22 / 196
孤独な凱旋
しおりを挟む
「ゼロさんが居ません」
ゼロが姿を消したことに気付いたシーナが周囲を見渡す。
「ゼロ、まさか1人で都市に戻ったんじゃ?」
「以前に私達やレナさんが助けられた時もそうでした」
レナやセイラも慌ててゼロの姿を探すもその姿はどこにもなかった。
「あんな怪我で万が一のことがあったらどうするんですか!レナさん、直ぐに後を追いましょう」
シーナとレナはそれぞれ伝令用の馬を駆って血痕を辿りつつ東に向かった。
徒歩の怪我人と馬の足ではその速度の差は歴然で、2人は直ぐにゼロに追いついた。
「ゼロさんっ!」
「ゼロっ!何をしているんですか!」
2人に呼び止められて振り向いたゼロは不思議そうな顔をした。
顔色は酷く悪い、血が足りていないのだろう。
「?何って、風の都市に帰るんですが?なんとか出血は止まりましたけど、流石に無理をしたので早く帰って治療しようと思いまして」
ゼロの言葉を聞いたシーナとレナは顔を見合わせ後に声を揃えて叫んだ。
「「貴方は今も無理をしているんですよ!」」
シーナは諭すように続けた。
「ゼロさん、皆と一緒に帰れば良いじゃないですか?今回の戦いの最大の功労者は間違いなく貴方なんですよ。風の都市では勝利の知らせを受けて住民達が歓喜の声で迎えてくれる筈です。」
ゼロは顔をしかめた。
「歓喜の中に迎えられるなんて嫌ですよ。私はただ自分の仕事を全うしただけです。称えられるようないわれはありませんよ」
ゼロの言葉にレナが怒りを露わにする。
「なぜそんなにひねくれているんですか。今回の戦いで貴方程活躍した者はいないんですよ」
「そうですよ。いつもいつも周りに理解されなくて、それでもゼロさんは頑張ってきたんでしょう?今回の活躍を知って貰えれば皆のゼロさんを見る目もきっと変わりますよ。ゼロさんのことを理解してもらういい機会じゃないですか?」
しかし、ゼロの表情は変わらなかった。
「2人共、何を言っているんですか?私は死霊術師ですよ。死霊を使役する、倫理に反する者です。理解なんてされてはいけないのですよ。どんなに功績をあげようとも後ろ指を指されこそすれ、誉め称えられるべきではないのです。そんなことは倫理的に許されませんよ」
ゼロの話を聞いてシーナは無性に悲しくなった。
「だったらなぜゼロさんは報われもしないネクロマンサーを続けているんですか?」
ゼロは肩を竦めた。
「自分の職業に誇りを持ち、全うする。これは私の問題であり、その評価を他人に委ねるつもりはありません」
ゼロは踵を返して歩き出す。
「2人共、早く皆のところに戻ってください。シーナさんはギルド職員として、レナさんも冒険者として皆と凱旋してください」
レナが首を振る。
「だったら私も貴方と一緒に行きます」
「お断りします。貴女と私はパーティーメンバーでもありませんし。それに、西方を受け持った者が誰もいないんじゃギルドが困るんじゃないですか?」
そのまま歩き去ろうとするゼロの姿に慌てたシーナは
「ゼロさん、せめて馬を使って下さい」
「いえ、私は馬には乗れません。死霊の気を纏っているせいか、馬が怯えるんですよ。私を迎えにきたあのギルド職員は凄いですね、その私を乗せて馬を操ってましたよ」
ゼロは振り返ることなく片手を振りながら歩き去った。
ゼロが風の都市に帰還した時、市民達は勝利と危機が回避された喜びに湧き上がっていた。
そんな中で門を守る衛士のチェックを済ませ、通りを歩くゼロを気にとめる者は皆無であった。
先に帰還していた衛士達を称える者、犠牲者の死を悼む者、冒険者達の帰還を心待ちにする者で溢れかえり、たった1人で帰還したゼロのことなど誰も気が付いていない。
その人混みをすり抜けてゼロは怪我の治療をするために自らの居宅へ向かい歩を進めた。
誰からも称えられない、誰の目にも止まらない孤独な凱旋だった。
ゼロの帰還から数刻の後、冒険者達が凱旋した。
彼等を迎えた住民の全てが彼等を称え、帰還することの出来なかった者を悼んだ。
そんな中にありながらシーナはやるせない思いを抱いていた。
「確かに彼等も称賛されて当然ですが、ゼロさんはどうなんですか?本来は一番に称えられるべきはゼロさんです。それなのに・・・」
レナも同じ気持ちだった。
「ゼロはただひたすらに自ら孤独の道を歩んでいる。報われることなど全く望んでいないのに、他人のために命を掛けて戦っている。ゼロの行く先に一体何があるというの?」
鳴り止まない歓喜の声の中、2人は迎えた人々に笑顔で応えることが出来なかった。
人々の喜びは日が暮れても止むことはなく、都市のそこかしこで酒が振る舞われ、冒険者達の勝利の宴が行われ、この夜はまるで祭のように盛り上がりいつまでも賑わいを見せていた。
冒険者達が勝利の美酒に酔っていた頃、ゼロは居宅の中の椅子に座ったまま意識を失っていた。
帰宅してストックしてあった傷薬と回復薬で治療を施したが、その時点で体力が限界を迎え、失神してしまったのだ。
そんな中でゼロの背後に歩み寄る者がいた。
ノックしても反応が無く、鍵も掛けられいない扉から立ち入ると座ったまま意識を失っているゼロに気付いた。
額に手を当ててみると、傷のせいか高熱を出している。
何かを唱えるとゼロをベッドまで運び、傷に清潔な布を、額には水で冷やした布を当てた。
その者はゼロの傍らに座り、様子を見ていたが、夜明け前に熱が下がったのを見届けると
「もう大丈夫ですね」
そっと立ち去っていった。
ゼロが姿を消したことに気付いたシーナが周囲を見渡す。
「ゼロ、まさか1人で都市に戻ったんじゃ?」
「以前に私達やレナさんが助けられた時もそうでした」
レナやセイラも慌ててゼロの姿を探すもその姿はどこにもなかった。
「あんな怪我で万が一のことがあったらどうするんですか!レナさん、直ぐに後を追いましょう」
シーナとレナはそれぞれ伝令用の馬を駆って血痕を辿りつつ東に向かった。
徒歩の怪我人と馬の足ではその速度の差は歴然で、2人は直ぐにゼロに追いついた。
「ゼロさんっ!」
「ゼロっ!何をしているんですか!」
2人に呼び止められて振り向いたゼロは不思議そうな顔をした。
顔色は酷く悪い、血が足りていないのだろう。
「?何って、風の都市に帰るんですが?なんとか出血は止まりましたけど、流石に無理をしたので早く帰って治療しようと思いまして」
ゼロの言葉を聞いたシーナとレナは顔を見合わせ後に声を揃えて叫んだ。
「「貴方は今も無理をしているんですよ!」」
シーナは諭すように続けた。
「ゼロさん、皆と一緒に帰れば良いじゃないですか?今回の戦いの最大の功労者は間違いなく貴方なんですよ。風の都市では勝利の知らせを受けて住民達が歓喜の声で迎えてくれる筈です。」
ゼロは顔をしかめた。
「歓喜の中に迎えられるなんて嫌ですよ。私はただ自分の仕事を全うしただけです。称えられるようないわれはありませんよ」
ゼロの言葉にレナが怒りを露わにする。
「なぜそんなにひねくれているんですか。今回の戦いで貴方程活躍した者はいないんですよ」
「そうですよ。いつもいつも周りに理解されなくて、それでもゼロさんは頑張ってきたんでしょう?今回の活躍を知って貰えれば皆のゼロさんを見る目もきっと変わりますよ。ゼロさんのことを理解してもらういい機会じゃないですか?」
しかし、ゼロの表情は変わらなかった。
「2人共、何を言っているんですか?私は死霊術師ですよ。死霊を使役する、倫理に反する者です。理解なんてされてはいけないのですよ。どんなに功績をあげようとも後ろ指を指されこそすれ、誉め称えられるべきではないのです。そんなことは倫理的に許されませんよ」
ゼロの話を聞いてシーナは無性に悲しくなった。
「だったらなぜゼロさんは報われもしないネクロマンサーを続けているんですか?」
ゼロは肩を竦めた。
「自分の職業に誇りを持ち、全うする。これは私の問題であり、その評価を他人に委ねるつもりはありません」
ゼロは踵を返して歩き出す。
「2人共、早く皆のところに戻ってください。シーナさんはギルド職員として、レナさんも冒険者として皆と凱旋してください」
レナが首を振る。
「だったら私も貴方と一緒に行きます」
「お断りします。貴女と私はパーティーメンバーでもありませんし。それに、西方を受け持った者が誰もいないんじゃギルドが困るんじゃないですか?」
そのまま歩き去ろうとするゼロの姿に慌てたシーナは
「ゼロさん、せめて馬を使って下さい」
「いえ、私は馬には乗れません。死霊の気を纏っているせいか、馬が怯えるんですよ。私を迎えにきたあのギルド職員は凄いですね、その私を乗せて馬を操ってましたよ」
ゼロは振り返ることなく片手を振りながら歩き去った。
ゼロが風の都市に帰還した時、市民達は勝利と危機が回避された喜びに湧き上がっていた。
そんな中で門を守る衛士のチェックを済ませ、通りを歩くゼロを気にとめる者は皆無であった。
先に帰還していた衛士達を称える者、犠牲者の死を悼む者、冒険者達の帰還を心待ちにする者で溢れかえり、たった1人で帰還したゼロのことなど誰も気が付いていない。
その人混みをすり抜けてゼロは怪我の治療をするために自らの居宅へ向かい歩を進めた。
誰からも称えられない、誰の目にも止まらない孤独な凱旋だった。
ゼロの帰還から数刻の後、冒険者達が凱旋した。
彼等を迎えた住民の全てが彼等を称え、帰還することの出来なかった者を悼んだ。
そんな中にありながらシーナはやるせない思いを抱いていた。
「確かに彼等も称賛されて当然ですが、ゼロさんはどうなんですか?本来は一番に称えられるべきはゼロさんです。それなのに・・・」
レナも同じ気持ちだった。
「ゼロはただひたすらに自ら孤独の道を歩んでいる。報われることなど全く望んでいないのに、他人のために命を掛けて戦っている。ゼロの行く先に一体何があるというの?」
鳴り止まない歓喜の声の中、2人は迎えた人々に笑顔で応えることが出来なかった。
人々の喜びは日が暮れても止むことはなく、都市のそこかしこで酒が振る舞われ、冒険者達の勝利の宴が行われ、この夜はまるで祭のように盛り上がりいつまでも賑わいを見せていた。
冒険者達が勝利の美酒に酔っていた頃、ゼロは居宅の中の椅子に座ったまま意識を失っていた。
帰宅してストックしてあった傷薬と回復薬で治療を施したが、その時点で体力が限界を迎え、失神してしまったのだ。
そんな中でゼロの背後に歩み寄る者がいた。
ノックしても反応が無く、鍵も掛けられいない扉から立ち入ると座ったまま意識を失っているゼロに気付いた。
額に手を当ててみると、傷のせいか高熱を出している。
何かを唱えるとゼロをベッドまで運び、傷に清潔な布を、額には水で冷やした布を当てた。
その者はゼロの傍らに座り、様子を見ていたが、夜明け前に熱が下がったのを見届けると
「もう大丈夫ですね」
そっと立ち去っていった。
0
お気に入りに追加
286
あなたにおすすめの小説

出戻り国家錬金術師は村でスローライフを送りたい
新川キナ
ファンタジー
主人公の少年ジンが村を出て10年。
国家錬金術師となって帰ってきた。
村の見た目は、あまり変わっていないようでも、そこに住む人々は色々と変化してて……
そんな出戻り主人公が故郷で錬金工房を開いて生活していこうと思っていた矢先。王都で付き合っていた貧乏貴族令嬢の元カノが突撃してきた。
「私に貴方の子種をちょうだい!」
「嫌です」
恋に仕事に夢にと忙しい田舎ライフを送る青年ジンの物語。
※話を改稿しました。内容が若干変わったり、登場人物が増えたりしています。
絶対婚約いたしません。させられました。案の定、婚約破棄されました
toyjoy11
ファンタジー
婚約破棄ものではあるのだけど、どちらかと言うと反乱もの。
残酷シーンが多く含まれます。
誰も高位貴族が婚約者になりたがらない第一王子と婚約者になったミルフィーユ・レモナンド侯爵令嬢。
両親に
「絶対アレと婚約しません。もしも、させるんでしたら、私は、クーデターを起こしてやります。」
と宣言した彼女は有言実行をするのだった。
一応、転生者ではあるものの元10歳児。チートはありません。
4/5 21時完結予定。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
地獄の手違いで殺されてしまったが、閻魔大王が愛猫と一緒にネット環境付きで異世界転生させてくれました。
克全
ファンタジー
「第3回次世代ファンタジーカップ」参加作、面白いと感じましたらお気に入り登録と感想をくださると作者の励みになります!
