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ラーク
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ラーク
その日私は浮かれていた、ついに貸家の準備ができラークを迎えに行くことができるからだ、まずは朝食を食べた後にエミリーさんと一緒に貸家に向かう子猫亭と同じ通りなのでそれほど遠くはない。
家の中を見て回ったが、掃除してくれたのか埃っぽさがなくなっていた。中に残っている家具は好きにしていいと言われ使わせてもらうことにした。エミリーさんにお礼を言ってラークを迎えに行くことを伝えると、一緒についてきてくれると言われありがたくお願いすることにした。
道中やはり、ラークの怪我の話になり本当に大丈夫なのかとエミリーさんが本気で心配してくれているので、少し秘密にしているのが申し訳なくおもってしまう。いつかきちんと話せる日が来るといいなと思っているとお店に着いた。中に入り店員に声をかける
「こんにちわー、ラークは元気ですか?」
「いらっしゃいませ、もちろんでございます。すぐに連れてきましょう」
しばらく待つと、ラークを連れた店員が戻ってきた、連れてこられたラークは見違えるほどきれいになっていた。身ぎれいになり、服も簡素なものながらきれいなものを着ている、何より変わったのは髪を切ってロップイヤーがはっきりわかるようになったことである、髪と同じ赤茶でモフモフしている、触りたい衝動にかられたがぐっと我慢した。
そのままラークを連れて店を出ると、店先まで店員が出てきて
「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしてます」
随分とにこやかに送り出してくれるので、不思議に思い少しお店から離れてからエミリーさんに話しかけた
「なんかあの店員さんすごく機嫌よかったですけどなんでですかね?」
「それは当然よ、ただで際ひどい怪我を負った奴隷は売れにくいのに、私が多少値引きさせたけど金払いもよく買っていくんだもの当然よ、それにあなた見るからに魔導士ってわかるから将来大物にならないとも限らないものね」
後半はエミリーさんは含み笑いしながら説明してくれた
「あの、魔導士ってそんなに少ないんですか?確かに他の職業より少ないとは聞いていましたけど、体験PTでも魔導士の方いましたしそこまで少ないとは思えないんですが?」
不思議に思い尋ねると、エミリーさんは簡単に説明してくれた
「そうね、魔法が使える人は結構いるわ、生活魔法なんかは、ほとんどの人が使ってるでしょ?でも、魔導士になれるほどの魔力やMPを持っている人は少ないの。魔導士のいるPTじゃ成功するって迷信がある位よ」
迷信なのか!と思いながらもエミリーさんお話を聞くと、結局のところ魔力自体はみんな持っていて、魔導士になれるほどの魔力やMPを持っている人は少なくそれに続いてスキルを習得できるかも問題になってくる。
私の場合は、特例としても通常に取ろうとしたら物理スキルよりずっとむつかしいようで魔導士は、重宝されているようでPT内でも厚遇されることが多いそうだ。
そんな話をしながら3人で歩いていると貸家いや、今日から私の家に着いた当然のようにエミリーさんを誘ったが用事があると言って帰ってしまった。ラークと二人になると何を話していいかわからない、いや、肩にルナはいるんだけどルナは人がいると話さないし、ちょっと困りながら
「とりあえず中に入りましょうか」
と。ラークを促すと少し驚いた顔をしながらも付いてきた、とはいえこの家ではまだ何も用意していないのでお茶の一杯も出すこともできない。さっそくだけど当初の予定通り二階の一室にテントを立てて神域の家に移動することにした。
2階に上がり何も置いてないほうの奥の部屋に入ってテントを立てる。ラークは変な顔をしている、当然だなっと思ったが説明するよりも入ってもらったほうが早に決まっている百聞は一見にしかずである。
とりあえず中に入るよう促しながら、そういえば神域の家は部屋が一つしかないな、ここと行ったり来たりは少しめんどくさい気がしたがさすがにこんなことまでは神様は何とかしてくれないよね。そう思いながら、ラークについてくるようにいって、黒いほうの出口に向かうそこからでるといつもの慣れた家の玄関であったはずがなぜか見覚えのない階段ができている。驚きながら肩のルナを見ると、うにゃーうと相変わらずため息なのかよくわから鳴き声を上げられた。
とにかくラークをこっちに入れないと、と思い声をかける
「ラークさん、その黒い出口から出てください」
ちゃんと声が聞こえたのかラークが入ってくるそして、ラークは左目をしきりに擦り風景が変わらないのを見て呆然とした顔でこちらを見てきた
「どうすごいでしょう?ここは、私の秘密の家なんです。テントがあればいつでもこの家に帰ってくることができるんですよ」
私も聞いていただけで、試しに一回使っただけだけどラークがあまりに驚いてくれるのでなんとなく誇らしくなって、ちょっと浮かれて説明してしまった。
とはいえ、私にもわからない二階ができているのでとりあえずラークさんにそこにいるようにおねがいして二階への階段に向かった二階に上がってみるといくつか部屋があるのか扉が6つある、一番近くの部屋の扉を開くと、私の部屋と同じように、ベッド、机、クローゼット棚が一つの部屋がある。他の部屋も見て回ったがどの部屋も作りは同じであった。
これはさっき、私が「こんなことまでは神様は何とかしてくれないよね」と思ったことが原因だろうか?部屋数が多すぎるのは気になったがどちらにしても助かったのでラークを二階に読んで手近な部屋を使うように言う。部屋の中を見たラークはまたも驚いた顔をして、今度は私を不思議そうに見てきた。そして話始めた
「俺は奴隷だからこんな立派な部屋は必要ないですし、話し方もそんな丁寧じゃなくてかまいません」
と、言い出したが私としては部屋はどうにもならないし、話し方は賛成ではあるもののラークにも店であった時のように自然に話してほしかった、なのでそのまま言って見ることにした
「部屋は、これしかないのでここを使ってもらいます。それと話し方なんだけど私も気楽に話させてもらうからラークも同じようにしてほしいの」
またも驚いた顔をしていたがラークは
「それでいいならそうさせてもらうよ、ご主人様」
と、少しふざけた感じで行ってくる、だがご主人様はないなと思い名前で呼ぶようお願いした。最初は渋っていたが、私が本気であると気付き了解を取り付けた
「じゃぁさっそく怪我を治しましょうか?」
「ユリナは回復魔法が使えるのか?」
「いや、回復魔法じゃなくて神への祈りって技なんだけど」
言いながら、合唱して心の中でラークの怪我が治りますようにと祈った。
するとたちまちラークの右側にあった顔の怪我から眼球まで治ってしまう。よくわからないが右手も治っているのではないだろうか?ラークに聞いてみることにした
「様子はどう右目は見えてる?それと右手動くかな?」
ラークは目をぱちぱちしたり左目を隠したりしてみたかと思うと、右腕をぐるぐると回したりしている、どうやら治ったようだ。
「大丈夫そうだね、とりあえずお茶でもしながら話をしない?」
と、声を掛けたらラークはこれまでで一番驚いた顔で
「あんたは、高位の神子か何かなのか!」
と、怒鳴るように言われた、ちょっと驚いたが考えてみると自覚はないが私は確か称号に「異世界からの神子」ていうのがあったので、神子なのだろうラークには嘘つく必要がないので言って見た
「うんそう見たい、でも今ラークの傷を治したのはおまけみたいに神様の加護があって傷とか病気が治せるようになったの、でも魔力を使うから誰でもてわけにはいかないんだよ」
「それは当然だ、無差別に直していては混乱が起きる」
「やっぱりそうなんだ、私は急にこの力が使えるようになったからよくわからないことが多いんだよね」
困っている私にラークはさらに質問してくる
「ユリナは、冒険者の前衛を探していると言っていたが、神殿に所属はしていないのか?」
「うん、私はここからずいぶん遠くから来てまだそんなに日にちがたってないの、それに神殿に入る予定はないからこのことは秘密にしておいてね」
「当然だ、それに契約によりユリナの情報は話せない」
「そっかならいいんだ、そういば服とか買いに行かなきゃいけないね、着替えがないもの」
と言っているはしからとりあえず持っている最低限の着替えを入れるためかラークがクローゼット開けた、ラークが小首をかしげながら
「服は入っているようだが」
と、言ってきたので私もクローゼットの中を見せてもらった確かに服が何着かが入っている一着を手に取りながら鑑定してみると
ラークの服
自動修復洗浄付き
となっていた。そういえば前にちらりと思ったかなぁって位の記憶があるがそれのおかげなのか、神様が気を使ってくれたのかはわからないが、助かったので素直に感謝しておくことにした。
「急いですることなくなったね。とりあえずお茶でも飲もうか?」
そう言って、一階のリビングに降りていく、紅茶を飲むのにも同じ席は良くないとかラークが言い出したり面倒なことがあったが、私はのどが渇いていたので強引にラークをテーブルの席に着かせた。
これでゆっくり話もできるなったと思ってお茶お一口飲んだのである。
その日私は浮かれていた、ついに貸家の準備ができラークを迎えに行くことができるからだ、まずは朝食を食べた後にエミリーさんと一緒に貸家に向かう子猫亭と同じ通りなのでそれほど遠くはない。
家の中を見て回ったが、掃除してくれたのか埃っぽさがなくなっていた。中に残っている家具は好きにしていいと言われ使わせてもらうことにした。エミリーさんにお礼を言ってラークを迎えに行くことを伝えると、一緒についてきてくれると言われありがたくお願いすることにした。
道中やはり、ラークの怪我の話になり本当に大丈夫なのかとエミリーさんが本気で心配してくれているので、少し秘密にしているのが申し訳なくおもってしまう。いつかきちんと話せる日が来るといいなと思っているとお店に着いた。中に入り店員に声をかける
「こんにちわー、ラークは元気ですか?」
「いらっしゃいませ、もちろんでございます。すぐに連れてきましょう」
しばらく待つと、ラークを連れた店員が戻ってきた、連れてこられたラークは見違えるほどきれいになっていた。身ぎれいになり、服も簡素なものながらきれいなものを着ている、何より変わったのは髪を切ってロップイヤーがはっきりわかるようになったことである、髪と同じ赤茶でモフモフしている、触りたい衝動にかられたがぐっと我慢した。
そのままラークを連れて店を出ると、店先まで店員が出てきて
「ありがとうございました。またのお越しをお待ちしてます」
随分とにこやかに送り出してくれるので、不思議に思い少しお店から離れてからエミリーさんに話しかけた
「なんかあの店員さんすごく機嫌よかったですけどなんでですかね?」
「それは当然よ、ただで際ひどい怪我を負った奴隷は売れにくいのに、私が多少値引きさせたけど金払いもよく買っていくんだもの当然よ、それにあなた見るからに魔導士ってわかるから将来大物にならないとも限らないものね」
後半はエミリーさんは含み笑いしながら説明してくれた
「あの、魔導士ってそんなに少ないんですか?確かに他の職業より少ないとは聞いていましたけど、体験PTでも魔導士の方いましたしそこまで少ないとは思えないんですが?」
不思議に思い尋ねると、エミリーさんは簡単に説明してくれた
「そうね、魔法が使える人は結構いるわ、生活魔法なんかは、ほとんどの人が使ってるでしょ?でも、魔導士になれるほどの魔力やMPを持っている人は少ないの。魔導士のいるPTじゃ成功するって迷信がある位よ」
迷信なのか!と思いながらもエミリーさんお話を聞くと、結局のところ魔力自体はみんな持っていて、魔導士になれるほどの魔力やMPを持っている人は少なくそれに続いてスキルを習得できるかも問題になってくる。
私の場合は、特例としても通常に取ろうとしたら物理スキルよりずっとむつかしいようで魔導士は、重宝されているようでPT内でも厚遇されることが多いそうだ。
そんな話をしながら3人で歩いていると貸家いや、今日から私の家に着いた当然のようにエミリーさんを誘ったが用事があると言って帰ってしまった。ラークと二人になると何を話していいかわからない、いや、肩にルナはいるんだけどルナは人がいると話さないし、ちょっと困りながら
「とりあえず中に入りましょうか」
と。ラークを促すと少し驚いた顔をしながらも付いてきた、とはいえこの家ではまだ何も用意していないのでお茶の一杯も出すこともできない。さっそくだけど当初の予定通り二階の一室にテントを立てて神域の家に移動することにした。
2階に上がり何も置いてないほうの奥の部屋に入ってテントを立てる。ラークは変な顔をしている、当然だなっと思ったが説明するよりも入ってもらったほうが早に決まっている百聞は一見にしかずである。
とりあえず中に入るよう促しながら、そういえば神域の家は部屋が一つしかないな、ここと行ったり来たりは少しめんどくさい気がしたがさすがにこんなことまでは神様は何とかしてくれないよね。そう思いながら、ラークについてくるようにいって、黒いほうの出口に向かうそこからでるといつもの慣れた家の玄関であったはずがなぜか見覚えのない階段ができている。驚きながら肩のルナを見ると、うにゃーうと相変わらずため息なのかよくわから鳴き声を上げられた。
とにかくラークをこっちに入れないと、と思い声をかける
「ラークさん、その黒い出口から出てください」
ちゃんと声が聞こえたのかラークが入ってくるそして、ラークは左目をしきりに擦り風景が変わらないのを見て呆然とした顔でこちらを見てきた
「どうすごいでしょう?ここは、私の秘密の家なんです。テントがあればいつでもこの家に帰ってくることができるんですよ」
私も聞いていただけで、試しに一回使っただけだけどラークがあまりに驚いてくれるのでなんとなく誇らしくなって、ちょっと浮かれて説明してしまった。
とはいえ、私にもわからない二階ができているのでとりあえずラークさんにそこにいるようにおねがいして二階への階段に向かった二階に上がってみるといくつか部屋があるのか扉が6つある、一番近くの部屋の扉を開くと、私の部屋と同じように、ベッド、机、クローゼット棚が一つの部屋がある。他の部屋も見て回ったがどの部屋も作りは同じであった。
これはさっき、私が「こんなことまでは神様は何とかしてくれないよね」と思ったことが原因だろうか?部屋数が多すぎるのは気になったがどちらにしても助かったのでラークを二階に読んで手近な部屋を使うように言う。部屋の中を見たラークはまたも驚いた顔をして、今度は私を不思議そうに見てきた。そして話始めた
「俺は奴隷だからこんな立派な部屋は必要ないですし、話し方もそんな丁寧じゃなくてかまいません」
と、言い出したが私としては部屋はどうにもならないし、話し方は賛成ではあるもののラークにも店であった時のように自然に話してほしかった、なのでそのまま言って見ることにした
「部屋は、これしかないのでここを使ってもらいます。それと話し方なんだけど私も気楽に話させてもらうからラークも同じようにしてほしいの」
またも驚いた顔をしていたがラークは
「それでいいならそうさせてもらうよ、ご主人様」
と、少しふざけた感じで行ってくる、だがご主人様はないなと思い名前で呼ぶようお願いした。最初は渋っていたが、私が本気であると気付き了解を取り付けた
「じゃぁさっそく怪我を治しましょうか?」
「ユリナは回復魔法が使えるのか?」
「いや、回復魔法じゃなくて神への祈りって技なんだけど」
言いながら、合唱して心の中でラークの怪我が治りますようにと祈った。
するとたちまちラークの右側にあった顔の怪我から眼球まで治ってしまう。よくわからないが右手も治っているのではないだろうか?ラークに聞いてみることにした
「様子はどう右目は見えてる?それと右手動くかな?」
ラークは目をぱちぱちしたり左目を隠したりしてみたかと思うと、右腕をぐるぐると回したりしている、どうやら治ったようだ。
「大丈夫そうだね、とりあえずお茶でもしながら話をしない?」
と、声を掛けたらラークはこれまでで一番驚いた顔で
「あんたは、高位の神子か何かなのか!」
と、怒鳴るように言われた、ちょっと驚いたが考えてみると自覚はないが私は確か称号に「異世界からの神子」ていうのがあったので、神子なのだろうラークには嘘つく必要がないので言って見た
「うんそう見たい、でも今ラークの傷を治したのはおまけみたいに神様の加護があって傷とか病気が治せるようになったの、でも魔力を使うから誰でもてわけにはいかないんだよ」
「それは当然だ、無差別に直していては混乱が起きる」
「やっぱりそうなんだ、私は急にこの力が使えるようになったからよくわからないことが多いんだよね」
困っている私にラークはさらに質問してくる
「ユリナは、冒険者の前衛を探していると言っていたが、神殿に所属はしていないのか?」
「うん、私はここからずいぶん遠くから来てまだそんなに日にちがたってないの、それに神殿に入る予定はないからこのことは秘密にしておいてね」
「当然だ、それに契約によりユリナの情報は話せない」
「そっかならいいんだ、そういば服とか買いに行かなきゃいけないね、着替えがないもの」
と言っているはしからとりあえず持っている最低限の着替えを入れるためかラークがクローゼット開けた、ラークが小首をかしげながら
「服は入っているようだが」
と、言ってきたので私もクローゼットの中を見せてもらった確かに服が何着かが入っている一着を手に取りながら鑑定してみると
ラークの服
自動修復洗浄付き
となっていた。そういえば前にちらりと思ったかなぁって位の記憶があるがそれのおかげなのか、神様が気を使ってくれたのかはわからないが、助かったので素直に感謝しておくことにした。
「急いですることなくなったね。とりあえずお茶でも飲もうか?」
そう言って、一階のリビングに降りていく、紅茶を飲むのにも同じ席は良くないとかラークが言い出したり面倒なことがあったが、私はのどが渇いていたので強引にラークをテーブルの席に着かせた。
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