11 / 50
キャンプの夜の巻
しおりを挟む
温泉に向かう為一同テントの張ってある川辺から、車道の方に歩いてあがっている。
辺りは真っ暗、大人たちもこれは結構暗くて恐いねなどと話している。
子供達はみんな離れない様にして固まって歩き、冬馬君は清香の近くにいれる事が嬉しくて恐いという気持ちはなかった。
慎司「本当に真っ暗だね」
大喜「怖い話してから、これじゃなくて良かったよ」
確かに怖い話した後にこの道を歩いたらそうとう歩くの厳しそうだ 冬馬君もそんなことを思った。
清香のお父さんがじゃあ怖い話でもしながら歩こうか?と笑いながら話す
「やだ」と清香
「冗談だよ」苦笑いの清香お父さん
「話してよ」 慎司にくっつきながら清香の弟が言っていた。
しかし、辺りは本当に真っ暗で懐中電灯がもし消えたら何も見えなくなってしまうだろう。
ガサッ 何か左の山の中から音が。「恐いよ」慎司にしがみながら清香の弟がデカイ声を急にだしたので
冬馬君も慎司も大喜も清香も、みんな体がビクッとする程驚いて大人達の真横にくっつきに行った。
正子「動物よ」
清香の母「急に音なるからビックリしますね」
誰も気付かなかったが、実はさっきの物音を誰よりも内心驚いていたのは、他でもない隆だった。
腰抜かすかと思ったよと心の中で腰ぬかさず、ホッとする隆。
しばらく真っ暗の山道を歩くと明かりが見えてきた。
子供達は、ほっと一安心
「あれが温泉です」と清香の父が指差す
他に人が入ってる気配はなかった。
どうやら無料で使える場所らしい、ありがたい。
男湯と女湯に別れていて
「さあ入ろう」
扉をガラッと開けると目の前は川が流れていた。
暗くてよくは見えなかったが、川の流れる音ははっきり聞こえている。
冬馬君「こりゃ最高だ」
皆温泉に飛び込んだ
大喜「いやー極楽」
慎司「生き返る」
清香の弟「なくすまー」
なくすまーとは全く意味が分からなくてみな大爆笑だった。
隆「まさかこんなとこにこんな良い温泉があるとは知らなかったなぁ」
清香の父「24時間入れるんですよ」
素晴らしい、一同川の流れに耳を澄ませ、あったかいお湯に心も身体も癒されていた。
あー極楽だ
お風呂からあがり女性陣を待っていたが、なかなかでて来ない。やはりこういうのは女性は長いなと大人達は話ていた。
温泉の入り口の所に自動販売機があったので、ジュースを買って飲んで待って居る男性陣。
自動販売機の明かりの回りにはたくさんの虫が飛び回っている
しばらくして女性陣がでてきた
あー良い湯だった
髪の濡れた清香の顔は何ともまた美しかった。
冬馬君がお風呂に入りながらずっと隣が気になっていたのは言うまでもない。
あの濡れた黒髪に大きな瞳
冬馬君はまだ目をじっと見つめる事は出来なかった。
さあテントに戻ろう
帰り道 清香のお母さんが「ねえ空見上げてごらん」
空には満天の星
言葉を失うくらい綺麗だった。
自分の住んでるところではこんな綺麗な星は間違いなく見れない。
広大に広がる黒いキャンパスに星がこれでもかというくらい散りばめられて光輝いている
みんなでこの星を見てる
自分の大好きな人達と
あまりの美しさに一同足がとまっていた
星の光に照らされている
清香の顔も冬馬君には女神様のように見えていた
天には星 地上には清香そんな心持ちだった。
こんな事を大喜達に言ったら笑われるだろうと思ったが。
しかし本当に綺麗だ
「 一生忘れない思い出だ」冬馬君は言った
みんなニッコリ笑ってる
そしてテントの場所に戻ってきた。
あー良かった、夜道から見慣れたこの場所に戻りみんなは一安心
大人達はまた乾杯を始め、子供達はトランプをみんなでやろうと大人達に提案した。
その日は遅くまで、みんなでトランプをして盛り上がっていた。
隆も清香の父もお酒を結構飲んで良いご機嫌である
途中清香の弟は疲れたのか、さすがに眠ってしまった。
「さてそろそろ寝るか、そう言えば明日何時に帰るんですか?」隆がきく
冬馬君はドキッとした。
明日はお別れなんだ急に胸がしゅんとする。
さっきまでの時間が夢のように感じた。
ああ、さっきの温泉に行く前くらいの時間帯に戻りたい、そう本気で思っていた。
ああ、お別れの時が近づいてきてる そう感じずにはいられない
寂しい・・・
「そうですね、遅くとも夕方に家に着く様にはしたいですね、そちらは?」
隆「こっちも決まってはないんですが、大体夕方には着きたいからそちらと同じくらいに出ようかな」
「そうですか」
冬馬君だけでなく大喜も慎司も清香も寂しそうだった。
この楽しい時間が終わりに近づいてるのが、お別れが近づいてるのが寂しかった。
「さてそろそろ寝るよ」と正子
「はい」子供達が返事をする
冬馬君はチラッと清香をみた。
「明日にはサヨナラか寂しいね」清香も寂しそうに見える
向こうも同じように感じていたんだ、それは嬉しかった。
「うん寂しいね、でもまた会えるよお休み」冬馬君はそういうと何だか元気がでた。
何も、もう会えないわけじゃないきっと、また会える。
「うん」清香も笑った
お休み
皆テントに入って行く
時刻は深夜1時をまわっている
森の虫は休みもせずまだ合唱をつづけていた
いよいよ明日は清香達とお別れ
楽しいキャンプは終わりに近づいていた。
辺りは真っ暗、大人たちもこれは結構暗くて恐いねなどと話している。
子供達はみんな離れない様にして固まって歩き、冬馬君は清香の近くにいれる事が嬉しくて恐いという気持ちはなかった。
慎司「本当に真っ暗だね」
大喜「怖い話してから、これじゃなくて良かったよ」
確かに怖い話した後にこの道を歩いたらそうとう歩くの厳しそうだ 冬馬君もそんなことを思った。
清香のお父さんがじゃあ怖い話でもしながら歩こうか?と笑いながら話す
「やだ」と清香
「冗談だよ」苦笑いの清香お父さん
「話してよ」 慎司にくっつきながら清香の弟が言っていた。
しかし、辺りは本当に真っ暗で懐中電灯がもし消えたら何も見えなくなってしまうだろう。
ガサッ 何か左の山の中から音が。「恐いよ」慎司にしがみながら清香の弟がデカイ声を急にだしたので
冬馬君も慎司も大喜も清香も、みんな体がビクッとする程驚いて大人達の真横にくっつきに行った。
正子「動物よ」
清香の母「急に音なるからビックリしますね」
誰も気付かなかったが、実はさっきの物音を誰よりも内心驚いていたのは、他でもない隆だった。
腰抜かすかと思ったよと心の中で腰ぬかさず、ホッとする隆。
しばらく真っ暗の山道を歩くと明かりが見えてきた。
子供達は、ほっと一安心
「あれが温泉です」と清香の父が指差す
他に人が入ってる気配はなかった。
どうやら無料で使える場所らしい、ありがたい。
男湯と女湯に別れていて
「さあ入ろう」
扉をガラッと開けると目の前は川が流れていた。
暗くてよくは見えなかったが、川の流れる音ははっきり聞こえている。
冬馬君「こりゃ最高だ」
皆温泉に飛び込んだ
大喜「いやー極楽」
慎司「生き返る」
清香の弟「なくすまー」
なくすまーとは全く意味が分からなくてみな大爆笑だった。
隆「まさかこんなとこにこんな良い温泉があるとは知らなかったなぁ」
清香の父「24時間入れるんですよ」
素晴らしい、一同川の流れに耳を澄ませ、あったかいお湯に心も身体も癒されていた。
あー極楽だ
お風呂からあがり女性陣を待っていたが、なかなかでて来ない。やはりこういうのは女性は長いなと大人達は話ていた。
温泉の入り口の所に自動販売機があったので、ジュースを買って飲んで待って居る男性陣。
自動販売機の明かりの回りにはたくさんの虫が飛び回っている
しばらくして女性陣がでてきた
あー良い湯だった
髪の濡れた清香の顔は何ともまた美しかった。
冬馬君がお風呂に入りながらずっと隣が気になっていたのは言うまでもない。
あの濡れた黒髪に大きな瞳
冬馬君はまだ目をじっと見つめる事は出来なかった。
さあテントに戻ろう
帰り道 清香のお母さんが「ねえ空見上げてごらん」
空には満天の星
言葉を失うくらい綺麗だった。
自分の住んでるところではこんな綺麗な星は間違いなく見れない。
広大に広がる黒いキャンパスに星がこれでもかというくらい散りばめられて光輝いている
みんなでこの星を見てる
自分の大好きな人達と
あまりの美しさに一同足がとまっていた
星の光に照らされている
清香の顔も冬馬君には女神様のように見えていた
天には星 地上には清香そんな心持ちだった。
こんな事を大喜達に言ったら笑われるだろうと思ったが。
しかし本当に綺麗だ
「 一生忘れない思い出だ」冬馬君は言った
みんなニッコリ笑ってる
そしてテントの場所に戻ってきた。
あー良かった、夜道から見慣れたこの場所に戻りみんなは一安心
大人達はまた乾杯を始め、子供達はトランプをみんなでやろうと大人達に提案した。
その日は遅くまで、みんなでトランプをして盛り上がっていた。
隆も清香の父もお酒を結構飲んで良いご機嫌である
途中清香の弟は疲れたのか、さすがに眠ってしまった。
「さてそろそろ寝るか、そう言えば明日何時に帰るんですか?」隆がきく
冬馬君はドキッとした。
明日はお別れなんだ急に胸がしゅんとする。
さっきまでの時間が夢のように感じた。
ああ、さっきの温泉に行く前くらいの時間帯に戻りたい、そう本気で思っていた。
ああ、お別れの時が近づいてきてる そう感じずにはいられない
寂しい・・・
「そうですね、遅くとも夕方に家に着く様にはしたいですね、そちらは?」
隆「こっちも決まってはないんですが、大体夕方には着きたいからそちらと同じくらいに出ようかな」
「そうですか」
冬馬君だけでなく大喜も慎司も清香も寂しそうだった。
この楽しい時間が終わりに近づいてるのが、お別れが近づいてるのが寂しかった。
「さてそろそろ寝るよ」と正子
「はい」子供達が返事をする
冬馬君はチラッと清香をみた。
「明日にはサヨナラか寂しいね」清香も寂しそうに見える
向こうも同じように感じていたんだ、それは嬉しかった。
「うん寂しいね、でもまた会えるよお休み」冬馬君はそういうと何だか元気がでた。
何も、もう会えないわけじゃないきっと、また会える。
「うん」清香も笑った
お休み
皆テントに入って行く
時刻は深夜1時をまわっている
森の虫は休みもせずまだ合唱をつづけていた
いよいよ明日は清香達とお別れ
楽しいキャンプは終わりに近づいていた。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
冬馬君の夏
だかずお
大衆娯楽
あの冬馬君が帰ってきた。
今回は夏の日々のお話
愉快な人達とともに
色んな思い出と出会いに出発!!
祭りやら、キャンプ 旅行などに行く
夏の日々。
(この作品はシリーズで繋がっています。
ここからでも、すぐに話は分かりますが。
登場人物などを知りたい場合には過去作品から読むと分かり易いと思います。)
作品の順番
シリーズ1
「冬馬君の夏休み」
シリーズ2
「冬馬君の日常」
シリーズ3
「冬馬君の冬休み」
短編
「冬休みの思い出を振り返る冬馬君」
の順になっています。
冬馬家族と共に素敵な思い出をどうぞ。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
プレッシャァー 〜農高校球児の成り上がり〜
三日月コウヤ
青春
父親の異常な教育によって一人野球同然でマウンドに登り続けた主人公赤坂輝明(あかさかてるあき)。
父の他界後母親と暮らすようになり一年。母親の母校である農業高校で個性の強いチームメイトと生活を共にしながらありきたりでありながらかけがえのないモノを取り戻しながら一緒に苦難を乗り越えて甲子園目指す。そんなお話です
*進行速度遅めですがご了承ください
*この作品はカクヨムでも投稿しております
冬馬君の春と夏
だかずお
青春
冬馬君の過ごす生活の日々
旅行に遊びに恋愛、沢山の思い出を冬馬君達と一緒に創ろう!!
どこかほのぼのする感動の名作シリーズが再びかえって来た。
この作品はシリーズで繋がっています。
ここからでも、すぐに話は分かりますが。
登場人物などを知りたい場合には過去作品から読むと分かり易いと思います。)
作品の順番
シリーズ1
「冬馬君の夏休み」
シリーズ2
「冬馬君の日常」
シリーズ3
「冬馬君の冬休み」
短編
「冬休みの思い出を振り返る冬馬君」
シリーズ4
「冬馬君の夏」
シリーズ5
「冬馬君の秋と冬」
ギャルゲーをしていたら、本物のギャルに絡まれた話
チドリ正明@不労所得発売中!!
青春
赤木斗真は、どこにでもいる平凡な男子高校生。クラスに馴染めず、授業をサボっては図書室でひっそりとギャルゲーを楽しむ日々を送っていた。そんな彼の前に現れたのは、金髪ギャルの星野紗奈。同じく授業をサボって図書室にやってきた彼女は、斗真がギャルゲーをしている現場を目撃し、それをネタに執拗に絡んでくる。
「なにそれウケる! 赤木くんって、女の子攻略とかしてるんだ~?」
彼女の挑発に翻弄されながらも、胸を押し当ててきたり、手を握ってきたり、妙に距離が近い彼女に斗真はドギマギが止まらない。一方で、最初はただ面白がっていた紗奈も、斗真の純粋な性格や優しさに触れ、少しずつ自分の中に芽生える感情に戸惑い始める。
果たして、図書室での奇妙なサボり仲間関係は、どんな結末を迎えるのか?お互いの「素顔」を知った先に待っているのは、恋の始まり——それとも、ただのいたずら?
青春と笑いが交錯する、不器用で純粋な二人。
切り札の男
古野ジョン
青春
野球への未練から、毎日のようにバッティングセンターに通う高校一年生の久保雄大。
ある日、野球部のマネージャーだという滝川まなに野球部に入るよう頼まれる。
理由を聞くと、「三年の兄をプロ野球選手にするため、少しでも大会で勝ち上がりたい」のだという。
そんな簡単にプロ野球に入れるわけがない。そう思った久保は、つい彼女と口論してしまう。
その結果、「兄の球を打ってみろ」とけしかけられてしまった。
彼はその挑発に乗ってしまうが……
小説家になろう・カクヨム・ハーメルンにも掲載しています。
乙男女じぇねれーしょん
ムラハチ
青春
見知らぬ街でセーラー服を着るはめになったほぼニートのおじさんが、『乙男女《おつとめ》じぇねれーしょん』というアイドルグループに加入し、神戸を舞台に事件に巻き込まれながらトップアイドルを目指す青春群像劇! 怪しいおじさん達の周りで巻き起こる少女誘拐事件、そして消えた3億円の行方は……。
小説家になろうは現在休止中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる