上 下
51 / 65

第51話 騎士団詰所への潜入

しおりを挟む
 室内を静寂が包んだ。
 顔を蒼ざめさせたまま、目の焦点が定まっていない代官と使用人。鑑定士は引きつった顔で俺を見つめ、ロッテはアングリと口を開いたまま微動だにしない。

 茫然自失としている代官に向かってにこやかに告げる。

「この『真実の鏡』をご領主様への献上品といたします。ご領主様のお立場ならきっとお役に立つものと確信しております」

 映しだした者の嘘を暴き、真実を語らせる魔道具。

 為政者なら喉から手が出るほど欲しいはずだ。

「……こんな魔道具、聞いたこともない。まやかしだ。こんなもの……、誰も信じるものか」

「そうでしょうか? 事実、代官様は信じておられますよね?」

「……何が狙いだ」

 先程までの爽やかさと余裕が完全に消え失せていた。まるで地獄の底から響いてくるような声だ。
 俺を睨みつける代官にユリアーナが甘えたような口調で言う。

「あら、そんな警戒しなくてもいいのよ。私たちのお願いは、ロッテちゃんや彼女がお世話になった孤児院にちょっかいを出さないで欲しいだけなの」

「約束する」

 即答したロッシュにユリアーナが要求を積み上げる。

「あと、貧しい家の娘にもちょっかいを出しているそうだけど、それもやめてくれるかしら」

「確かに、リーゼロッテ嬢に対しては少々強引だったかもしれない。だが、他の少女たちとは合意の上でのことだ」

「合意? 嘘を言わないの!」

 ユリアーナがピシャリと否定した。

「嘘じゃない、本当だ。疑うなら直接本人に聞いてくれ! 本人を連れてきて証言をさせようか? いま、この屋敷に三人の少女が住んでいるが、三人とも合意の上でのことだ」

 既に被害者がでていたのか……。

「信じられないわね」

「奴隷として売られるところを私が引き取ったのだ。信じてくれ!」

「その三人の少女の話は本当のことです。カンナギ様は外国の方なので、この国のことはご存じないかもしれませんが、実の娘を奴隷として売ると言うのは珍しくありません――――」

 懇願するロッシュを擁護するように鑑定士がこの国の奴隷に関する情報を話し始めた。
 この世界、借金を返すために実の娘を奴隷商に売り払うというのは、数こそ多くはないがそれなりにあることのようだ。

 その三人の少女も奴隷商に売られる寸前のところをロッシュが借金を肩代わりする形で引き取ったため、少女たちも奴隷の身分とならずにすんだ。
 今ではロッシュの庇護下、実家で生活していたときよりも恵まれた生活をしている。

「私の屋敷で生活することを選んだのは彼女たちの意思だ」

「奴隷になるか愛人になるかの二択なら、そりゃ、愛人を選ぶよな」

 俺の倫理観では釈然としないが、この世界の住人である鑑定士やロッテの目からすれば、三人の少女は十分に恵まれた存在らしい。
 その証左に鑑定士とロッテはロッシュが言い訳をする間、何度も納得するような表情でうなずいていた。

