54 / 100
ミスリルソード
しおりを挟む
「じゃあ行ってくるよ」
シルバーが言った。
日が昇ってからまだそれほど時間が経っておらず、空気はひんやりと肌寒い。
少しずつ冬が近づいているようだ。
四季と呼べるようなはっきりと区別できる気候の変化ではないが、この世界のこの街にも季節の移ろいはあるらしい。
半年前にオレが覚醒した当初は、動き回ればやや汗ばむといった程度の陽気だった。
やがて昼は少しずつ長くなり、真昼には日差しがじりじりと肌を焼く季節が来た。
そしていま日差しは力を失い、夜が長くなっていた。
雨の少ない土地だからか、寒くなるのが早いように感じる。
「どれぐらいで戻ってくるんだ?」
オレがそう訊くとシルバーはくすくすと笑った。思念でくすくす笑いを表現できるなんて器用なヤツだ。
シルバーは狩ったロック鳥を解体するために、一度竜の郷に戻るのだという。
他の都市へ行けば、大型の魔物の解体を専門で請け負う店もあると教えてやったのだが、竜の郷の方が良いらしい。
解体云々よりも、狩ったロック鳥を郷に持ち帰りたいのだろうなと思い、オレはそれ以上のことは訊かなかった。
「僕がいないと寂しいのかい? クラーケン殺しの勇者様ともあろう者が」
そう言うとシルバーはさらに盛大にクスクスと笑う。
「言ってろ」
こいつにからかわれるのには慣れてきていた。
「カズってメンヘラ彼女みたいなところあるよね」
「ねえよ」
「逆に訊くけどさ、どれぐらいなら僕がいなくても耐えられるの?」
「別に戻ってこなくてもいいんだぞ」
「強がっちゃって。ツンデレってやつだね」
「竜の郷とやらに住んでるほうがお前にとっちゃ生きやすいんじゃないのか? 仲間も大勢いるんだろうし」
「竜の郷は飽きちゃったかな。楽しいことは楽しいんだけどね。
竜たちは寿命がものすごく長いから、日々に変化がないというか、刺激がないんだよね。
それに食い意地が張ってるカズといる方がいろいろ美味しいものを食べられるからね」
こいつの言ってることが本気なのかどうかは分からない。だけど転生前の関係に縛られてオレと行動を共にしようとしているのならば、そんなのはやめたほうがいい。せっかく自我を得て、さらにとんでもない能力も持っているんだから、どこへでも行って、好きなことをやるべきだ──そんなことをオレは考えた。思念伝達のスキルがあるのだから、シルバーはオレの考えも読んでいるだろう。
ところがシルバーから出たのは、それとはまったく関係のないセリフだった。
「あ、そうだ、これ渡しとくよ」
シルバーの前カゴに一振りの剣が現れた。
短めのロングソードというべきか、長めのショートソードというべきか悩む長さの剣だ。
動物の皮を染めて作られたらしい青い鞘に収まっていた。
鞘の鯉口部は鍔や握りの部分と同じ青白く輝く金属でできており、青い飾り石があしらわれている。
「どうしたんだ、コレ。どこかで盗んできたのか?」
「なにバカなこと言ってるのさ。
鍋とかを買ったあの荒物屋さんにお願いしてたのを、さっきもらってきたんだよ」
「ああ、クーニアさんとこか」
オレは口ひげの優男の顔を思い浮かべた。
彼ならどんな物を調達してきても不思議ではないような気がする。
「抜いてみてよ」
「ああ」
言われるままに、オレは鞘から刀身を引き抜いた。
どこか透明感のある青みがかった白銀の刀身だ。
鍔と柄頭には流線型の意匠の飾りが彫り込まれており、美術品としても価値がありそうに見える。
「この金属ってもしかして」
「ああ、さすがにカズ程度でも気付くんだね。
剣と鞘の鯉口部分には僕の爪を精錬したミスリル銀が使われてるよ。
荒物屋さんにお願いして、腕のある鍛冶屋さんに打ってもらったんだ。
ゲーム風にいえばミスリルソードってことになるね」
「いつの間に」
「毎日カズが料理してる間、僕はヒマだったからね」
そういえばシルバーはいつの間にかトヨケに依頼したりもしていたのだ。
姿が見えなくても特に気にはしていなかったのだが、街で色々動いていたのだろう。
