半世紀の契約

篠原 皐月

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第43話 面倒くさい男

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「いったぁ! いきなり何をするのよ!?」
 流石に盛大に抗議の声を上げた美子だったが、秀明はすかさず彼女の身体を跨ぐ様に四つん這いになり、更に上から両手で彼女の両手首を押さえて拘束しながら怒鳴りつけた。

「ふざけるなよ!? 狼の巣穴に食材付きで羊を送り込むなんて、どんな嫌がらせだ。人の足元を見やがって!!」
 そこで漸く何やらまずい状況になったのを悟った美子は、なるべく相手を刺激しない様に言葉に気を付けながら、先程の発言について尋ねてみた。

「取り敢えず狼と羊の関係は分かったけど、それがどうして嫌がらせになるのよ? 狼の巣穴に虎を送り込んだら、文句なく嫌がらせでしょうけど」
 それに対し、秀明は軽く歯軋りしてから、押し殺した声でとある事情を説明した。

「あの性悪親父、お前との交際について形だけ申し込みに行った時、『遊びで美子に手を出したら殺すし、本気なら婚前交渉は禁止だ』と、笑顔でほざきやがったんだ」
「はい? どうして父がそんな事を?」
 思わず今現在の状況も忘れて、美子が目を丸くしながら問い質すと、秀明は忌々しげにその理由を告げた。

「同じ条件を、社長がお前の祖父さんに出されて、それを律儀に守ったそうだ。だからお前もそうしろとさ!」
「……祖父が意外に意地悪で心が狭かった事と、父が結構根に持つタイプで辛抱強かったのが、再認識できたわ」
(お父さん……、要するにお祖父さんにされた分を、この人に八つ当たりしてるのね)
 思わず遠い目をしてしまった美子だったが、それを見下ろしながら、秀明は盛大に舌打ちした。

「全く……、俺が手を出せないのを知っててあの親父、今頃絶対、社長室で残業しながらほくそ笑んでやがるぞ!!」
「……そうかもね」
(そうすると……、この人、本気で私との結婚を考えてるの? でも最近はそんな事、全然言われて無いし、第一さっきの様な人だって居るじゃないの)
 釈然としないまま美子が色々考え込んでいると、秀明がその瞳に剣呑な色を浮かべながら、忌々しげに宣言した。

「止めた。馬鹿馬鹿しい。誰がくそ真面目に、言う事を聞くかってんだ。送り込んだのはそっちなんだから、味見ぐらいさせて貰うぞ」
「ちょっと! 何する気よ!?」
 何やら勝手に割り切ったらしい秀明は、美子の手首を掴んだまま床に両肘までを付けて、一気に距離を詰めて来た。美子は思わず顔色を変えて非難の声を上げたが、秀明は如何にもふてぶてしい顔で言ってのける。

「要するに婚前交渉禁止と言っても、最後までやらなきゃセーフだろ」
 秀明が当然の如く主張してきた内容に、美子は呆れるのを取り越して本気で怒った。

「勝手に決めないでよ!! しかも何馬鹿な事を、真顔で言ってるわけ!?」
 そして素早く右足を折り曲げ、膝から下で秀明の身体を上に押し戻しつつ、左足で彼の太腿や膝裏をドカドカ叩いて抵抗し始める。

「おい、この足を退けろ、邪魔だ。それに蹴るな。本当にお前は、足癖が悪いな」
「女癖が悪いあんたにだけは、言われる筋合いは無いわっ!!」
 そう美子が叫ぶとほぼ同時に、玄関の方から鍵を開ける音が聞こえて来た。

「え?」
「何?」
 そしてそのままの体勢で二人が固まっている間に、ビニール袋片手に大声で寝室に向かって呼ばわりながら、上がり込んだ淳が姿を見せる。

「お~い秀明~? まさかくたばって無いよな~? 食いもん持って来たぜ? 熱はちゃんと下がって……」
 寝室に向かう途中で、開けっ放しになっていたキッチンのドアから何気なく中を見やった淳は、その中の光景を見た途端固まった。そして淳と目が合った瞬間、二人は同時にそれぞれの主張を繰り出す。

「淳、邪魔だ。とっとと失せろ」
「ここで見て見ぬふりなんかしたら、未来永劫、我が家に出入り禁止よっ!!」
 そして、双方の意見を耳にした淳の判断は早かった。

「ぐはぁっ!」
 微塵も迷わず淳は秀明の脇腹に容赦のない蹴りを入れ、友人を文字通り蹴り転がした。秀明はその衝撃と痛みで、少し美子から離れた所で脇腹を押さえて蹲る。その隙に美子はスカートの乱れを整えつつ身体を起こして床に座り込んだが、その前で淳が持って来た袋を放り出して、勢い良く土下座した。

「こいつに代わって謝ります! 大変、失礼を致しました!」
「てめっ……、淳。俺を殺す気か……」
「寧ろいっぺん死ね! この馬鹿がっ!!」
 呻き声を出した秀明を、顔を上げて盛大に叱りつけた淳は、再び床に頭を擦り付ける様にして謝罪した。

「すみません、美子さん。こいつ土曜から高熱が出てて、頭のネジが何本か抜け落ちてる状態なんです。ここは一つ俺に免じて、勘弁してやって下さい」
 その訴えを聞いた美子は、冷え切った目を秀明に向けてから、呆れ気味に応じた。

「……確かに、脳細胞の半分位が、一気に機能停止した様な感じね」
「そうですね」
 他に言い様も無く淳が冷や汗を流していると、早々と気持ちを切り替えたらしい美子が、冷静に指示を出した。

「取り敢えず邪魔なので、あの病人もどきをベッドまで連れて行って、寝かせてくれませんか? これから食べる物を準備しますから」
「お任せ下さい」
 真顔で請け負った淳が早速立ち上がり、秀明に歩み寄ってかなり強引にその身体を引き上げる。そして肩を貸しながら、秀明と一緒に寝室に向かって歩き出した。

「ほら、行くぞ。キリキリ歩け、このど阿呆が」
「病人になんて言い草だ。少しは労われ」
 心底呆れているらしい淳に、ぶつくさ文句を言いながら秀明は連行されて行き、その姿が完全に見えなくなってから、美子は相変わらず床に座ったまま、両手を付いて茫然自失状態で呟いた。

「……びっくりした」
 衝撃のあまりそのまま数分経過してから、漸く我に返った美子は、何とか気持ちを切り替えてやるべき事に意識を集中する。
「取り敢えず、作りましょうか」
 そして手早く調理器具と食材を揃えた美子は、それから少しの間、調理に専念する事にした。そんな彼女が台所で料理をしている一方で、寝室では秀明が、こめかみに青筋を立てた淳に、みっちりと説教されていた。

「お前と言う奴は! 何でいきなり美子さんを、台所で押し倒してんだよ!?」
「……やりたくなったから」
 視線を逸らしながら、如何にも面白く無さそうにぼそりと告げられた内容に、淳は相手の髪の毛を掻き毟りたくなった。

「お前……。本当に熱で脳細胞の半分がやられてるぞ! 幾ら彼女に本気で相手にして貰えない上に、他の男が纏わり付きそうだからって、拗ねるな! 怒るな! 切れるな! もう本気でダチを止めるぞ!?」
「…………」
 ブスッとしたまま黙り込んだ友人を見て、常にはないその態度に、淳は本気で頭を抱えた。

(全く。俺がこのタイミングで顔を出さなかったら、どうなってたんだ? 怖過ぎて想像できん。最悪、美実に殺されてたぞ。本当に勘弁してくれ)
 そして最悪の事態を想像して、淳は心底肝を冷やしていると、軽いノックの後、ドアを開けて美子が姿を現した。

「あら、ちゃんと大人しく寝てたのね。食べられるかどうか分からないけど、口に入れてみてくれる?」
「ほら、秀明」
 彼女が何やらトレーに乗せて持って来たのを見た淳は、秀明を促して上半身を起こさせた。そして食べ難いかと考えて、九十度身体をずらしてベッド脇に座って床に足を下ろさせる。そしてその膝の上に持参したトレーを乗せた美子は、深皿に入れてある黄色い物体について、簡単に説明した。

「はい、すっぽんスープの卵雑炊。一応塩と生姜で味は付けてあるけど、足りなかったら小皿の塩や薬味を足してね。今、明日の朝の分を下拵えしながら、果物を用意してくるから」
「お願いします」
 横に添えてある小皿の説明を済ませると淳が頷いたのを見て、美子はすぐにキッチンに戻って行った。そしてその間無言で深皿を見下ろしていた秀明が、ボソボソと恨みがましい口調で呟く。

「すっぽん……、絶対嫌がらせだ……」
「何ぶつぶつ言ってんだよ。ほら、さっさと食え」
 半ば叱り付ける様にして淳がスプーンを握らせると、秀明はそれ以上ごねる事は無く、大人しく食べ始めた。そして黙々と食べているうちに、美子が同じ様な深皿を手にして寝室に戻って来る。

「ちゃんと食べられるわね。じゃあ食後にこれね」
 殆ど食べ終えた状態の皿を見下ろして、美子が満足そうに言いつつ手元の皿を秀明に見せると、彼は若干当惑した様に美子を見上げた。
「桃缶? どうして?」
 その問いに、美子は軽く片眉を上げながら、不審そうに問い返す。

「どうしてって……、病み上がりの時には、普通桃缶でしょう? それとも桃缶は黄桃じゃなくて白桃だとか、ふざけた事を言うつもりじゃないでしょうね?」
 それを聞いた秀明は、真顔で首を振った。

「いや、俺の母も黄桃派だった」
「それは良かったわ」
「病み上がりに桃缶? そういう時は、パイナップルの缶詰じゃ無いのか?」
 思わずと言った感じで淳が口を挟んだが、その途端二人が素早く彼の方に向き直り、揃って冷たい口調で吐き捨てる。

「貴様はそれでも日本人か」
「寝言は寝て言いなさい」
「何で缶詰一つで、そこまで言われなきゃならないんだよ!?」
 当然淳は盛大に文句を言ったが、その叫びを二人は完全に無視した。

「この様子なら、これも全部食べられるわね。はい、どうぞ」
「…………」
 美子は空になった深皿を床に置き、代わりに桃の入った器を秀明の前に置いたが、何故か秀明は無言で美子を見上げる。

「何? どうかしたの?」
「食べさせてくれ」
「……はぁ?」
 真顔で淡々と言われた内容に、美子は盛大に顔を引き攣らせ、淳は慌てて頭を下げた。

「美子さん、すみません! もう今のこいつは俺から見ても、もの凄く馬鹿になってるんで!」
「しょうがないわね……」
 深々と溜め息を吐いた美子は、立ったまま再び器を持ち上げてフォークでドーム状の桃を一口大に切り分け、そのうちの一つをフォークに挿した。

「はい、あ~ん」
 半ばやけっぱちでそう呼びかけながら、フォークを秀明の口元に持って行き、パカッと開けた口の中にそれを差し込む。すると桃を舌と歯で抜き取った感触があった為、美子が彼の口からフォークを抜き取ると、半ば呆然とした表情の淳と目が合った。

「……マジでするとは思わなかった」
 そんな理不尽過ぎるコメントに、美子は本気で腹を立てた。

「さっき、あなたがしろって言ったんじゃない!」
「いや、俺は『こいつが馬鹿な事を言ってすみません』の謝罪のつもりで言ったわけで、『して下さい』とお願いしたつもりでは」
「次」
 そこで桃を咀嚼し終えたらしい秀明が、冷静にお代わりを要求してきた為、美子は無意識にフォークを掴んでいた右手を震わせた。

「本っ当にムカつくわね……」
「もう本当に、重ね重ね申し訳ありません!」
 再び当事者の代わりに土下座して詫びを入れた淳に盛大に舌打ちしてから、美子は秀明のふてぶてしい顔にフォークを突き立てたい気持ちを懸命に堪えつつ、大人しく桃を食べさせてやった。
 それからシンクも綺麗に片付けてから、美子は大人しく寝ていた秀明の元にやって来て、明朝の食事についての説明をした。

「じゃあ明日の朝用に、具沢山の煮込みうどんの汁を作っておいたから、朝に軽く沸騰させてから冷蔵庫に入れてあるうどんを入れて、弱火で数分煮込んでから食べて頂戴。思った以上に元気そうだから、帰らせて貰うわ」
 それに秀明は素直に頷いて、傍らの友人を見上げる。

「分かった。助かった。淳?」
「ああ、美子さんは俺が責任を持って、きちんと家まで送り届けるから。お前はちゃんと寝てろよ? 鍵は今度返す」
 そう言い聞かせて、淳は美子と連れ立ってマンションを出た。そして淳が玄関のドアを施錠して歩き出したのを見て、美子はエレベーターの前で尋ねてみた。

「さっきの彼女は持って無かったみたいだけど、小早川さんはここの合鍵を持っているんですね」
 それを聞いた淳は、丁度やって来たエレベーターに乗り込みながら、不思議そうな顔で尋ね返す。

「普段は持っていませんが、土曜日に電話で様子を聞いて無理やり医者に連れて行った時に、室内であいつが意識不明になってたら拙いと思って、帰る時に借りておいたんです。あの……、『さっきの彼女』って何の事ですか?」
 激しく嫌な予感を覚えた淳だったが、不幸な事にその予感は的中した。

「来た時に、玄関前で女性に出くわしたのよ。日曜にデートをすっぽかされて、仕事帰りに様子を見に来たんですって。なかなか見栄えのする美人だったわ」
「そうですか……」
(何て間の悪い。確かにあいつが、未だに何人かの女と切れていないのは知ってるが)
 美子が小さく肩を竦めて、淡々と告げたまさかの鉢合わせ話に、淳は全身から冷や汗を流した。そんな淳の心中を知ってか知らずか、美子はマンションの一階に足を踏み出しながら、他人事の様に話を続ける。

「人の事を、上から下までじろじろ眺めて鼻で笑ってたけど、あの人が出て来た時に勢い良く開けたドアで全身を強打されて転がった挙げ句、『失せろ』とか言われてたわ。とんだ鬼畜っぷりよねぇ、いっそ感心しちゃうわ」
「口の悪い奴ですみません」
「あら、小早川さんが謝る筋合いでは無いでしょう?」
 神妙に謝罪の言葉を口にした淳を振り返った美子は、おかしそうにクスクスと笑ったが、淳は愛想笑いも出来なかった。

(駄目だ。ここで下手に秀明を庇う発言をしようものなら、容赦なく俺まで切り捨てられる)
 ここで気を緩めたら更に状況が悪化する気がして仕方が無かった淳は、失言を防ぐ為に美子の顔色を窺いながら口を噤んだ。それからは美子も無言のまま歩き続け、淳が近くのコインパーキングに彼女を誘導した。
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