46 / 49
第4章 燻る火種
(1)真の黒幕
しおりを挟む
アルデイン公国中心部、官庁街の一角にあるセルフ式のカフェに、悠理は昼下がりの時間帯、大きなスーツケースを引きながら入った。彼が注文した珈琲を受け取ってから店内を見回すと、壁際の四人掛けの席に待ち合わせていた兄を発見し、荷物を引きながら移動する。
「やあ、界琉。待たせたな」
「いや、大して待ってはいない。あと五分待って来なかったら、中央庁舎に戻ろうとは思っていたが」
「相変わらず陰険な奴」
「帰国する前に、直に会って話をしたいと言ってきたのはそっちだろう? 失礼な奴だ」
悠理は憎まれ口を叩きながら、苦笑している界琉の向かい側の席に落ち着き、さり気なく魔術で防音壁を周囲に張り巡らせてから、早速本題に入った。
「リスベラントの後始末の、進み具合を聞いているか?」
その質問は予想の範囲内だった為、界琉は冷静に答えた。
「ああ。魔獣をわざと増やして藍里達をおびき寄せた両子爵家関係の馬鹿共は、纏めて綺麗さっぱり爆死しているのが確認された。それからレイチェル夫人と交わした念書が明るみに出て、オランデュー伯爵家の罪状を明らかにできたからな。つい先程、伯爵が領地で生涯幽閉と決定されると同時に、息子に代替わりする事が、リスベラントで正式に発表された。今回の事で色々憶測は呼ぶだろうが、今度の奴はあれほど腹黒くないし策略を巡らせる事もできないだろうから、周囲に対する影響力は落ちるだろう」
それを聞いた悠理は、安堵の溜め息を吐いた。
「あの陰険親父が、やっと表舞台から退場か」
「他にも央都から追放される人間が、複数出る事は確実だがな。リスベラントでの勢力図が、かなり変わるのは間違いない」
「だろうな。それとアメーリア殿には、クラリーサ殿が直々に引導を渡しに行く事になったとか?」
興味津々で尋ねてきた弟に、界琉は鋭い視線を向けた。
「耳が早いな。それに一応、あの女に関する事は機密事項扱いの筈だが。どこから仕入れた?」
「まあ、色々と?」
「お前も相変わらずだな」
界琉は弟に呆れ気味の視線を向けたものの、それ以上隠し立てはせずに淡々と告げた。
「別に、行く必要は無いと言ったんだが。単なる同情か、優越感を実感したいだけか……。どちらにしてもくだらないな」
「くだらないか。俺達にしてみれば、確かにそうだな」
首を竦めて皮肉っぽく応じた悠理だったが、次にしみじみとした口調で言い出す。
「しかし都合が良かったな。公子暗殺未遂事件として、事を大きくする事ができたし」
「全くだ。藍里だけを狙ったのなら、未だに俺達を余所者扱いする人間が多い中、ここまで伯爵家の行為を問題視される事は無かっただろうしな」
「あわよくば藍里とレオン殿との仲を進展させようと欲をかいた、公爵に感謝だな。まさか息子の存在が利用されるとは、思っていなかっただろうが」
「娘を使って俺を縛り付けようと考えて、逆に人質に取られる程度の男だ。多少策を労しても、そう都合良く事を運ばせるか」
そう鼻で笑ってから、界琉はさり気なく問いを発した。
「ところで、以前からお前に聞きたかったんだが」
「何を?」
「レイチェル夫人は、本当に余命幾ばくも無かったのか?」
「……どういう意味だ?」
途端に剣呑な目つきになって凝視してきた悠理に、界琉は思うところを述べる。
「境界付近で騒ぎを起こせれば、理想的だとお前に言った直後に、あの女の病気の話を聞いたからな。ひょっとしたらお前が同僚の医師を抱き込んだ上で、共謀して多少具合が悪い患者のデータを色々操作した上で不治の病と思い込ませて、上手く誘導したのかと」
その推論を聞いた悠理は、冷え切った声で言い返した。
「俺はそこまで、人でなしじゃない。あの女性は正真正銘、末期患者だった」
「そうか。つまらない事を言って悪かった」
そんな心の籠もらない謝罪の言葉を聞いた悠理は、界琉に向かって、怒りを内包させた声で問い返した。
「あまりにもつまらない冗談を聞かされたから、ちょっと確かめたくなったんだが……」
「何を?」
「レイチェル夫人は、どうやってあんなに大胆、かつ綿密な計画を立てる事ができたんだろうな? とてもそんな狡猾そうな女性には見えなかったんだが」
「死期を悟ってから、一人で必死に考えたんだろうさ。いじらしいな」
端から見れば、故人を偲びながら同情する様に述べた界琉だったが、悠理はそんな物に惑わされる事無く、鋭い視線と口調で指摘した。
「実はレイチェル夫人が受診の為に、アルデイン国立総合病院に来院した時、中庭のベンチでお前と話し込んでいたのを、見かけた事があるんだ」
しかしその追及にも、界琉は平然と答えた。
「彼女はれっきとした貴族だから、リスベラントで出席した夜会とかで、顔を合わせた事はある。知り合いと顔を合わせたら挨拶するし、世間話の一つや二つはするだろう?」
「普通はそうだろうな。だが、随分熱心に話し込んでいなかったか?」
「売れっ子で、分刻みスケジュールのお前が、暇を持て余して渡り廊下で一時間も観察していたわけは無いだろう? 五分やそこら世間話で盛り上がった所を、偶々お前が目にしただけだ」
「……そうか」
「ああ、そうだ」
微塵も動揺していない界琉を見て、悠理はこれ以上の追及は時間の無駄だと諦めた。そして喉の奥に苦い珈琲を流し込んでいると、界琉が声をかけてくる。
「これから、日本に帰るんだろう?」
「ああ。暫くは日本で勤務するから、きちんと出入国の記録を残さないといけないし。乗り継いで十七時間のフライトだ」
「御苦労な事だな」
「本当にあの扉は便利だな。これからは私用で使う事もできないから、不便でしょうがない」
「そうそう使う必要性も無いだろう?」
「確かに。暫くこっちに戻るつもりも無いしな」
苦笑いでそんな会話を交わしてから、悠理は急に真顔になって問いを発した。
「界琉。今でも聖紋は出るのか?」
「いきなり何を言い出す」
「良いから。出るのか?」
驚いて軽く目を見張った界琉だったが、変わらず真剣な表情で尋ねてくる悠理に、逆に問い返した。
「出せても、日中こんな人目がある所で出せるか。しかし、どうしてそんな事を聞く? お前、出せなくなったのか?」
「残念ながら」
如何にも忌々しそうに短く答えた悠理は、界琉の方に両手を伸ばした。するとその両手の甲に、忽ち痣のように紅連三日月の模様が浮かび上がり、一秒程ですぐに消える。それを認めた界琉は、思わず苦笑いの表情になった。
「未だに聖紋が消えずに両方出てくるのが、そんなに残念なのか?」
「当たり前だ。俺が幾ら手術を成功させても、それをリスベラントの人間がこれを見た瞬間、『聖リスベラの奇跡だ』としか、言わなくなるだろうが」
そこで両手を引っ込め、憮然とした表情で再び珈琲を飲み始めた弟を、界琉は宥めた。
「確かに、冗談では無いな。お前の技量は、お前自身がその能力を研ぎ澄まして身に付けた物だ。揃いも揃って、カビの生えた妄執に取り憑かれた馬鹿共が」
最後は冷笑した界琉を見て、悠理は急に寒気を覚えた。そして取り敢えず聞きたい事は聞いてみた為、飲み終えたカップを手に立ち上がる。
「変な事を聞いて悪かった。それじゃあ、俺はこれで」
「なあ、悠理」
「何だ?」
立ち去ろうとした弟を呼び止めた界琉は、ここで一見穏やかな笑みを浮かべながら、静かに問いかけた。
「聖リスベラと同じく額に聖紋を持つ俺と、かつて例がない二つの聖紋持ちのお前と、聖女と同じ女性に生まれついて、俺達の中で一番潜在的な魔力が強い藍里。誰が聖女の生まれ変わりとして、一番相応しいと思う?」
他のリスベラントの人間が耳にしたら、パニックに陥る事間違いなしの台詞をさらりと口にした界琉だったが、悠理はそれを聞いた途端にこれ以上は無い位の渋面になり、吐き捨てる様に言い返した。
「俺はそもそも生まれ変わりなんて、非科学的な物を否定しているのを忘れたか?」
「そうだったな」
「もう話は無いな。行くぞ」
「ああ。偶には電話する」
明らかに腹を立て、些か乱暴にスーツケースを引いて店を出て行く弟を見送りながら、界琉は薄笑いの表情になった。
「あいつの聖紋嫌いは、相変わらずらしいな。まあ、無理も無いが」
そう呟いた界琉は、まるで何も無かったかの様にカップを返却口に戻し、休憩を取って抜けて来た職場に戻るべく歩き出した。
「やあ、界琉。待たせたな」
「いや、大して待ってはいない。あと五分待って来なかったら、中央庁舎に戻ろうとは思っていたが」
「相変わらず陰険な奴」
「帰国する前に、直に会って話をしたいと言ってきたのはそっちだろう? 失礼な奴だ」
悠理は憎まれ口を叩きながら、苦笑している界琉の向かい側の席に落ち着き、さり気なく魔術で防音壁を周囲に張り巡らせてから、早速本題に入った。
「リスベラントの後始末の、進み具合を聞いているか?」
その質問は予想の範囲内だった為、界琉は冷静に答えた。
「ああ。魔獣をわざと増やして藍里達をおびき寄せた両子爵家関係の馬鹿共は、纏めて綺麗さっぱり爆死しているのが確認された。それからレイチェル夫人と交わした念書が明るみに出て、オランデュー伯爵家の罪状を明らかにできたからな。つい先程、伯爵が領地で生涯幽閉と決定されると同時に、息子に代替わりする事が、リスベラントで正式に発表された。今回の事で色々憶測は呼ぶだろうが、今度の奴はあれほど腹黒くないし策略を巡らせる事もできないだろうから、周囲に対する影響力は落ちるだろう」
それを聞いた悠理は、安堵の溜め息を吐いた。
「あの陰険親父が、やっと表舞台から退場か」
「他にも央都から追放される人間が、複数出る事は確実だがな。リスベラントでの勢力図が、かなり変わるのは間違いない」
「だろうな。それとアメーリア殿には、クラリーサ殿が直々に引導を渡しに行く事になったとか?」
興味津々で尋ねてきた弟に、界琉は鋭い視線を向けた。
「耳が早いな。それに一応、あの女に関する事は機密事項扱いの筈だが。どこから仕入れた?」
「まあ、色々と?」
「お前も相変わらずだな」
界琉は弟に呆れ気味の視線を向けたものの、それ以上隠し立てはせずに淡々と告げた。
「別に、行く必要は無いと言ったんだが。単なる同情か、優越感を実感したいだけか……。どちらにしてもくだらないな」
「くだらないか。俺達にしてみれば、確かにそうだな」
首を竦めて皮肉っぽく応じた悠理だったが、次にしみじみとした口調で言い出す。
「しかし都合が良かったな。公子暗殺未遂事件として、事を大きくする事ができたし」
「全くだ。藍里だけを狙ったのなら、未だに俺達を余所者扱いする人間が多い中、ここまで伯爵家の行為を問題視される事は無かっただろうしな」
「あわよくば藍里とレオン殿との仲を進展させようと欲をかいた、公爵に感謝だな。まさか息子の存在が利用されるとは、思っていなかっただろうが」
「娘を使って俺を縛り付けようと考えて、逆に人質に取られる程度の男だ。多少策を労しても、そう都合良く事を運ばせるか」
そう鼻で笑ってから、界琉はさり気なく問いを発した。
「ところで、以前からお前に聞きたかったんだが」
「何を?」
「レイチェル夫人は、本当に余命幾ばくも無かったのか?」
「……どういう意味だ?」
途端に剣呑な目つきになって凝視してきた悠理に、界琉は思うところを述べる。
「境界付近で騒ぎを起こせれば、理想的だとお前に言った直後に、あの女の病気の話を聞いたからな。ひょっとしたらお前が同僚の医師を抱き込んだ上で、共謀して多少具合が悪い患者のデータを色々操作した上で不治の病と思い込ませて、上手く誘導したのかと」
その推論を聞いた悠理は、冷え切った声で言い返した。
「俺はそこまで、人でなしじゃない。あの女性は正真正銘、末期患者だった」
「そうか。つまらない事を言って悪かった」
そんな心の籠もらない謝罪の言葉を聞いた悠理は、界琉に向かって、怒りを内包させた声で問い返した。
「あまりにもつまらない冗談を聞かされたから、ちょっと確かめたくなったんだが……」
「何を?」
「レイチェル夫人は、どうやってあんなに大胆、かつ綿密な計画を立てる事ができたんだろうな? とてもそんな狡猾そうな女性には見えなかったんだが」
「死期を悟ってから、一人で必死に考えたんだろうさ。いじらしいな」
端から見れば、故人を偲びながら同情する様に述べた界琉だったが、悠理はそんな物に惑わされる事無く、鋭い視線と口調で指摘した。
「実はレイチェル夫人が受診の為に、アルデイン国立総合病院に来院した時、中庭のベンチでお前と話し込んでいたのを、見かけた事があるんだ」
しかしその追及にも、界琉は平然と答えた。
「彼女はれっきとした貴族だから、リスベラントで出席した夜会とかで、顔を合わせた事はある。知り合いと顔を合わせたら挨拶するし、世間話の一つや二つはするだろう?」
「普通はそうだろうな。だが、随分熱心に話し込んでいなかったか?」
「売れっ子で、分刻みスケジュールのお前が、暇を持て余して渡り廊下で一時間も観察していたわけは無いだろう? 五分やそこら世間話で盛り上がった所を、偶々お前が目にしただけだ」
「……そうか」
「ああ、そうだ」
微塵も動揺していない界琉を見て、悠理はこれ以上の追及は時間の無駄だと諦めた。そして喉の奥に苦い珈琲を流し込んでいると、界琉が声をかけてくる。
「これから、日本に帰るんだろう?」
「ああ。暫くは日本で勤務するから、きちんと出入国の記録を残さないといけないし。乗り継いで十七時間のフライトだ」
「御苦労な事だな」
「本当にあの扉は便利だな。これからは私用で使う事もできないから、不便でしょうがない」
「そうそう使う必要性も無いだろう?」
「確かに。暫くこっちに戻るつもりも無いしな」
苦笑いでそんな会話を交わしてから、悠理は急に真顔になって問いを発した。
「界琉。今でも聖紋は出るのか?」
「いきなり何を言い出す」
「良いから。出るのか?」
驚いて軽く目を見張った界琉だったが、変わらず真剣な表情で尋ねてくる悠理に、逆に問い返した。
「出せても、日中こんな人目がある所で出せるか。しかし、どうしてそんな事を聞く? お前、出せなくなったのか?」
「残念ながら」
如何にも忌々しそうに短く答えた悠理は、界琉の方に両手を伸ばした。するとその両手の甲に、忽ち痣のように紅連三日月の模様が浮かび上がり、一秒程ですぐに消える。それを認めた界琉は、思わず苦笑いの表情になった。
「未だに聖紋が消えずに両方出てくるのが、そんなに残念なのか?」
「当たり前だ。俺が幾ら手術を成功させても、それをリスベラントの人間がこれを見た瞬間、『聖リスベラの奇跡だ』としか、言わなくなるだろうが」
そこで両手を引っ込め、憮然とした表情で再び珈琲を飲み始めた弟を、界琉は宥めた。
「確かに、冗談では無いな。お前の技量は、お前自身がその能力を研ぎ澄まして身に付けた物だ。揃いも揃って、カビの生えた妄執に取り憑かれた馬鹿共が」
最後は冷笑した界琉を見て、悠理は急に寒気を覚えた。そして取り敢えず聞きたい事は聞いてみた為、飲み終えたカップを手に立ち上がる。
「変な事を聞いて悪かった。それじゃあ、俺はこれで」
「なあ、悠理」
「何だ?」
立ち去ろうとした弟を呼び止めた界琉は、ここで一見穏やかな笑みを浮かべながら、静かに問いかけた。
「聖リスベラと同じく額に聖紋を持つ俺と、かつて例がない二つの聖紋持ちのお前と、聖女と同じ女性に生まれついて、俺達の中で一番潜在的な魔力が強い藍里。誰が聖女の生まれ変わりとして、一番相応しいと思う?」
他のリスベラントの人間が耳にしたら、パニックに陥る事間違いなしの台詞をさらりと口にした界琉だったが、悠理はそれを聞いた途端にこれ以上は無い位の渋面になり、吐き捨てる様に言い返した。
「俺はそもそも生まれ変わりなんて、非科学的な物を否定しているのを忘れたか?」
「そうだったな」
「もう話は無いな。行くぞ」
「ああ。偶には電話する」
明らかに腹を立て、些か乱暴にスーツケースを引いて店を出て行く弟を見送りながら、界琉は薄笑いの表情になった。
「あいつの聖紋嫌いは、相変わらずらしいな。まあ、無理も無いが」
そう呟いた界琉は、まるで何も無かったかの様にカップを返却口に戻し、休憩を取って抜けて来た職場に戻るべく歩き出した。
0
お気に入りに追加
59
あなたにおすすめの小説
思想で溢れたメモリー
やみくも
ファンタジー
幼少期に親が亡くなり、とある組織に拾われ未成年時代を過ごした「威風曖人亅
約5000年前に起きた世界史に残る大きな出来事の真相を探る組織のトップの依頼を受け、時空の歪みを調査中に曖人は見知らぬ土地へと飛ばされてしまった。
???「望む世界が違うから、争いは絶えないんだよ…。」
思想に正解なんて無い。
その想いは、個人の価値観なのだから…
思想=強さの譲れない正義のぶつかり合いが今、開戦する。
補足:設定がややこしくなるので年代は明かしませんが、遠い未来の話が舞台という事を頭の片隅に置いておいて下さい。
21世紀では無いです。
※ダラダラやっていますが、進める意志はあります。
クズ聖王家から逃れて、自由に生きるぞ!
梨香
ファンタジー
貧しい修道女見習いのサーシャは、実は聖王(クズ)の王女だったみたい。私は、何故かサーシャの中で眠っていたんだけど、クズの兄王子に犯されそうになったサーシャは半分凍った湖に転落して、天に登っちゃった。
凍える湖で覚醒した私は、そこでこの世界の|女神様《クレマンティア》に頼み事をされる。
つまり、サーシャ《聖女》の子孫を残して欲しいそうだ。冗談じゃないよ! 腹が立つけど、このままでは隣国の色欲王に嫁がされてしまう。こうなったら、何かチートな能力を貰って、クズ聖王家から逃れて、自由に生きよう! 子どもは……後々考えたら良いよね?

オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。

異世界で美少女『攻略』スキルでハーレム目指します。嫁のために命懸けてたらいつの間にか最強に!?雷撃魔法と聖剣で俺TUEEEもできて最高です。
真心糸
ファンタジー
☆カクヨムにて、200万PV、ブクマ6500達成!☆
【あらすじ】
どこにでもいるサラリーマンの主人公は、突如光り出した自宅のPCから異世界に転生することになる。
神様は言った。
「あなたはこれから別の世界に転生します。キャラクター設定を行ってください」
現世になんの未練もない主人公は、その状況をすんなり受け入れ、神様らしき人物の指示に従うことにした。
神様曰く、好きな外見を設定して、有効なポイントの範囲内でチートスキルを授けてくれるとのことだ。
それはいい。じゃあ、理想のイケメンになって、美少女ハーレムが作れるようなスキルを取得しよう。
あと、できれば俺TUEEEもしたいなぁ。
そう考えた主人公は、欲望のままにキャラ設定を行った。
そして彼は、剣と魔法がある異世界に「ライ・ミカヅチ」として転生することになる。
ライが取得したチートスキルのうち、最も興味深いのは『攻略』というスキルだ。
この攻略スキルは、好みの美少女を全世界から検索できるのはもちろんのこと、その子の好感度が上がるようなイベントを予見してアドバイスまでしてくれるという優れモノらしい。
さっそく攻略スキルを使ってみると、前世では見たことないような美少女に出会うことができ、このタイミングでこんなセリフを囁くと好感度が上がるよ、なんてアドバイスまでしてくれた。
そして、その通りに行動すると、めちゃくちゃモテたのだ。
チートスキルの効果を実感したライは、冒険者となって俺TUEEEを楽しみながら、理想のハーレムを作ることを人生の目標に決める。
しかし、出会う美少女たちは皆、なにかしらの逆境に苦しんでいて、ライはそんな彼女たちに全力で救いの手を差し伸べる。
もちろん、攻略スキルを使って。
もちろん、救ったあとはハーレムに入ってもらう。
下心全開なのに、正義感があって、熱い心を持つ男ライ・ミカヅチ。
これは、そんな主人公が、異世界を全力で生き抜き、たくさんの美少女を助ける物語。
【他サイトでの掲載状況】
本作は、カクヨム様、小説家になろう様でも掲載しています。
【完結】転生7年!ぼっち脱出して王宮ライフ満喫してたら王国の動乱に巻き込まれた少女戦記 〜愛でたいアイカは救国の姫になる
三矢さくら
ファンタジー
【完結しました】異世界からの召喚に応じて6歳児に転生したアイカは、護ってくれる結界に逆に閉じ込められた結果、山奥でサバイバル生活を始める。
こんなはずじゃなかった!
異世界の山奥で過ごすこと7年。ようやく結界が解けて、山を下りたアイカは王都ヴィアナで【天衣無縫の無頼姫】の異名をとる第3王女リティアと出会う。
珍しい物好きの王女に気に入られたアイカは、なんと侍女に取り立てられて王宮に!
やっと始まった異世界生活は、美男美女ぞろいの王宮生活!
右を見ても左を見ても「愛でたい」美人に美少女! 美男子に美少年ばかり!
アイカとリティア、まだまだ幼い侍女と王女が数奇な運命をたどる異世界王宮ファンタジー戦記。
2回目の人生は異世界で
黒ハット
ファンタジー
増田信也は初めてのデートの待ち合わせ場所に行く途中ペットの子犬を抱いて横断歩道を信号が青で渡っていた時に大型トラックが暴走して来てトラックに跳ね飛ばされて内臓が破裂して即死したはずだが、気が付くとそこは見知らぬ異世界の遺跡の中で、何故かペットの柴犬と異世界に生き返った。2日目の人生は異世界で生きる事になった
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる