ラストウルフ

doradora

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競争が全て

【1】平和主義

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今日から僕の新しい生活が始まる。
凄く楽しみである高校生活。
期待を胸に登校中であった。

いつもと違う風景、道のり歩めば歩むほど、それは夢が膨らむものである。
だが忘れてはいけない、学生とはいえ、友達作りはこれからの高校生活で大きく変わる。

そう初日から戦争である。

しかし僕には秘策がある。
幼馴染が同じ高校だということ。
これは友達作りのトーナメントならシード権を貰っていることと一緒

「なにニヤついてるの、、奏(かなで)」

「これからの学校生活を考えるとワクワクしてね、、顔に出てたか?」

隣にいる奴こそが幼馴染の青桐 敦史(あおぎり あつし)成績から運動、人間性まで優秀なやつだ。

「でもお前と一緒の高校になるとは、俺たちずっと一緒なのかもな」

ずっと一緒か、それは嫌だな。

「あぁ、そうだな」

「今、それは、、嫌だな、、、って思ったでしょ!!」

心を読まれたみたいだ。でも僕は知っている彼の気持ちを

(俺だって一緒にいたくねーつの)

わかるんだ、だって【幼馴染】だから。

わかってても言わない、気持ちをぶつけない
それが僕自身の為であるから
争いごとは嫌いな僕は常に自分を守ることで一杯だ。

「まぁ、、これから3年間またよろしくな!!」

「クラスまで一緒だからな、、よろしく」

クラスまで一緒なのは助かった。
人は群れを作るから2人でいれば自然とグループになりやすい。

友達作りのシミュレーションをしながら
僕達は教室に着いた。


教室に入ると予想を超えるものがそこにはあった。


「あれ?なんか楽しそうなクラスだな!!」

「‥‥」

僕を残念な光景で見る幼馴染

「じゃ!俺、向こうだから!!バイバイ」

「‥‥バイバイ」

さよなら僕の友達計画、、、

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