冬馬君の夏

だかずお

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『サーとスーの旅先での夜』

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多網の父 こと サー

とけたみ こと スー

ボーリングをやめていたと思っていたがそうは問屋がおろさなかった。

とけたみは言った
「ふぅー 八勝八敗か」彼らは16ゲームやっていた。
もう夜である。

「いやー楽しい旅行だったなぁ」と多網父

なんちゅー旅行だ。

「さて、そろそろチェックインしようか?」
時刻は夜の8時を過ぎている。

二人はホテルに向かう道、興奮気味に
「いゃーやばい、楽しかったね」

「いい、旅の思いでになった」

二人でボーリング場の前で旅行の思い出と言っては記念写真をとった。

ニカッ

まぁどうでもいいことだが、ボーリング場の名前は ヘルボールだった。

「あっ、そう言えばホテルの食事終わっちゃったかな?」
多網父が言う。

「あっ、大丈夫最初からとってないから」
ボーリング場はあんなに入念に調べていたのに後は何も興味がないのか?この男とけたみ恐るべし。

多網父は言った、「じゃ僕らのソウルフード食べよっか?」

「うん、そうだね」
ボーリング場に戻り

「お金を入れてと」
ガチャ

それは、ボーリング場にある自販機の焼きおにぎりであった。

「うん、これこれ これが焼きイモよりうまいんだ」
全くよくわからない比較である。
なぜなら、別に焼きイモが好きなわけでもない多網父なのである。

「うん、格別 その変のみたらしだんごじゃ相手にならないよね」
とけたみの表現も意味不明であった。
彼の中のみたらし団子の位置づけは好きでもなく、嫌いでもなく普段あまり話題にも出ない食べ物なのだ。

パクリ ムシャムシャ、二人はニンマリ

「あーこれ、これ これが絶品なんだよ、あはは これさえあればスクーター(バイク)とかは要らないね」
やはり分からん。

「あー旅行はこうでなくっちゃ」

「最高の旅行だったね」

「うん、全くだね」

「あっ、そういえば、さっきのみんな居ないね」

「あっ、本当だ」苦笑いの二人。


「ああ、何だか青春時代にかえったようだ」


「うん、毎日こんな風に暮らせたら、それに久しぶりに女性と遊んだみたいで何だか胸がドキドキしちゃったよ」多網父と とけたみさんは顔を見合わせ微笑んだ。

「せっかくの旅行だ、ホテルに戻って温泉につかろう」とけたみさんが言った。

「そうだ、コンビニでも寄ってお酒 買って部屋で飲み語ろうか?」多網父にんまり。
旅先の部屋でくつろぐ時間もたまらない。
日常の景色とは違う所で過ごす、何とも乙だ。

「あっ、いいね 今日はまだまだ寝ないで楽しむぞ」

「おーっ」

旅の夜 気の許せる友と過ごす旅先なんていくつになってもワクワクする。

ボーリング場を出て、景色が普段とは違うことに二人は心を打たれていた。

「ああ、外の景色がいつもと違う」

「うん、ボーリング場出てからの景色の違い、これが旅行の醍醐味だ」

どんな醍醐味だ。

歩いてホテルに向かう途中

「あっ、スーパーまだやってる」
夜のスーパーちょっと嬉しい。
何でだろう?
コンビニじゃなく夜のスーパーで買い物が出来るのがなんだかちょっと嬉しい。
もじもじしながら語る多網父。

スーパーの中、多網父は言った。
「ああ、旅先のスーパー良いなぁ」

とけたみさんはメガネをくいっと一回上げた。


二人はスーパーで酒とつまみを買い
「今日の夜は盛り上がりそうだ」

「旅先の部屋で飲んで語る ああ乙だなぁ」とけたみさんが笑う。

「今日は起きてるぞ」

とても嬉しい二人だった。

が、彼らは知らない
とけたみのチャックが全開なことを
おっと、ちょっと話がそれたが。

そう彼らは今はまだ知らない起きてるんじゃない今夜は寝られなくなることを。

「あっ、とけたみさんチャック」

変なプライドが沸き上がる。
「あっ、 わっ、わざとだよ」
もはや。プライドかは分からんが。
それは、それですごい返事だ。


二人はホテルに戻り部屋に案内された。
部屋は和室

「あーもう布団しかれてる、嬉しいなあ」

テーブルの上に買った酒を置き。

「ああ、素敵な部屋だね」

キョロキョロ壁の裏とかを見ては
「お札とか貼ってないよね」

どんな心配だとけたみよ。

「さっそく、お風呂にでも行こうか」
と多網父が言った。

廊下を歩いて、エレベーターに乗り
五階の温泉へ。

「何だか静かだね」
多網父がお尻をかきながら言った。

風呂場に近づき
「あー風呂の匂い」

「さあ、入ろう」

二人は浴衣を脱ぎ
風呂に浸かる
「うわおいやー 最高」
とけたみ嬉しい。

「あー旅行に来たんだねー」
多網父も極楽浄土へ

「ああ、こんな旅がせめて、半年に一回は出来たらいいなぁ」

「ちょく、ちょくこれから二人で旅行
行こうよ」と とけたみさん

「そうだね、何だかあっという間にこの年になってたよ、
いくつになっても好きな事やるのは大事だね」多網父は微笑んだ。

「うん、せっかく生きてるんだもん」

二人は夜空を見上げた。

「気づいたらこんな年になってたね」多網父がつぶやく

「本当、あっという間だったような」

「仕事どう?とけたみさん」

「まあ、頑張ってるよ 毎朝行きたくないけど」

「あははは」

「そっちは子育てどう?」

「まあ、何とかやってるよ」苦笑い多網父

「でもまあ、色々大変なこともあるけれど、これからも、お互い楽しんで行きましょう」とけたみさんは手にとった鼻水を湯で洗い流した。

「そうだね」

「この年になって、本当に有難い友を持ったと、とけたみさんに言えるよ、ありがとう」
綺麗な星空を眺めそんな言葉が素直に出てきた。

「いやぁ、こちらこそありがとう。
何だか湯のせいかしみじみとこんな話 この広い地球生まれて更に同じ国に生まれて出会って仲良くなる、何だか本当にすごいことだね」

あっ、冬馬君と同じこと言ってる。

二人は真面目に語り合っていた。
そして、友達であれたことのありがたみをしみじみと感じていた。

湯に浸かり裸のつきあいのせいなのか、綺麗な夜空に輝く満天の星々のおかげか、はたまたボーリング場の焼きおにぎりが彼らをこんな気持ちにさせたのかそれは分からない。
彼らは素直な気持ちを感じるままに語っていた。
あっ、もしかしたら、ボーリングのしすぎで脳内エンドルフィンが過剰に いや、もういいだろう。

「ああ、生きてるんだよなぁ」

「うん、奇跡だよ」更にヒートアップしてきたとけたみ。

「この旅最高」

「サーサーサー」

「スースースー」

「こりゃ、部屋での乾杯楽しみましょう」

「そうだね」

「ああ、僕達も大人になったんだね」
とけたみさんが言った。

いや、間違いなくあのボーリング場を見てるかぎり五歳児にも満たない気はするが。

「ああ、何だかしみじみ うるっときちゃったよ」

星が綺麗に輝いていた
うっすら暗い、露天風呂の中
辺りには煙もくもく、4つのメガネは曇っていたが 最高に素敵なひとときだった。
きっと旅が終わって振り返るときっとしみじみするだろう。
あー楽しかったなぁと。

その時

ポツポツ

「あっ、雨だ」
こんなに星が見えてるのに!?

「そろそろのぼせたし部屋に行こうか?」顔が茹でタコとけたみさん。

「うん」

二人は部屋に戻ることに。

「あーいい湯だったな」

「あー部屋の中落ちつく」

その頃、雨は強くなっていた。

ザーッ サー あっ間違えた ザーッ ザーッ

「雨強くなってきたね」

「でも、もう部屋から出ないから良かったよ」

二人はスーパーで買った、つまみを開けて
「いただきます」
TVをつけた。

「ああ、部屋でのくつろぎ時間、至福の時間」

ザーッ ザーッ サーッ・・・

「雨で部屋の中にいて、外でる必要がない時、ちょっと得した気分にならない?」と多網父

「いや、あまり」と とけたみさん。

そんな謎めいた会話をし平穏に過ぎていた時だったが。

それはやって来た

ピカッ 空が光る

二人の顔は一瞬引きつり

「まっ、まさか?これは」

そう彼らが心底恐怖する天敵雷さんであった。

二人の内心はこうだ。

えっ、ちょっ、嘘 本当これ?
やばいなー、やばいよこれは雷様来るかー?
まずい、友に怖がる姿など絶対に見せるものか。

風呂場の素直さよ 何処へ。

平静さを装う為に多網父が「じゃあ乾杯しようか?」
だが驚くなかれ、見事に声は全部裏返っていた。
奇跡である。

「かんぱ~ああわーい」
物凄いトーンダウンである。
さっきの歓喜はどこ?

ゴクッ ゴクッ グハッ
あまりの緊張感にビールが咽せる。

その時だった

ピカッ

「うひょ」 「あしゃっ」
予期せず光に二人から声が先走り出てしまった。
すかさず、
「うひょうめぇビール」
とけたみは自身の奇声を見事にごまかした。

「あしゃっ」やばいこの先に続ける言葉が 多網父は焦った。
この時、脳が覚醒した。
ビリビリビリ~ サーッ

「あしゃまみはどう?」

「えっ?」

「おつまみだよ」

自分でも驚く素晴らしい機転を効かせた言葉 父は満足した。
これなら、自然だ。

不自然である。


だが、彼らに容赦なく雷は猛攻を始める

ピカッ

ビクッ揺れる彼らの身体。

ゴロゴロ

まっ、まじかまじかよー頼むよー去ってくれ、 二人の顔からはみるみる生気がなくなっていった。
まるで、ゾンビ。
来るなー雷様

その時とけたみさんが
「まぁ、自分は別に怖いわけじゃないんだけど、一応言っておく。
良く電気製品が使われてると雷落ちるなんて聞いたよ」
とけたみさんは一刻もはやくついてるテレビを消して欲しかった。

多網父は
すぐにでも立ち上がりテレビを消したかった。
しかし、変なプライドが
「テレビのヴォリューム上げちゃう?」 強がったんだろうが、あまり意味は分からん。

しかし、こころの中では、うわぁーわたしの馬鹿何を言ってんだ うわぁー今すぐにでもテレビ消したい。

その時 ピカッ

二人は気がついたら立ち上がりテレビの前に

「えっ、あっ どうしたの?」
とけたみさんがすかさず、聞く。

「えっ、別にテレビの上のホコリとろうかと」

雷は言った、しゃらくせー ビビれや

ゴロン
音は大きい。

その時だった、二匹の猿は飛び上がり
テレビの電源スイッチを押しまくっている、そのせいでテレビはついたり、消えたりもう大変。

「はっ、何どうしたの?」多網父

「何だよ、怖くなんかないぞ 指の筋トレだよ」

「僕も、テレビ消そうとした訳じゃなく スイッチ壊れてないか気になって確認を」

もうめちゃくちゃである。

二人から会話は消えた

額からは大量の汗

しかし、二人は電気製品をつけたくなかった。
さっきのとけたみの発言を気にしてである。

「ああ、蒸すね」

「うん」

「冷房いれる?」
ハッだめだ雷落ちちゃう 自分の発言に焦るとけたみさん。

「あー涼しいね」

「うん、冷房いらないね」

汗はダラダラだった。

ザーッ ザーッ サーッ

「何かテレビうるさいよね」
うまく、多網父が切り込んだ。

「うん、そう思ってたんだ実はさっきから」

「じゃ、消すよ、あっ、別にこわい訳じゃないからね」言葉を付け足す多網父

「本当はこわかったりしてね」

ピクッ
多網父は止まる。

その時
ガラゴロン

奴はどんどん近くにやって来ているようだ。

二人はテレビの前、スイッチを連打していた。

雷は容赦なかった。
ピカッ
ひかって
鳴った
ゴロゴロ、ゴロー

「せんぬき~」 「うがぁーー」

もう、今回の音ばかりは言い訳はどうでも良かった。

「ねぇ、これやばくない、近すぎるよ
雷さん」
何故か さんづけで呼ぶとけたみ。

ゴロゴロ~

「だめだよ、さんじゃ、様に じゃないと」多網父が焦って訂正。

ザーッ ザーッ ザーッ

雨も強い。

「えっ、これ大丈夫?救助隊呼んだ方が良いんじゃない?」

来るか!!

「ちょっとやばいね、いつかのコンピュータ問題どころじゃないよこりゃ、地球大丈夫かね?」

大丈夫である

ピカッ

「また光ったよ」

ゴロゴロ

「光ってからはやいよ、やばいよ、大変だよー」

子供すらこんな無邪気な反応はしないだろう。

雷は笑った

あっ貴様呼び捨てにしたな!!

くらえー

ドガんーバリバリ

これはどこかに落ちた音。

「うぎゃーなかはにあよなけほわやかなゆなやぬら」

二人は感電している

「うぎゃーかぬやたやぬなやつらにな」

身体がよくアニメの電気をくらったシーンのような動きになっている。

二人はようやく、正気に戻った。
あっ、幻覚だったか?

「これは、まずい」

「ちょっと危ないね」

「110番しとく?」

とりあえず布団にもぐった。
電気も消して真っ暗な部屋
雨がザー ザー 壁に吹きつけている。

「ねぇ、とけたみさん 何か愉快な話してよ」

「そっ、そうだね こんな時は」

実は多網父には案があった、とけたみさんの話を子守唄がわりにして、その間に自分は眠りにつこうとしていたのだ。

「一番最初にボーリングした時、僕がサーに勝ったとき、あれは愉快 爽快だった」

「えっ?勝ったのは自分だったよ」

「何言ってるの、僕だよ」

「えっ、何言っちゃってるの」

二人は怒った

「サーサーサー」

「スースースー」

両手を天にかざして怒っている。

「サー サー サー」

「スー スー スー」

うるさいわい、雷様の改心の一撃だった。

ピカッ ピカッ
外は明るくなった

「なんぢゃー」 「なにーーいまの」

二人は耳を塞ぎ、何故か股間をガードしている。
全く同じ格好の二人。

この鳴るまでのタメの時間、
それはまるで遊園地のアトラクション、フリーフォールの頂上について、さあ落ちるぞという瞬間のよう。

「来るな、来るな、来るな」
二人は再び説明するが、必死に股間を守っている。

いくらなんでも、雷さんがそんなとこ狙って落とさないと思うがお二人さん。


その時、シグナルが点滅した
ピッ ピッ



(顔がひきつる二人の男)






ピカーーーーーー(どんなだ!!)








っぐわーじゃー しゃー ぐぎぎぎ




ズガシャアアアン


ボガアアアーン


雷が二人の金玉めがけて落ちてきた

貴様らの股間こそ、ワシから見た電化製品じゃー(意味分からんぞ)


ズガシャアアアン



ビリビリバビデブーゥッ !!



「あがががががー」
二人の金玉は線香花火のようにはかなく燃えつき落ちてしまった。


ポトッ シュー
結構寂しい音だった。

ちなみにポトッ の地面に落ちた所の効果音は無音でもいいくらいだった。



あががががががががー

「今日から我々は女だ」

「あっ!ボーリングの球を少し軽くしなきゃ」
どんな心配だ。



ぽわわわわーん



二人はピカッのシーンで実は気絶していた。

二人は声をそろえて言った


「僕の金玉」
声はハモっていた。


男達の夜はつづく


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