 そんな二人の反応に落ち着きを取り戻したロッシュがまるで善行を告白するように言う。

「彼女たちを手元に置いておくのは成人するまでだ。成人したら働き口を紹介し、独りで生活していけるようにする」

 この世界の倫理観や常識と照らし合わせると然程非道なことをしてるわけじゃなさそうだ。風聞はよろしくないが当事者は助かっているのか。

「でも、どうしてその三人なの?」

 ユリアーナが疑わしいまなざしを向ける。
 まだ信用しきっていないようだ。

「私が気に入ったからだ」

「情の湧いた少女三人を手放すのは辛いでしょうね」

「新しい少女を探し出すから問題ない。あと数年は愛《め》でられるだろうが、彼女たちもやがて私の好みから外れることになる。何事も循環は必要なことだよ」

 クズだな。

「悪びれもしないで、まあ……」

 あきれる俺とユリアーナを前にロッシュが言い切る。

「リーゼロッテ嬢への干渉は今後一切しないし、教会へも不利益になることはしないと約束しよう」

「もう一つ、ロッテにしたような誘拐や権力で圧力をかけて断れない状況を創り出すこともやめて頂きたい」

「約束すれば、その魔道具を渡してもらえるのだな?」

 いつ魔道具をお前にやると言った。

「約束すればこの魔道具を献上品にはしません。証拠として永遠に私が保管いたします」

「それを信用しろというのか?」

「信用する以外の選択肢がございますか?」

 俺の言葉にロッシュが一瞬言葉を詰まらせた。

「いや、信用しよう」

「ありがとうございます」

 商談成立である。
 俺はロッシュと固い握手をして第二部隊との約束の場所へと向かうことにした。

 ◇

 第二部隊との待ち合わせ場所に到着すると、第二部隊の制服に身を包んだ騎士五人が待っていた。
 一個小隊が確か五人だったな。

 もう少し人数を用意すると思っていたが……。
 騎士の一人から第一部隊の制服を手渡された。

「その恰好では怪しまれる。これに着替えろ」

「用意がいいですね」

 女性用の制服まで用意されていた。
 ユリアーナとロッテを同行させるように指示を受けたが……、三人まとめて罠に嵌《は》めて、外から騒ぎ立てる人間を出させないつもりか。

 手慣れてそうだなー。

「あたしたちも着替えるんですか?」

 自分自身とユリアーナ、二人分の制服を手にしたロッテに騎士がもどかしそうに返す。

「当たり前だ。その恰好で騎士団の倉庫まで案内するつもりか?」

「妹たちはどこか外で待たせても――」

「我々の目の届かないところで警備の連中に見つかると困る。それに少女二人にして暴漢に襲われでもしたら寝覚めが悪いからな」

 よく回る口だ。

「お気遣い感謝します」

「そういう事なら仕方がないわね」

 ユリアーナはそう言うとロッテをうながして建物の陰へと向かった。

 着替えを終えた俺たちは騎士を先導して騎士団の詰所の奥にある倉庫へと向かう。
 途中、警備兵に遭遇することもなく倉庫のあるエリアへと到着した。

「怖いくらい順調ねー」

 ユリアーナの嫌味にロッテが顔を引きつらせる。
 だが、嫌味とは思っていない小隊長が得意げに言う。

「警備の時間をあらかじめ調べておいたからな」

 まるで自分に感謝しろとでも言いたげだ。
 あきれる俺とユリアーナをよそにロッテが目を輝かせる。

「うわー、すごーい。やっぱり騎士様は私たちとは違って賢いですね。恰好良いし、若いシスターたちが憧れるも分かります」

「そうか? シスターたちが」

「人気あるんですよ、騎士様は」

「で、何て名前のシスターだ?」

 鼻の下を伸ばしてささやく小隊長に告げる。

「あの倉庫です」

「お、おう。第一部隊の専用倉庫だな」

 他部隊との共同倉庫にヤバい代物を隠す訳ないだろ。それに昼間あった騎士にはどの倉庫か伝えてあるぞ。
 内心で毒づきながら、

「見張りも見当たりません。侵入しますか?」

「よし、お前たち三人で先行しろ。既に鍵は壊してあるから簡単に倉庫へ侵入できるはずだ」

 用意がいいな。
 あきれている俺に小隊長がさらに言う。

「お前たちが奪われた盗品が確認できたら合図しろ。我々がすぐに踏み込む」

「盗品はいつ頃返して頂けるのでしょうか?」

「第一部隊の不正を明らかにしたら直ちに返却されるから安心しろ」

 俺は小隊長に承諾の返事をし、ユリアーナとロッテとともに倉庫へと侵入した。

 ◇

 鍵の壊れた扉を抜けて倉庫に入ると横取りされた盗品がすぐに見つかった。

「隠すつもりはなかったようだな」

「搬入したときのままですよ」

 倉庫の中央に無造作に積み上げられた盗品の山を見上げたロッテが呆れたように言った。

「周囲の状況は?」

 ユリアーナに聞くと、

「倉庫の周りは騎士たちに囲まれているわ。多分第二部隊総出でしょうね」

 そう言って肩をすくめる。

「だ、大丈夫なんでしょうか?」

「大丈夫よ。その騎士団を取り囲むようにロッシュの人員が配置されているわ。人数も三倍以上いるから、予定通り第三、四部隊に加えて、ロッシュ直属の兵士が動員されてるのは間違いないわ」

 泣きそうなロッテに作戦が順調に進んでいることをユリアーナが告げた。
 その人数なら俺たちが手助けしなくても何とかなりそうだ。

「よし、合図するぞ」

 俺は外で待機している騎士に向けて合図を送った。
 その直後、

「侵入者だ! 騎士団の詰所に侵入した不届き者が居るぞ!」

 小隊長の声が夜の闇に轟く。
 その声を合図に隠れていた第二部隊の面々が姿を現した。
 
 さて、嵌めたつもりが逆に嵌められたと知ったときの顔が見ものだ。
 予定通り特等席で見物させてもらおうか。
しおりを挟む
感想 7

あなたにおすすめの小説

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~

シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。 目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。 『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。 カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。 ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。 ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

転生したおばあちゃんはチートが欲しい ~この世界が乙女ゲームなのは誰も知らない~

ピエール
ファンタジー
おばあちゃん。 異世界転生しちゃいました。 そういえば、孫が「転生するとチートが貰えるんだよ!」と言ってたけど チート無いみたいだけど? おばあちゃんよく分かんないわぁ。 頭は老人 体は子供 乙女ゲームの世界に紛れ込んだ おばあちゃん。 当然、おばあちゃんはここが乙女ゲームの世界だなんて知りません。 訳が分からないながら、一生懸命歩んで行きます。 おばあちゃん奮闘記です。 果たして、おばあちゃんは断罪イベントを回避できるか? [第1章おばあちゃん編]は文章が拙い為読みづらいかもしれません。 第二章 学園編 始まりました。 いよいよゲームスタートです! [1章]はおばあちゃんの語りと生い立ちが多く、あまり話に動きがありません。 話が動き出す[2章]から読んでも意味が分かると思います。 おばあちゃんの転生後の生活に興味が出てきたら一章を読んでみて下さい。(伏線がありますので) 初投稿です 不慣れですが宜しくお願いします。 最初の頃、不慣れで長文が書けませんでした。 申し訳ございません。 少しづつ修正して纏めていこうと思います。

異世界あるある 転生物語  たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?

よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する! 土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。 自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。 『あ、やべ!』 そして・・・・ 【あれ?ここは何処だ?】 気が付けば真っ白な世界。 気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ? ・・・・ ・・・ ・・ ・ 【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】 こうして剛史は新た生を異世界で受けた。 そして何も思い出す事なく10歳に。 そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。 スキルによって一生が決まるからだ。 最低1、最高でも10。平均すると概ね5。 そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。 しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。 そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。 追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。 だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。 『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』 不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。 そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。 その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。 前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。 但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。 転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。 これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな? 何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが? 俺は農家の4男だぞ?

女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません

青山 有
ファンタジー
強引に言い寄る男から片思いの幼馴染を守ろうとした瞬間、教室に魔法陣が突如現れクラスごと異世界へ。 だが主人公と幼馴染、友人の三人は、女神から貰えるはずの希少スキルを他の生徒に奪われてしまう。さらに、一緒に召喚されたはずの生徒とは別の場所に弾かれてしまった。 女神から貰えるはずのチート能力は奪われ、弾かれた先は未開の原生林。 途方に暮れる主人公たち。 だが、たった一つの救いがあった。 三人は開発中のファンタジーRPGのキャラクターの能力を引き継いでいたのだ。 右も左も分からない異世界で途方に暮れる主人公たちが出会ったのは悩める大司教。 圧倒的な能力を持ちながら寄る辺なき主人公と、教会内部の勢力争いに勝利するためにも優秀な部下を必要としている大司教。 双方の利害が一致した。 ※他サイトで投稿した作品を加筆修正して投稿しております

勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!

よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です! 僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。 つねやま  じゅんぺいと読む。 何処にでもいる普通のサラリーマン。 仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・ 突然気分が悪くなり、倒れそうになる。 周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。 何が起こったか分からないまま、気を失う。 気が付けば電車ではなく、どこかの建物。 周りにも人が倒れている。 僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。 気が付けば誰かがしゃべってる。 どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。 そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。 想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。 どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。 一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・ ですが、ここで問題が。 スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・ より良いスキルは早い者勝ち。 我も我もと群がる人々。 そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。 僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。 気が付けば2人だけになっていて・・・・ スキルも2つしか残っていない。 一つは鑑定。 もう一つは家事全般。 両方とも微妙だ・・・・ 彼女の名は才村 友郁 さいむら ゆか。 23歳。 今年社会人になりたて。 取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~

緋色優希
ファンタジー
 勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?

お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。 飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい? 自重して目立たないようにする? 無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ! お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は? 主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。 (実践出来るかどうかは別だけど)

処理中です...