刀一本で戦場を駆け巡る俺は無課金侍

年末の大掃除

　おっす！
　みんなは年越しの準備さできてるべか？


「てりゃあーーっ！」

「囲め！チッ、そっちに逃げたぞ！」

「親分！弥七が殺られました」

「ええい！たった一人の落武者にてこずりやがって！」

「お、親分！組の倉に火の手が！」

「～～ッさっさと鎮火しろい！」



　‥‥あ、おらは隠居爺元主の依頼で北西部の街を牛耳るヤクザの殲滅大掃除に来ているだおらにたんと酒を飲ませてへべれけの状態の間に請け負わらせたべ。


　癪ではあるべがまあ、前金を頂いている以上しっかり働かないといけないべ。


　‥さて、仕上げだべ！



「親分‥ｸﾞﾊｯ」

「‥！！チッ、おめぇ良くもうちの組を潰してくれたなあこの落し前付けてさせて貰わねえとなあ！！」

　散々甘い汁啜って人々を泣かしといて飽きるれるべ。


「どうした！その立派な長ドスはお飾りか！仕える者がいない野良犬が！！」

　カチンっときた‥お前らと一緒にするでねえ！


　一閃、右腕をはねる。

「ぎゃあーっ！俺の腕が！！」


　二閃、左腕をはねる。


「うぐっ‥た、頼む‥命だけは！命だけわあぁ－－－－－」


　三閃目にて首をはねる。

　これにて無法者の討伐を完了致す。