の手でも容易に落ちるつもりか?」
そう言いながら、晃は雫の髪を撫でる。
「他の人は嫌なの……」
「だが、親良を受け入れている。 腰まで揺らして……いやらしい」
にやりと笑うような軽蔑混ざりのカラカウ声。
「違う、晃が、晃がいるから!! お願い、捨てないで!!」
私は必死にしがみつく……。
晃が与えてくれるのは快楽と愛情……。
そこに乱暴な動作があっても、冷ややかな言葉があっても……晃に愛されている事に雫は疑うつもりはない。
「お願い……」
懇願に満足そうに晃は口元を歪め笑う。
「親良、そこをどけ、中に精を放つ事だけは許さない。 その代わり、その精をカワイイ口の中に吐きだすぐらいは許してやるよ」
親良は苦笑交じりに言う。
「寛容な方だ……」
晃と親良の位置が変えられ、雫が四つん這いにさせられた。
「雫……気持ちよくしてくれた親良に、ちゃんとお礼をするんだ。 舐めてやれ」
「舐める、舐めるから……ぁあっ……もう、お願い……我慢できないの、中に入れてグチャグチャにして、」
雫が必死に訴えれば……。
満足そうに晃は口元を歪め笑う。
そして……その限界を迎えるまで、晃と親良は雫の身に何度も精を放つ。
こんな未来も存在するかもしれない。
もしもの物語。
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