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第2章
第56話 やるじゃないか
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『グレンくん、聞こえる? もうわかってると思うけど、その基地はすでに敵の手に落ちた。一刻も早く奪還して』
「ああ、わかってる」
遠い平原の向こうに、日が落ちる。
赤い夕陽に照らされながら、俺たちは【ペルラネラ】を走らせていた。
基地の周囲には数えきれないほどのゴーレムの残骸が横たわっており、ところどころに煙が上がっている。
恐らく、この基地を守っていた王国の騎士たちだ。
そのとき、別の通信が入る。
『【ペルラネラ】のパイロット。【凶兆の紅い瞳】とグレン・ハワードに告げます』
それは無機質な女性の声だ。
同時に、もう一つの同じような機械的な音声からも通信が来た。
『あなたがたにはこちら側につく猶予を与えます。共に人類のエルフの支配からの脱却を果たすべきです』
「黙れ。そんなことに興味はない」
『これは最終通告です』
俺はその言葉にふっと笑う。
『『でなければ――貴機を撃墜します』』
「最初から……そのつもりですわ!」
声を重ねる通信に、セレスが返した。
親父とお袋を訳の分からない実験に使っておいて、今更撃墜が脅しになるか。
『オイオイオイオイ! こいつは俺の息子だぜ!? そんな話、通じると思うか!?』
『そうよねぇ! 私たちの子が、素直に従うわけないじゃない!』
愉快そうな親父とお袋の声と共に、正面に見える基地の扉が開く。
そこには青い衣装を着たドール――【アズーロ】が待ち構えていた。
『やっぱり来たかグレン! 父さんは待ってたんだ! お前と戦えるのを! お前を殺せるのを!』
『ああもう! お母さんも我慢できなくなっちゃう! 楽しくなってきたわねぇ!』
肌がひりつくような殺気を感じながら、俺は冷静に【アズーロ】を見定める。
恐らく、【フクスィア】はどこかに隠れてこちらを狙っているはずだ。
「来るぞ!」
「ええ!」
言った瞬間、警報が鳴って、俺たちは騎体を回転させた。
同時に、青白い閃光が肩を掠める。
腰のブースターによる跳躍移動に移った俺たちは、森の中から放たれる狙撃を躱しつつ、【アズーロ】へと迫った。
籠手のついて腕を構える【アズーロ】に、俺たちはアンスウェラーを掲げてそのまま突撃する。
そして、背後にあった扉が閉まり切る前に、【ペルラネラ】の全推力で【アズーロ】を押し込んだ。
平原で戦えば【フクスィア】の狙撃を同時に相手にすることになる。
それならば、狭い場所での近接戦にはなるが、【アズーロ】単騎を相手にした方が分があると見た。
俺たちは閉まりかけの扉を派手に破壊して、基地の中へと【アズーロ】と共に転がり込む。
「クソ親父! マリンと俺を置いていった報いを受けやがれ!」
『マリン!? そうか! 安心しろ! マリンも一緒に連れてってやるからなァ!』
「それだけは絶対にさせねぇ!」
【アズーロ】は素早く地面に手をついて体勢を立て直した。
そこに射撃を叩き込むが、左右に高速移動しながら魔法弾を受け流し、肉薄してくる。
即座にセイバーモードに切り替えたアンスウェラーを下から斬り上げ、返す剣を振り下ろすが、どちらも籠手で捌かれた。
床にのめり込んだアンスウェラーを引き抜く隙に【アズーロ】の回し蹴りが飛んでくる。
その動きを予知していた俺は【ペルラネラ】の上半身を引いて紙一重で避けると、左袖のマシンガンを至近距離で連射した。
だが、そのときには【アズーロ】はコマのように回転しながら身を低くしていて、当たらない。
「ちぃぃ!」
『うおぉッ!』
【アズーロ】のブースターを瞬間的に吹かした水面蹴りを、俺たちはギリギリのところで跳んで躱した。
だが、周囲は狭い格納庫だ。距離を取って戦うことはできない。
俺たちは回避した先にあった壁を蹴って【アズーロ】の頭上に舞い戻る。
そして、そのまま重さを利用して【アズーロ】へ踵落としを見舞った。
交差した【アズーロ】の腕と、【ペルラネラ】のブーツの踵が火花を散らして激突する。
その余波で周囲の施設が圧壊し、魔力の光が漏れ出した。
しかし、【アズーロ】は倒れない。
俺たちは蹴った足を起点に【ペルラネラ】をバク転させる。
『父さんなぁ! ヘリオセントに捕まって、こんな風にされちまって……悔しかったんだぜ!』
こちらの着地の瞬間を狙って、魔法弾が飛んできた。
見れば、籠手の一部がナックルのように変形しており、【アズーロ】が拳を突き出す度に魔法が放たれていた。
それをベラディノーテで受けつつも、こちらも射撃で応戦する。
『でもなぁ! お前が来てくれた! もう一度、お前と会えて! 嬉しいぜ父さん!』
そのとき、基地の奥で何かが稼働する音が聞こえた。
それは前世で見たロケットの推進器のように見える。
まさかあれがリリーナの言っていた戦術兵器か?
と、気がそちらに向いた瞬間、瞬発的に接近してきた【アズーロ】のパンチが【ペルラネラ】の頭部に当たった。
「ぐあぁっ!?」
『それで!? こんな可哀想な父さんをお前はどうするんだ!? グレン!?』
「くそっ! ――殺すッ!」
『いいぜ! いいぜいいぜいいぜいいぜ! それでこそ俺の息子だ! やってみろよォ!』
なおも殴打してくる【アズーロ】に、俺たちは跳躍を交えた浴びせ蹴りを見舞う。
【ペルラネラ】の踵が【アズーロ】の顔面に刺さり、その陶器のような素肌が割れた。
『これでこそお前を鍛えた甲斐があるってもんだ! こんな体になるのも悪くねぇな! こうやってお前と戦える! 競い合える! 親子喧嘩ってのはこういうもんかァ!?』
相手の右と左の連続のフックを、両肩のブースターを交互に噴射しての連続斬りで受ける。
【アズーロ】の――親父の拳は体が憶えていた。
だからこそ、次の手が見える。
【ペルラネラ】の斬撃と見せかけた左のストレートが【アズーロ】の胸に刺さった。
【アズーロ】は大きく吹き飛び、基地の奥へと距離を取る。
ドールが一騎分しか通れないだろう狭い通路だ。
『さぁ、受け止めてくれよ! 父さんの全力をォォォォ!』
そこで、【アズーロ】が腹に両拳を当てて、大きく足を開いた体勢を取る。
【アズーロ】の腹部にはある武装が装備されている――それを俺はゲームの知識で知っていた。
勝ち筋があるとすれば、それを放つその瞬間。
「セレス!」
「貴方様!」
俺たちは素早くレバーのスイッチを操作して、アンスウェラーを上に掲げる。
『⚠アンスウェラー:メーザーバイブレーションモード⚠』
アンスウェラーから高周波が放たれ、その剣身が黄金に輝いた。
腕の中のアンスウェラーがさらに重たくなるような感覚がして、制御が困難になる中、俺たちは大きくレバーを引く。
【ペルラネラ】がアンスウェラーを両手で肩まで引き、その瞬間を待った。
『行くぜぇぇぇグレェェェェンッ!』
【アズーロ】の腹の武装が展開され、腕と膝についた放射器と連動し、巨大な光が灯る。
「「うおおああぁぁぁ!」」
そして、俺とセレスはレバーを思い切り押し込んだ。
瞬間、【アズーロ】の腹から極太の光が放たれる。
その中に、【ペルラネラ】はアンスウェラーを突き出してその身を投げ込んだ。
「「ぐううぅぅ!」」
凄まじい衝撃と共に騎乗席の中が光に包まれる。
警告音が鳴り響く中、俺たちはフィードバックで重くなったレバーを無理矢理押し込んだ。
【ペルラネラ】は全身のブースターを全開にして、その光の中を突き進む。
アンスウェラーの纏った高周波により、魔力の奔流は様々な方向に弾き飛ばされ、周囲を溶断させた。
ここで退くわけにはいかない! ここにしか勝機はない――!
「親父ィィィィィィッ!」
『グレェェェェンッ!』
俺はその光の中で、親父が手を広げてこちらを待っている気がした。
幼い頃、どんな俺の拳だって受け止めてくれた。
どれだけ勢いよく突っ込んでも、俺の体を抱き止めてくれた。
そんな親父が、光の奥にいた気がした。
俺はそんな親父の影に猛然と突進する。
そして、いつの日かと同じように親父が俺を受け止めてくれた感触がした。
『は――はは――。とう――さん――負け――み――だな……!』
気がつくと、光は止んでいる。
見れば、アンスウェラーが【アズーロ】の胸に深々と刺さっていた。
「父……さん……?」
『やる――じゃな――か――! グレ――……』
【アズーロ】の手がゆっくりと持ち上がって、【ペルラネラ】の肩に添えられる。
それはまるで、かつて鍛錬の終わりに親父がそうしてくれたように。
――やるじゃないか! グレン!
そして【アズーロ】は力なく体を【ペルラネラ】に預けた。
俺は思わず、その体を支える。
涙が溢れそうになって、けれど、俺は歯を食いしばって堪えた。
ここで泣いたら、また泣き虫グレンなんて言われてしまう。
俺はもう、泣き虫じゃない。俺はもう、親父の背中を追うわけじゃない。
ここからは俺が背負う番だ。
【ペルラネラ】に添えられたままの【アズーロ】の手。俺は自分自身のそこに温かさを感じて、ぎゅっと抱きしめるように押さえるのだった。
「ああ、わかってる」
遠い平原の向こうに、日が落ちる。
赤い夕陽に照らされながら、俺たちは【ペルラネラ】を走らせていた。
基地の周囲には数えきれないほどのゴーレムの残骸が横たわっており、ところどころに煙が上がっている。
恐らく、この基地を守っていた王国の騎士たちだ。
そのとき、別の通信が入る。
『【ペルラネラ】のパイロット。【凶兆の紅い瞳】とグレン・ハワードに告げます』
それは無機質な女性の声だ。
同時に、もう一つの同じような機械的な音声からも通信が来た。
『あなたがたにはこちら側につく猶予を与えます。共に人類のエルフの支配からの脱却を果たすべきです』
「黙れ。そんなことに興味はない」
『これは最終通告です』
俺はその言葉にふっと笑う。
『『でなければ――貴機を撃墜します』』
「最初から……そのつもりですわ!」
声を重ねる通信に、セレスが返した。
親父とお袋を訳の分からない実験に使っておいて、今更撃墜が脅しになるか。
『オイオイオイオイ! こいつは俺の息子だぜ!? そんな話、通じると思うか!?』
『そうよねぇ! 私たちの子が、素直に従うわけないじゃない!』
愉快そうな親父とお袋の声と共に、正面に見える基地の扉が開く。
そこには青い衣装を着たドール――【アズーロ】が待ち構えていた。
『やっぱり来たかグレン! 父さんは待ってたんだ! お前と戦えるのを! お前を殺せるのを!』
『ああもう! お母さんも我慢できなくなっちゃう! 楽しくなってきたわねぇ!』
肌がひりつくような殺気を感じながら、俺は冷静に【アズーロ】を見定める。
恐らく、【フクスィア】はどこかに隠れてこちらを狙っているはずだ。
「来るぞ!」
「ええ!」
言った瞬間、警報が鳴って、俺たちは騎体を回転させた。
同時に、青白い閃光が肩を掠める。
腰のブースターによる跳躍移動に移った俺たちは、森の中から放たれる狙撃を躱しつつ、【アズーロ】へと迫った。
籠手のついて腕を構える【アズーロ】に、俺たちはアンスウェラーを掲げてそのまま突撃する。
そして、背後にあった扉が閉まり切る前に、【ペルラネラ】の全推力で【アズーロ】を押し込んだ。
平原で戦えば【フクスィア】の狙撃を同時に相手にすることになる。
それならば、狭い場所での近接戦にはなるが、【アズーロ】単騎を相手にした方が分があると見た。
俺たちは閉まりかけの扉を派手に破壊して、基地の中へと【アズーロ】と共に転がり込む。
「クソ親父! マリンと俺を置いていった報いを受けやがれ!」
『マリン!? そうか! 安心しろ! マリンも一緒に連れてってやるからなァ!』
「それだけは絶対にさせねぇ!」
【アズーロ】は素早く地面に手をついて体勢を立て直した。
そこに射撃を叩き込むが、左右に高速移動しながら魔法弾を受け流し、肉薄してくる。
即座にセイバーモードに切り替えたアンスウェラーを下から斬り上げ、返す剣を振り下ろすが、どちらも籠手で捌かれた。
床にのめり込んだアンスウェラーを引き抜く隙に【アズーロ】の回し蹴りが飛んでくる。
その動きを予知していた俺は【ペルラネラ】の上半身を引いて紙一重で避けると、左袖のマシンガンを至近距離で連射した。
だが、そのときには【アズーロ】はコマのように回転しながら身を低くしていて、当たらない。
「ちぃぃ!」
『うおぉッ!』
【アズーロ】のブースターを瞬間的に吹かした水面蹴りを、俺たちはギリギリのところで跳んで躱した。
だが、周囲は狭い格納庫だ。距離を取って戦うことはできない。
俺たちは回避した先にあった壁を蹴って【アズーロ】の頭上に舞い戻る。
そして、そのまま重さを利用して【アズーロ】へ踵落としを見舞った。
交差した【アズーロ】の腕と、【ペルラネラ】のブーツの踵が火花を散らして激突する。
その余波で周囲の施設が圧壊し、魔力の光が漏れ出した。
しかし、【アズーロ】は倒れない。
俺たちは蹴った足を起点に【ペルラネラ】をバク転させる。
『父さんなぁ! ヘリオセントに捕まって、こんな風にされちまって……悔しかったんだぜ!』
こちらの着地の瞬間を狙って、魔法弾が飛んできた。
見れば、籠手の一部がナックルのように変形しており、【アズーロ】が拳を突き出す度に魔法が放たれていた。
それをベラディノーテで受けつつも、こちらも射撃で応戦する。
『でもなぁ! お前が来てくれた! もう一度、お前と会えて! 嬉しいぜ父さん!』
そのとき、基地の奥で何かが稼働する音が聞こえた。
それは前世で見たロケットの推進器のように見える。
まさかあれがリリーナの言っていた戦術兵器か?
と、気がそちらに向いた瞬間、瞬発的に接近してきた【アズーロ】のパンチが【ペルラネラ】の頭部に当たった。
「ぐあぁっ!?」
『それで!? こんな可哀想な父さんをお前はどうするんだ!? グレン!?』
「くそっ! ――殺すッ!」
『いいぜ! いいぜいいぜいいぜいいぜ! それでこそ俺の息子だ! やってみろよォ!』
なおも殴打してくる【アズーロ】に、俺たちは跳躍を交えた浴びせ蹴りを見舞う。
【ペルラネラ】の踵が【アズーロ】の顔面に刺さり、その陶器のような素肌が割れた。
『これでこそお前を鍛えた甲斐があるってもんだ! こんな体になるのも悪くねぇな! こうやってお前と戦える! 競い合える! 親子喧嘩ってのはこういうもんかァ!?』
相手の右と左の連続のフックを、両肩のブースターを交互に噴射しての連続斬りで受ける。
【アズーロ】の――親父の拳は体が憶えていた。
だからこそ、次の手が見える。
【ペルラネラ】の斬撃と見せかけた左のストレートが【アズーロ】の胸に刺さった。
【アズーロ】は大きく吹き飛び、基地の奥へと距離を取る。
ドールが一騎分しか通れないだろう狭い通路だ。
『さぁ、受け止めてくれよ! 父さんの全力をォォォォ!』
そこで、【アズーロ】が腹に両拳を当てて、大きく足を開いた体勢を取る。
【アズーロ】の腹部にはある武装が装備されている――それを俺はゲームの知識で知っていた。
勝ち筋があるとすれば、それを放つその瞬間。
「セレス!」
「貴方様!」
俺たちは素早くレバーのスイッチを操作して、アンスウェラーを上に掲げる。
『⚠アンスウェラー:メーザーバイブレーションモード⚠』
アンスウェラーから高周波が放たれ、その剣身が黄金に輝いた。
腕の中のアンスウェラーがさらに重たくなるような感覚がして、制御が困難になる中、俺たちは大きくレバーを引く。
【ペルラネラ】がアンスウェラーを両手で肩まで引き、その瞬間を待った。
『行くぜぇぇぇグレェェェェンッ!』
【アズーロ】の腹の武装が展開され、腕と膝についた放射器と連動し、巨大な光が灯る。
「「うおおああぁぁぁ!」」
そして、俺とセレスはレバーを思い切り押し込んだ。
瞬間、【アズーロ】の腹から極太の光が放たれる。
その中に、【ペルラネラ】はアンスウェラーを突き出してその身を投げ込んだ。
「「ぐううぅぅ!」」
凄まじい衝撃と共に騎乗席の中が光に包まれる。
警告音が鳴り響く中、俺たちはフィードバックで重くなったレバーを無理矢理押し込んだ。
【ペルラネラ】は全身のブースターを全開にして、その光の中を突き進む。
アンスウェラーの纏った高周波により、魔力の奔流は様々な方向に弾き飛ばされ、周囲を溶断させた。
ここで退くわけにはいかない! ここにしか勝機はない――!
「親父ィィィィィィッ!」
『グレェェェェンッ!』
俺はその光の中で、親父が手を広げてこちらを待っている気がした。
幼い頃、どんな俺の拳だって受け止めてくれた。
どれだけ勢いよく突っ込んでも、俺の体を抱き止めてくれた。
そんな親父が、光の奥にいた気がした。
俺はそんな親父の影に猛然と突進する。
そして、いつの日かと同じように親父が俺を受け止めてくれた感触がした。
『は――はは――。とう――さん――負け――み――だな……!』
気がつくと、光は止んでいる。
見れば、アンスウェラーが【アズーロ】の胸に深々と刺さっていた。
「父……さん……?」
『やる――じゃな――か――! グレ――……』
【アズーロ】の手がゆっくりと持ち上がって、【ペルラネラ】の肩に添えられる。
それはまるで、かつて鍛錬の終わりに親父がそうしてくれたように。
――やるじゃないか! グレン!
そして【アズーロ】は力なく体を【ペルラネラ】に預けた。
俺は思わず、その体を支える。
涙が溢れそうになって、けれど、俺は歯を食いしばって堪えた。
ここで泣いたら、また泣き虫グレンなんて言われてしまう。
俺はもう、泣き虫じゃない。俺はもう、親父の背中を追うわけじゃない。
ここからは俺が背負う番だ。
【ペルラネラ】に添えられたままの【アズーロ】の手。俺は自分自身のそこに温かさを感じて、ぎゅっと抱きしめるように押さえるのだった。
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