アンブラインドワールド

だかずお

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〜 宇宙の結末 〜

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「光堂さんっ」

「光堂?」なるほど聞いた事がある、連合の若手のホープって奴か。

「はははっ知っているぞ、数々の宇宙惑星問題を解決していたお前達のチームの噂を」

「そりゃ光栄だな」

「だが、それも確か、ある事件が起こるまでだったな、さて無駄話はよそうではないか、クリスタルスカルを渡せ」

「やだね」

ギロッ、クラーケンの全身に霊気が纏う。

「光堂さん気をつけてくれ、そいつは本当に強い」

既に光堂の目の前にいるクラーケン
動いた事すら感じられない程、凄まじい速度だった。
「死ね、光堂」霊力の込められた拳が光堂を襲う。

ドドドドドドドドドドッ

「凄いっ」タケルが叫んだ。

なんと光堂はすべての攻撃を躱し、クラーケンの目の前に立つ
「クラーケンお前の負けだ」

「うおおおおっ」

ズゴオウッン

クラーケンの顎に光堂のフックがキマる。
一撃で後ろに倒れるクラーケン

「光堂さん、そいつは身体を完全に消滅させなきゃ、再び生き返る」

「大丈夫だ、タケルそんな相手を捕らえる術もあるんだ」

その時だった、嫌な気配が辺りに満ちる。
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

「本当に許せねえな連合の連中は」クラーケンが再び立ち上がったのだ。

タケルはクラーケンのしぶとさに驚愕していた
「まだ立つのかよ」

「最後の余力として霊力を残していたんだがなぁ、さすがに今のままじゃ貴様には勝てないらしいな」

「おがががぎがぎがががががなかががぎががぎ」
クラーケンが奇声を発した瞬間、身体が二倍近く膨れ上がった。

「おいっ、嘘だろ、なんだよこの霊力」額から汗を流すタケル

くそがっ、先程の戦い万が一にも勝てると思っていた、奴はまだ本気じゃなかったんだ、唇を噛み締める神井。

「駄目だ、光堂さん逃げろ、こいつは本物の化物だ、殺される」

「悪いな光堂、こうなったらもう楽には死ねないぞ」

「ああ、快感」
クラーケンが拳を何発か放った瞬間
ズゥオオンッ、何かが崩れ落ちる音が辺りに響く。
タケルが辺りを見渡すと、周りの巨大な岩石に、大きな穴が無数に空いていた。

なんだとっ、全く見えなかった、こんなにも強いのか、宇宙に名が知れる連中は、こんなにも自分と差があるのか、ぐぎぎぎっ、神井の噛み締められた唇から、悔しさが滲んだ血が滴り落ちる。

「光堂さんは?」

「奴は死んだ、さあスカルをよこせ小僧」

「どこ見てんだクラーケン」

「なにっ?」
クラーケンの頭上、光堂の姿が。

「貴様あああっ」

ドドドドドドドドドドドッ、ガガガガガガがッ
拳がぶつかり合う事で、鳴る筈の無い力強い音が響く、それは、まるで爆撃音の様な激しく大きな音だった。

「すっ凄え光堂さん、こんなに強いのかよ」
俺には全く見えない速度の攻撃を躱し、互角にやり合ってる。

なんだとっ、光堂あいつも俺より上だと、神井の頭にラルフォート戦がよぎる。
自分はラルフォートを怖れ、動く事すら出来なかった、しかし光堂、あいつは奴に立ち向かい・・・・・
憎い、許せない、俺より強い奴、憎い憎い憎い憎い憎い。
神井の心に宿る憎悪、みんな俺が越えてやる。

くそっ、連合のホープここまで強いとはな、これはまずいっ、クラーケンが思った瞬間

ズゴオオオンッ

みぞおちに激しい痛みが、クラーケンは地面に両膝をつく。
「ぐほっ」苦しさのあまり、口から垂れ流れる唾液

「クラーケン今のお前の力は本来の半分くらいだろ、無理だ、それじゃ俺には勝てない」

ヒュオオオッ~

「くそおっ連合め」クラーケンの身体が真っ黒に輝く

まさか、自爆?

