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第18話 フューラー大司教(3)
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「そこでお止まりください」
フューラー大司教の天幕の前まで来ると、護衛の騎士に止められた。
(相手は教団のお偉いさんだから、あたりまえか)
「大司教にお話があって参りました」
「もう、こんな時間です。明日の朝、改めてご足労願えますか?」
フューラー大司教が図南と紗良の二人に目を掛けていることは既に知れ渡っていたこともあり、騎士も殊更に丁寧な対応をする。
「天幕には灯りが点いていますよ」
図南の声と同時に、天幕の中からフューラー大司教の声が聞こえる。
「その声はトナン君だな? 入りなさい」
騎士と図南が顔を見合わせていると、天幕の中へ入るように促す声が響いた。
「遠慮はいらん、入ってきなさい」
「失礼します」
図南が天幕の中に入ると、フューラー大司教が執務机に向かって書類に目を通しているところだった。
彼は書類を机の上に置くと立ったままの図南に身振りで椅子を勧める。
「何か言い忘れたことでも思いだしのかな?」
「大切なことを言い忘れました」
椅子に座ろうとしない図南に無言で話を続けるよう促す。
「私と紗良の神聖魔法が、こと神聖魔法においてこの大陸でも最上位に位置すること。この国でも稀有な力であることを理解した上でのお願いです」
「どんなことだね?」
「俺と紗良を神聖教会に招いてくれるとのお申し出、ありがたく受けさせて頂きたいと思います」
嬉しいはずの決断にもかかわらず顔を曇らせたフューラー大司教が聞く。
「お嬢ちゃんも同じ意見かね?」
「紗良は俺が説得します。ですが、条件があります。利用するのは俺だけにしてください」
フューラー大司教がこれから赴任するカッセルの街の神殿で、自らの地位を確かなものにするためにも有能は部下を欲しているのは理解していた。
「神殿に入り私の部下となるなら、それなりの仕事はしてもらわないとならんのだが?」
「神官としての仕事はします。ですが、紗良をドロドロとした権力争いに巻き込まないで欲しいのです」
代わりに自分が引き受けると言外に告げる。
「私としても君たちを権力争いに巻き込むのは本意ではないよ。巻き込むかどうかは相手次第のところはある。だが、出来る限りのことをすると約束しよう」
「約束を破ったら俺と紗良はこの国から出ていくか、最悪は貴方の敵に回るかもしれませんが、それでもかまいませんか?」
「これは怖いな」
周りを気遣って小さな声で笑うと、大司教はからかうように聞く。
「惚れておるのかね?」
「紗良は、俺とは違います」
図南の答えになっていない答えにフューラー大司教が聞く。
「違うとは?」
「俺の母はもう何年も前に他界していますし、父親とは折り合いが悪く、ここ二年くらいはまともに口もきいていません」
自分が家族や日本にあまり未練がないのだと、言葉にして初めて思い知った。
一拍おくと、『でも』と続ける。
「紗良は家族に愛されていて、彼女も家族を愛しています。本当に仲のいい家族なんです。彼女だけはいつか家族のもとへ帰してやりたい。それが俺の最大の望みです」
紗良の幸せな笑顔が目に浮かび、次いで、先程の『お母さん……』という寂しげなつぶやきが蘇った。
小学六年生のときに母が他界してから、自分が心安らげるのは紗良がいたからだと理解していた。彼女が笑顔でいるときが自分にとって幸せな時間なのだと分かっていた。
紗良の笑顔が自分にとっての心の拠りどころなのだと改めて思う。
「トナン君、君の気持は分かった。だが、手段としては褒められたものではないな。自分の弱みを簡単に人に曝すものではないよ」
「あ……」
指摘されて初めて自分の迂闊さに気付いた。
「私は君のその気持ちを利用しないと誓おう。だから君もいまの話を他の誰にも話さないと誓ってもらえないだろうか」
(信用できるなら悪い取引じゃない。いや、それどころか寄る辺なき俺たちからすればこの上ないくらいの好条件だ。問題は……)
「信用しても――」
図南の言葉を、左手を突き出して遮る。
「君は私を信用するしかないのだろう?」
「それは……」
「地位と権力を確かなものにするため、君たちの力が欲しいのは事実だし、その力を大いに活用させてもらうつもりだ。だが、権力争いに巻き込むつもりはない。加えて相応の報酬を約束しよう」
「荒事は?」
と問い掛ける。
自分たちの攻撃魔法の力までは見せていなかったが、それでも尋常でない威力であることは分かっているはずである。
神聖魔法だけを欲しているとは思えなかった。
「神聖騎士団に在籍するという選択肢がある。これを荒事と捉えられると少々困るがな」
神聖騎士団。
それは下部組織に衛兵を従えた、神聖教会直属の騎士団であり、衛兵と共に街の治安維持を担っていた。
日本で例えるなら警察組織の権力をさらに拡大したような組織である。
弱者を守る立場に、悪を懲らしめる立場に立てることが、図南のなかの正義感を刺激する。身近な悪に歯噛みした過去が、己が弱者であるがために理不尽に屈した記憶が蘇る。
だが、いまの自分は決して弱者などではないことを知っていた。
図南の心臓が大きく脈打つ。
「神聖騎士団に在籍することを望まれるのですか?」
「力無くして安寧はありえんよ」
「紗良は神聖騎士団ではなく、神官として神殿に所属させるとお約束頂けますか?」
二つ返事で飛び付きそうになるのを抑えて条件を口にした。
「最初からそのつもりだ。あの嬢ちゃん、無理をして気を張っているのが手に取るように分かる。優れた攻撃魔法の術者だからと言って神聖騎士に向いているとは限らん」
フューラー大司教は、紗良の根底は優しさに満ちているのだと語った。戦いの場にあって精神を病んでしまうよりも、神官として住民のために治療や教育に力を割いてもらう方が、よほど価値があるのだと語る。
「だが君は違うようだな」
神聖騎士団への入団を匂わせたときに、図南が目を輝かせたことを見逃してはいなかった。
見透かされているのだと悟った図南が差し出された右手を取る。
「神聖騎士団に入ります」
力強く言い切った。
フューラー大司教の天幕の前まで来ると、護衛の騎士に止められた。
(相手は教団のお偉いさんだから、あたりまえか)
「大司教にお話があって参りました」
「もう、こんな時間です。明日の朝、改めてご足労願えますか?」
フューラー大司教が図南と紗良の二人に目を掛けていることは既に知れ渡っていたこともあり、騎士も殊更に丁寧な対応をする。
「天幕には灯りが点いていますよ」
図南の声と同時に、天幕の中からフューラー大司教の声が聞こえる。
「その声はトナン君だな? 入りなさい」
騎士と図南が顔を見合わせていると、天幕の中へ入るように促す声が響いた。
「遠慮はいらん、入ってきなさい」
「失礼します」
図南が天幕の中に入ると、フューラー大司教が執務机に向かって書類に目を通しているところだった。
彼は書類を机の上に置くと立ったままの図南に身振りで椅子を勧める。
「何か言い忘れたことでも思いだしのかな?」
「大切なことを言い忘れました」
椅子に座ろうとしない図南に無言で話を続けるよう促す。
「私と紗良の神聖魔法が、こと神聖魔法においてこの大陸でも最上位に位置すること。この国でも稀有な力であることを理解した上でのお願いです」
「どんなことだね?」
「俺と紗良を神聖教会に招いてくれるとのお申し出、ありがたく受けさせて頂きたいと思います」
嬉しいはずの決断にもかかわらず顔を曇らせたフューラー大司教が聞く。
「お嬢ちゃんも同じ意見かね?」
「紗良は俺が説得します。ですが、条件があります。利用するのは俺だけにしてください」
フューラー大司教がこれから赴任するカッセルの街の神殿で、自らの地位を確かなものにするためにも有能は部下を欲しているのは理解していた。
「神殿に入り私の部下となるなら、それなりの仕事はしてもらわないとならんのだが?」
「神官としての仕事はします。ですが、紗良をドロドロとした権力争いに巻き込まないで欲しいのです」
代わりに自分が引き受けると言外に告げる。
「私としても君たちを権力争いに巻き込むのは本意ではないよ。巻き込むかどうかは相手次第のところはある。だが、出来る限りのことをすると約束しよう」
「約束を破ったら俺と紗良はこの国から出ていくか、最悪は貴方の敵に回るかもしれませんが、それでもかまいませんか?」
「これは怖いな」
周りを気遣って小さな声で笑うと、大司教はからかうように聞く。
「惚れておるのかね?」
「紗良は、俺とは違います」
図南の答えになっていない答えにフューラー大司教が聞く。
「違うとは?」
「俺の母はもう何年も前に他界していますし、父親とは折り合いが悪く、ここ二年くらいはまともに口もきいていません」
自分が家族や日本にあまり未練がないのだと、言葉にして初めて思い知った。
一拍おくと、『でも』と続ける。
「紗良は家族に愛されていて、彼女も家族を愛しています。本当に仲のいい家族なんです。彼女だけはいつか家族のもとへ帰してやりたい。それが俺の最大の望みです」
紗良の幸せな笑顔が目に浮かび、次いで、先程の『お母さん……』という寂しげなつぶやきが蘇った。
小学六年生のときに母が他界してから、自分が心安らげるのは紗良がいたからだと理解していた。彼女が笑顔でいるときが自分にとって幸せな時間なのだと分かっていた。
紗良の笑顔が自分にとっての心の拠りどころなのだと改めて思う。
「トナン君、君の気持は分かった。だが、手段としては褒められたものではないな。自分の弱みを簡単に人に曝すものではないよ」
「あ……」
指摘されて初めて自分の迂闊さに気付いた。
「私は君のその気持ちを利用しないと誓おう。だから君もいまの話を他の誰にも話さないと誓ってもらえないだろうか」
(信用できるなら悪い取引じゃない。いや、それどころか寄る辺なき俺たちからすればこの上ないくらいの好条件だ。問題は……)
「信用しても――」
図南の言葉を、左手を突き出して遮る。
「君は私を信用するしかないのだろう?」
「それは……」
「地位と権力を確かなものにするため、君たちの力が欲しいのは事実だし、その力を大いに活用させてもらうつもりだ。だが、権力争いに巻き込むつもりはない。加えて相応の報酬を約束しよう」
「荒事は?」
と問い掛ける。
自分たちの攻撃魔法の力までは見せていなかったが、それでも尋常でない威力であることは分かっているはずである。
神聖魔法だけを欲しているとは思えなかった。
「神聖騎士団に在籍するという選択肢がある。これを荒事と捉えられると少々困るがな」
神聖騎士団。
それは下部組織に衛兵を従えた、神聖教会直属の騎士団であり、衛兵と共に街の治安維持を担っていた。
日本で例えるなら警察組織の権力をさらに拡大したような組織である。
弱者を守る立場に、悪を懲らしめる立場に立てることが、図南のなかの正義感を刺激する。身近な悪に歯噛みした過去が、己が弱者であるがために理不尽に屈した記憶が蘇る。
だが、いまの自分は決して弱者などではないことを知っていた。
図南の心臓が大きく脈打つ。
「神聖騎士団に在籍することを望まれるのですか?」
「力無くして安寧はありえんよ」
「紗良は神聖騎士団ではなく、神官として神殿に所属させるとお約束頂けますか?」
二つ返事で飛び付きそうになるのを抑えて条件を口にした。
「最初からそのつもりだ。あの嬢ちゃん、無理をして気を張っているのが手に取るように分かる。優れた攻撃魔法の術者だからと言って神聖騎士に向いているとは限らん」
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