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誕生日は過ぎてますけど
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コンコンと控えめなしかし確実に響く玄関ドアの音。
早朝、手元のスマホ画面を見れば午前6時過ぎまだ少し寝ていたい。
というかなんだこんな朝っぱらから誰だ?
違法な勧誘業者なら人の安眠を妨害した罪で最近作って失敗した激まずワインを無理やり口にねじ込んでらっぱ飲みさせてやる!
「はーいどちら様…笠山さん?」
玄関空けたらもじもじしながら上目使いでこちらを見つめる笠山さんが居た。
「(え、家教えては居ないよな?近所で確かこのアパートに住んでいることは話したんだっけか…なんなんだその上目使い、不覚にも可愛い)」
この間僅か一秒の心境である。
「突然すみません就寝しておられましたか?」
「ええまあ先ほど起きましたので全然、お気になさらず。」
「そうでしたか!」
ニカッ!と眩しい笑顔外はどんより曇り空だがなんだか陽を間近で浴びているようだ
「あのご用件は?込み入った話しでしたらちょっと中は散らかっているので時間があれば後日…「いえいえいえ!違うんですよはいこれ!」へ?」
なにかが入った上質な紙袋を渡される
「なんですこれ?」
「えっと…誕生日プレゼントです!」
だいぶ前に誕生日過ぎてますけど…
「えー!ありがとうございます(あれ?そもそも誕生日教えたっけ?)…中身空けてみてもいいですか」
「どうぞつまらないものですがエヘヘ…」
紙袋の中には手のひらサイズの箱があった。
その箱を空けてみるとなんと眼鏡が!
「眼鏡!?フレームがなんか分厚くて機械的で近代的な格好いい眼鏡ですね!こんな良いものを貰ってもいいんですか?」
ナニコレ!マジでカッケェ!!某見た目が子供の名探偵が掛けてる眼鏡にGoogleレンズを合わせたようなシンプルな黒色かつフレームはスマート!やべぇ興奮する
「フフッ気に入っていただけたようで何よりです度数の調整は私の勘でレンズを付けて貰いましたがもし違和感あればこちらのショップでメンテナンスして貰ってください」
そういうと(株)メガネ屋KITERETSUという名刺を渡された。
というかKITERETSUて…
「お、凄い!勘でこんなジャストフィットしてますよ!一応度数検索しますがこのまま使えそうです!いやあ素敵なプレゼントありがとうございますぅ~」
すうっとまるで自分の身体の一部のように溶け込む付けた瞬間から馴染むとは凄いなこれ。
「良かったです喜んでいただけて。では、私はこれから株主総会で遠出しなくてはいけないので失礼します。」
そういうと笠山さんは足早に去っていく。
すげぇ住む世界が違う人にとんでもねぇ代物貰ってしまった。…大切にしよう。
♦️
『うひょーっ!快適過ぎる!なにコレー…さっきから独り言が止まらねぇ!!』
ふふふ…喜んでいただけて此方も開発したかいありますよ。
(株)メガネ屋KITERETSUは一見さん御断り、そして裏オプションが存在する。
それは、依頼者に沿ったどんな眼鏡も作製できるということ。
例えば盗聴器、GPS、視覚の共有等完璧ステルス設計も可能なのだ。
「もう、主水さんってば子供のようにはしゃいじゃって…可愛いなあフフッ」
因みに主水の情報は常に彼女のスマホに共有されているのである。
「ソーラー充電で半永久的に動くし流石いい仕事してくれるわね」
(株)メガネ屋KITERETSUが存在したらあなたはどう使いますか?
早朝、手元のスマホ画面を見れば午前6時過ぎまだ少し寝ていたい。
というかなんだこんな朝っぱらから誰だ?
違法な勧誘業者なら人の安眠を妨害した罪で最近作って失敗した激まずワインを無理やり口にねじ込んでらっぱ飲みさせてやる!
「はーいどちら様…笠山さん?」
玄関空けたらもじもじしながら上目使いでこちらを見つめる笠山さんが居た。
「(え、家教えては居ないよな?近所で確かこのアパートに住んでいることは話したんだっけか…なんなんだその上目使い、不覚にも可愛い)」
この間僅か一秒の心境である。
「突然すみません就寝しておられましたか?」
「ええまあ先ほど起きましたので全然、お気になさらず。」
「そうでしたか!」
ニカッ!と眩しい笑顔外はどんより曇り空だがなんだか陽を間近で浴びているようだ
「あのご用件は?込み入った話しでしたらちょっと中は散らかっているので時間があれば後日…「いえいえいえ!違うんですよはいこれ!」へ?」
なにかが入った上質な紙袋を渡される
「なんですこれ?」
「えっと…誕生日プレゼントです!」
だいぶ前に誕生日過ぎてますけど…
「えー!ありがとうございます(あれ?そもそも誕生日教えたっけ?)…中身空けてみてもいいですか」
「どうぞつまらないものですがエヘヘ…」
紙袋の中には手のひらサイズの箱があった。
その箱を空けてみるとなんと眼鏡が!
「眼鏡!?フレームがなんか分厚くて機械的で近代的な格好いい眼鏡ですね!こんな良いものを貰ってもいいんですか?」
ナニコレ!マジでカッケェ!!某見た目が子供の名探偵が掛けてる眼鏡にGoogleレンズを合わせたようなシンプルな黒色かつフレームはスマート!やべぇ興奮する
「フフッ気に入っていただけたようで何よりです度数の調整は私の勘でレンズを付けて貰いましたがもし違和感あればこちらのショップでメンテナンスして貰ってください」
そういうと(株)メガネ屋KITERETSUという名刺を渡された。
というかKITERETSUて…
「お、凄い!勘でこんなジャストフィットしてますよ!一応度数検索しますがこのまま使えそうです!いやあ素敵なプレゼントありがとうございますぅ~」
すうっとまるで自分の身体の一部のように溶け込む付けた瞬間から馴染むとは凄いなこれ。
「良かったです喜んでいただけて。では、私はこれから株主総会で遠出しなくてはいけないので失礼します。」
そういうと笠山さんは足早に去っていく。
すげぇ住む世界が違う人にとんでもねぇ代物貰ってしまった。…大切にしよう。
♦️
『うひょーっ!快適過ぎる!なにコレー…さっきから独り言が止まらねぇ!!』
ふふふ…喜んでいただけて此方も開発したかいありますよ。
(株)メガネ屋KITERETSUは一見さん御断り、そして裏オプションが存在する。
それは、依頼者に沿ったどんな眼鏡も作製できるということ。
例えば盗聴器、GPS、視覚の共有等完璧ステルス設計も可能なのだ。
「もう、主水さんってば子供のようにはしゃいじゃって…可愛いなあフフッ」
因みに主水の情報は常に彼女のスマホに共有されているのである。
「ソーラー充電で半永久的に動くし流石いい仕事してくれるわね」
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