19 / 65
第19話 次に向かう先
しおりを挟む
「信じられないな」
「信じられないわね」
俺とユリアーナの声が重なった。
「本当です、嘘は吐いていません」
「嘘を言っているとは思ってない」
信じられないのはそこじゃない。
「街から逃げだすのに行商人さんの馬車に無断で潜り込んだのは反省しています。信じてください、悪気はなかったんです。他に方法が思いつかなくて……」
次の街まで三日。
三日分の食料を抱えて馬車に潜り込む後先を考えない行動力も信じ難いが、信じられないのは、盗賊に襲撃されたにもかかわらず、積荷に隠れたまま眠ってしまう神経の方だ。
泣き崩れる少女を落ち着かせてようやく話を聞きだすことができたのが十数分前のこと。
少女の名はリーゼロッテ・フェルマー。
ここから半日の距離にあるラタの街の出身で、三日前に十四歳になったばかりだという。
十一歳のときに両親に先立たれて以来、地元の孤児院で暮らしていたそうだ。
だが、最近赴任してきた代官に目を付けられ、身の危険を感じて街からの脱出を図ったのだという。
「それでリーゼロッテはこれからどうするつもりなんだ?」
「取り敢えず隣の街に逃げ込んで、落ち着いたらどこかの商家か、商業ギルドの職員として働かせてもらおうと思っていました」
十四歳の少女がそんな簡単に職に付けるものなのか、と疑問に思っていると、
「あたし、文字の読み書きと計算ができるんです」
そう言っててリーゼロッテがほほ笑む。
俺と目が合ったユリアーナがリーゼロッテの言葉を肯定するように小さくうなずいた。
なるほど、この国では文字の読み書きと計算ができる人材というのは貴重なのか。
一応、考えてはいるようだが……。
「目を付けられた相手は街の代官なんだろ? 隣町に逃げたくらいで何とかなるものなのか?」
「どうでしょう? あたしもお代官様から逃げるのは、これが初めてなのでよく分かりません」
あまり考えていないようだ。
「街の一つや二つ離れたくらいで逃げ切れるとは思えないけどな」
「その代官の執着度合いにもよるでしょうけど、本気で追いかけてくるようなら逃げきれないでしょうね」
「隣町でなく隣国に逃げ込むなら、その代官からも逃げきれるかもしれないな」
街を一つ二つ隔てたくらいで逃げ切れるなら、この世界は犯罪者で溢れ返ってそうだ。
「そんな!」
計画が根底から覆り、絶望がリーゼロッテを襲ったところに、ユリアーナが追い打ちをかける。
「そもそも、その代官は本当にあなたを狙っているの?」
それはあんまりじゃないのか?
もし、彼女の勘違いだったら、この逃亡計画そのものがギャグにしかならない。
リーゼロッテが恥ずかしそうに頬を染め、うつむき加減で話しだす。
「孤児院の帳簿確認を手伝っているときもやたらと身体を触られました」
二歳しか違わない俺ならともかく、大人ならロリコン確定だ。
「お屋敷に来るよう言われたり、無理やり馬車に連れ込まれそうになったりしたのも一度や二度じゃありません」
世界が変わっても権力者のやることは汚い。
俺の中の正義感を何かが刺激する。
「それに、昨夜は怪しい男の人たちにさらわれそうになりました」
そう言って涙を流しだした。
決まりだ。
悪代官、許すまじ。
「リーゼロッテ、君には三つの選択肢がある」
「一つは、ここで俺たちと別れて隣国を目指す。もう一つは隣街へと向かう。もう一つは俺たちと一緒にラタの街に戻る」
「お二人と一緒に隣国に向かう、という選択肢はありませんか?」
無理な頼みだと分かっているのだろう、額に汗が浮かび、その一部が頬を流れる。
とはいえ、意外と強いな、この娘。
「あなたねー、慈悲深いあたしでも限界があるわよ」
「ごめんなさい! 希望です、希望を行ってみただけなんです」
「それで、どうするつもり?」
「どうしましょう?」
小首を傾げるリーゼロッテに、ユリアーナがため息交じりに返した。
「聞いてるのはこっちよ」
「ヒッ、ごめんなさい」
ベッドの上で後退るリーゼロッテに言う。
「俺たちは三十一人の盗賊を簡単に倒せる力がある。その悪代官がリーゼロッテに迫ってきても俺が守ってやる」
「え?」
驚くリーゼロッテの頬がわずかに赤らんだ。
おや?
これは脈ありか?
「このままじゃ他国に逃げない限り、常に悪代官の追手に怯えて暮らさないとならないぞ」
「それは……」
「必ず守る」
彼女の手を取ると、頬の赤みが増した。
もう一押しだな。
「リーゼロッテも故郷を離れたくはないだろ?」
「それはそうです、が……」
「俺を信じてくれ。もし、途中で信じられないと思ったら逃げだしてくれて構わない」
彼女に金貨の入った皮袋を投げる。
「これは?」
「信じられないと思ったときに逃げるための逃亡資金だ」
「信じます! あたし、シュラさんを信じます!」
身を乗りだして俺の手を強く握り返した。
背後から聞こえるユリアーナの『ばっかじゃないの』という言葉は聞かなかったことにしよう。
こうして俺たちの次の目的地が決まった。
「信じられないわね」
俺とユリアーナの声が重なった。
「本当です、嘘は吐いていません」
「嘘を言っているとは思ってない」
信じられないのはそこじゃない。
「街から逃げだすのに行商人さんの馬車に無断で潜り込んだのは反省しています。信じてください、悪気はなかったんです。他に方法が思いつかなくて……」
次の街まで三日。
三日分の食料を抱えて馬車に潜り込む後先を考えない行動力も信じ難いが、信じられないのは、盗賊に襲撃されたにもかかわらず、積荷に隠れたまま眠ってしまう神経の方だ。
泣き崩れる少女を落ち着かせてようやく話を聞きだすことができたのが十数分前のこと。
少女の名はリーゼロッテ・フェルマー。
ここから半日の距離にあるラタの街の出身で、三日前に十四歳になったばかりだという。
十一歳のときに両親に先立たれて以来、地元の孤児院で暮らしていたそうだ。
だが、最近赴任してきた代官に目を付けられ、身の危険を感じて街からの脱出を図ったのだという。
「それでリーゼロッテはこれからどうするつもりなんだ?」
「取り敢えず隣の街に逃げ込んで、落ち着いたらどこかの商家か、商業ギルドの職員として働かせてもらおうと思っていました」
十四歳の少女がそんな簡単に職に付けるものなのか、と疑問に思っていると、
「あたし、文字の読み書きと計算ができるんです」
そう言っててリーゼロッテがほほ笑む。
俺と目が合ったユリアーナがリーゼロッテの言葉を肯定するように小さくうなずいた。
なるほど、この国では文字の読み書きと計算ができる人材というのは貴重なのか。
一応、考えてはいるようだが……。
「目を付けられた相手は街の代官なんだろ? 隣町に逃げたくらいで何とかなるものなのか?」
「どうでしょう? あたしもお代官様から逃げるのは、これが初めてなのでよく分かりません」
あまり考えていないようだ。
「街の一つや二つ離れたくらいで逃げ切れるとは思えないけどな」
「その代官の執着度合いにもよるでしょうけど、本気で追いかけてくるようなら逃げきれないでしょうね」
「隣町でなく隣国に逃げ込むなら、その代官からも逃げきれるかもしれないな」
街を一つ二つ隔てたくらいで逃げ切れるなら、この世界は犯罪者で溢れ返ってそうだ。
「そんな!」
計画が根底から覆り、絶望がリーゼロッテを襲ったところに、ユリアーナが追い打ちをかける。
「そもそも、その代官は本当にあなたを狙っているの?」
それはあんまりじゃないのか?
もし、彼女の勘違いだったら、この逃亡計画そのものがギャグにしかならない。
リーゼロッテが恥ずかしそうに頬を染め、うつむき加減で話しだす。
「孤児院の帳簿確認を手伝っているときもやたらと身体を触られました」
二歳しか違わない俺ならともかく、大人ならロリコン確定だ。
「お屋敷に来るよう言われたり、無理やり馬車に連れ込まれそうになったりしたのも一度や二度じゃありません」
世界が変わっても権力者のやることは汚い。
俺の中の正義感を何かが刺激する。
「それに、昨夜は怪しい男の人たちにさらわれそうになりました」
そう言って涙を流しだした。
決まりだ。
悪代官、許すまじ。
「リーゼロッテ、君には三つの選択肢がある」
「一つは、ここで俺たちと別れて隣国を目指す。もう一つは隣街へと向かう。もう一つは俺たちと一緒にラタの街に戻る」
「お二人と一緒に隣国に向かう、という選択肢はありませんか?」
無理な頼みだと分かっているのだろう、額に汗が浮かび、その一部が頬を流れる。
とはいえ、意外と強いな、この娘。
「あなたねー、慈悲深いあたしでも限界があるわよ」
「ごめんなさい! 希望です、希望を行ってみただけなんです」
「それで、どうするつもり?」
「どうしましょう?」
小首を傾げるリーゼロッテに、ユリアーナがため息交じりに返した。
「聞いてるのはこっちよ」
「ヒッ、ごめんなさい」
ベッドの上で後退るリーゼロッテに言う。
「俺たちは三十一人の盗賊を簡単に倒せる力がある。その悪代官がリーゼロッテに迫ってきても俺が守ってやる」
「え?」
驚くリーゼロッテの頬がわずかに赤らんだ。
おや?
これは脈ありか?
「このままじゃ他国に逃げない限り、常に悪代官の追手に怯えて暮らさないとならないぞ」
「それは……」
「必ず守る」
彼女の手を取ると、頬の赤みが増した。
もう一押しだな。
「リーゼロッテも故郷を離れたくはないだろ?」
「それはそうです、が……」
「俺を信じてくれ。もし、途中で信じられないと思ったら逃げだしてくれて構わない」
彼女に金貨の入った皮袋を投げる。
「これは?」
「信じられないと思ったときに逃げるための逃亡資金だ」
「信じます! あたし、シュラさんを信じます!」
身を乗りだして俺の手を強く握り返した。
背後から聞こえるユリアーナの『ばっかじゃないの』という言葉は聞かなかったことにしよう。
こうして俺たちの次の目的地が決まった。
55
新作です
どうぞよろしくお願いいたします。
下記リンクより飛べます
.:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:.
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
.:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:.
どうぞよろしくお願いいたします。
下記リンクより飛べます
.:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:.
女神から貰えるはずのチート能力をクラスメートに奪われ、原生林みたいなところに飛ばされたけどゲームキャラの能力が使えるので問題ありません
.:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:. .:*゚..:。:.
お気に入りに追加
803
あなたにおすすめの小説

俺だけLVアップするスキルガチャで、まったりダンジョン探索者生活も余裕です ~ガチャ引き楽しくてやめられねぇ~
シンギョウ ガク
ファンタジー
仕事中、寝落ちした明日見碧(あすみ あおい)は、目覚めたら暗い洞窟にいた。
目の前には蛍光ピンクのガチャマシーン(足つき)。
『初心者優遇10連ガチャ開催中』とか『SSRレアスキル確定』の誘惑に負け、金色のコインを投入してしまう。
カプセルを開けると『鑑定』、『ファイア』、『剣術向上』といったスキルが得られ、次々にステータスが向上していく。
ガチャスキルの力に魅了された俺は魔物を倒して『金色コイン』を手に入れて、ガチャ引きまくってたらいつのまにか強くなっていた。
ボスを討伐し、初めてのダンジョンの外に出た俺は、相棒のガチャと途中で助けた異世界人アスターシアとともに、異世界人ヴェルデ・アヴニールとして、生き延びるための自由気ままな異世界の旅がここからはじまった。

異世界で魔法が使えるなんて幻想だった!〜街を追われたので馬車を改造して車中泊します!〜え、魔力持ってるじゃんて?違います、電力です!
あるちゃいる
ファンタジー
山菜を採りに山へ入ると運悪く猪に遭遇し、慌てて逃げると崖から落ちて意識を失った。
気が付いたら山だった場所は平坦な森で、落ちたはずの崖も無かった。
不思議に思ったが、理由はすぐに判明した。
どうやら農作業中の外国人に助けられたようだ。
その外国人は背中に背負子と鍬を背負っていたからきっと近所の農家の人なのだろう。意外と流暢な日本語を話す。が、言葉の意味はあまり理解してないらしく、『県道は何処か?』と聞いても首を傾げていた。
『道は何処にありますか?』と言ったら、漸く理解したのか案内してくれるというので着いていく。
が、行けども行けどもどんどん森は深くなり、不審に思い始めた頃に少し開けた場所に出た。
そこは農具でも置いてる場所なのかボロ小屋が数軒建っていて、外国人さんが大声で叫ぶと、人が十数人ゾロゾロと小屋から出てきて、俺の周りを囲む。
そして何故か縄で手足を縛られて大八車に転がされ……。
⚠️超絶不定期更新⚠️
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

S級冒険者の子どもが進む道
干支猫
ファンタジー
【12/26完結】
とある小さな村、元冒険者の両親の下に生まれた子、ヨハン。
父親譲りの剣の才能に母親譲りの魔法の才能は両親の想定の遥か上をいく。
そうして王都の冒険者学校に入学を決め、出会った仲間と様々な学生生活を送っていった。
その中で魔族の存在にエルフの歴史を知る。そして魔王の復活を聞いた。
魔王とはいったい?
※感想に盛大なネタバレがあるので閲覧の際はご注意ください。

【完結】神スキル拡大解釈で底辺パーティから成り上がります!
まにゅまにゅ
ファンタジー
平均レベルの低い底辺パーティ『龍炎光牙《りゅうえんこうが》』はオーク一匹倒すのにも命懸けで注目もされていないどこにでもでもいる冒険者たちのチームだった。
そんなある日ようやく資金も貯まり、神殿でお金を払って恩恵《ギフト》を授かるとその恩恵《ギフト》スキルは『拡大解釈』というもの。
その効果は魔法やスキルの内容を拡大解釈し、別の効果を引き起こせる、という神スキルだった。その拡大解釈により色んなものを回復《ヒール》で治したり強化《ブースト》で獲得経験値を増やしたりととんでもない効果を発揮する!
底辺パーティ『龍炎光牙』の大躍進が始まる!
第16回ファンタジー大賞奨励賞受賞作です。

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる