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初めての戦い
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今日は、始めてモンスターを倒すためこの神域から出ることになった、いつものワンピースでなく運動用のズボンを履き上着を着てローブを羽織るいつも振り回している杖を持って外に出る
「安心しろこの近くにいるモンスターはスライムだ。動きも鈍く、10才ほどの子供でも数人集まれば倒すことができるのだ。」
そうか子供でも倒せるなら何とかなるのか、だが本で調べたところスライムは獲物に気づかれないようにそっと近づき、獲物に飛び掛かり体内に取り込みとかしながら栄養とするのだ、雑食な為普段は草や虫などを食事にしているはず。近づかなければ向こうから襲ってくることはないのではないだろうか、それにわざわざ近づき倒すというのは少し気が引ける、正直虫でもできたら殺したくないのだ台所に出るGも出来れば、まぁあれは見たくもないが先に来るのだが。
それに取り込まれて解かされるって万一そんなことになったらかなり苦しい死に方になるんじゃないだろうか?
「あの、今日は初めての外界だしお散歩位にしとかない?」
いい言い訳出たーと思いながら言ってみた
「ユリナ、さては怖いのか?」
この三か月の間に名前で呼んでもらうことに成功した私の名を呼びながらちらりとこっちを見てくる。
「怖いかと言われると、すごく怖いです!死にたくないし殺すのもなんか怖いし!どうしよう。」
「死ぬのも怖く、殺すのも怖い、両方怖いなら死ぬのは一回で済むぞ?」
ぁ、ルナが野生。弱肉強食とか言ってたもんね。
でも確かにここから離れてこの世界で生きていくには決めなくてはならない覚悟なのだろう、いやここにいたとしてもわたしは食べるのだ何らかの命を食べながら生きている。ならば与えられるばかりではなく自分で手に入れるべきではないか?いや、スライムは食べないけど。
結局のところ皆な食べていくために何らかの形で働いているのだろう、ならば私も今覚悟を決めよう。
「ルナ、私行くよ。外界に行ってみる」
外界には野原と森しか見えない。
「森の中に錬金の素材があるぞ」
そういわれ注意しながら入ってくが何やら薬草がたくさん生えていたりキノコ生えていたりうろうろしていたら。
ドンと全身に衝撃が走った。わたしはいま、大き目のバランスボールくらいの饅頭型のプルプルした生き物に弾き飛ばされた、おそらくこれがスライムなのだろう。ルナも言っている
「スライムだ!早く立ち上がれ解かされるぞ!」
慌てて立ち上がろうとするがなかなか立ち上がれない。
焦っているためか、さっきの衝撃からか、殺されるという恐怖のためかもしれない。
今の一撃だって倒れこんだ場所が柔らかな土の上だったからこの程度で済んだのだ、もし今のが固い岩や、大木などに打ち付けられていたらどうなっていたことか足をガクガクさせながらも何とか立ち上がったルナが傍にいることを確認して私は一目散に神域に向かって走り出した。ルナがわたしに
「おい、倒さないのか?あれくらいなら魔法の一発で倒せるぞ」
と、話しかけてきたが集中力が必要な魔法がいまの状態で放てるとも思えないし。杖で殴るほど近づけるとも思わない。とりあえず逃げて落ち着こう。ルナも無理に何かさせようというわけではなくおとなしく肩に乗っている。
ああゆう感情を今までに向けられたことがなかった、純粋な殺意または獲物を前にした獣。
そこに善悪はなく弱ければ死ぬのだただそれだけ、死にたくなければ勝たなくてはならない。
いまだ体が震えているのがわかる、鼓動がいままでになく早いとにかく安全な場所へとその思いばかりがよぎる。
神域の家まで逃げ込んでやっと安心したここなら安全だ、大きくため息をつく。少し落ち着いた。
「今回はお互い想定外に出会てしまったな、今度はちゃんと索敵して遠くから魔法を放つところから始めよう、それと錬金の素材もたくさんあったのに何も拾ってこなかったな。」
う、ほんとに言って帰っただけか。いや、敵と出会うというのはああゆうことなのだろう、あの恐怖に勝てなければ戦うこともできないということがよくわかった。
それからは数日あのスライムを想像しながら魔法の練習をしたり、杖を振り回したりした。
「にゃ、もう外にはいかないのか?」
ルナに問われ、すかさず答えた
「いや、行くよ明日天気よかったら行こうね」
「急に乗り気になったな、何かあったか?」
「特にないけど、スライムを倒せないと何も始められない気がするからとりあえずできるだけ遠くから魔法で攻撃しながら、なれたら杖で倒せるようになりたい。」
「そうか、ユリナがそういうならそうしよう、ついでに自動探知をうまく使ってモンスターがどこにいるかわかるようになるといいが、できそうか?」
「でもあのスキルは自動で敵意のあるものが近ずいてくるとわかるってスキルだよ?この間みたいにお互い気づいてなかったら反応しないんじゃないかなぁ。」
「もともとは魔物探索のスキルの上位スキルだから使いこなせればモンスターの位置はわかるようになるはずだが。」
「えー、そうなんだやってみないとわからないなぁ、明日やってみよう!今日はもう明日に備えてご飯食べて寝ちゃおうね」
「うにゃ、夕飯は肉がいい」
「ルナはお肉が好きだねぇでも食べすぎだよー昨日もお肉だった!今日はおさかなにしよう、ね?」
「では、明日は肉にするのだ。」
前回は惨敗だった、明日無事戻れたらお肉でもいいなって思った。
「安心しろこの近くにいるモンスターはスライムだ。動きも鈍く、10才ほどの子供でも数人集まれば倒すことができるのだ。」
そうか子供でも倒せるなら何とかなるのか、だが本で調べたところスライムは獲物に気づかれないようにそっと近づき、獲物に飛び掛かり体内に取り込みとかしながら栄養とするのだ、雑食な為普段は草や虫などを食事にしているはず。近づかなければ向こうから襲ってくることはないのではないだろうか、それにわざわざ近づき倒すというのは少し気が引ける、正直虫でもできたら殺したくないのだ台所に出るGも出来れば、まぁあれは見たくもないが先に来るのだが。
それに取り込まれて解かされるって万一そんなことになったらかなり苦しい死に方になるんじゃないだろうか?
「あの、今日は初めての外界だしお散歩位にしとかない?」
いい言い訳出たーと思いながら言ってみた
「ユリナ、さては怖いのか?」
この三か月の間に名前で呼んでもらうことに成功した私の名を呼びながらちらりとこっちを見てくる。
「怖いかと言われると、すごく怖いです!死にたくないし殺すのもなんか怖いし!どうしよう。」
「死ぬのも怖く、殺すのも怖い、両方怖いなら死ぬのは一回で済むぞ?」
ぁ、ルナが野生。弱肉強食とか言ってたもんね。
でも確かにここから離れてこの世界で生きていくには決めなくてはならない覚悟なのだろう、いやここにいたとしてもわたしは食べるのだ何らかの命を食べながら生きている。ならば与えられるばかりではなく自分で手に入れるべきではないか?いや、スライムは食べないけど。
結局のところ皆な食べていくために何らかの形で働いているのだろう、ならば私も今覚悟を決めよう。
「ルナ、私行くよ。外界に行ってみる」
外界には野原と森しか見えない。
「森の中に錬金の素材があるぞ」
そういわれ注意しながら入ってくが何やら薬草がたくさん生えていたりキノコ生えていたりうろうろしていたら。
ドンと全身に衝撃が走った。わたしはいま、大き目のバランスボールくらいの饅頭型のプルプルした生き物に弾き飛ばされた、おそらくこれがスライムなのだろう。ルナも言っている
「スライムだ!早く立ち上がれ解かされるぞ!」
慌てて立ち上がろうとするがなかなか立ち上がれない。
焦っているためか、さっきの衝撃からか、殺されるという恐怖のためかもしれない。
今の一撃だって倒れこんだ場所が柔らかな土の上だったからこの程度で済んだのだ、もし今のが固い岩や、大木などに打ち付けられていたらどうなっていたことか足をガクガクさせながらも何とか立ち上がったルナが傍にいることを確認して私は一目散に神域に向かって走り出した。ルナがわたしに
「おい、倒さないのか?あれくらいなら魔法の一発で倒せるぞ」
と、話しかけてきたが集中力が必要な魔法がいまの状態で放てるとも思えないし。杖で殴るほど近づけるとも思わない。とりあえず逃げて落ち着こう。ルナも無理に何かさせようというわけではなくおとなしく肩に乗っている。
ああゆう感情を今までに向けられたことがなかった、純粋な殺意または獲物を前にした獣。
そこに善悪はなく弱ければ死ぬのだただそれだけ、死にたくなければ勝たなくてはならない。
いまだ体が震えているのがわかる、鼓動がいままでになく早いとにかく安全な場所へとその思いばかりがよぎる。
神域の家まで逃げ込んでやっと安心したここなら安全だ、大きくため息をつく。少し落ち着いた。
「今回はお互い想定外に出会てしまったな、今度はちゃんと索敵して遠くから魔法を放つところから始めよう、それと錬金の素材もたくさんあったのに何も拾ってこなかったな。」
う、ほんとに言って帰っただけか。いや、敵と出会うというのはああゆうことなのだろう、あの恐怖に勝てなければ戦うこともできないということがよくわかった。
それからは数日あのスライムを想像しながら魔法の練習をしたり、杖を振り回したりした。
「にゃ、もう外にはいかないのか?」
ルナに問われ、すかさず答えた
「いや、行くよ明日天気よかったら行こうね」
「急に乗り気になったな、何かあったか?」
「特にないけど、スライムを倒せないと何も始められない気がするからとりあえずできるだけ遠くから魔法で攻撃しながら、なれたら杖で倒せるようになりたい。」
「そうか、ユリナがそういうならそうしよう、ついでに自動探知をうまく使ってモンスターがどこにいるかわかるようになるといいが、できそうか?」
「でもあのスキルは自動で敵意のあるものが近ずいてくるとわかるってスキルだよ?この間みたいにお互い気づいてなかったら反応しないんじゃないかなぁ。」
「もともとは魔物探索のスキルの上位スキルだから使いこなせればモンスターの位置はわかるようになるはずだが。」
「えー、そうなんだやってみないとわからないなぁ、明日やってみよう!今日はもう明日に備えてご飯食べて寝ちゃおうね」
「うにゃ、夕飯は肉がいい」
「ルナはお肉が好きだねぇでも食べすぎだよー昨日もお肉だった!今日はおさかなにしよう、ね?」
「では、明日は肉にするのだ。」
前回は惨敗だった、明日無事戻れたらお肉でもいいなって思った。
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