tukumo 短編集

tukumo

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ジャイアニズムには拳で

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 ある日の夏休みそれは突然やってきた

 プルルルガチャッ「はいもしもし~」

「あ、お父様でしょうか?わたくし、○○小学校の娘さんの担任です。」

「あー先生でしたか、娘は確か補習ですよね?…まさか!?」

「!いえ、娘さんは悪くないのですが報告義務がございますので…実は」


 30分後


「ただいまー父よ、ラムネは冷えているか…ってなんだその顔は?」


「…学校から電話があったお前の担任からだ。あとお帰り」

 俺は神妙な口調で自白するように雰囲気を醸し出した。


「ふむ…今回は私は何もしでかしておらんが?」


 そこは誉めるべきなんだがなぁ…

「某あったのかお前の口から父さんは聞きたいの」

「では簡潔に纏めてもよいだろうか」

「よし、三行いないでカモーン」

 娘は少し考えて口を開いた

「補習でいじめっこジャイアニズムにスカートを捲られそうになった反射的に鳩尾殴ってしまった。」

 簡潔に纏めると改めてうちの娘ってすげえよ。なんの躊躇もなく鳩尾を右ストレートで相手の子失神させたんだって…。



「まあそうだなあまともだったな…いや、まともか?まともってなんだっけ?」


「はっはっは、父よおなごの園を観ようとしたのだ当然の報いではあるまいか!」


 この娘は学校の中で普段どんな事をしているのかは娘のクラスメイトか担任に聞くしか解らないが俺が職員室に呼ばれなかったのだから正当防衛でまともだったんだろう。


「偉いぞ(?)しかし、よく鳩尾一発殴っただけで赦せたなついにお前も落ち着きを持ったか」


 週一で何かしらのことで学校に呼び出されることもなくなるのかなあ

「ん?一発?一秒間に2~3発殴ったからよく覚えてないが気がついたらあのガキ立ったまま白目向いて気絶していたぞ」


 訂正、恐ろしく早い拳で先生もまさか複数殴られていたとは思わないよね…

「父さんは珍しくお前を誉めようとしたがそれはさすがにちょっと…」

「お、頭撫でてくれるのか?ついでにラムネの蓋開けて貰えるか」


「…ほらよ」ラムネの蓋を開けて娘を撫でながらため息をつくのであった



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