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第2話 異分子
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「いまのなに……?」
「え? なに?」
目の慣れた者たちの視界に真っ白な空間と先ほどまで教室にいたクラスメートたちが映しだされた。
生徒は図南を含めて十七人。
先程まで教室にいた生徒全員だった。
現実離れした空間に突然投げ出された生徒たちを不安と混乱が襲う。
半数以上の者は言葉を発することもできずに茫然と立ち尽くすだけだったが、それでも気丈な者たちが会話を始めた。
「どこだよ、ここ……」
「なによ、これ……」
「白い、空間……」
入学後三日目という希薄な人間関係が如実に表れる。
独り言やどこかギクシャクした会話が生徒たちの間で交わされる中、図南が拓光に聞く。
「拓光、最後の記憶は?」
「白峰たちが因縁を付けてきたところ」
拓光が即答すると、
「不知火! てめえ!」
白峰の取り巻きのなかでも体格のいい男子生徒が拓光を睨み付けた。
「喧嘩している場合じゃなさそうだぞ」
白峰悠馬が言葉だけで体格のいい男子生徒を制し、取り巻きたちに指示を飛ばす。
「周りに注意を払え。違和感を見逃すな。些細なことでもいい、おかしいと思ったら知らせろ」
次の瞬間、図南たちの頭に直接女性の声が響く。
「皆さんは異なる世界から召喚されました」
生徒たちが口々に驚きや疑問を口にする中、女生徒の一人が口にした、『あなたは誰です? 異世界から召喚って、どういうことですか?』、との質問に答えるように再び頭の中に声が響いた。
『私は皆さんが住まう世界とは異なる世界の管理者。皆さんは私の管理する世界で行われた勇者召喚の儀式により異なる世界から召喚されました』
「異世界だって?」
「異世界なんか行きたくない! 元の世界に返してくれ!」
「異世界ってどんな世界だよ!」
再び生徒たちが騒ぎだす。
それを無視して三度《みたび》頭の中に女性の声が響く。
『私の名はカーミラ。これから皆さんが赴く世界の管理者であり、私の管理する世界の住人は女神として信仰しています――――』
彼女の管理する世界の一国、リヒテンベルク帝国で行われた勇者召喚の儀式により召喚たこと。
勇者召喚の儀式に女神は一切関与していないこと。
元の世界に戻れないこと。
異世界の文明レベルが地球の中世ヨーロッパ程度であること。
魔法や魔物が存在する世界であることが語られた。
「――――古の契約に従い、あなた方に異世界で生きていくための力を授けましょう」
女神の言葉と共に、図南たちの眼前にゴルフボール大の水晶のような物体が浮かび上がった。
「何だよ、これ」
「宝石?」
「光ってるぞ」
眼前で輝く物体を見つめる彼らに女神の声が響く。
『皆さんの目の前にあるのはスキルの種、それも希少スキルの種です。これから赴く世界で生き抜くために必要な力が秘められています』
「希少スキル?」
「普通のスキルよりも強力ってことか」
「詳しい説明をお願いします」
次々と口にされる疑問に答えるように女神の声が響く。
『手に取れば理解できます。手に取った瞬間、スキルの種は皆さんの中で芽吹きます』
「どうする?」
拓光が図南を見る。
「どうするって……。異世界がどんな世界か知らないけど、生き抜くための力が眼の前にあるんだ。手に取るしかないだろ」
図南が眼前の輝く球体に手を伸ばしたが、彼の手は輝く球体をすり抜けた。
「え?」
何度も球体を掴もうとするが、その度に図南の手は球体をすり抜ける。
「掴めない?」
茫然とする図南の耳に他の生徒たちの歓喜する声が聞こえた。
「ははは! 魔法だ! 俺、魔法が使えるのか!」
「スキルって……、こういうことなの?」
スキルの種を掴んだ瞬間、それがどういうものなのか理解したようだ。
「図南、あたしも掴めない……」
紗良が蒼ざめた顔で図南を見た。
「紗良もなのか?」
「何でだ? 何で掴めないんだよ!」
拓光もスキルの種を掴めずにいた。
「女神様! スキルの種が掴めないんだ! どうしたらいい! 教えてくれ!」
図南が虚空に向けて叫ぶが、何の反応も返ってはこなかった。
それでもなお訴える。
「異世界で生き抜くために必要な力なんだろ? 何とかしてくれ!」
図南の中に不安と焦りが沸き上がる。
「宵闇、お前、スキルの種を掴めねえのか」
白峰悠馬が意地の悪そうな笑みを浮かべ、図南の眼前にあるスキルの種にその手を伸ばした。
図南は反射的に白峰よりも速くスキルの種へと手を伸ばす。
だが、その手はスキルの種を素通りし虚しく空を切る。次の瞬間、図南の眼前にあったスキルの種が白峰の手の中に消えた。
「何で……?」
茫然とする図南とは対照的に高揚した白峰が笑い出した。
「はははは! 二人分のスキルだ!」
「白峰ー!」
絶望と怒りの感情がない交ぜとなって沸き上がり、図南は気が付くと憎悪の叫びを上げていた。
叫ぶ図南を無視した白峰は紗良に優しく微笑むと、
「闇雲ちゃんは俺が守るから何も心配しなくていいよ」
そう言って闇雲紗良の眼の前にあるスキルの種へと手を伸ばした。
「やめろ、白峰! それは紗良のものだ!」
「どうせ掴めないんだろ? 俺が有効活用してやるぜ」
「紗良、スキルの種を掴め!」
紗良が慌てて手を伸ばすが、それよりも早く白峰が彼女の眼の前にあったスキルの種をつかみ取った。
「嫌……」
嫌悪の表情を浮かべた紗良が後退る。
「ついでだ。お前のスキルも貰っとくぜ」
白峰が拓光のスキルの種までもその手に掴んだ。
「ははははは! 四人分だ! 四人分の力が俺の中にあるのが分かるぜ!」
「お前、紗良や拓光のスキル分まで! 白峰! 絶対に許さないからな!」
睨み付ける図南に白峰は獰猛な笑みを向けた。
「そのセリフ、キッチリ憶えておくぜ。異世界での生活が楽しみだな、宵闇!」
次の瞬間、女神の声が響く。
『これですべてのスキルの種が芽吹きました』
「ちょっと待ってくれ! まだだ! 俺たち三人は異世界で生きていくスキルを貰っていない!」
図南の訴えは虚空に虚しく消えた。
『最後に、皆さんの人生が豊かでありますように』
女神の言葉が終わると、空間は視界を奪う程の光が溢れ、召喚された生徒たちは再び浮遊感を覚えた。
突然視界が奪われたように辺りが闇に覆われたかと思うと、二つの光の奔流《ほんりゅう》が現れ、十七人の生徒が二方向に別れて飲み込まれた。
一方は十四人。
もう一方は三人。
宵闇図南と闇雲紗良、不知火拓光の三人は、他の生徒たちとは異なる光の奔流に飲み込まれた。
「え? なに?」
目の慣れた者たちの視界に真っ白な空間と先ほどまで教室にいたクラスメートたちが映しだされた。
生徒は図南を含めて十七人。
先程まで教室にいた生徒全員だった。
現実離れした空間に突然投げ出された生徒たちを不安と混乱が襲う。
半数以上の者は言葉を発することもできずに茫然と立ち尽くすだけだったが、それでも気丈な者たちが会話を始めた。
「どこだよ、ここ……」
「なによ、これ……」
「白い、空間……」
入学後三日目という希薄な人間関係が如実に表れる。
独り言やどこかギクシャクした会話が生徒たちの間で交わされる中、図南が拓光に聞く。
「拓光、最後の記憶は?」
「白峰たちが因縁を付けてきたところ」
拓光が即答すると、
「不知火! てめえ!」
白峰の取り巻きのなかでも体格のいい男子生徒が拓光を睨み付けた。
「喧嘩している場合じゃなさそうだぞ」
白峰悠馬が言葉だけで体格のいい男子生徒を制し、取り巻きたちに指示を飛ばす。
「周りに注意を払え。違和感を見逃すな。些細なことでもいい、おかしいと思ったら知らせろ」
次の瞬間、図南たちの頭に直接女性の声が響く。
「皆さんは異なる世界から召喚されました」
生徒たちが口々に驚きや疑問を口にする中、女生徒の一人が口にした、『あなたは誰です? 異世界から召喚って、どういうことですか?』、との質問に答えるように再び頭の中に声が響いた。
『私は皆さんが住まう世界とは異なる世界の管理者。皆さんは私の管理する世界で行われた勇者召喚の儀式により異なる世界から召喚されました』
「異世界だって?」
「異世界なんか行きたくない! 元の世界に返してくれ!」
「異世界ってどんな世界だよ!」
再び生徒たちが騒ぎだす。
それを無視して三度《みたび》頭の中に女性の声が響く。
『私の名はカーミラ。これから皆さんが赴く世界の管理者であり、私の管理する世界の住人は女神として信仰しています――――』
彼女の管理する世界の一国、リヒテンベルク帝国で行われた勇者召喚の儀式により召喚たこと。
勇者召喚の儀式に女神は一切関与していないこと。
元の世界に戻れないこと。
異世界の文明レベルが地球の中世ヨーロッパ程度であること。
魔法や魔物が存在する世界であることが語られた。
「――――古の契約に従い、あなた方に異世界で生きていくための力を授けましょう」
女神の言葉と共に、図南たちの眼前にゴルフボール大の水晶のような物体が浮かび上がった。
「何だよ、これ」
「宝石?」
「光ってるぞ」
眼前で輝く物体を見つめる彼らに女神の声が響く。
『皆さんの目の前にあるのはスキルの種、それも希少スキルの種です。これから赴く世界で生き抜くために必要な力が秘められています』
「希少スキル?」
「普通のスキルよりも強力ってことか」
「詳しい説明をお願いします」
次々と口にされる疑問に答えるように女神の声が響く。
『手に取れば理解できます。手に取った瞬間、スキルの種は皆さんの中で芽吹きます』
「どうする?」
拓光が図南を見る。
「どうするって……。異世界がどんな世界か知らないけど、生き抜くための力が眼の前にあるんだ。手に取るしかないだろ」
図南が眼前の輝く球体に手を伸ばしたが、彼の手は輝く球体をすり抜けた。
「え?」
何度も球体を掴もうとするが、その度に図南の手は球体をすり抜ける。
「掴めない?」
茫然とする図南の耳に他の生徒たちの歓喜する声が聞こえた。
「ははは! 魔法だ! 俺、魔法が使えるのか!」
「スキルって……、こういうことなの?」
スキルの種を掴んだ瞬間、それがどういうものなのか理解したようだ。
「図南、あたしも掴めない……」
紗良が蒼ざめた顔で図南を見た。
「紗良もなのか?」
「何でだ? 何で掴めないんだよ!」
拓光もスキルの種を掴めずにいた。
「女神様! スキルの種が掴めないんだ! どうしたらいい! 教えてくれ!」
図南が虚空に向けて叫ぶが、何の反応も返ってはこなかった。
それでもなお訴える。
「異世界で生き抜くために必要な力なんだろ? 何とかしてくれ!」
図南の中に不安と焦りが沸き上がる。
「宵闇、お前、スキルの種を掴めねえのか」
白峰悠馬が意地の悪そうな笑みを浮かべ、図南の眼前にあるスキルの種にその手を伸ばした。
図南は反射的に白峰よりも速くスキルの種へと手を伸ばす。
だが、その手はスキルの種を素通りし虚しく空を切る。次の瞬間、図南の眼前にあったスキルの種が白峰の手の中に消えた。
「何で……?」
茫然とする図南とは対照的に高揚した白峰が笑い出した。
「はははは! 二人分のスキルだ!」
「白峰ー!」
絶望と怒りの感情がない交ぜとなって沸き上がり、図南は気が付くと憎悪の叫びを上げていた。
叫ぶ図南を無視した白峰は紗良に優しく微笑むと、
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「紗良、スキルの種を掴め!」
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「嫌……」
嫌悪の表情を浮かべた紗良が後退る。
「ついでだ。お前のスキルも貰っとくぜ」
白峰が拓光のスキルの種までもその手に掴んだ。
「ははははは! 四人分だ! 四人分の力が俺の中にあるのが分かるぜ!」
「お前、紗良や拓光のスキル分まで! 白峰! 絶対に許さないからな!」
睨み付ける図南に白峰は獰猛な笑みを向けた。
「そのセリフ、キッチリ憶えておくぜ。異世界での生活が楽しみだな、宵闇!」
次の瞬間、女神の声が響く。
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「ちょっと待ってくれ! まだだ! 俺たち三人は異世界で生きていくスキルを貰っていない!」
図南の訴えは虚空に虚しく消えた。
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