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第7話 スキルの検証(1)
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森の中に図南の声が響く。
「火球」
火球が二十数メートル先の大木に当たって小さな爆発を起こす。
攻撃魔法の名称を声に出す必要はないのだが、検証中ということで敢えて口にしていた。
「続いて、魔弾《まだん》」
今度は三十メートル以上先に着弾して地面を小さく抉った。
それを見ていた拓光がつぶやく。
「火球の方は威力もショボいんだな」
「殺傷力はほぼなさそうだな」
そう口にした図南は然程《さほど》残念そうな顔はしていない。
確かに攻撃手段としては役立ちそうになかったが、火を起こす道具や手間が省けるのはありがたかった。
戦闘用というよりも日常生活を送る上での便利スキル、だと図南は位置づける。
それに比べて魔弾の殺傷力は高い。
拓光がインターネット上の動画サイトで見た知識をもとに言う。
「魔弾の方は対戦車ライフルくらいの破壊力があるんじゃないのか?」
「対戦車ライフルの破壊力がどんなものか知らないので何とも言えないが、至近距離でなら十分に攻撃に使えるかもな」
図南はそう言いながらも、魔弾が実戦では使いものにならないと考えていた。
逆に実戦で使うなら魔刃《まじん》だな、と思う。
実際、至近距離なら身体強化を併用しての魔刃の方がよほど使い勝手が良い。その上、乾坤一擲の加護の影響もあって殺傷力も圧倒的に高かった。
「問題は命中率か」
「魔法を狙ったところに当てるのがこれ程難しいとは思わなかったよ」
天を仰ぐ図南の傍らで紗良が攻撃魔法を放つ。
「魔弾!」
彼女の突き出した右手から放たれた、魔力の弾丸が数百メートル先の大木を抉《えぐ》った。
紗良の声が続けて森の中に響く。
「さらに魔弾! からのー、二十連射ー!」
ほぼ同時に二十発の魔弾が撃ち出され、大木へと吸い込まれるように全弾が命中し、大木が地響きを立てて倒れた。
「さすが闇雲、図南とは一味違うな」
「ありがとうございます、不知火さん。得手不得手があるのは仕方がないことです。事実、図南も魔刃《まじん》なら外しません」
「そりゃ、魔刃は近接攻撃魔法だからな」
「違うぞ、拓光。魔刃は攻撃魔法で唯一、必中特性があるんだ」
図南が力なく肩を落とした。
ここまでの練習で近接攻撃魔法は全員が一度も外していない。
翻《ひるがえ》って、遠距離攻撃魔法は数メートルの距離ならともかく、十メートル以上離れると紗良しかまともに命中させることができなかった。
「俺も図南も、遠距離攻撃魔法は相当練習しないと使いものになりそうにないな」
拓光から羨望の視線を受けた紗良が、得意げな顔で謙虚なことを口にする。
「これも加護の恩恵です」
図南と拓光は紗良のステータスを改めて思いだす。
【名 前】 闇雲紗良
【H P】 999,999,999
【M P】 999,999,999
【加 護】 百発百中(常時発動:命中率+20% 任意発動:必中 ※MP100/回)
【加 護】 明鏡止水(常時発動:回避率+10%、命中率+10% 任意発動:回避率+50%、命中率+50% ※MP100/10分)
【スキル】
神聖魔法 10/10(最大値)
無属性魔法 10/10(最大値)
身体強化 10/10(最大値)(※MP 2/分)
千里眼 10/10(最大値)(※MP 1/分)
集中 10/10(最大値)(回避率+30% ※MP1/分)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
水魔法 1/10
風魔法 1/10
オーバーキルという言葉はあるが、紗良の場合、魔弾の射程と命中率がそれに相当する。
「全ての攻撃魔法に必中が適用できるとか、反則だろ……」
呆れる図南に、
「毎回MP100を消費する任意発動の必中を常に発動させられる桁外れの魔力があればこそ、だけどな」
拓光が注目すべき点が違うのだと指摘した。
「うーん、毎回発動させるのも面倒だから常時発動にならないかなー」
「贅沢なことを言うな」
図南の窘める言葉に、贅沢なことを十分に自覚した紗良が嬉しそうに微笑んで図南に寄り添う。
「図南の魔刃も十分凄いよー」
「お、おう……」
そんな二人を見ながら拓光があきれ顔でつぶやいた。
「俺に言わせれば、いろんな意味で二人とも贅沢だよ」
紗良の笑顔と柔らかな感触に、一瞬、拓光の存在を忘れかけた図南がバツが悪そうに紗良を引きはがす。
「すまない、拓光」
「いや、いつものことだ。気にしないでくれ」
「そ、そうか? じゃあ、検証を続けようか」
三人が検証を再開した。
(適当に撃っても当たるんだろうな、あれ)
明後日の方向に向けて放たれた魔弾が方向転換して数キロメートル先のドラゴンにヒットする映像を思い描きながら図南が聞く。
「徹底的に魔弾の射程を伸ばしたんだな」
例えば紗良の取得しているスキルの一つ、『射程+100%』。
これは全ての攻撃魔法の射程を伸ばすスキルではなく、プレーヤーが選んだ一つの攻撃魔法の射程距離を伸ばすスキルである。
プレーヤーは任意の攻撃魔法を選んで様々な強化を施することができるのだが、一度選んだら変更できない。
これにより同じ加護や魔法を持つプレーヤーでも個性がでる、というのがこのゲームの特徴でもある。
紗良はゲーム中でも最大射程を誇る無属性魔法の魔弾を徹底して強化していた。
「うん! 魔弾が一番遠くまで届くから~」
上機嫌の紗良に図南が聞く。
「魔弾の最大射程って、二キロメートルだったよな?」
「見えない敵を千里眼で捕捉して、射程+100%を五つ重複させた魔弾で十二キロメートル先から狙撃できるの」
射程+100%の重ね掛けと必中のコンボの脅威を紗良が嬉しそうに口にした。
「凶悪……」
拓光が閉口する。
「サービス開始直後、即、臨時メンテだな、それ」
(同一スキルの効果が重複するバグが残っているなんて、叔父さんも思ってなかったんだろうな)
「へへへへー。いいでしょう」
「二人に比べて俺はなんて雑魚なんだ……」
わざとらしくうな垂れた拓光が自身のステータスを告げる。
「火球」
火球が二十数メートル先の大木に当たって小さな爆発を起こす。
攻撃魔法の名称を声に出す必要はないのだが、検証中ということで敢えて口にしていた。
「続いて、魔弾《まだん》」
今度は三十メートル以上先に着弾して地面を小さく抉った。
それを見ていた拓光がつぶやく。
「火球の方は威力もショボいんだな」
「殺傷力はほぼなさそうだな」
そう口にした図南は然程《さほど》残念そうな顔はしていない。
確かに攻撃手段としては役立ちそうになかったが、火を起こす道具や手間が省けるのはありがたかった。
戦闘用というよりも日常生活を送る上での便利スキル、だと図南は位置づける。
それに比べて魔弾の殺傷力は高い。
拓光がインターネット上の動画サイトで見た知識をもとに言う。
「魔弾の方は対戦車ライフルくらいの破壊力があるんじゃないのか?」
「対戦車ライフルの破壊力がどんなものか知らないので何とも言えないが、至近距離でなら十分に攻撃に使えるかもな」
図南はそう言いながらも、魔弾が実戦では使いものにならないと考えていた。
逆に実戦で使うなら魔刃《まじん》だな、と思う。
実際、至近距離なら身体強化を併用しての魔刃の方がよほど使い勝手が良い。その上、乾坤一擲の加護の影響もあって殺傷力も圧倒的に高かった。
「問題は命中率か」
「魔法を狙ったところに当てるのがこれ程難しいとは思わなかったよ」
天を仰ぐ図南の傍らで紗良が攻撃魔法を放つ。
「魔弾!」
彼女の突き出した右手から放たれた、魔力の弾丸が数百メートル先の大木を抉《えぐ》った。
紗良の声が続けて森の中に響く。
「さらに魔弾! からのー、二十連射ー!」
ほぼ同時に二十発の魔弾が撃ち出され、大木へと吸い込まれるように全弾が命中し、大木が地響きを立てて倒れた。
「さすが闇雲、図南とは一味違うな」
「ありがとうございます、不知火さん。得手不得手があるのは仕方がないことです。事実、図南も魔刃《まじん》なら外しません」
「そりゃ、魔刃は近接攻撃魔法だからな」
「違うぞ、拓光。魔刃は攻撃魔法で唯一、必中特性があるんだ」
図南が力なく肩を落とした。
ここまでの練習で近接攻撃魔法は全員が一度も外していない。
翻《ひるがえ》って、遠距離攻撃魔法は数メートルの距離ならともかく、十メートル以上離れると紗良しかまともに命中させることができなかった。
「俺も図南も、遠距離攻撃魔法は相当練習しないと使いものになりそうにないな」
拓光から羨望の視線を受けた紗良が、得意げな顔で謙虚なことを口にする。
「これも加護の恩恵です」
図南と拓光は紗良のステータスを改めて思いだす。
【名 前】 闇雲紗良
【H P】 999,999,999
【M P】 999,999,999
【加 護】 百発百中(常時発動:命中率+20% 任意発動:必中 ※MP100/回)
【加 護】 明鏡止水(常時発動:回避率+10%、命中率+10% 任意発動:回避率+50%、命中率+50% ※MP100/10分)
【スキル】
神聖魔法 10/10(最大値)
無属性魔法 10/10(最大値)
身体強化 10/10(最大値)(※MP 2/分)
千里眼 10/10(最大値)(※MP 1/分)
集中 10/10(最大値)(回避率+30% ※MP1/分)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
射程+100%(魔弾)
水魔法 1/10
風魔法 1/10
オーバーキルという言葉はあるが、紗良の場合、魔弾の射程と命中率がそれに相当する。
「全ての攻撃魔法に必中が適用できるとか、反則だろ……」
呆れる図南に、
「毎回MP100を消費する任意発動の必中を常に発動させられる桁外れの魔力があればこそ、だけどな」
拓光が注目すべき点が違うのだと指摘した。
「うーん、毎回発動させるのも面倒だから常時発動にならないかなー」
「贅沢なことを言うな」
図南の窘める言葉に、贅沢なことを十分に自覚した紗良が嬉しそうに微笑んで図南に寄り添う。
「図南の魔刃も十分凄いよー」
「お、おう……」
そんな二人を見ながら拓光があきれ顔でつぶやいた。
「俺に言わせれば、いろんな意味で二人とも贅沢だよ」
紗良の笑顔と柔らかな感触に、一瞬、拓光の存在を忘れかけた図南がバツが悪そうに紗良を引きはがす。
「すまない、拓光」
「いや、いつものことだ。気にしないでくれ」
「そ、そうか? じゃあ、検証を続けようか」
三人が検証を再開した。
(適当に撃っても当たるんだろうな、あれ)
明後日の方向に向けて放たれた魔弾が方向転換して数キロメートル先のドラゴンにヒットする映像を思い描きながら図南が聞く。
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これは全ての攻撃魔法の射程を伸ばすスキルではなく、プレーヤーが選んだ一つの攻撃魔法の射程距離を伸ばすスキルである。
プレーヤーは任意の攻撃魔法を選んで様々な強化を施することができるのだが、一度選んだら変更できない。
これにより同じ加護や魔法を持つプレーヤーでも個性がでる、というのがこのゲームの特徴でもある。
紗良はゲーム中でも最大射程を誇る無属性魔法の魔弾を徹底して強化していた。
「うん! 魔弾が一番遠くまで届くから~」
上機嫌の紗良に図南が聞く。
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「見えない敵を千里眼で捕捉して、射程+100%を五つ重複させた魔弾で十二キロメートル先から狙撃できるの」
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