「伏せろタケル、神井」

「死ねえええーーっ」

「それなら仕方ねぇな」光堂の腕が光輝く「浄化させてもらうぜ」

「うるさい貴様らは全滅するんだー」

「それを俺が却下する」ニヤリ

ドガアアアアアアアアンアアアアアアアアアンッ~~~~~

「ふぅ~終わったか」光堂が言った。

クラーケンの霊力は、既に感知できなくなっていた。

パチパチパチパチ

「やるじゃねえか光堂、随分と強くなったな」

「マッカースさん」

「丁度今こっちも終わったところだ」

「大丈夫ですかタケル君、神井君」その横には北條も居た。

「北條さんっ」

それにしても光堂君、ここに来るまでに随分と修行した様ですね、前回会った時とはまるで別人、この短期間にこれだけ霊力を上げるとは、彼もまた尋常ならぬ才能を持っている様だ。
それとも、この宇宙を背負う責任感がそうさせてるのでしょうか。

北條は辺りを見渡す。
さっきの爆風に、二人がのまれない様に光堂君は、霊気の壁も作っている。
それに…
北條は気づく、戦闘中、周りの小動物や生き物が傷つかない様に配慮した戦い。
なるほど。
光堂君、君はタケル君だけでなく私の信じた神井君を信じ、二人を守ってくれているんですね。
なんとも頼もしい背中。

「光堂さんっ、ありがとう」

「タケル無事で良かった」

「そうだ北條さん、大変なんだ、小人達が」

北條は微笑んだ「大丈夫、彼らは無事ですよ」

「なんだって」

「私がみなさんに内緒で薄く頑丈な霊気の防御膜を張っていたんです、命に関わる時にだけ発動して一度だけ守れるくらいのものですが」

「じゃあみんなは」

「今は休んで寝ていますよ」

「良かったああ」タケルはヘタヘタと地面に座り込んだ。

その時、背後から声が「光堂ウキ~~っ」

「おっ、ペレーじゃねえか久しぶり」

「何してたウキか~~、大変だったウキよ、ペレー達は」

ジョーもペレーの声に目を覚ます「光堂さんっ」

「大丈夫かジョー、良くやってくれたありがとう」

その時だった。

「さて、地球の方々ご苦労だったな、スカルを渡して貰おうか」
マッカースがタケルに近付いてくる。

「何言ってんだ、これは小人達がずっと命懸けで守ってきたもんだ、彼らの許可なしに渡せるか」

タケルに近づくマッカースの前に、光堂が邪魔をする様に立ち塞がった。

「そう言う事ですマッカース隊長、今回のスカル入手は彼らの力があったからこそ、それを力ずくで奪うなら、連合もクラーケンと然程変わらないんじゃないですか?」

「ふっ、分かってるよ」

北條がマッカースを見つめ、話し出す「一つ聞きたいんですが連合はスカルを集めどうするつもりです?」

「あんたになら話しても良いだろう北條とやら、連合は十三のスカルを集め、闇の主の存在を消すつもりだ、そうすりゃこの宇宙は元通り安泰になるんだからな、まぁ上手く行くかは全くの謎だがな」

「さて、小人達は目を覚ましたか?」マッカースが言った。

ブゥオオンッ
次の瞬間
次元が歪むと同時に、その場所に黒いローブで全身を隠す存在がいきなり立っていたのだ。

一瞬でその存在を見つめる、北條、マッカース、光堂

「何者だ?」

「返答次第によっちゃ、動く気配があったら即消す事になる」鋭い目つきで相手を睨んでいるのはマッカース。

「やれやれ、さすがにおっかない」

「北條さん私ですよ」

「九外法助(きゅうがいほうすけ)君ですね」

「なんだよこいつは」叫ぶタケル

年は三十後半くらい、顎下にはえる長髭に、髪の毛はウェーブのかかった、首下くらいまでの長さ、細身で色が少し黒っぽい、濃い顔の日本人の男。

何者?

その時だった「スカルをそいつに渡すのなら、俺たちはそれで良い」その声は小人達の声。

タケルの視界に小人達が映る「お前達無事で良かったぜ」

「おおっタケル、最後までお前の声が俺達の耳に届いてたぜ、ありがとよ」

「貴様何者だ?」マッカースが法助を見つめて言った。

「クリスタルスカルを創った十三人の伝承者の一人、私は転生してこの世界に生きている者だ、スカルは私が預かる」

「何故だ?お前が持っていてどうするつもりだ?なんの意味がある」

「マッカースとやら、それは連合も同じではないかな?スカルを使う為には解除のコードが必要だ、それを知ってるのは創った本人だけ、これは私が創ったスカルだ」

「ならん、お前が闇の者と繋がって渡す可能性がある以上な」
辺りにマッカースの殺気が走る。

「マッカースさん、彼なら信用して大丈夫です、闇の主の居ない平和な世界を望む、私の知り合いの一人です、彼自身が持つ事を決めたのは、スカルを時が来るまで隠し、守るために」

「なんだと?」
法助がスカルを持った瞬間にスカルの波動は完全に消えた。

「なんだと?スカルが全く感知出来ない、どう言う事だ?」

「スカルは創った本人と同じ波動で創ってある、つまり私が持てばスカル特有の波動は私の波動の下に隠れ完全に感知出来ない、もちろん宇宙中の中で、スカルの伝承者が何処で、何をしているか、連合のメンバーですら知らない、本当に一部の者だけだろう。
つまり伝承者が、スカルを隠し持っている以上、奪われる事は、ほぼないと言っても過言ではない、もちろん我々はスカルを処分する事も出来る」

「つまり闇の者達に奪われるくらいなら」

「ああ、破壊する」

「なるほど連合も残り十二のスカルを集めなきゃならない、その時まではその方が安全かもな」

「お前の目的はなんだ?」

「闇の主の存在しない平和な宇宙を創ること、そして本来のスカルの在るべく形で使われる事、それは平和と希望の未来の為」

マッカースは法助の瞳を見てから背を向けた

「野郎ども帰るぞ、地球人、そして光堂、ペレー、ジョー、小人達、この任務成功は、お前達の功績によるものだ。スカルの事について連合には私から説明しておく」

「マッカース隊長、もう一人の隊長レットクリフさんの姿を一度も拝見してないのですが、彼は確かにペドループ星に来てるんですよね?」ジョーが言った。

「ああ、毎度の事だ、クリフの事は放っておけ」

その頃ペドループ星の高台にある野原で寝転ぶ男の姿があった。
髪色は金髪、あどけない表情が残る白人青年、彼は歴代の連合の中、最年少の歳、弱冠13の時に隊長に任命された者であった。
それから5年経ち、現在は18歳になる。

辺りに響き渡る声「隊長どこですかぁ~」

「ああ~あ、連合の隊員達は自分で考えるって事をしないのかねぇ、思考停止の奴等ばかり」
レットクリフの目の前、見渡す辺りに広がる壮大な宇宙惑星の数々

「あの地球人が来た時点で勝敗は決まってたでしょ、二人は弱いけど、一人とんでもないのが居たの分からないのかなぁ、その時点で隊長二人が動く必要なし、無駄な事はゴメンでね」

「それにしても、僕も数々の強敵と戦って宇宙の平和だか、秩序だか、訳のわからないものを守ってきたけど」レットクリフは小さなため息をついた。

「こりゃ、いよいよこの宇宙も終わりだなぁ~」

レットクリフの目の前に広がる壮大な宇宙空間
その中に大きな大きな不気味な目ん玉が浮かび上がっていた。
それは闇の主の意志が、しっかりと具現化し始めている姿であった。



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