社会では変人な俺は仙人見習い

tukumo

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旧暦入れると神無月は長い

はた迷惑な怪奇現象その弐

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 さて、到着。最寄の駅から一つ向こうの駅前、この漫画喫茶の方が安くて使いやすい。
 まあ小汚ないし若干匂うのが玉に瑕だけど最新作からマイナーな漫画迄あるから夜更かしして読んじゃうぞ~!


「ナイトパックで」

「畏まりました禁煙喫煙等御要望のブースは御座いますか?」

「禁煙で座敷ブースでお願いします。」

「承知致しました料金前払いでお先にお支払いお願いします。1700円になります。」


 金を払えばさあ、漫画の大海原へ!

『着信なんだぜとっととでるのぜ』

 チェッ誰だよこれからって時に…非通知かあ普段なら詐欺とか勧誘とか師父かだけどさっきの闇人形リカちゃんからかも知れないなあ
 よし、無視しよう。


『着信なんだぜとっととでるのぜ着信なんだぜとっととでるのぜ着信なんだぜとっとと…』

 電源切ろうとしても鳴り止まない着信、流石に周りに迷惑になるので一旦外へ出てかける。

「もしもし『おう、私だもしかして忙しかったか?』いえ、大丈夫ですご心配お掛けしました。『そうかそれならすまないが今お前の処にリカと名乗る付喪神が向かっていると思うが何とかしてやれ、奴はプラスチック製の人形だからライターオイルで成仏強制黄泉送りするんだ。任せた』ブチッ、ツーツー……丸投げですか!!」


 付喪神には大きく分けて二種類存在する。

 一つはマリアみたいな精霊に近い付喪神

 もう一つは恨み辛みの悪霊or妖怪の付喪神。


 本来の付喪神は後者のようなのが多いので人々に畏怖されることもしばしば…


「えー燃やすにしても場所選ばないと火事になるしなあ…」


 さて、話し合いから成仏させる方向へ持っていきたいが現実はそう簡単にはいかないと理解していても毎度想いは打ち砕かれる。


「とりあえず朝まで漫画読もうっと」

 それはそれ、これはこれ。焦らずともどうせ向こうからやって来るでしょう知っているよ





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