高橋翔は地獄の官吏のミスで寿命でもないのに殺されてしまった。だが流石に地獄の十王達だった。配下の失敗にいち早く気付き、本来なら地獄の泰広王(不動明王)だけが初七日に審理する場に、十王全員が勢揃いして善後策を協議する事になった。だが、流石の十王達でも、配下の失敗に気がつくのに六日掛かっていた、高橋翔の身体は既に焼かれて灰となっていた。高橋翔は閻魔大王たちを相手に交渉した。現世で残されていた寿命を異世界で全うさせてくれる事。どのような異世界であろうと、異世界間ネットスーパーを利用して元の生活水準を保証してくれる事。死ぬまでに得ていた貯金と家屋敷、死亡保険金を保証して異世界で使えるようにする事。更には異世界に行く前に地獄で鍛錬させてもらう事まで要求し、権利を勝ち取った。そのお陰で異世界では楽々に生きる事ができた。

あなたがそう望んだから
まる
ファンタジー
「ちょっとアンタ!アンタよ!!アデライス・オールテア!」
思わず不快さに顔が歪みそうになり、慌てて扇で顔を隠す。
確か彼女は…最近編入してきたという男爵家の庶子の娘だったかしら。
喚き散らす娘が望んだのでその通りにしてあげましたわ。
○○○○○○○○○○
誤字脱字ご容赦下さい。もし電波な転生者に貴族の令嬢が絡まれたら。攻略対象と思われてる男性もガッチリ貴族思考だったらと考えて書いてみました。ゆっくりペースになりそうですがよろしければ是非。
閲覧、しおり、お気に入りの登録ありがとうございました(*´ω`*)
何となくねっとりじわじわな感じになっていたらいいのにと思ったのですがどうなんでしょうね?

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?
おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました!
皆様ありがとうございます。
「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」
眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。
「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」
ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。
ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視
上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

転生令嬢の食いしん坊万罪!
ねこたま本店
ファンタジー
訳も分からないまま命を落とし、訳の分からない神様の手によって、別の世界の公爵令嬢・プリムローズとして転生した、美味しい物好きな元ヤンアラサー女は、自分に無関心なバカ父が後妻に迎えた、典型的なシンデレラ系継母と、我が儘で性格の悪い妹にイビられたり、事故物件王太子の中継ぎ婚約者にされたりつつも、しぶとく図太く生きていた。
そんなある日、プリムローズは王侯貴族の子女が6~10歳の間に受ける『スキル鑑定の儀』の際、邪悪とされる大罪系スキルの所有者であると判定されてしまう。
プリムローズはその日のうちに、同じ判定を受けた唯一の友人、美少女と見まごうばかりの気弱な第二王子・リトス共々捕えられた挙句、国境近くの山中に捨てられてしまうのだった。
しかし、中身が元ヤンアラサー女の図太い少女は諦めない。
プリムローズは時に気弱な友の手を引き、時に引いたその手を勢い余ってブン回しながらも、邪悪と断じられたスキルを駆使して生き残りを図っていく。
これは、図太くて口の悪い、ちょっと(?)食いしん坊な転生令嬢が、自分なりの幸せを自分の力で掴み取るまでの物語。
こちらの作品は、2023年12月28日から、カクヨム様でも掲載を開始しました。
今後、カクヨム様掲載用にほんのちょっとだけ内容を手直しし、1話ごとの文章量を増やす事でトータルの話数を減らした改訂版を、1日に2回のペースで投稿していく予定です。多量の加筆修正はしておりませんが、もしよろしければ、カクヨム版の方もご笑覧下さい。
※作者が適当にでっち上げた、完全ご都合主義的世界です。細かいツッコミはご遠慮頂ければ幸いです。もし、目に余るような誤字脱字を発見された際には、コメント欄などで優しく教えてやって下さい。
※検討の結果、「ざまぁ要素あり」タグを追加しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる