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第2章 悲喜こもごも王宮ライフ
7.姉妹の顔合わせ
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その対面は、当初かなり非友好的な代物だった。
「……あなたがシェリル?」
「はい、そうです。初めましてミリア様。宜しくお願いします。今まで義姉と二人暮らしだったので、妹ができて嬉しいです」
率直に自分の気持ちを述べて頭を下げたシェリルだったが、対するミリアは、自分の目の前の長椅子にちょこんと腰かけている黒猫を見下ろすなり、そっぽを向いて言い放った。
「冗談でしょう? 私の身内に猫なんか居ないわ」
あからさま過ぎる彼女の態度に、彼女に付いて居る侍女達が顔色を変えて言い聞かせる。
「ミリア様! 王妃様からもお母様からも、お話がありましたでしょう? ミリア様もその時に『分かりました』と仰っていたではありませんか!」
「姫君には、れっきとした事情がおありなんです。さあ、ちゃんと姫君を、姉上として敬う言動をなさって下さい。そして謝罪を」
「冗談じゃないわ!! どうして猫に対して『お姉様』なんて呼びかけなくちゃいけないのよ! どう考えてもおかしいでしょうが!!」
「ミリア様!」
「そう仰られても!!」
周囲の者が青くなって口々に諌めたがミリアは全く頓着せず、寧ろ昂然と言い返した。そしてその堂々とした物言いにシェリルは怒りなどは覚えず、寧ろ感心する。
「そうですよね。ミリア様の言う通りですよね。傍から見たら相当おかしいと思います」
「え?」
「あ、あの……、シェリル、様?」
ちょこんと長椅子に座ったまま、うんうんと頷いて同意を示したシェリルに、侍女達は勿論、ミリアも当惑した視線を向けた。しかしそれには構わず、シェリルは主張を続ける。
「そもそも『実は十七年前に行方不明になったあなたの姉が、猫の姿で生きていました』なんて急に言われても、『そうですか、仲良くします』なんてすんなり納得する方がおかしいです。ミリア様の反応は、寧ろ当然だと思います」
「はぁ、そう言って頂けますと……」
「こちらとしても気は楽ですが……」
恐縮しながら侍女達が頭を下げる中、まだ硬い表情をしているミリアに、彼女は平然と笑いかけた。
「ですから、ミリア様は私に対して敬語で呼びかけなくても宜しいですよ? 人の言葉を喋る、ちょっと変な猫が王宮に紛れ込んだな、位の認識で結構ですので」
それを聞いたミリアは変わらず面白く無さそうな顔をしたまま、シェリルに声をかける。
「……ちょっと」
「はい、どうかされましたか? ミリア様」
「かけられていた術式は解除できて人の姿に戻れるのに、どうして猫のままなのよ。それに私がぞんざいな言葉遣いをしているのに、そっちが私を様付けで呼んで敬語を使っていると、私が物凄く傍若無人な人間みたいじゃないの」
半ば八つ当たりじみた事を言われたシェリルは、首を傾げて幾分困った様に事情を説明した。
「それは……、これまでは殆どを猫の姿で過ごしてきたので、人の姿でいるのが落ち着かないもので、少しずつその時間を長くしている所なんです。今は王妃様に音楽を教えて頂いている時と、テーブルマナーを身に付ける為に食事をする時は人の姿に戻っていますが、それ位です」
「そうなの?」
「はい。それから言葉遣いに関しては、王族の方どころか貴族の方にもお目にかかった事がない生活を送っていましたから、正直誰にどういう言葉遣いで喋れば良いか、咄嗟に判断できないものですから」
「それは……、確かに仕方が無いかもしれないけど……」
「『そのうちこの国の歴史も覚えて頂かないと』と王妃様が仰っていましたので、もう少ししたらミリア様と一緒の先生に付いて、歴史を教えて頂く事になっています。流石に先生に失礼ですから、その時は人の姿で受ける様にしますので。色々と至らない点があるかと思いますが、宜しくお願いします」
「……歴史?」
そう言って律儀に頭を下げたシェリルだったが、それを聞いたミリアは何故か盛大に顔を引き攣らせた。その様子を見た侍女達は揃って口元を押さえて笑いを堪えたが、彼女達の異変に気付かないまま、シェリルが話を進める。
「はい。この国の建国史から始まって、周辺国との交易や地理、文化なども一通り頭に入れておく必要があるとかで。あ、王妃様が『ミリアはあなたより年下ですが、既に何年も前から師に付いてその様な学問を修めています。仲良くして色々教えて貰って下さいね』と仰っておられましたので、何か分からない事があったら教えて頂けると助かります」
「……えっ、ええ。まあ、私に分かる事であれば、教えてあげない事もないわよ?」
「ありがとうございます」
多少口ごもりつつ了承したミリアに、シェリルは笑って礼を述べた。そこで様子を窺っていた侍女達が、笑顔ですかさず会話に割って入る。
「シェリル様、堅苦しいお話はそれ位にして、お茶でも飲みながらご歓談されませんか?」
「王妃様からご指示を受けまして、平皿と冷ましたお茶も準備しておきましたので」
「ありがとうございます。頂きます」
そこで彼女達が手早く準備したケーキとお茶を、ミリアと同じテーブルで食べ始めたが、忽ち鋭い叱責の声が投げかけられる事になった。
「全く、手掴み以前にテーブルに乗って顔を突っ込んで飲んだり食べたりするなんて、恥ずかしいわよね!」
「本当にみっともないですよね。それに引き替え、ミリア様は流石に高貴な育ちですから、カップを持つ手一つとっても優雅で素敵です」
思わずしみじみとしながら嘆息したシェリルに、壁際に佇む侍女達から一睨みされたミリアはそれ以上きつい事も言えず、黙って再びお茶を飲んだ。しかしすぐに皮肉を零す。
「このお茶もケーキも一級品なんだけど、猫の舌で有難みが分かるのかしら?」
「ここまで上質なものは食べた事はありませんので、どこの産地のどういう種類の物か教えて頂けませんか?」
小首を傾げながら殊勝に問いかけたシェリルだったが、対するミリアはそれらにはあまり造詣が深くなかったらしく、うっすらと顔を赤らめて叫ぶ様に言い聞かせた。
「……っ、そんな事はどうだって良いのよ! 美味しい物は美味しいんだから!」
「はい、そうですね。ミリア様が私と同じ考えの方で嬉しいです」
「そう言いながら口の周りを舐めないでよっ!!」
「すみません、癖になってまして」
おっとりしたシェリルと気が強いミリアのやり取りは、控えていた侍女達の笑いのツボを時折刺激しながら、当初より比較的友好的に茶会の終了まで続いたのだった。
「シェリル、お姫様はどうだった?」
再びリリスに抱えられてミリアの部屋から自室に戻って来たシェリルを、仕事から戻っていたエリーシアが出迎えた。そして早速首尾を尋ねてきた義姉に、彼女は笑顔で返す。
「ちょっと拗ねた感じが、可愛かったわ。幾つか話をした後で、またお茶の時間に行く約束をしたし。王妃様が仰ってたけど、これから歴史のお勉強はミリア様の部屋で一緒にするみたいなの。なんとかなりそうだから心配しないでね?」
「そう。それなら良かったわ」
(あら、意外にすんなり馴染んだのね。てっきり揉めるかと思ったのに、ちょっとがっかり)
内心でそんな物騒な事を考えながらもエリーシアは笑顔でそれを悟らせず、義妹なりに周囲に溶け込もうと努力している姿を見て、改めて彼女を見守っていく事にした。
「……あなたがシェリル?」
「はい、そうです。初めましてミリア様。宜しくお願いします。今まで義姉と二人暮らしだったので、妹ができて嬉しいです」
率直に自分の気持ちを述べて頭を下げたシェリルだったが、対するミリアは、自分の目の前の長椅子にちょこんと腰かけている黒猫を見下ろすなり、そっぽを向いて言い放った。
「冗談でしょう? 私の身内に猫なんか居ないわ」
あからさま過ぎる彼女の態度に、彼女に付いて居る侍女達が顔色を変えて言い聞かせる。
「ミリア様! 王妃様からもお母様からも、お話がありましたでしょう? ミリア様もその時に『分かりました』と仰っていたではありませんか!」
「姫君には、れっきとした事情がおありなんです。さあ、ちゃんと姫君を、姉上として敬う言動をなさって下さい。そして謝罪を」
「冗談じゃないわ!! どうして猫に対して『お姉様』なんて呼びかけなくちゃいけないのよ! どう考えてもおかしいでしょうが!!」
「ミリア様!」
「そう仰られても!!」
周囲の者が青くなって口々に諌めたがミリアは全く頓着せず、寧ろ昂然と言い返した。そしてその堂々とした物言いにシェリルは怒りなどは覚えず、寧ろ感心する。
「そうですよね。ミリア様の言う通りですよね。傍から見たら相当おかしいと思います」
「え?」
「あ、あの……、シェリル、様?」
ちょこんと長椅子に座ったまま、うんうんと頷いて同意を示したシェリルに、侍女達は勿論、ミリアも当惑した視線を向けた。しかしそれには構わず、シェリルは主張を続ける。
「そもそも『実は十七年前に行方不明になったあなたの姉が、猫の姿で生きていました』なんて急に言われても、『そうですか、仲良くします』なんてすんなり納得する方がおかしいです。ミリア様の反応は、寧ろ当然だと思います」
「はぁ、そう言って頂けますと……」
「こちらとしても気は楽ですが……」
恐縮しながら侍女達が頭を下げる中、まだ硬い表情をしているミリアに、彼女は平然と笑いかけた。
「ですから、ミリア様は私に対して敬語で呼びかけなくても宜しいですよ? 人の言葉を喋る、ちょっと変な猫が王宮に紛れ込んだな、位の認識で結構ですので」
それを聞いたミリアは変わらず面白く無さそうな顔をしたまま、シェリルに声をかける。
「……ちょっと」
「はい、どうかされましたか? ミリア様」
「かけられていた術式は解除できて人の姿に戻れるのに、どうして猫のままなのよ。それに私がぞんざいな言葉遣いをしているのに、そっちが私を様付けで呼んで敬語を使っていると、私が物凄く傍若無人な人間みたいじゃないの」
半ば八つ当たりじみた事を言われたシェリルは、首を傾げて幾分困った様に事情を説明した。
「それは……、これまでは殆どを猫の姿で過ごしてきたので、人の姿でいるのが落ち着かないもので、少しずつその時間を長くしている所なんです。今は王妃様に音楽を教えて頂いている時と、テーブルマナーを身に付ける為に食事をする時は人の姿に戻っていますが、それ位です」
「そうなの?」
「はい。それから言葉遣いに関しては、王族の方どころか貴族の方にもお目にかかった事がない生活を送っていましたから、正直誰にどういう言葉遣いで喋れば良いか、咄嗟に判断できないものですから」
「それは……、確かに仕方が無いかもしれないけど……」
「『そのうちこの国の歴史も覚えて頂かないと』と王妃様が仰っていましたので、もう少ししたらミリア様と一緒の先生に付いて、歴史を教えて頂く事になっています。流石に先生に失礼ですから、その時は人の姿で受ける様にしますので。色々と至らない点があるかと思いますが、宜しくお願いします」
「……歴史?」
そう言って律儀に頭を下げたシェリルだったが、それを聞いたミリアは何故か盛大に顔を引き攣らせた。その様子を見た侍女達は揃って口元を押さえて笑いを堪えたが、彼女達の異変に気付かないまま、シェリルが話を進める。
「はい。この国の建国史から始まって、周辺国との交易や地理、文化なども一通り頭に入れておく必要があるとかで。あ、王妃様が『ミリアはあなたより年下ですが、既に何年も前から師に付いてその様な学問を修めています。仲良くして色々教えて貰って下さいね』と仰っておられましたので、何か分からない事があったら教えて頂けると助かります」
「……えっ、ええ。まあ、私に分かる事であれば、教えてあげない事もないわよ?」
「ありがとうございます」
多少口ごもりつつ了承したミリアに、シェリルは笑って礼を述べた。そこで様子を窺っていた侍女達が、笑顔ですかさず会話に割って入る。
「シェリル様、堅苦しいお話はそれ位にして、お茶でも飲みながらご歓談されませんか?」
「王妃様からご指示を受けまして、平皿と冷ましたお茶も準備しておきましたので」
「ありがとうございます。頂きます」
そこで彼女達が手早く準備したケーキとお茶を、ミリアと同じテーブルで食べ始めたが、忽ち鋭い叱責の声が投げかけられる事になった。
「全く、手掴み以前にテーブルに乗って顔を突っ込んで飲んだり食べたりするなんて、恥ずかしいわよね!」
「本当にみっともないですよね。それに引き替え、ミリア様は流石に高貴な育ちですから、カップを持つ手一つとっても優雅で素敵です」
思わずしみじみとしながら嘆息したシェリルに、壁際に佇む侍女達から一睨みされたミリアはそれ以上きつい事も言えず、黙って再びお茶を飲んだ。しかしすぐに皮肉を零す。
「このお茶もケーキも一級品なんだけど、猫の舌で有難みが分かるのかしら?」
「ここまで上質なものは食べた事はありませんので、どこの産地のどういう種類の物か教えて頂けませんか?」
小首を傾げながら殊勝に問いかけたシェリルだったが、対するミリアはそれらにはあまり造詣が深くなかったらしく、うっすらと顔を赤らめて叫ぶ様に言い聞かせた。
「……っ、そんな事はどうだって良いのよ! 美味しい物は美味しいんだから!」
「はい、そうですね。ミリア様が私と同じ考えの方で嬉しいです」
「そう言いながら口の周りを舐めないでよっ!!」
「すみません、癖になってまして」
おっとりしたシェリルと気が強いミリアのやり取りは、控えていた侍女達の笑いのツボを時折刺激しながら、当初より比較的友好的に茶会の終了まで続いたのだった。
「シェリル、お姫様はどうだった?」
再びリリスに抱えられてミリアの部屋から自室に戻って来たシェリルを、仕事から戻っていたエリーシアが出迎えた。そして早速首尾を尋ねてきた義姉に、彼女は笑顔で返す。
「ちょっと拗ねた感じが、可愛かったわ。幾つか話をした後で、またお茶の時間に行く約束をしたし。王妃様が仰ってたけど、これから歴史のお勉強はミリア様の部屋で一緒にするみたいなの。なんとかなりそうだから心配しないでね?」
「そう。それなら良かったわ」
(あら、意外にすんなり馴染んだのね。てっきり揉めるかと思ったのに、ちょっとがっかり)
内心でそんな物騒な事を考えながらもエリーシアは笑顔でそれを悟らせず、義妹なりに周囲に溶け込もうと努力している姿を見て、改めて彼女を見守っていく事にした。
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