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付喪仙流の物と者の橋渡し
この仙人という方は‥
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「というわけで、美さんちょいと仙薬採集の旅へチョモランマ辺りまで出向いて貰えませんか?」
迷い人形との約束したので本格的にあの導士崩れ共を根絶やしにしつつ、グレーゾーンとして金須を蓄えて置こうと思った。
「うぇ~?わざわざあんな場所に私を行かせるんか?怠いのう‥」
おれは懐から紙切れを渡す
「これは前払いです」
「‥ID?‥‥‥!?これは私がどんなに金を積んでも出てこなかったキャラクターに装備が入っておるだと!?」
流石、天仙、いつもやっているMMOゲームのIDと見破りかつとある廃課金者がSNSで自慢しまくっていたが借金苦になり最近アカウントが消えていたことを知っていた美さん。
「実はその廃課金者からゲームアカウント買いとりましてねぇ‥もし仙薬を無事に採集して頂けましたら此方、美さん宛の推しキャライラストも差し上げ‥「その依頼受けよう!!」では宜しくお願いいたしますね。」
‥チョロいぜ
「んで、この書き記した物を採集してくれば良いのだな?」
「はい、お願い致します。ああ、そこら辺は最近武器商人達のお陰で発展しているらしいので上質なダマスカス鋼が手に入ったら仕入れて貰えますか?」
「うむ、では行ってくる!私はロシアルートから行くので少し遅れるがなるべく早く戻るので褒美はしっかり用意しておいてくれ!」
‥そういや故郷で説教されて修行されられてたんだっけそらあ遠回りするわけだ。
「え、ええ。まあ仙薬の方は腐らないように気をつけてくだされば無問題なのでくれぐれも慎重に輸送願います。」
「任された!さちえ殿、暫し別れとなるが何かあったらこの道具の先端を押しなさい。すぐに駆けつけるからのう!」
おい、それ終末に使用する禁忌の道具じゃないか!
「さちえさん、それはとりあえず預かっておきますね?」
「八仙?」
「いや、美さん‥これ使用したら下手したら世界滅びますよね?」
「‥‥そうかも?」
目を泳がしてポーカーフェイス気取ってますがバレバレですよ‥
「取り敢えずさちえさんには優秀な付喪神が憑いてますからささ、安心して向かってくだされ」
「解った。‥1ヶ月いないにこなしてやるでのう?待ってろ!」
ダダダダッと爆速で消えていく
「八仙さん?このボタンは押したらどうなるのですか?」
さちえさん何だか押したそうにそわそわしてないかな?
「‥いいですか?絶対に押してはいけませんよ?このボタンは基督教で例えるなら最後のラッパみたいな物で押したら最後、この世は地獄と化しますからね?」
ふりじゃないよ?
「‥多分押しません!」
絶対それ押しますやん!!
「この危険物は俺が持っておきますね」
スッと取り上げるとさちえさんが頬をぷくーっとして拗ねた。
可愛い‥いや、駄目駄目!これは来る日までそう易々と渡してはいけない代物なんです。
暫く、俺はさちえさんのおやつの量を増やして機嫌を直した‥
迷い人形との約束したので本格的にあの導士崩れ共を根絶やしにしつつ、グレーゾーンとして金須を蓄えて置こうと思った。
「うぇ~?わざわざあんな場所に私を行かせるんか?怠いのう‥」
おれは懐から紙切れを渡す
「これは前払いです」
「‥ID?‥‥‥!?これは私がどんなに金を積んでも出てこなかったキャラクターに装備が入っておるだと!?」
流石、天仙、いつもやっているMMOゲームのIDと見破りかつとある廃課金者がSNSで自慢しまくっていたが借金苦になり最近アカウントが消えていたことを知っていた美さん。
「実はその廃課金者からゲームアカウント買いとりましてねぇ‥もし仙薬を無事に採集して頂けましたら此方、美さん宛の推しキャライラストも差し上げ‥「その依頼受けよう!!」では宜しくお願いいたしますね。」
‥チョロいぜ
「んで、この書き記した物を採集してくれば良いのだな?」
「はい、お願い致します。ああ、そこら辺は最近武器商人達のお陰で発展しているらしいので上質なダマスカス鋼が手に入ったら仕入れて貰えますか?」
「うむ、では行ってくる!私はロシアルートから行くので少し遅れるがなるべく早く戻るので褒美はしっかり用意しておいてくれ!」
‥そういや故郷で説教されて修行されられてたんだっけそらあ遠回りするわけだ。
「え、ええ。まあ仙薬の方は腐らないように気をつけてくだされば無問題なのでくれぐれも慎重に輸送願います。」
「任された!さちえ殿、暫し別れとなるが何かあったらこの道具の先端を押しなさい。すぐに駆けつけるからのう!」
おい、それ終末に使用する禁忌の道具じゃないか!
「さちえさん、それはとりあえず預かっておきますね?」
「八仙?」
「いや、美さん‥これ使用したら下手したら世界滅びますよね?」
「‥‥そうかも?」
目を泳がしてポーカーフェイス気取ってますがバレバレですよ‥
「取り敢えずさちえさんには優秀な付喪神が憑いてますからささ、安心して向かってくだされ」
「解った。‥1ヶ月いないにこなしてやるでのう?待ってろ!」
ダダダダッと爆速で消えていく
「八仙さん?このボタンは押したらどうなるのですか?」
さちえさん何だか押したそうにそわそわしてないかな?
「‥いいですか?絶対に押してはいけませんよ?このボタンは基督教で例えるなら最後のラッパみたいな物で押したら最後、この世は地獄と化しますからね?」
ふりじゃないよ?
「‥多分押しません!」
絶対それ押しますやん!!
「この危険物は俺が持っておきますね」
スッと取り上げるとさちえさんが頬をぷくーっとして拗ねた。
可愛い‥いや、駄目駄目!これは来る日までそう易々と渡してはいけない代物なんです。
暫く、俺はさちえさんのおやつの量を増やして機嫌を直した‥
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