墜ちた女神の嘆きと罪

第17回ファンタジー小説大賞参加中! 現在の順位:813
君を守りたかった。そのためなら、俺はどんなことでもすると誓った。
町外れの森に住む孤児のシュカは、ある日森の中で異国からやってきたキサナという少女と出会う。
キサナは九つの災厄をもたらす魔族の一人〝闇の女王〟に母を殺され魂を奪われてしまった。
その闇の女王が森の奥深くにある洞窟に封じられているという。

母の魂を取り戻そうとするキサナの手伝いをしようと決意したシュカは、キサナとともに森の洞窟に向かう。が、戦いによって、キサナの母の身体を憑代にした闇の女王そのものを蘇らせてしまった。

キサナとの戦いによって力を削がれた闇の女王は、力を取り戻すためシュカの体内に潜んでしまう。

『十年後、シュカが初めて口づけを交わした女性を憑代とし再び蘇る』

と、そう言い残して。

何が本当。
何が偽り。

真実にたどり着いたその時、シュカとキサナの思いの行き先は──。
24h.ポイント 285pt
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