社会では変人な俺は仙人見習い

tukumo

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此処で極めたり

怒り心頭の女神様御一行

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結果、俺が4割師父4割美さん2割で落ち着いた

「‥のう私だけ2割はやっぱりおかしいと思う」

散々口論の果ての結論なのだ今更変えることは俺も師父もないしそれに、、、

「誰が人の酒を飲んだ挙げ句昨夜は弟子と飲み明かしていたのは?」

「ぐぅ、、、じゃがその弟子八仙も分配率がお前と同等はどうなのか?」

いえ美さん、俺はむしろ2割も貰えるなら良いじゃないかと思っていたら北西から盛大な怒号が聞こえてきた

「旦那様~何処ぞ!?成敗してくれる~!」

大勢の兵を引き付けながら此方に血眼になりながら向かってくるのが、、、

「いらっしゃいましたよ‥」

「そうだな‥どう説得すれば良いかな?」

「‥‥うーん(やっぱり帰ろうかのう)」

「む。そなたらは関東の仙人達か!我が旦那様を見掛けなかっただろうか?」

俺ら仙人は決められた山に属して修行を行うのが現代の基本である。
関東の仙人は他の地区より掟も緩いし優しいし本当に良かったと思う他の地区の仙人の話は後日談となるだろう

平静を装いながら「諏訪様でしたら少々異界に旅行に行くそうd‥グハッ」グーで腹殴られた
「わらわに嘘をつくでない、此の近くに居られるのは解っておるのじゃさあ居場所を申せ!」
うわぁ恐ろしや、、、だが報酬の為。
「本当にございまする!先ほど私らが編み出した術式で此処から異界に‥」

「‥‥くっ!一足遅かったか」

案外ちょろい

(おい私はそんな術式編み出してないぞ?)

(私もじゃ、八仙お前‥)

(お二方も話を合わせてください!)

((ぬぅ‥報酬の為だからな?))

この二人もちょろい、、、よし仕上げと行こう。

「あの、宜しければ諏訪様が行かれた異界へお連れしましょうか」

「む!助かるでは頼む。」

「畏まりました~師父、美さんも手伝って頂けます?」彼らに札をちらつかせ合図を送る

「嗚呼」「勿論じゃ」

奥方様に陣を貼るそしてこうしてあーして、、、
あっという間に奥方様は異界へ飛ばされた。

「あの、奥方様へ私らもご一緒したかったのですが‥」

「それはならぬ」ふと岩影から諏訪様が現れた

「え、何故‥異界へ向かったのでは」兵士達は混乱している。

「嗚呼スマン儂を匿ってくれるための嘘じゃ。それにお主らが居らぬと襲撃に備えられぬ」

「いやしかし、奥方様はどうなされるので?」

「アイツは数日したら自力で帰ってくるだろうそれまでに儂はほとぼり覚めるまで洞窟内で反省しておる」

なら浮気するなよとは言わない

「か、畏まりました我々はいつもの任務に戻ります」兵士達は敬礼しその場を去った

それを見送った諏訪様は此方を振り返り満面の笑みを浮かべる
「ガッハッハッハ!ようやってくれたこれで暫くはまた遊べるわい」
あ、全然懲りてねえや‥

「では約束の報酬は後に部下に送らせるから待っておれ」

「「「はっ!感謝致します」」」
呆れつつも感謝は大切なんだと思った。
だって報酬が美味しすぎるもの

「ではのう~」

こうして山神様の衝突は避けられた
もし、修羅場になっていたら‥関東全域で災害が興る‥

「付喪、八仙も今日は飲まないかの?」

「うむそうだな今日はとびきりの酒を空けようか」

「師父男前‥」

正直惚れちゃうね







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