「オレにくれるのか」
「うん、僕の爪の垢でも煎じて飲んでろってメッセージだと思ってね」
憎まれ口を叩いてはいるが、オレが碌な剣を持っていなかったから、用意してくれたのだろう。
剣にこだわりがなく、あまり活用する機会もなかったので、オレはこれまでずっと安物のショートソードをほとんど手入れもしないまま使っていた。
そしてそれもシェル・クラーケンとの戦いでいよいよダメになっていた。
「ありがとう」
「人としてのレベルの低さを補うには、これぐらいの剣は持っておかないとね」
「ありがとうを撤回する」
暴言を吐かないと死んでしまう病気にでもかかっているのではないだろうか。
それともこれが竜という種族の特質なのか。もしそうならば、竜が人間とあまり相容れない存在であることも納得できる。
もっとも、人間と相容れる存在なんてのは前の世界でもこの世界でもほとんどいないのだが。
「ミスリルは魔力を伝達する金属なんだ。
魔力を込めて使うことで普通の攻撃に魔法の効果や威力を上乗せすることができるよ」
「ふーん」
「おや、反応薄いね。こういうのはすべての男の子の憧れじゃないの?」
「まあカッコイイとは思うぞ」
「そういえばカズの転生贈与スキルはどんなんだっけ。まだ教えてもらってなかったよね? 魔法系じゃないの?」
「ああ、オレのスキルな……。
まあつまりアレだ。非戦闘系というか日常系というかライフハック系というか」
たしかに異世界転生した時の贈り物として、オレも一つだけスキルを身につけていた。
個人的にはとても優れたスキルだとは思うのだが、その良さを人に説明するのが難しいのだ。
「んー、よく分かんないな。けっきょく何ができるの?」
隠していても仕方がない。変に期待値を高めてしまうのも悪手だし、ここはさっさと説明しておくに限る。
「小さじ一杯を正確に測るスキルだ」
「え?」
少しの間沈黙が落ちた。
シルバーがおずおずと口を開いた。
「ごめんね、なんて言ったかよく聞こえなかったんだけど……。
もう一度言ってくれる?」
「だから、塩とか砂糖とか液体とかを、適当にすくっても小さじ一杯を正確にすくい取れる能力なんだよ」
「あー、そういう……」
曖昧に消える語尾。
そしてシルバーにしては珍しく、こちらを気遣うようにことさら明るい声で言い直した。
「便利だよねー。
戦闘スキルなんて使う機会もそんなにないけど、小さじ一杯を計るのは毎日でも使えるもんねー」
「そんな優しさを見せないでくれ。いっそバカにされたほうがすっきりする」
転生してきた際、漫画とかで見るような特殊な能力が自分にも備わっていることに気づいて一瞬喜んだ。だが、それが小さじ一杯を正確に測ることができる能力だと知れた時には、むしろ無能力の方が良かったと思った。
生活する上で便利な能力ではあるのだが、それならばふつうに小さじを用意すればいいだけの話しである。
かくし芸かなにかくらいには使えそうだが、魔力には関係のないスキルだ。
「せっかくのミスリルソードだが、宝の持ち腐れになるな」
オレがそう言うと、シルバは首を振った。
「生きているだけで誰でも多少の魔力は持っているから、誰が使っても少しは切れ味の向上があるんだよ。
それにミスリル自体、軽くて硬い素材だからね」
とても珍しいことに、シルバーがどこまでも気遣いを見せている。
逆にいえば、それだけオレが可哀そうだと思われてるってことだ。
「じゃあいただくことにする。
せっかくのお前の爪の垢だし、ありがたく煎じて飲ませてもらうよ」
「よい心掛けだね。じゃあ、もう行くね」
そう言うとシルバーはさっさと行ってしまった。
しごくあっさりとしてるなと思ったが、考えてみればここにいてもシルバーにはやることがなくて暇なのだろう。
けっきょくどれぐらいで戻ってくるのかは言っていなかったが、あいつの足なら竜の郷とやらでも数日の距離といっていたような気がする。
とりあえずオレは、シルバーが置いていったコカトリスの肉の切り分けに取り掛かる。
今から下味を付けておけば、晩にはしっかりと味の染みたフライドチキンが作れるだろう。
シルバーが言った。
日が昇ってからまだそれほど時間が経っておらず、空気はひんやりと肌寒い。
少しずつ冬が近づいているようだ。
四季と呼べるようなはっきりと区別できる気候の変化ではないが、この世界のこの街にも季節の移ろいはあるらしい。
半年前にオレが覚醒した当初は、動き回ればやや汗ばむといった程度の陽気だった。
やがて昼は少しずつ長くなり、真昼には日差しがじりじりと肌を焼く季節が来た。
そしていま日差しは力を失い、夜が長くなっていた。
雨の少ない土地だからか、寒くなるのが早いように感じる。
「どれぐらいで戻ってくるんだ?」
オレがそう訊くとシルバーはくすくすと笑った。思念でくすくす笑いを表現できるなんて器用なヤツだ。
シルバーは狩ったロック鳥を解体するために、一度竜の郷に戻るのだという。
他の都市へ行けば、大型の魔物の解体を専門で請け負う店もあると教えてやったのだが、竜の郷の方が良いらしい。
解体云々よりも、狩ったロック鳥を郷に持ち帰りたいのだろうなと思い、オレはそれ以上のことは訊かなかった。
「僕がいないと寂しいのかい? クラーケン殺しの勇者様ともあろう者が」
そう言うとシルバーはさらに盛大にクスクスと笑う。
「言ってろ」
こいつにからかわれるのには慣れてきていた。
「カズってメンヘラ彼女みたいなところあるよね」
「ねえよ」
「逆に訊くけどさ、どれぐらいなら僕がいなくても耐えられるの?」
「別に戻ってこなくてもいいんだぞ」
「強がっちゃって。ツンデレってやつだね」
「竜の郷とやらに住んでるほうがお前にとっちゃ生きやすいんじゃないのか? 仲間も大勢いるんだろうし」
「竜の郷は飽きちゃったかな。楽しいことは楽しいんだけどね。
竜たちは寿命がものすごく長いから、日々に変化がないというか、刺激がないんだよね。
それに食い意地が張ってるカズといる方がいろいろ美味しいものを食べられるからね」
こいつの言ってることが本気なのかどうかは分からない。だけど転生前の関係に縛られてオレと行動を共にしようとしているのならば、そんなのはやめたほうがいい。せっかく自我を得て、さらにとんでもない能力も持っているんだから、どこへでも行って、好きなことをやるべきだ──そんなことをオレは考えた。思念伝達のスキルがあるのだから、シルバーはオレの考えも読んでいるだろう。
ところがシルバーから出たのは、それとはまったく関係のないセリフだった。
「あ、そうだ、これ渡しとくよ」
シルバーの前カゴに一振りの剣が現れた。
短めのロングソードというべきか、長めのショートソードというべきか悩む長さの剣だ。
動物の皮を染めて作られたらしい青い鞘に収まっていた。
鞘の鯉口部は鍔や握りの部分と同じ青白く輝く金属でできており、青い飾り石があしらわれている。
「どうしたんだ、コレ。どこかで盗んできたのか?」
「なにバカなこと言ってるのさ。
鍋とかを買ったあの荒物屋さんにお願いしてたのを、さっきもらってきたんだよ」
「ああ、クーニアさんとこか」
オレは口ひげの優男の顔を思い浮かべた。
彼ならどんな物を調達してきても不思議ではないような気がする。
「抜いてみてよ」
「ああ」
言われるままに、オレは鞘から刀身を引き抜いた。
どこか透明感のある青みがかった白銀の刀身だ。
鍔と柄頭には流線型の意匠の飾りが彫り込まれており、美術品としても価値がありそうに見える。
「この金属ってもしかして」
「ああ、さすがにカズ程度でも気付くんだね。
剣と鞘の鯉口部分には僕の爪を精錬したミスリル銀が使われてるよ。
荒物屋さんにお願いして、腕のある鍛冶屋さんに打ってもらったんだ。
ゲーム風にいえばミスリルソードってことになるね」
「いつの間に」
「毎日カズが料理してる間、僕はヒマだったからね」
そういえばシルバーはいつの間にかトヨケに依頼したりもしていたのだ。
