(続)人斬り少女は逃がさない

tukumo

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知識はフル活用すべし

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「お?イチチチッ頭痛てぇ‥」
 目覚めたら足に鎖が巻かれコンクリートの部屋に居た「お目覚めかな?」するとタイミングを見計らったかのように令和の事態には存在しないカラーテレビから変な面を付けた男か女か解らん黒ずくめがボイスチェンジャーを使い画面越しから映り俺に問う

「最悪の目覚めだよこのヤローというか思い出したその変な面、ジ○ソーの奴じゃんせめてオリジナル感出せよ」

「ふむ元気そうで何よりだではこのゲームのルール説明をする」

「人の話を聞けやあぁあッ!」

「すまないが私も依頼を受けて説明をさせるだけの役割なのだ‥でだ、ルールの説明だがな」

 ルールは単純だったこの部屋からの脱出
 時間制限無し

「では幸運を祈る」ブツンと切れ砂嵐が画面に写される懐かしいなんて昔に浸っていたがそんな場合じゃあない

「いや時間制限なしで脱出しろったって‥こんな太い鎖をどうしろと?手は自由だが片足拘束されるといや、片足だけこうも厳重に拘束されるのもなんなんだ?」

 これもあの娘の趣味かなんかか?

 取り敢えず辺りを見渡す片足拘束されているが半径2メートル迄なら進める

「!あれは」目の前にはなんとマイナスドライバーが転がっていた

「もう少し‥後少しで、、、よしとれた!」

 早速手に入れたマイナスドライバーで鎖をガチャガチャ試行錯誤しながらほどけないか試してみたが、「あー駄目だわ」マイナスドライバーのほうがボロボロになっていった

「マジでどうしようか‥鎖は鉄製分厚いが新しくもない若干錆びついている」

 あれ?これはワンチャンいけるのでは

 ~5日後

「しゃっあ!鎖はほどけたワンポイント小便作戦成功」
 グーギュルルルと腹の虫が鳴り止まない

「腹減ったなあ‥というか水分補給できていないこれは一刻を争う危機出口はあれか」

 出口と思わしきアルミ製の扉へ向かう

 正直扉の先に何かしら有るのだろうが此処に留まるわけにもいかない為脱出を試みる


 鍵は掛かっていなかったそっと扉を開けるとそこは知らない町の商店街だった

「へ?」
 すっとんきょうな声と共に俺は通りの人に助けを乞う結構活発な商店街の一角に監禁されていた

 ~閑話休題

 俺は現在病院で入院している軽い脱水状態の為入院、後此処は俺の住む県のふたつ離れた県。

 まあ車があればそれくらい簡単だよねぇ

「では、詳しいお話は解りました担当の刑事さんも向かっているからまたお願いします」

「へい‥」

 これは合同捜査とかになるらしい今話した刑事さんは俺の県の刑事さんと連絡を取ったらしい

「昼食でーす」

「待ってました!」
 病院食ってあんまり美味くないが此方5日ぶりの飯だとても美味くて涙がでてきたのは云うまでもない‥




 ※少女視点※

「今回の実験はいいデータがとれたわ」
 彼女は笑みを浮かべながらアナログTVに仕込んでいた小型監視カメラを回収しとある廃屋でなにやらパソコンに打ち込む

「今回の玩具は本当に頑丈で壊れにくい」

 こんなに満たしてくれる玩具をこれからどうやって遊んでいくか思案する

「あの病院のレポートが本当なら今度は自己治癒関連も試してみよう」

 情報は漏れていたいや彼を担当したあの医者はハイテンションではあったが念に念のためと複数コピーしたレポートを保管してあったそれを盗んだだが神田担当医師は気づいていない

 レポートは提出し学会で今忙しなく活動しているため彼にとってコピーが盗られたことすらどうでも良いくらいなのだ



「ふぅ‥私はなんて幸せなんだろう」
 恍惚と俺の盗撮写真をみて微笑む

「絶対逃がさないずっと私の玩具なのよおじさま?」

















「zzz‥ヒエッ、は!?夢か‥あの小娘、夢の中まで出てきやがってしまいにゃあおじさま?オエッ‥」

 ナースコールを押す

「どうされました?」

「ちょっと吐き気が」


 なんか知らんが高熱も出てしまい暫く入院が長引いた


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