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俺を捕縛するために市街地封鎖するなんて

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朝日が昇ると共に黒服のお兄さん方が血眼になってこの町を探している
辺りはなかなか賑やかだなあ

俺はきらびやかなトイレと思えぬ場所に案内され確かに用を足すばしょだと認知したうえて小窓から闇夜に逃走した日が昇るのは時期的に4時半、逃走したのが丑三つ時、少なくとも2時間は捕まらずにいた。

屋敷からの逃走中後ろから耳をつんざく悲鳴と怨嗟の声が響いたが何がなんでもお前の思い通りにはならないよ

そして現在朝日が昇って小鳥が囀ずりはじめたころ俺は隣町へと続く一本橋付近で頭を抱えた
真っ赤な色の鎧武者の格好をした喜代子ヤツが橋のど真ん中でおとも引き連れ薙刀を右手に掴み背中に長弓と矢筒、腰には太刀を拵えて仁王立ちしていたのだ‥

此処等で唯一の隣町との行き交いがでいる場所、そこを封鎖知れているということは他の道も手配されているだろう

呆然と喜代子を視ているとこちらに気づいたのか眼で何故私から逃げたと語り書けてくる
そして「優悟様?私の好意は受け取って貰えないのですか?」
この際だから言ってやろう
「そらあ俺、お前みたいなわがままなお子ちゃまとは付き合えないものせめて胸だけでも大きかったら揺らいでたかもなハッハッハ!」

「天誅!」キレやすいなぁカルシウム足りてないんじゃないか?と言いたいが此方に一気に攻めてくるので此処は一時撤退、近くに籠城する場所を作っておいたのだ。

食糧はないが近くに水が流れる洞穴拠点へ逃げ込む。中にはブービートラップ、竹槍、置き盾等が備えられている

拠点付近の奴らをちまちま無力化して拠点で眠ればほとぼり覚めるまで何とか生き延べる事ができる俺のサバイバル術舐めんなよ?


喜代子に言いたいこと言って今日は黒服数人気絶させて近場の畦道に放り込んでいるうちに日が暮れた五感を研ぎ澄ますために防衛陣地で瞑想しながら聞き耳たてて今日は過ぎた
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