姿が見えなくても特に気にはしていなかったのだが、街で色々動いていたのだろう。
「オレにくれるのか」
「うん、僕の爪の垢でも煎じて飲んでろってメッセージだと思ってね」
憎まれ口を叩いてはいるが、オレが碌な剣を持っていなかったから、用意してくれたのだろう。
剣にこだわりがなく、あまり活用する機会もなかったので、オレはこれまでずっと安物のショートソードをほとんど手入れもしないまま使っていた。
そしてそれもシェル・クラーケンとの戦いでいよいよダメになっていた。
「ありがとう」
「人としてのレベルの低さを補うには、これぐらいの剣は持っておかないとね」
「ありがとうを撤回する」
暴言を吐かないと死んでしまう病気にでもかかっているのではないだろうか。
それともこれが竜という種族の特質なのか。もしそうならば、竜が人間とあまり相容れない存在であることも納得できる。
もっとも、人間と相容れる存在なんてのは前の世界でもこの世界でもほとんどいないのだが。
「ミスリルは魔力を伝達する金属なんだ。
魔力を込めて使うことで普通の攻撃に魔法の効果や威力を上乗せすることができるよ」
「ふーん」
「おや、反応薄いね。こういうのはすべての男の子の憧れじゃないの?」
「まあカッコイイとは思うぞ」
「そういえばカズの転生贈与スキルはどんなんだっけ。まだ教えてもらってなかったよね? 魔法系じゃないの?」
「ああ、オレのスキルな……。
まあつまりアレだ。非戦闘系というか日常系というかライフハック系というか」
たしかに異世界転生した時の贈り物として、オレも一つだけスキルを身につけていた。
個人的にはとても優れたスキルだとは思うのだが、その良さを人に説明するのが難しいのだ。
「んー、よく分かんないな。けっきょく何ができるの?」
隠していても仕方がない。変に期待値を高めてしまうのも悪手だし、ここはさっさと説明しておくに限る。
「小さじ一杯を正確に測るスキルだ」
「え?」
少しの間沈黙が落ちた。
シルバーがおずおずと口を開いた。
「ごめんね、なんて言ったかよく聞こえなかったんだけど……。
もう一度言ってくれる?」
「だから、塩とか砂糖とか液体とかを、適当にすくっても小さじ一杯を正確にすくい取れる能力なんだよ」
「あー、そういう……」
曖昧に消える語尾。
そしてシルバーにしては珍しく、こちらを気遣うようにことさら明るい声で言い直した。
「便利だよねー。
戦闘スキルなんて使う機会もそんなにないけど、小さじ一杯を計るのは毎日でも使えるもんねー」
「そんな優しさを見せないでくれ。いっそバカにされたほうがすっきりする」
転生してきた際、漫画とかで見るような特殊な能力が自分にも備わっていることに気づいて一瞬喜んだ。だが、それが小さじ一杯を正確に測ることができる能力だと知れた時には、むしろ無能力の方が良かったと思った。
生活する上で便利な能力ではあるのだが、それならばふつうに小さじを用意すればいいだけの話しである。
かくし芸かなにかくらいには使えそうだが、魔力には関係のないスキルだ。
「せっかくのミスリルソードだが、宝の持ち腐れになるな」
オレがそう言うと、シルバは首を振った。
「生きているだけで誰でも多少の魔力は持っているから、誰が使っても少しは切れ味の向上があるんだよ。
それにミスリル自体、軽くて硬い素材だからね」
とても珍しいことに、シルバーがどこまでも気遣いを見せている。
逆にいえば、それだけオレが可哀そうだと思われてるってことだ。
「じゃあいただくことにする。
せっかくのお前の爪の垢だし、ありがたく煎じて飲ませてもらうよ」
「よい心掛けだね。じゃあ、もう行くね」
そう言うとシルバーはさっさと行ってしまった。
しごくあっさりとしてるなと思ったが、考えてみればここにいてもシルバーにはやることがなくて暇なのだろう。
けっきょくどれぐらいで戻ってくるのかは言っていなかったが、あいつの足なら竜の郷とやらでも数日の距離といっていたような気がする。
とりあえずオレは、シルバーが置いていったコカトリスの肉の切り分けに取り掛かる。
今から下味を付けておけば、晩にはしっかりと味の染みたフライドチキンが作れるだろう。
0
お気に入りに追加
58
あなたにおすすめの小説

悪役貴族の四男に転生した俺は、怠惰で自由な生活がしたいので、自由気ままな冒険者生活(スローライフ)を始めたかった。
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
俺は何もしてないのに兄達のせいで悪役貴族扱いされているんだが……
アーノルドは名門貴族クローリー家の四男に転生した。家の掲げる独立独行の家訓のため、剣技に魔術果ては鍛冶師の技術を身に着けた。
そして15歳となった現在。アーノルドは、魔剣士を育成する教育機関に入学するのだが、親戚や上の兄達のせいで悪役扱いをされ、付いた渾名は【悪役公子】。
実家ではやりたくもない【付与魔術】をやらされ、学園に通っていても心の無い言葉を投げかけられる日々に嫌気がさした俺は、自由を求めて冒険者になる事にした。
剣術ではなく刀を打ち刀を使う彼は、憧れの自由と、美味いメシとスローライフを求めて、時に戦い。時にメシを食らい、時に剣を打つ。
アーノルドの第二の人生が幕を開ける。しかし、同級生で仲の悪いメイザース家の娘ミナに学園での態度が演技だと知られてしまい。アーノルドの理想の生活は、ハチャメチャなものになって行く。

【完結】悪役令嬢に転生したけど、王太子妃にならない方が幸せじゃない?
みちこ
ファンタジー
12歳の時に前世の記憶を思い出し、自分が悪役令嬢なのに気が付いた主人公。
ずっと王太子に片思いしていて、将来は王太子妃になることしか頭になかった主人公だけど、前世の記憶を思い出したことで、王太子の何が良かったのか疑問に思うようになる
色々としがらみがある王太子妃になるより、このまま公爵家の娘として暮らす方が幸せだと気が付く


悪役令息に転生したけど、静かな老後を送りたい!
えながゆうき
ファンタジー
妹がやっていた乙女ゲームの世界に転生し、自分がゲームの中の悪役令息であり、魔王フラグ持ちであることに気がついたシリウス。しかし、乙女ゲームに興味がなかった事が仇となり、断片的にしかゲームの内容が分からない!わずかな記憶を頼りに魔王フラグをへし折って、静かな老後を送りたい!
剣と魔法のファンタジー世界で、精一杯、悪足搔きさせていただきます!

異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。
魔境へ追放された公爵令息のチート領地開拓 〜動く屋敷でもふもふ達とスローライフ!〜
西園寺わかば🌱
ファンタジー
公爵家に生まれたエリクは転生者である。
4歳の頃、前世の記憶が戻って以降、知識無双していた彼は気づいたら不自由極まりない生活を送るようになっていた。
そんな彼はある日、追放される。
「よっし。やっと追放だ。」
自由を手に入れたぶっ飛んび少年エリクが、ドラゴンやフェンリルたちと気ままに旅先を決めるという物語。
- この話はフィクションです。
- カクヨム様でも連載しています。
帝国の王子は無能だからと追放されたので僕はチートスキル【建築】で勝手に最強の国を作る!
黒猫
ファンタジー
帝国の第二王子として生まれたノルは15才を迎えた時、この世界では必ず『ギフト授与式』を教会で受けなくてはいけない。
ギフトは神からの祝福で様々な能力を与えてくれる。
観衆や皇帝の父、母、兄が見守る中…
ノルは祝福を受けるのだが…手にしたのはハズレと言われているギフト…【建築】だった。
それを見た皇帝は激怒してノルを国外追放処分してしまう。
帝国から南西の最果ての森林地帯をノルは仲間と共に開拓していく…
さぁ〜て今日も一日、街作りの始まりだ!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる