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第57話 悪徳司教
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返還を求めて殺到した人々は全て退出した。
盗品の返還のために用意された教会の一室、いまここに残っているのは俺たちと、手伝いをしてくれた五人の若い神官だけである。
「皆さんのお陰で盗品を持ち主に返還することが出来ました。ありがとうございます」
手伝ってくれた若い神官にお礼を述べた。
「いえ、その、お手伝い出来て光栄です」
「後片付けは私たちがするので、皆さんは別室で少しお休みください」
若い神官たちは形容しがたい笑みを浮かべる。
「テーブルや椅子を部外者や助祭に運ばせるようなことはしたくありませんので」
そう言って、俺とユリアーナ、ロッテ、オットー助祭を二つほど隔てた部屋へと案内してくれた。
結果的には俺のプランは効果絶大だった。
盗品の返還を求める人々の列に向けて、真実の鏡が嘘を暴いたところから始まり、入札と入札金額、ダメ押しに悔しがる執事までの一連の出来事を事細かに説明した。
すると瞬く間に列に並んだ人々は散り散りとなり、三百人以上いた長蛇の列も二十人弱となる始末だ。
そして残った二十人弱の人々も例外なく真実の鏡の前で告白してもらった。
『清い心の持ち主が大勢いたことに感謝を』、そう口にしたのはオットー助祭。
ロッテは『あの農場主がこの街に住めなくなったらどうしましょう』、と一見、農場主の心配するようなことを口にしていたが実情は違う。
孤児院に小麦を寄付してくれた農場主が街に住めなくなって、教会の食料事情が悪化することを心配していた。
それを容易く見抜いたオットー助祭のロッテを見る目が変わったのはまた別の話だ。
「終わったわねー」
椅子に倒れ込むように腰かけると、ユリアーナが大きく伸びをした。
「ええ、終わりましたね……」
「色々なことが終わった気がします」
オットー助祭が椅子に座ったまま頭を抱え込み、その隣でロッテが肩を落とした。
そんな二人を横目に発したユリアーナの言葉が俺の胸を抉る。
「オットー助祭の名前で主催したのは拙《まず》かったかもしれないわね」
「確かに思惑とずれたかも、な……」
当初の目的はオットー助祭の人気取りだった。
着任早々、奇跡の力のお陰で住民からの支持が高いオットー助祭の人気を不動のものにするために画策したイベントである。
ユリアーナの言う通り、もしかしたら失敗したかもしれない。
だが、やってしまったことは仕方がない。
「後悔するよりも巻き返しの策を考えよう」
「賛成よ。で、何か考えはあるの?」
俺の言葉にユリアーナが即答した。
だが、ロッテとオットー助祭は違う。
「え? まだ何かするつもりなんですか?」
「あの、出来れば私抜きでお願いできませんでしょうか……」
その発言は聖職者としてどうなんだ?
口をついて出そうになった言葉を飲み込み、オットー助祭をフォローする。
「助祭様が気にすることではありませんよ。これも自業自得です」
「自業自得なのはそうかもしれませんが……」
よし! 聖職者も認めた。
悪いのは俺じゃない。すべてあいつらだ。
「名も知らない農場主ですが、毎年のように四種類の小麦と幾つもの果物を孤児院に寄付してくださいました」
聞いたこともない小麦の種類と果物の名前をロッテが次々と上げていく。
どうやら、小麦の種類と果物の名前は知っていても農場主の名前は知らないようだ。だが、この街に来て間もないオットー助祭は知っていた。
「あの農場主はヘッセさんですよ、リーゼロッテさん」
「助祭様、お教えくださり感謝申し上げます」
殊勝にお礼を口にしているが、一晩眠ったら忘れてそうだよな。
そのとき、突然、扉が乱暴に開けられた。
振り向くと、開け放たれた扉の向こうから見知らぬ三人の神官がこちらを睨みつけている。
「どちら様でしょうか?」
俺が聞くと不機嫌そうに真中に立っていた肥え太った神官が口を開く。
「何だ、ワシのことも知らんのか?」
「こちらのお方は、この度新たに赴任して来られたルーマン司教でいらっしゃいます」
傍らに立っていた若い神官が肥え太った神官の正体を明かした。
なるほど、これが当面の俺たちのターゲットか。
「着任したばかりの新参者なんて知るわけないでしょ」
バッカじゃないの? と言わんばかりの口調でユリアーナが言い放った。
「貴様……!」
「無礼者が!」
ルーマン悪徳司教が顔を真っ赤にして言葉を詰まらせる横で、お付きの神官その二が俺とユリアーナを睨み付けた。
「まあ、部外者のことなどどうでもいい」
ルーマン悪徳司教がオットー助祭に視線を向けると勝ち誇った顔で言う。
「真実の鏡とか言うインチキ魔道具を使って街の有力者を陥れたそうだな」
「陥れるなど――」
おっと助祭の抗弁を遮る。
「黙れ! 女神・ユリアーナから賜ったという奇跡の力とやらで、少し調子に乗ったのではないかね」
何とも嫌味ったらしい口調だ。
「次の計画を練りたい」
「賛成」
「いい考えです、シュラさん」
ここを早々に退出しようとの俺の提案にユリアーナとロッテ二つ返事で賛成する。
一人、オットー助祭だけが俺たち三人に驚きの視線を向けていた。
盗品の返還のために用意された教会の一室、いまここに残っているのは俺たちと、手伝いをしてくれた五人の若い神官だけである。
「皆さんのお陰で盗品を持ち主に返還することが出来ました。ありがとうございます」
手伝ってくれた若い神官にお礼を述べた。
「いえ、その、お手伝い出来て光栄です」
「後片付けは私たちがするので、皆さんは別室で少しお休みください」
若い神官たちは形容しがたい笑みを浮かべる。
「テーブルや椅子を部外者や助祭に運ばせるようなことはしたくありませんので」
そう言って、俺とユリアーナ、ロッテ、オットー助祭を二つほど隔てた部屋へと案内してくれた。
結果的には俺のプランは効果絶大だった。
盗品の返還を求める人々の列に向けて、真実の鏡が嘘を暴いたところから始まり、入札と入札金額、ダメ押しに悔しがる執事までの一連の出来事を事細かに説明した。
すると瞬く間に列に並んだ人々は散り散りとなり、三百人以上いた長蛇の列も二十人弱となる始末だ。
そして残った二十人弱の人々も例外なく真実の鏡の前で告白してもらった。
『清い心の持ち主が大勢いたことに感謝を』、そう口にしたのはオットー助祭。
ロッテは『あの農場主がこの街に住めなくなったらどうしましょう』、と一見、農場主の心配するようなことを口にしていたが実情は違う。
孤児院に小麦を寄付してくれた農場主が街に住めなくなって、教会の食料事情が悪化することを心配していた。
それを容易く見抜いたオットー助祭のロッテを見る目が変わったのはまた別の話だ。
「終わったわねー」
椅子に倒れ込むように腰かけると、ユリアーナが大きく伸びをした。
「ええ、終わりましたね……」
「色々なことが終わった気がします」
オットー助祭が椅子に座ったまま頭を抱え込み、その隣でロッテが肩を落とした。
そんな二人を横目に発したユリアーナの言葉が俺の胸を抉る。
「オットー助祭の名前で主催したのは拙《まず》かったかもしれないわね」
「確かに思惑とずれたかも、な……」
当初の目的はオットー助祭の人気取りだった。
着任早々、奇跡の力のお陰で住民からの支持が高いオットー助祭の人気を不動のものにするために画策したイベントである。
ユリアーナの言う通り、もしかしたら失敗したかもしれない。
だが、やってしまったことは仕方がない。
「後悔するよりも巻き返しの策を考えよう」
「賛成よ。で、何か考えはあるの?」
俺の言葉にユリアーナが即答した。
だが、ロッテとオットー助祭は違う。
「え? まだ何かするつもりなんですか?」
「あの、出来れば私抜きでお願いできませんでしょうか……」
その発言は聖職者としてどうなんだ?
口をついて出そうになった言葉を飲み込み、オットー助祭をフォローする。
「助祭様が気にすることではありませんよ。これも自業自得です」
「自業自得なのはそうかもしれませんが……」
よし! 聖職者も認めた。
悪いのは俺じゃない。すべてあいつらだ。
「名も知らない農場主ですが、毎年のように四種類の小麦と幾つもの果物を孤児院に寄付してくださいました」
聞いたこともない小麦の種類と果物の名前をロッテが次々と上げていく。
どうやら、小麦の種類と果物の名前は知っていても農場主の名前は知らないようだ。だが、この街に来て間もないオットー助祭は知っていた。
「あの農場主はヘッセさんですよ、リーゼロッテさん」
「助祭様、お教えくださり感謝申し上げます」
殊勝にお礼を口にしているが、一晩眠ったら忘れてそうだよな。
そのとき、突然、扉が乱暴に開けられた。
振り向くと、開け放たれた扉の向こうから見知らぬ三人の神官がこちらを睨みつけている。
「どちら様でしょうか?」
俺が聞くと不機嫌そうに真中に立っていた肥え太った神官が口を開く。
「何だ、ワシのことも知らんのか?」
「こちらのお方は、この度新たに赴任して来られたルーマン司教でいらっしゃいます」
傍らに立っていた若い神官が肥え太った神官の正体を明かした。
なるほど、これが当面の俺たちのターゲットか。
「着任したばかりの新参者なんて知るわけないでしょ」
バッカじゃないの? と言わんばかりの口調でユリアーナが言い放った。
「貴様……!」
「無礼者が!」
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新作です
どうぞよろしくお願いいたします。
下記リンクより飛べます
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女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
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